今やEDMシーンの伝説的ユニット、Swedish House Mafiaや、現在はAxwell Λ Ingrossoとして活躍するスウェーデン出身のDJ、Axwellが主宰するレーベル「Axtone Records」。
6月30日(金)、8月4日(金)、 9月15日(金)と3回に渡って大阪のJouleで、また東京のCAMELOTでは7月1日(土)、8月5日(土)、9月16日(土)とこちらも3回に渡って開催されることが決定しています。
今回、大阪を中心に活躍するTAKU-HEROさんと$HOWGOさんとのコラボ企画でイベントの予習としてもピッタリな「Axtone Mix」を制作、ならびにアーティストや曲の紹介もしていきたいと思います!
まず第1回目は ShapovとMEG \ NERAKそしてDave Winnelが出演ということで、この3名中心のミックスを作ったので、是非聴いて下さい!
目次
「Axtone Records」とは
ミックスを聴いてもらう前に「Axtone Records」についてあまり知らないという方のために軽く説明します。
「Axtone Records」とはスウェーデン出身のDJ、Axwellが2005年に立ち上げたレーベルで、はじめはAxwellが“Watch The Sunrise”や“I Found U”といった自分の曲をリリースするために作ったのですが、その後多くのアーティストと契約し今では人気レーベルまでに成長しました。
2015年のADEではアメリカの大手音楽配信サイト、Beatportとタッグを組んでBoat Partyを開催し、2016年にはTomorrowlandで「Axtone Stage」が設けられ、2017年はMiami Music Week期間中に「Axtone Miami Pool Party」が開催されたことことからもその人気度が伺えるかと思います。
そんな世界的にも人気なレーベルパーティーが「Axtone Night」として日本に初上陸!
大阪のClub jouleで6月30日(金)に行われる記念すべき第1回目には、ShapovとMEG \ NERAK, Dave Winnelの3組が登場ということで、3組の紹介を簡単にしたいと思います。
Shopovとは
Shapov(シャポフ)は以前MNNでも紹介したことがありますが、ロシア出身のDJ/プロデューサー。
「Shapov」としてソロで活動する前は「Hard Rock Sofa(ハード・ロック・ソファ)」としてデュオで活動していたことでも有名です。
Shapovはイビサ島の人気クラブ、UshuaiaのクロージングパーティーでAxwell Λ IngrossoがShapovをステージに呼び共演を果たすなど相当信頼を置かれているAxtoneの看板DJのひとりと言えます!
過去のShapovの記事に彼の詳しい経歴からオススメ曲、またHard Rock Sofaについても触れているので是非チェックしてみて下さい。
MEG \ NERAKとは
MEG \ NERAK(メグ&ネラク)とはロシア出身のデュオ。
MEGは本名Eduard Magaev、NERAKは本名Karen Bikirovで2人ともロシア・モスクワ生まれでもともとソロで活動しており、2012年に結成し2013年に「DJ M.E.G. & N.E.R.A.K.」としてリリースした“Rock The Beat”で注目を浴びます。
彼らのインスタグラムをチェックしている人はご存知かと思いますが、MEGは世界クラスのストリートダンサーとしても活躍、またNERAKは空いた時間があればジムでトレーニングに励んでいることもあって、2人揃ってなかなかのマッチョ具合です。笑
彼らはAfrojackのレーベル、Wall Recordingからリリースした“Concorde”やSebastian Ingrossoのレーベル、Refune Musicから出した“Rocking”、現在彼らのホームとも言えるAxwellのレーベル、Axtoneから多くのヒット曲を生み出し人気を獲得していきました!
Axtonから出した“Get Down”は、 TomorrowlandでAxwell/\Ingrossoによって初披露されたことも話題になりましたね。
また上で紹介したShapovとは“Dream About It”や“Party People”, “Breathing Deeper” 、一緒に制作したEP『Everybody』など多数コラボもしています。
そのほかにもフリーダウンロードでアップしたJames Brownへのトリビュートソング“Funky”も外せない1曲でしょう。
彼らの曲はとにかく色んなステージでかけられ、AlessoやDiplo, David Guetta, Hardwell, Dimitri Vegas & Like Mike, Sander Van Doornなどなど多くのトップDJたちからも絶大な支持を受けています!
また自身もTomorrowlandやUshuaïa、Aquariusなど世界各国のフェスやクラブに出演しアジアツアーも行うなどブレイク間違いなしのアーティストです!
Dave Winnelとは
Dave Winnelとはオーストラリア出身のDJ/プロデューサー。
14歳の頃に初めて参加したレイヴが音、雰囲気ともにクレイジーで衝撃を受け、この日をきっかけに全ての時間とお金をDJとプロデュースに過ごすことを決意します。
オーストラリア出身ですがスタイルはメロボルン・バウンスではないのも面白く、自身のサウンドを「アグレッシブ・ハウス」と呼んでいます。
アグレッシブなエナジー感じるグルーヴ・ハウスが魅力で、2013年に出した“Achtung!”で一気に火が付き、“Old School”や“Don’t Stop”, “Money”といった代表曲は耳にしたことがある方も多いはず!
また自身のセットにマッチさせるために制作したというLost FrequenciesやArmin Van Buuren, Clean Bandit, Bastilleといったアーティストの曲のリミックスは、オリジナルとともに色んなステージでプレイされています。
“Mosquito”という曲があるのですが、この曲は彼がスタジオで作業していたときに蚊が入ってきて飛ぶ音にインスパイアされて作ったそうです。
またDave WinnelのセットでほぼかかるTwenty One Pilotsの“Stressed Out”リミックスもオススメで、オリジナルの持つエネルギーは保ちつつブレイクダウンは落としてグルーヴハウスへと持っていく部分が好きです。
Armin van Buurenとコラボした“The Race”や彼の“Strong Ones”をリミックスするなどトランスシーンの重鎮からも一目置かれているのです。
そんなこともあってAxtoneだけでなくArmin van Buurenのレーベル、Armada Musicからも多数リリースしており、クラブ向けな曲はAxtoneから、ラジオ受けの良い曲はArmadaという分け方をしているとのこと。
余談になるのですが、 Dave Winnelはハットなど被り物をしてDJすることが多い理由は、「自身の髪が薄いのを隠すため」とNE-YOと同じような理由を自身で語っていました。
またTumblrに上げた色んなDJたちが頭を掻いている写真をまとめたブログも人気なのでチェックしてみて下さい。
https://djsscratchingtheirheads.tumblr.com/
TAKU-HERO × $HOWGOによるスペシャル「Axtone Mix」!
大阪を中心に活躍するTAKU-HEROさんと$HOWGOさんとタイアップして、「Axtone Night」のためだけに「Axtone Mix」を制作して頂きました。
今回、6月30日(金)に出演する3名の代表曲を中心としたMixとなっているので、是非イベントの予習として聴いてみて下さい!
下ではMNNがそのなかから幾つかオススメ曲をピックアップして紹介致します!
2. Shapov vs M.E.G. & N.E.R.A.K. – Everybody
ShapovがM.E.G. & N.E.R.A.K.とともに制作したEP『Everybody』のタイトルナンバーでもあるこの曲はヒップホップ × ハウスを意識しており、ヴォーカルチョップを多用したメロディも印象的です!
5. Shapov vs M.E.G. & N.E.R.A.K. – Party People
こちらもShapovとM.E.G. & N.E.R.A.K.のコラボ・ナンバーで、Shapov自身初のEP『Shapov』収録曲。
2015年、2016年のTomorrowlandはじめ色んなセットでかけられた人気曲のひとつで、90年代のエレクトロニックミュージックを彷彿とさせるようなグルーヴィー感がたまりません!
7. Shapov & MEG \ NERAK – Breathing Deeper
もはやShapovとM.E.G. & N.E.R.A.K.のコラボは間違いありませんね!
2017年のMMW(Miami Music Week)で初披露され一気に注目が集まったこの曲は、ShapovのEP『Four Corners』に収録されており、ハートウォーミングな男性ヴォーカルとトロピカルハウス風なサウンドが心地よいです!
9. Robbie Rivera ft. Shawnee Taylor – Falling Deeper (Dave Winnel’s Energy Mix)
この曲は当時、Axwell Λ Ingrossoがマイアミのショーケースで初披露したことで火が付き、垣間見れるベースサウンドがカッコイイです!
ハウスとエレクトロの要素を組み合わせたこの「Energy Mix」のほかにもうひとつ、モダンでディスコタッチな「Alternate Mix」と2つのバージョンを制作しているので聞き比べてみても面白いかと思います!
10. Afrojack, Mike Taylor – SummerThing! (Shapov Vs. M.E.G. & N.E.R.A.K. Remix)
Shapov × MEG \ NERAKの組み合わせは結構多く、AfrojackがMike Taylorをフィーチャーした“Summerthing”も共同でリミックスしています。
DefJamからリリースされたこの曲はオリジナルよりも好きだと言う人続出で各方面から称賛され、Hardwellもこの曲を自分のセットでかけていたのも印象深いです!
このリミックスもそうですが、Shapov Vs. M.E.G. & N.E.R.A.K.のように“&”ではなく“vs”としているのは、すでに他のアーティスト(この場合はShapov)が先に作ったリミックスを後からもう一方のアーティスト(この場合は、M.E.G. & N.E.R.A.K.)が手を加えたとき、要は別々で作ったときに使用されます。
一緒にスタジオに入って作った場合は“&”とされることが多いのです。
13. Alesso – Heroes (We Could Be) ft. Tove Lo (Hard Rock Sofa & Skidka Remix)
Alessoの人気曲“Heroes (We Could Be)”のリミックスEP収録で、Hard Rock SofaとSkidkaが共同でリミックス。
Hard Rock SofaはShapovが現在のソロプロジェクトを行う前にDenis Chepikovと一緒に活動していたデュオで、Skidkaはロシア出身のDJでHardwellのレーベル、Revealed Recordingsからも曲を出しています。
Alessoも自分のセットでかけるほど気に入っており、ドロップの音も前半と後半で変化するのも面白いです!
ちなみにHard Rock Sofa × Skidkaは、このMixの16曲目に入れている“Arms Around Me”でもタッグを組んでいます!
15. Dave Winnel – Old School
Steve Angelloがレジデントを務めるBBC Radio 1で初めてプレイされたこの曲は、Dave WinnelのAxtoneから出す1発目のオリジナルシングルでもあります。
絶えず現れるホルンの音にトラップ風なブレイクがマッチしていますが、なによりドロップのヘビーなサウンドが魅力的で、Tiesto, Steve Angello, David Guetta, Thomas Goldらにサポートされました!
18. Shapov & Beverly Pills – Some People
DJ/プロデューサー・デュオのBeverly Pillsとコラボしたこの曲もShapovのEP『Four Corners』収録曲で、Shapovが2016年のTomorrowlandのAxtoneステージに出演した際に初披露しました!
“Belong”よりの美メロ路線でこのEPのなかでも1,2を争う人気曲となっています!
※本当は全曲しっかりと紹介したいところですが、曲数も多く長くなりすぎるのでピックアップという形で割愛させていただきます。
- TAKU-HERO
大阪にある国内No.1のDJと楽曲の専門スクール「TryHard DJ Academy」の講師も務めるほか、Hardwellのレーベル、Revealed Recordingsからも曲をリリースするなどDJとしてもプロデューサーとしても大活躍する今注目の日本人アーティストのひとり。
https://https://www.facebook.com/takuhero/
https://twitter.com/djtakuhero?lang=ja
https://soundcloud.com/takuhero
https://www.instagram.com/djtakuhero
- $HOWGO
https://twitter.com/showgo_dj
https://www.mixcloud.com/DJSHOWGO/
https://www.instagram.com/showgo_dj/?hl=ja
まずは6/30に「Axtone Night」第1回目が開催!
上でもお伝えしましたが、6月30日(金)「Axtone Night」の第1回目が、大阪の人気音箱である Club jouleにて開催されます。
https://twitter.com/Axtone/status/877576523267670016
イベントの予習として3名のアーティストの紹介を読み、彼らの代表曲をしっかり詰め込んだMixを聴いて参加することで何倍も楽しめるはずです!
またAxtoneの3名に加え、日本からは最近Hardwellのレーベル、Revealed Recordingsから“Fun Lovin”をリリースし、今回のミックスも手掛けてくれたTAKU-HEROさんも出演するのでこちらも見逃せません!
また第2回目の8月4日(金)には、KO:YUとNEW_ID, WILL Kが、第3回目の9月15日(金)には、D.O.Dとklahr, Corey Jamesといずれも豪華なラインナップとなっています!
フェスではなくクラブでこんなに豪華なアーティストを一気に見れる機会は滅多にないので、是非3回とも全て参加されて下さい!
また東京のclub CAMELOTではそれぞれ翌日の7月1日(土)、8月5日(土)、9月16日(土)に同じ3組で「Axtone Night」が開催されるので関東圏の方々も要チェックですよ!
http://www.clubcamelot.jp/event_content.php?id=642
【2017.6.30(金) Axtone Label Night @ Club joule】
OPEN 22:00-
ADV 2500yen
DOOR 3000yen
Axtone DJ
Shapov / MEG \ NERAK / Dave Winnel
Main DJ
beatman / TAKU-HERO / SHINJI
前売りチケット
iFLYER https://iflyer.tv/AxtoneNightOsaka/
e-チケット
http://iflyer.tv/AxtoneNightOsaka/tickets/
http://ifyr.tv/X1czw
おわりに
いかがでしたか。
6月30日(金)のイベント開催まで1週間をきりました。
イベント当日に向け特製の「Axtone Mix」を聴いて気持ちを高めてもらえたら幸いです。
また8月4日(金)の第2回目と9月15日(金)の第3回目開催前にも、今回のようにTAKU-HEROさんと$HOWGOさんとタイアップしてMixおよびアーティスト・曲紹介をした記事をアップする予定ですのでお楽しみに!
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