MNN

Coming Soon!!!のメンバーとしてサイトランスシーンで長きに渡り活躍!JOYRYDEも認めるハード・ダンスシーンの要注目人物 ALRTとは!

Coming Soon!!!のメンバーとしてサイトランスシーンで長きに渡り活躍!JOYRYDEも認めるハード・ダンスシーンの要注目人物 ALRTとは!

今週末、ALRT が福岡・名古屋・大阪・東京の 4 都市で来日公演を行うということで、直前予習も兼ねて久しぶりにアーティスト紹介記事を書いてみました!

簡単ではありますが、参加される方は、ここで彼の経歴だったり代表曲を聴き込んだ上で当日臨んでみてください!

ALRTとは

ALRT はイスラエル出身で LA を拠点に活動する DJ /プロデューサーで、本名は Irad Brant といい、現在 37 歳。

12 歳から音楽プロデュースをスタートしたのですが、ALRT プロジェクトをスタートさせたのが 2018 年 3 月なので、32 歳頃からと意外と遅め。

プロジェクトを開始してからは毎月セルフリリースで数々のクラブバンガーを量産し、この月 1 リリースを 1 年間継続しました。

ALRT が自身の公式 HP でも紹介しているように、ハードスタイルやダブステップ、トラップ、オールドスクール・レイヴなど様々なジャンルの要素をミックスさせたエネルギーに満ち溢れたサウンドを武器に、ハードダンスシーンに突如現れた多才なアーティストなのです! ALRT というステージネームにしているだけあって、自身の楽曲に警報(サイレン)の音を取り入れがちです。

MY LEVEL [NRG Records]

 

子供の頃に聴いていた主に 90 年代のエレクトロニック・ダンスミュージックシーンのコアカルチャーにインスピレーションを受けた部分が大きく、具体的には The Prodigy や Chemical Brothers, Groove Armada, Daft Punk といったアーティストの名前を挙げています。

ageHa の WORLD CLASS でも共演したので記憶に残っている方も多いと思いますが、2019 年には OWSLA メンバーの一員だった JOYRYDE とツアーを周ったり、“Front to Back” や “Fire”, Kayzo とのコラボ曲 “Dark Skies”, さらに Ghastly とのコラボ曲 “Fangs” などのヒット曲も生み出しました。

Front To Back [NRG Records]

 

Dark Skies

 

GHASTLY x ALRT – Fangs

 

ちなみに、JOYRYDE とは 17 年間お互いを知っており、永遠の親友とも発言しています。一緒に数多くのショーを経験してきただけでなく、それぞれ JOYRYDE と ALRT プロジェクトをスタートする前から、音楽の好みが似ていたそうです。

2020 年には Sikdope の “Follow” のオフィシャルリミックスを発表しましたが、 ハードスタイル調のキックやオフビートのベース、ボーカルチョップを駆使したドロップ、という確立させた自身のシグネチャーサウンドを惜しげもなく披露。

Sikdope – Follow (ALRT Remix)

 

特にジャンルの制約を決めずにやりたい事を自由にした作品が、2020 年から出しているシリーズ EP『NRG』で、本人も言っていますが、スピード・ハウスやベース・ハウス、トラップなど様々なジャンルをクロスオーバーさせた予期せぬサウンドを楽しめるんです!第一弾は Kayzo 主宰の Welcome Records、第二弾は Zeds Dead 主宰の Deadbeatz からリリースされました。

Gammer や DJ Snake, JOYRYDE, Kayzo, Ghastly らからも熱烈サポートされたほか、DJ Mag からは「印象的デビューを果たした将来有望なニューカマー」「トップに成り上がる最高のDJ/プロデューサー」とまで賞賛されています!

福岡公演が開催される 2023 年 3 月 17 日には ALRT 自身のレーベル NRG Recs から新曲 “High Status” をリリースするので、こちらも要チェックです!

以前は、Coming Soon!!!名義で活躍!

ARLT として活動する前は複数のプロジェクトで活動しており、有名なもので言うと、同郷の Dui Biton と共にプログレッシブ・サイトランス・デュオ、Coming Soon!!! のメンバーとして世界を股にかけて活動していた時期もあります。

Armin van Buuren 主宰の Who is afraid of 138 から ”Innocence Lost”, “Keeping the Faith” をリリースしたり、トランス界の重鎮 Bryan Kearney とのコラボ曲 ”Activate” や ”Anti Social-Media” をリリースしたこともあり、 2016年には Spin Twist からアーティスト・アルバム『The Album』を発表したほか、自身のレーベル New Kicks On The Block までローンチしました。

Coming Soon!!! – Innocence Lost (Original Mix)

 

Official – Coming Soon & Bryan Kearney – Activate

 

意外にも今の ALRT のサウンドを確立するよりもずっと長い 14 年間もサイトランスシーンで活躍していたのです!

しかし、そのジャンルの発展があまり見られず、そのジャンルを作っていた人たちも立ち往生している姿を見て、全く別の新しいことを始める決意をしたそうで、もうサイトランスを作る可能性はないとまで断言しています。

Coming Soon!!! のファンベースを使いたくなかったのと、完全にゼロからスタートすることが自分にとって重要だったため、前プロジェクトのことは公には言わずに ARLT プロジェクトをスタートさせました。

ALRTのオススメ曲

Wax Motif, ALRT, Nessly – Hard Street

Wax Motif x ALRT – Hard Street ft. Nessly

 

ヒップホップとハウスをクロスオーバーした作品で、さらにスピード・ハウスやトラップ、ベース・ハウスなどの要素を織り交ぜたハイブリッドな 1 曲。

サスペンス風に奏でたオーケストラ調のストリングスが何かが起きそうな不穏な雰囲気を演出していて、疾走感のあるビートとオートチューンを使ったラップとの相性も抜群です!

ALRT – Just No Time

ALRT – Just No Time

 

ALRT が初めて Martin Garrix のレーベル STMPD RCRDS からの曲を出したことでも話題になったナンバー。

耳心地の良いお洒落でテッキーなハウスを展開しており、しっかり遊び心も溢れていて、ディスコやソウルの要素がアクセントとなっています!

ALRT – Let Me Know

ALRT – Let Me Know

 

ALRTが Base House Music から初リリースを飾ったナンバーで、トランスとベース・ハウスをブレンドしたハイブリッドなサウンドを披露。

ピッチを上げた女性ボーカルも可愛らしくてサウンドともマッチしており、流れるように滑らかで美しいメロディが耳へと流れ込んできて快感を覚えます!

ALRT – Touch Me

Touch Me [Deadbeats]

 

スタートからラストまで終始駆け抜けるように爽快なスピード・ハウスとなっている疾走感溢れる 1 曲。

オールドスクールでノスタルジーな感情を刺激するような女性コーラスが魅力で、疾走感のあるアグレッシブなサウンドと意外にもマッチしています!

Adventure Club, ALRT – Away From Myself

Adventure Club x ALRT – Away From Myself (Visualizer) [Ultra Music]

 

元恋人のことが忘れられず、もがき苦しむ様子を描いた失礼ソング。

それでも現実から逃げずに少しずつでも前進しようとする気概が見えており、都会的で大人びたお洒落サウンドに陶酔することができます!

Henry Fong, ALRT – Back To Me

Henry Fong & ALRT – Back To Me [Banzai Recs]

 

Henry Fong と ALRT の名前の並びで容易に想像できたかと思いますが、推進力のあるリズムとバウンシーなビートを織り交ぜたベース・ハウスを展開しています。

エッジの効いたベースサウンドがクラブのピークタイムをアツく盛り上げてくれます!

ALRT – Big Bass

ALRT – Big Bass

 

テンポは落ち着いているもののクセ強めなベースハウスとなっており、オールドスクールなヒップホップ風のボーカルループがさらにトラックの中毒性を高めています。

非常にリズミカルに展開しており、特に重厚感のあるベースサウンドが病み付きになります!

ALRT – POPPIN’

POPPIN'

 

ベース・ハウスを中心にハウスやダブステップ、ハードスタイルまで操る ALRT が、ジャージー・クラブ風のバウンスとトラップ風のシンセを融合させたシングルを発表。

不気味なメロディと流動的なボーカルチョップ、ザラザラしたホワイトノイズが特徴なハイブリッドな作品となっています!

ALRT, Callum Higby – Feel My NRG

ALRT & Callum Higby – Feel My NRG [Welcome Records]

 

2020年、当時まだ 18 歳だった Callum Higby と初めてコラボしたナンバー。

若い時クラブに夢中になっていた頃に聴いていた音楽を思い出させてくれる Callum Higby のサウンドの虜となりコラボが実現し、EP『NRG Vol. 1』からのリードシングルでもあります!Callum Higby とは同年、”One More Night” でも再コラボしています。

One More Night [feat. ALRT] [Welcome Records]

 

おわりに

いかがでしたか?

ALRT が以前はサイトランスシーンでバリバリ活躍していたのは意外だったのではないでしょうか。

仲の良い JOYRYDE もまたサイトランスシーンに特化した Eskimo など、数々のプロジェクトを経て今のスタイルに至りましたが、シーンやジャンルを飛び越えても爪痕を残していて才能とセンスの高さを感じますね!約 4 年ぶりとなる ALRT の来日公演、必見です!!

 

コメントを残す

*
*
* (公開されません)

Return Top