本日は今MNNが個人的にハマっているアーティストのひとり、Crankdat(クランクダット)について紹介します!
タイトルにもある通り、Marshmelo本人からも絶大なサポートをされているほどMarshmelloのような可愛らしいフューチャーベースを作り出したり、ときには激しめなベースミュージックを作ったりと20歳という若さで創造される音楽性は未知数。
今後間違いなくブレイクするであろうCrankdatの魅力について語りたいと思います!
目次
- 1 Crankdatとは
- 2 ヒップホップを聴いて育ち、Skrillexの曲と出会う!
- 3 Crankdatによるリミックス「Re-Crank」はどれも秀逸!
- 4 Crankdatのオススメ曲
- 4.1 Crankdat – Dollars
- 4.2 Jauz x Crankdat – I Hold Still feat. Slushii
- 4.3 Crankdat – Reasons To Run
- 4.4 Crankdat – In The Air Feat. T-Pain
- 4.5 Lookas & Crankdat – Game Over
- 4.6 Crankdat & Havok Roth – Stoopid Rich ft. TITUS
- 4.7 DJ Snake feat. Mr Hudson – Here Comes The Night (Crankdat Remix)
- 4.8 Mija – Secrets (Crankdat Remix)
- 4.9 Zeds Dead X NGHTMRE – Frontlines Ft. GG Magree (Crankdat Remix)
- 4.10 Gryffin, Illenium ft. Daya – Feel Good (Crankdat Remx)
- 4.11 Swedish House Mafia – Save the World (Crankdat Re-Crank)
- 5 おわりに
Crankdatとは
Crankdat(クランクダット)とは、アメリカ・オハイオ州出身のDJ/プロデューサー。
本名はChristian Smithで、1997年3月2日生まれの現在20歳です。
幼い頃からDJ/プロデューサーになりたかったわけではなく、陸上のアスリートになることを目指して育ったCrankdatは、アメリカのケント州立大学へ進みました。
世界レベルの成績を持ち、学費や諸経費が全額免除されるスポーツ奨学金を受けられるほどの実力を持っていましたが、高校の頃から音楽を作ることにハマったCrankdatはこの奨学金を自ら辞退し大学も自主退学。
2017年1月、真剣に音楽の道へ進むことを決意します。
というのも勉強に音楽活動にスポーツと色んな事に時間と労力を分散し寝る時間もあまり取れなかったのと、あらゆる事に手を出す者は、一芸に秀でることはできない(多芸は無芸)と思い、そのとき本当にやりたかった事(音楽)以外は全てクリアな状態にするために退学することを決めたそうで、その決断力に彼の本気度が感じられます。
彼の両親もこの決心に全く反対せず常に音楽活動をサポートしてくれたそうで、高校時代に実家に作った自作のスタジオが1番のお気に入りの場所だそうです。
まず彼は他のアーティストの楽曲のリミックスで注目されるようになったのですが、なかでも有名なのがアメリカのラッパー、Fetty Wapのヒット曲“Trap Queen”のリミックス。
Crankdatがまだ10代のときに制作したこのリミックスは、現在YouTubeで1億500万回以上再生されるほどの人気曲となり、このリミックスがきっかけでSkrillexやThe Chainsmokers, DJ Snake, DiploといったトップDJたちからも注目されることになりました!
音楽のプロデュースからスタートしたCrankdatは2016年までCDJすら触ったことがなかったそうで、プロデュースがある程度慣れてきてからDJを始めたとのこと。
そして2017年には故郷のオハイオ州で開催されたNumber Festのメインステージで初めてDJとしてフェスデビューを果たしました。
彼は2016年に開催されたこのNumber Festに客として参加していたのですが、その1年後にはメインステージでプレイするまでに成長したのです!
また2017年はラスベガスの人気クラブ、Hakkasanやアメリカの大型フェスティバル、Breakaway Music FestivalやElectric Zooなどにも出演するなど活躍の幅も一気に広げました!
ちなみにHakkasanは21歳以下は入店不可という厳しいルールがあるため、当時20歳だったCrankdatは自分のDJセットが終わった瞬間、速やかにスタッフに建物の外にエスコートされたという面白エピソードも語ってくれました!笑
2018年のEDCに出演は決まていますが、Ultra Music Festivalに出演するのがプロデュースを始めた時からの大きな夢であり目標とのことですが、その夢も叶う日は間近でしょう!
ヒップホップを聴いて育ち、Skrillexの曲と出会う!
Crankdatは初期の曲からMarshmelloっぽいサウンドを感じますが、意外にもLil’ WayneやTyga, Drake, Flo Ridaなどのヒップホップを聴いて育ち、最も影響を受けたアーティストはT-Painとのこと。
その後、David GuettaとChris Brown, Lil Wayneがコラボした“I Can Only Imagine”やDavid GuettaがNicki Minajがコラボした“Turn Me On”などのEDMとポップ、ヒップホップが混ざったような曲が好きになっていきました。
デヴィッド・ゲッタ
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そして2012年に、Skrillexが2010年にリリースした“Scary Monsters And Nice Sprites”を友人から教えてもらい、EDMに本格的にハマったというわけです。
こういった紹介記事を書いていると、この“Scary Monsters And Nice Sprites”をきっかけにDJ/プロデュースを目指したというアーティストって本当に多く、Skrillexは色んなアーティストたちに影響を与えているのが分かります。
この“Scary Monsters And Nice Sprites”を聴いたことで、音楽プロデューサーたちはどうやってこのようなエレクトロニックミュージックを作っているのかという好奇心が湧き、その後両親からクリスマスプレゼントにFL studioを買ってもらいそこから彼のプロデューサーの道はスタートしたのです。
2017年はじめのインタビューで「T-Painとは数年以内にコラボしたい!」と語っていましたが、その年の10月に早くもコラボが実現しました!
またMarshmelloが「近日Crankdatとのコラボ曲をリリースする」と発表したので、こちらも楽しみです!
Crankdatによるリミックス「Re-Crank」はどれも秀逸!
上でも書いたように、Fetty Wapの“Trap Queen”のリミックスがきっかけで一気に注目を浴びることとなったCrankdat。
ヒップホップが好きなだけにこの曲のチョイスは納得ですが、アレンジが難しそうなこの曲を完全に自分のカラーに染めてしまう彼のリミックスセンスの高さには脱帽せざるを得ません!
彼のリミックスは「Re-Crank」とも呼ばれており、キュートなフューチャーベースにアレンジするときもあれば、全く逆のアグレッシブなトラップやダブステップへと生まれ変わらせたりとその曲に合ったリミックスを施します。
リミックスを手掛ける際の選曲は特に理由はなく、彼にとっての”素晴らしいリミックスとは“new original”、要するに“リミックスの域を超えた新しいオリジナル曲になること”だそうで、かと言ってBPMを全く変えてしまうとかそういうわけでなく、色んな音を重ねたりしてその原曲の違った輝きを見せてあげることだと語っています。
どのリミックスも素晴らしいのですが、代表作品を幾つか載せておくので聴いてみてく下さい!
- Blackbear – IDFC (Crankdat Re-Crank)
- San Holo – Light (Crankdat Remix)
- graves & Coolights – Say Things (Crankdat Re-Crank)
- Zeds Dead – Ratchet (Crankdat Re-Crank)
- The Chainsmokers – Closer (Crankdat Re-Crank)
- Wiwek & Skrillex – Killa (Crankdat Remix)
ちなみに現在(2018年2月)、Crankdatは自身のTwitterの名前を「EDM Post Malone」としており、なぜこの名前にしたのかは述べていませんが、Post Maloneは今世界中でブレイクしているアメリカのラッパーで、あのJustin Bieberとコラボしたほか、彼のワールドツアーでオープニングアクトも務めたこともあります。
そんな一気に人気ラッパーになったPost Maloneのように、自分もEDMシーンでスターダムにのし上がるといった意気込みが込められているのでしょう。
ちあなみにPost Maloneが21 Savageとコラボした“Rockstar”もリミックスしており、こちらも2500万回以上再生されるほどの人気を博しています!
Crankdatのオススメ曲
Crankdat – Dollars
このキャッチーすぎるメロディラインが一度聴いたら頭から離れません!
MarshmelloやOokayなど色んなDJたちがプレイしたことでも話題となりました!
この曲は彼が初のアジアツアーで感じたインスピレーションや色んな感情を音楽に転換して出来た曲だそうです!
その後制作されたCrankdatとRay Volpe, Gammerによるリミックスもハードかつメロディックでオススメです!
Jauz x Crankdat – I Hold Still feat. Slushii
Jauzとのコラボで、Slushiiをフィーチャリングしたナンバー。
もとはJauzのみとのコラボでしたが、後にSlushiiのヴォーカルが加わりました!
JauzのベースミュージックとCrankdatのメロディアスな感じが上手く融合された1曲となっています!
Crankdat – Reasons To Run
こちらもスイートなメロディが病み付きになるフューチャーベースとなっています!
この曲もMarshmeloが度々セットでかけるなどサポートされました!
new music this friday 😉
thanks for the ❤️ @marshmellomusic pic.twitter.com/24TWHajSH1— EDM Post Malone (@crankdat) 2018年1月15日
Crankdat – In The Air Feat. T-Pain
アメリカ出身のシンガー/ラッパーとコラボしたナンバー。
上でも書きましたが、「T-Painとは数年以内にコラボしたい!」と言っていた数ヶ月にその夢が実現しました!
多くのインスピレーションを受けた憧れのT-Painとのコラボということで、Crankdat自身にとっても大きな意味のある1曲でしょう!
Lookas & Crankdat – Game Over
Lookasとのコラボ・ナンバー。
Crankdatのキャッチーなサウンドしか聴いたことがない人からしたら驚くかもしれないようなトラップナンバー。
Crankdatはたまにこういったアグレッシブな曲を挿んでくるのですが、このサウンドのギャップがまた良いんです!
Crankdat & Havok Roth – Stoopid Rich ft. TITUS
アメリカ出身のDJ、Havok Rothとのコラボで、TITUSをフィーチャリングしたナンバー。
こちらも良い意味で凶悪的なトラップで、TITUSのラップもあってヒップホップ要素も出ています!
上手く緩急が付けられており、ドロップの勢いと中毒性がたまりません!
DJ Snake feat. Mr Hudson – Here Comes The Night (Crankdat Remix)
DJ Snakeのナンバーをリミックス。
ピアノのメロディも美しいラブリーなサウンドにアレンジされているのですが、セカンドドロップのユニークな音もまた面白いです!
DJスネイク
価格: 250円posted with sticky on 2018.2.27
Mija – Secrets (Crankdat Remix)
Mijaのナンバーをリミックス。
原曲のドラムンベースは残しつつ、よりハードなトラップサウンドへと生まれ変わりました!
Zeds Dead X NGHTMRE – Frontlines Ft. GG Magree (Crankdat Remix)
Zeds DeadとNGHTMREのコラボ曲をリミックス。
原曲はもともとフューチャーベースなのでどんなアレンジを加えてくるのかと思ったら、想像の更に上をいく繊細でピュアなサウンドに癒されました!
Zeds Dead, NGHTMRE
価格: 200円posted with sticky on 2018.2.27
Gryffin, Illenium ft. Daya – Feel Good (Crankdat Remx)
GryffinとIlleniumのコラボ曲をリミックス。
これ以上ないと思っていた原曲に更なる可能性を見せてくれるのがCrankdatによるリミックス!
バウンス感のあるフューチャーハウスに色んなジャンルの要素を加えた唯一無二のサウンドとなっています!
Swedish House Mafia – Save the World (Crankdat Re-Crank)
https://www.youtube.com/watch?v=HnKwGSljL5s
Sebastian Ingrosso, Axwell, Steve Angelloによる伝説的なグループ、Swedish House Mafiaの名曲もリミックスしています。
全体的に美しいサウンドなのですが、ドロップ部分の絶妙な外し加減も最高です!
おわりに
いかがでしたか。
Crankdat(クランクダット)の魅力が少しは伝わったでしょうか。
憧れの人物だったT-Painとのコラボが実現した今、次なるコラボしたいアーティストとしてCalvin Harrisや Zedd, そしてCrankdatの親友の1人でもあるDJ Snakeの名前を挙げているので、彼らとのコラボもまた実現して欲しいですね!
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