2017年10月1日(日)、福岡のシーサイドももち海浜公園地行浜ビーチ 特設会場でダンスミュージックビーチフェス「EXTREME BEACH FESTIVAL」が開催されます。
開催まで残り約1週間となりましたが、なんとゲストにThird ≡ Party(サード・パーティ)とHarrison(ハリソン)の出演が急遽決定しました!
Third ≡ Partyについては以前記事で紹介したので、今回は予習の意味も含めてHarrison(ハリソン)について紹介したいと思います!
目次
- 1 Harrisonとは
- 2 Hardwellからオファーを受けヒット曲誕生!
- 3 シンガーだけでなくDJ、プロデュサーとしても大活躍!
- 4 「EXTREME BEACH FESTIVAL」で来日決定!
- 5 Harrisonのオススメ曲
- 5.1 Hardwell feat. Harrison – Sally
- 5.2 VINAI – The Wave ft. Harrison
- 5.3 VINAI & Harrison – Sit Down
- 5.4 Kill The Buzz & Harrison – Once Upon A Time
- 5.5 Thomas Gold, Harrison & HIIO – Take Me Home
- 5.6 Steve Aoki – Holding Up The World ft. Harrison & Albin Myers
- 5.7 Harrison X Juicy M – LA Girls
- 5.8 Laidback Luke ft. Harrison – Never Rave Again
- 5.9 Dannic & Lucky Date feat. Harrison – Mayday
- 5.10 Harrison – Bring Me Down
- 6 おわりに
Harrisonとは
Harrison(ハリソン)とは、現在24歳でイギリス出身のシンガー・ソングタイター。
ですがシンガー・ソングライターだけでなくDJやプロデュースまで全てこなしちゃうんです!
名前では分からないという方でも、David Guettaの“Aint A Party”やHardwellの“Sally”であのカッコイイヴォーカルを務めているシンガーと言えばピンとくるでしょう。
まずは彼の生い立ちについて少し説明しましょう。
イギリスの田舎町キングスリンで生まれ育ち、自らのバーを営む母親と一緒にそのバーで生活していたHarrison。
そのバーでは母親の手伝いをしつつ、当時から歌うことが好きだったためお客さんに歌を歌って聞かせていました。
さらに祖父と父親が大の音楽好きという影響もあって、学生のときにはピアノとギターを弾き、家でも暇さえあればずっと歌うほど音楽が好きでしたが、当時は歌手になりたいとは思っておらず、9歳から始めたラグビー一筋な少年だったそうです。
ラグビーに関しては地区の代表選手にまで選抜されるほどの腕前でしたが、15歳のときに足首を複雑骨折したためプロのラグビー選手になる夢を断念。
入院しているときに医者からは2度と歩けるか分からないと言われ、これからの人生について色々考えていたHarrisonは、病室で歌詞を書いていたのですが、この経験が後に役に立つことになります。
その後無事怪我も完治した頃に、海外に単身赴任していた父親がロンドンに戻ってくるということで、自身も16歳の頃にロンドンへ引越しました。
ロンドンでは大学に通いホテルのマネージメントについて学んでいましたがすぐに中退。
それと同時期にStevie WonderやMary J. Bligeなどのトップアーティストの曲を手掛けるプロデューサーと出会い、プロデュースの技術を学び、再び歌詞を書き始め自身の歌詞で曲を作ることを決意します。
その後いくつかレコーディングし出来上がった曲をとにかく色んなレーベルやプロデューサー、業界の人にメールを送って返信を待っていたところ、オランダ出身のDJ、Chuckieのマネージャーが注目し、彼のレーベル Dirty Dutchがホストを務めるイベントに招待され、そこで初めてEDMというジャンルと出会いました。
Chuckieからもダンスミュージックに挑戦してみるよう薦められて幾つか曲を送ってもらったのですが、そのなかの1曲が後の“Ain’t a Party”だったそうです。
デヴィッド・ゲッタ & GLOWINTHEDARK
価格: 250円posted with sticky on 2017.9.22
ちなみに“Aint A Party”はDirty Dutchのイベントで出会ったオランダ出身のデュオ、GLOWINTHEDARKと一緒に作り上げ、ChuckieがUltra Music Festivalでかけたりもしましたが、その段階ではまだ今の曲ではありませんでした。
その後Chuckieが色んなDJに紹介してくれてたときにDavid Guettaも耳にしたところ、すぐに虜になり自分もプロデュースに参加させた欲しいとオファーがかかり、彼のアレンジが加えられて現在の“Aint A Party”となったのです。
2013年に出した“Aint A Party”がヒットしたことでその名は一気に広まり、彼のロックシンガーのようなカッコイイ歌声がエレクトロニックミュージックと面白い化学反応を起こすと話題となり、Laidback LukeやNicky Romero, Fedde Le GrandといったトップDJたちもサポート!
Hardwellから太鼓判を押されたHarrisonは続いてDannicとLucky Dateとコラボした“Mayday”をリリースすると、この曲もBeatportのプログレッシブ・ハウスチャートで1位を獲得!
彼の進撃は止まらず、オランダの大手レーベル Spinnin’RecordsからTim MasonとMarrs TVとコラボした“Eternity”を、Armin van Buurenのレーベル Armada MusicからはThomas GoldとHIIOとコラボした“Take Me Home”をリリース。
“Take Me Home”に関してはAviciiやDimitri Vegas & Like Mike, Radio 1の看板DJ、Danny Howardからもサポートされました!
2015年にはSteve Aokiのアルバム『Neon Future II』収録の“Holding Up The World”やLaidback Lukeの初のソロアルバム『Focus』収録の“Never Rave Again”に参加し、ロンドンの人気クラブ、Ministry of Soundで行われたLaidback Lukeのアルバムリリースパーティーに一緒に出演。
同年VINAIとコラボした“The Wave”もこれまた大ヒットし、その後2016年に再び“Sit Down”でもタッグを組みました。
VINAIはチェコの人気フェス、Magnetic Festivalに出演した際、Harrisonをステージに呼んで“Sit Down”を一緒に生披露したとのですが、その時の映像からも盛り上がりが分かります!
今ではイギリスの人気フェス、SW4(South West Four)や南アフリカのH20 Festival, Tomorrowland, Ultra Music Festivalなど各国のイベントに出演したほか中国、インド、ヨーロッパそして日本を周るミニツアーまで敢行。
憧れであったイギリス出身のDJ、Judge Julesとは一緒にイビサ島のクラブでレジデントも務めるなど、シンガーそしてDJとしても売れっ子状態なのです!
現在アメリカのラッパー、Fatman Scoopとともに新曲“Body Langage”を制作中とのことで、こちらもどんな曲になっているのか気になります!
Hardwellからオファーを受けヒット曲誕生!
2014年当時“Aint A Party”はどこのクラブでもかかるほどの人気曲で、Harrisonはスペインのリゾートアイランド、マヨルカ島のクラブに引っ張りだこ状態でした。
そこで色んなトップDJたちと出会ったのですが、なかでもHardwellはHarrisonの大ファンだったそうで会ってすぐにデビューアルバム『United We Are』で一緒に曲を作って欲しいと頼まれたそうです。
そうして出来上がったのが、ロックとEDMを融合させた斬新なナンバー“Sally”。
この“Sally”の歌詞は、Harrisonがマヨルカ島で出会った実際の女性のことを歌っているのですが、なかなかなアバンチュール具合なので下の和訳から見てみてください!笑
この曲はHardwellのデビューアルバム『United We Are』のリードシングルにもなり、各方面から非常に高い評価を受け、当時フェスやクラブではかからない日がないほどヘビープレイされました!
『United We Are』のリリースパーティーにも招待されて歌を披露したのですが、今まで自腹で交通費を払い無料で出演していたHarrisonが初めて歌でギャラを貰えた瞬間でもあったのです。
2014年のAmsterdam Dance Event期間中に行われたHeineken Music Hallのショーや2015年のZiggo Domeのショーでは、Hardwellのステージに登場し1万人近くの観客の前でパフォーマンスを披露したのも印象的でした!
2017年のULTRA JAPANでも披露しましたが、まだ未発表の“Earthquake”というHardwellとのコラボ曲も控えていてこちらも楽しみです!
ちなみにSteve Aokiとのコラボ曲“Holding Up The World”もこのマヨルカ島で会ったのがきっかけで生まれたそうですよ。
スティーヴ・アオキ
価格: 250円posted with sticky on 2017.9.22
シンガーだけでなくDJ、プロデュサーとしても大活躍!
ソロナンバーだけでなく、過去にSteve AokiやDannic, Thomas Gold, VINA, Laidback LukeなどともコラボしたことのあるHarrison。
ロックのヴォーカルはフェス向きでオーディエンスをより一段盛り上げることができると考えており、また当時EDMとロックを掛け合わせたサウンドがなかったのでその道の先駆者になろうと決めました。
その考えは見事的中し、現在多くのアーティストからオファーが殺到!
基本は自身で曲や歌詞を書いてプロデューサーにアプローチをかけるそうですが、Steve AokiやDannicのときは彼らの方からある程度できあがったヴォーカルを送ってきて、それにHarrisonが調整して曲を送るというやり方を取ることもあるそうです。
ただ彼は悲しげな曲や物憂げな曲はなるべく歌わないようにしており、キャッチーなリリックとエッジの効いた歌声に合う気分が高揚するような曲を担当することを心がけているとのこと。
また歌もプロデュースも手掛けるHarrisonのショーでは歌も歌えばDJもするので、他のDJたちとは違うユニークなセットを楽しめるのも魅力のひとつ!
自身がホストを務めるラジオショー「Outlaw Radio」を聴いてもわかるように、自身の曲を挿みつつフューチャーハウスやエレクトロハウス、ビッグルームなど満遍なくかけています。
ちなみに音楽面で最も影響を受けた人物はFrank SinatraとEminem, Craig Davidだそうで、コラボしたいアーティストとしてEminem, Tiësto, Avicii, Calvin Harrisの4名を挙げていますが、この奇想天外なコラボが実現して欲しいですね!
「EXTREME BEACH FESTIVAL」で来日決定!
Harrisonは2016年に初来日を果たし札幌のRivieraと東京のELE TOKYOでパフォーマンスを行い、2017年には東京のTK SHIBUYAや広島のHerbieでもプレイしたのも記憶に新しいかと思います。
ちなみに当時来日したときはディスに―ランドとディズニーシーでガッツリ楽しんでいました!笑
https://www.youtube.com/watch?v=ppqzZF-NTy8
そんな彼が2017年10月1日(日)、福岡のシーサイドももち海浜公園地行浜ビーチ 特設会場で開催されるダンスミュージックビーチフェス「EXTREME BEACH FESTIVAL」に出演することが急遽決定!
最終ラインナップになんとThird ≡ Partyと共にHarrisonがブッキングされました!
2017年5月に大阪のAdam Lounge、6月にCLUB CAMELOTで多くのファンを沸かせ、11月には大阪のClub Piicadillyに出演が決まっているThird ≡ Partyが福岡にも来てくれるのは非常に嬉しいです!
その他、DOBERMAN INFINITY, 卍LINE, CREAM, DAISHI DANCE, KSUKE, 山猿, SHUNSEI, DJ FUMI★YEAH!, DANTZ, iamSHUM(FUTURE BOYZ), CYBERJAPAN DANCERSなど色んなシーンの旬なアーティストがラインナップされています。
またフィナーレにはスペシャルコンテンツとして『ももち浜 SKY ART 2017』と題した花火と音楽によるショーが開催!
全国花火競技大会でも有名な”花火の街 大曲”で花火の製造・販売を行う響屋大曲株式会社の花火師が手掛け、打ち上げ本数は約3,000発と仕掛け花火も予定されています。
この豪華ラインナップが福岡に集うことは珍しく、音楽と花火を楽しめるビーチフェスは福岡では初となりますので是非この機会お見逃しなく!
【EXTREME BEACH FESTIVAL】
主催 : EXTREME BEACH FESTIVAL実行委員会
日時 : 2017年10月1日(日) 開場13:00 / 開演 13:30 / 終演 21:00
会場 : シーサイドももち海浜公園地行浜ビーチ 特設会場
(〒810-0065 福岡県福岡市中央区地行浜2丁目地先)
チケット: 前売券6,500円(税込)/ 当日券7,500円(税込)
参加申込: 8月24日15時よりローソンチケットにて独占販売開始
URL : http://extremebeachfestival.com/
▼TICKET
前売券6,500円(税込)/ 当日券7,500円(税込)
ローソンチケットHMV http://l-tike.com/search/?lcd=93645
※先行チケットはオンラインのみの販売です。
※前売りが予定枚数に達した段階で当日券の販売はいたしません。
※20歳未満の入場はできません。
Harrisonのオススメ曲
Hardwell feat. Harrison – Sally
オランダ出身のDJ、Hardwellとのコラボ・ナンバー。
上で説明したので詳細は省きますが、サウンドを聴いただけだとロック要素の入ったカッコイイ曲ですが、言っていることは結構ゲスいです!笑
VINAI – The Wave ft. Harrison
イタリア出身のデュオ、VINAIとのコラボ・ナンバー。
こちらもEDMが好きな方なら何度となく聴いたことがあるはずなので、説明不要でしょう!
ドロップ前の「Everybody screaming Hell Yeah Hell Yeah!!」の部分は間違いなく大合唱が起きます!
VINAI & Harrison – Sit Down
こちらも“The Wave”同様VINAIとコラボしたナンバー。
「Get low」や「Stay down」と観客をしゃがませてからの「4・3・2・1 Are you ready? Let’s Go!!!」とジャンプさせるとこなんてアガること間違いなしです!
Kill The Buzz & Harrison – Once Upon A Time
オランダ出身のDJ、Kill The Buzzとのコラボ・ナンバー。
ロックなHarrisonのヴォーカルが響く、パンチの効いたプログレッシブ・ナンバーとなっており、これからのサマー・フェスティバルにぴったりの1曲です。
Hardwellのレーベル「Revealed Recordings」からリリースされています!
Thomas Gold, Harrison & HIIO – Take Me Home
ドイツ出身のDJ、Thomas GoldとOrtzy & Nico Hamuyからなる南アメリカ出身のデュオ、HIIOとのコラボ・ナンバー。
ピアノの伴奏とHarrisonの歌い出し部分からしてすでに感動的!!
何でもこの曲は自分祖母のことを歌詞にしており、5回目の心臓の手術をしているとき祖母が入院している病室で書いたそうで、それをThomas Goldが発見しコラボ曲を作ることにしたそうです!
Steve Aoki – Holding Up The World ft. Harrison & Albin Myers
Steve Aokiのアルバム『Neon Future Ⅱ』収録曲で、スウェーデン出身のプロデューサー、Albin Myersとともにフィーチャリングとして参加しています。
力強いエレクトロハウスサウンドにHarrisonのロックヴォーカルが加わることで曲にさらに勢いが出ました!
スティーヴ・アオキ
価格: 250円posted with sticky on 2017.9.22
Harrison X Juicy M – LA Girls
Juicy Mとのコラボ・ナンバー。
はじまりはロックらしいギターのリフでスタート!
爽やかなサマーチューンかと思いきやヘビーなドロップをかましてくるフェス向けのダンス・ナンバーとなっています!
Laidback Luke ft. Harrison – Never Rave Again
フィリピン生まれのオランダ人DJ、Laidback Lukeとのコラボ・ナンバー。
軽快なピアノの伴奏とリズミカルなビートがお洒落で、Harrisonの存在感のあるヴォーカルとマッチしています!
Dannic & Lucky Date feat. Harrison – Mayday
オランダ出身のDJ、Dannicとアメリカ出身のDJ、Lucky Dateとのコラボ・ナンバー。
Harrisonのヴォーカルをしっかり聴かせる部分とヘビーなドロップ部分のギャップがたまらなく盛り上がるフェスティバルキラートラックに仕上がっています!
Harrison – Bring Me Down
Harrisonが2015年にリリースしたソロナンバー。
ポップ寄りな爽やかなサウンドが魅力で、キャッチーな1曲となっています!
MVは2015年に行った中国ツアーのときの様子となっています!
おわりに
いかがでしたか。
Harrison(ハリソン)の曲は、どれも聴いたことがあるものばかりだったのではないでしょうか。
まさに「Ain’t A Party Without Harrison(Harrisonなくしてパーティーは成り立たない)」と言えるほど今のEDMシーンには欠かせない貴重な存在と言えます!
福岡で見られる機会は最初で最後かもしれませんので、福岡最大級のダンスミュージックビーチフェスティバル『EXTREME BEACH FESTIVAL』で生の彼の歌声とDJスキルを体感してみて下さい!
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