本日は久しぶりに2015年の世界人気DJランキング「DJ Mag Top 100 DJ」にランクインしているアーティストを紹介しと思います。
「トップ100のDJを全員紹介する!」と意気込んだものの、100位圏外だけどMNNのおすすめアーティストばかり紹介して気付けばもう2016年の投票も始まる始末!
もうランキングはあまり気にせず今後もMNNが紹介したいと思ったアーティストを紹介することにします!
それではオススメかつランキングにも入っているDJ、Borgore(ボルゴア)について紹介します!
目次
- 1 Borgoreとは
- 2 妹もまた優秀なアーティスト!
- 3 自分が作りたい曲をリリースしたいがためにレーベル開設!
- 4 彼のセットにセクシーな女性は付き物!
- 5 Borgoreのオススメ曲
- 5.1 Borgore & Sikdope – Unicorn Zombie Apocalypse
- 5.2 Borgore feat. Miley Cyrus – Decisions
- 5.3 Borgore – Ratchet
- 5.4 Borgore – 100s
- 5.5 BORGORE X GETTER – SQUAD FT DAHN FARRO
- 5.6 Carnage & Borgore – Incredible
- 5.7 Borgore Ft. G-Eazy – Forbes
- 5.8 Borgore feat. Waka Flocka Flame & Paige – Wild Out
- 5.9 Borgore & Caked Up – Tomahawk
- 5.10 Borgore & Addison – School Daze
- 5.11 Selena Gomez – Same Old Love (Borgore Remix)
- 6 おわりに
Borgoreとは
Borgore(ボルゴア)とは、イスラエル出身のDJ / ダブステップ・プロデューサーで、本名はAsaf Borgerといい1987年10月20日生まれの現在28歳です。
自身の音楽のジャンルを「Gorestep(ゴアステップ)」と呼称しており、具体的にはヘビーメタルの要素を含んだ3連音のドラムパターンとなっています。
現在のサウンドに至ったのは、イスラエルの経済・文化の中心地テルアビブで生まれたBorgoreは、昔イスラエルのデスコア/ヘビーメタルバンド、「Shabira(シャビラ)」のドラマーとして活動していた影響からでしょう。
バンドを抜けた後、DJのTomba(トンバ)とともに「Alphamale Primates(アルファメール・プリメーツ)」というダブステップ・デュオを結成していた頃もありアグレッシブなサウンドを得意としています。
しかしそんなハードな面だけでなく、意外にも3歳の頃からピアノを習い、サクソフォーンで世界的に有名な高校を卒業するなど楽器を巧みに操る繊細さも持ち合わせているのです!
素晴らしいプロデューサーになるのは音楽の勉強を怠らないことだと考えており、今でも毎日ピアノの練習は欠かさないそうです。
またジャズも12年間勉強しヒップホップも幼い頃から現在も聴いているそうで、それらの要素を惜しげもなく自分のサウンドに加えているのでただのダブステップでなく、Borgore独自の「Gorestep(ゴアステップ)」ということです!
ちなみにラッパーのLudacris(リュダクリス)のファンだそうで、Ciara(シアラ)とコラボした“Ride”が大好きなんだとか。
2010年に出したダブステップ・サウンドに自身のラップを乗せた“Nympho”はネットを中心に話題を呼びました!
彼の代表曲にして一気に知名度を上げた曲といえば、2012年にリリースしたMiley Cyrus(マイリー・サイラス)とのコラボ曲、“Decisions”で間違いないでしょう!
Miley Cyrusのサウンドの転換点とも言われるこの“Decisions”について本人は、曲中によく登場する「Bitches Love Cake」という一文は、「Cake」は「お金」だったり「お尻」「名声」あるいは「哲学的なもの」とも捉えることができ、とにかく色んな意味に解釈することができるリリックとなっているそうです。
よく分かりませんが、なんとも奥深い(?)ですね。笑
このMiley Cyrusとのコラボは本人にとっても今までで最も印象深く、そのほか親友であるCarnage(カーネイジ)やTomba(トンバ)、Dan Farber(ダン・ファーバー)とのコラボも楽しかったのでまた実現させたいとのこと。
彼のファンキーで陽気な性格とフィーリングが合うのか、類友理論なのでしょうか、Steve Aoki(スティーヴ・アオキ)やDillon Francis(ディロン・フランシス)といった同じくファンキーなDJたちとプライベートでもとっても仲良し!
Steve Aokiとは“Phenomena”で共演しているほか、一緒にアオキジャンプやテレビゲームをするほど親密な関係なようです。
その後人気は更に加速し、TomorrowlandやTomorrowWorld、Ultra Music Festivalなど世界中のビッグフェスにも出演!
今年2016年の5月14日(土)にはついに初来日を果たし、東京のWOMBでプレイし日本のベースシーンに新たな1ページを刻みました!
また「DJ Mag Top 100 DJ」では2014年に41位で初ランクインし、2015年も68位にランクインしていることからも人気の高さが伺えると思います!
妹もまた優秀なアーティスト!
BorgoreにはYael Borgore(ヤエル・ボルゴア)という妹がいるのですが、彼女もまたシンガーソングライター兼プロデューサーも行うアーティストをしています。
1992年生まれでBorgoreより5歳年下ですが、彼女も3歳のときからピアノを習いその後芸術系の学校に進み、アートとジャズを専攻。
シンガーとしてデビューして初めて出したデビュー・アルバム『Yael』はイスラエルのiTunesのアルバムチャートで10位にランクイン。
あのMako(マコ)がテレビ番組で「top young alternative musicians for 2015(2015年注目の若きオルタナティブ・ミュージシャン)」のひとりとして彼女の名前を挙げ、多くの音楽雑誌やメディアが「the queen of Israeli pop(イスラエルのクイーン・オブ・ポップ)」と呼ぶなど彼女の才能は誰もが認めています!
すでに兄のBorgoreと一緒にTomorrowlandやUltra Music Festival、EDC Las Vegasとなど数多くのフェスでパフォーマンスを行ったことまであります!
またYaelの曲“Diet”ではPVに出演したり、自身の“Set Free”や“Body and Soul”などで彼女をフィーチャリングしたり、Yaelが新曲をリリースしたら自分のSNSでも紹介してあげたりと、妹想いの優しい一面もあります!
自分が作りたい曲をリリースしたいがためにレーベル開設!
Dim Mak Records, Spinnin’ Records, Sumerian Records, Shift Recordingsといった大手レーベルから多くの曲をリリースしていますが、自身のレーベル『Buygore Records』からも曲を出しています。
『Buygore Records』からはUK出身のデュオ、Document One(ドキュメント・ワン)やイギリスのダブステップ・プロデューサー、Ruskoといったアーティストを輩出しました!
彼が自分のレコードを立ち上げた目的は「自分が作りたいと思った曲を好きなときにリリースしたいから!」
現在、Dead AudioやKennedy Jones, Bare, At Dawn We Rageといったアーティストとも契約しており、『Buygore Records』では自分はもちろん契約しているアーティストもそれぞれ自分の好きなように曲をリリースできる自由な環境を整えています。
そのため自身のレーベルは儲けは全くないものの、本当に作りたい曲を出せることに満足しているそうです!
また彼のお気に入りのアーティストとして自身のツアーにも呼んだことのあるOokayやJauz, Sikdopeの名前を挙げていますが、彼らもまた『Buygore Records』と契約しており、アーティストと契約するかどうかは彼らのパーソナリティを重視して決めているそうです。
そのため『Buygore Records』とサインしているアーティストは皆それぞれ個性が強く、特にOokayやJauzなんかは最近ビッグDJらも注目しているので、曲も是非聴いてみて下さい!
彼のセットにセクシーな女性は付き物!
食欲・睡眠欲・性欲の中で最も性欲のウェイトが大きいと豪語するBorgore。
心の底から女性が好きだと言い切る清清しさはむしろイヤらしさを全く感じません。
そのためSNSにもセクシーな女性たちと撮った写真もいっぱいアップしており、イベントにもセクシー女性たちが登場することが多々あります!
アメリカで行われた「New Gore Order」というツアーのインタビューでも「This tour has more naked chicks than I’ve ever seen, more than my entire life. No joke.(このツアーでは今まで見たことないくらい沢山の裸の女性を呼んだよ、俺の生涯より多くの女性をね。本当さ。)」と語っていました。
セクシーな女性たちもまたBorgoreの大事なパフォーマンス・世界観のひとつなのです!
彼のハードなサウンドはセクシーな描写とともに聴くことで芸術作品となるのです。
いや、やっぱりただの変態かもしれません。。
Borgoreのオススメ曲
Borgore & Sikdope – Unicorn Zombie Apocalypse
ポーランド出身のDJ、Sikdope(シックドープ)とのコラボ・ナンバー。
YouTubeで7000万回近く再生されているBorgoreの代表曲のひとつ!
ネスティなビッグルームとエレクトロが混じったサウンドで、特徴的なリズムが一度聴いたら頭から離れません!
PVはタイトルの通りゾンビ系の内容となているのですが、字幕がスペイン語でよくわからないですが、この曲を聴かせることでゾンビたちの攻撃を免れることができた的なストーリーでしょう。笑
Borgore feat. Miley Cyrus – Decisions
人気ポップ・シンガーのMiley Cyrus(マイリー・サイラス)とのコラボ・ナンバー。
上でも触れたので特筆することはありませんが、BorgoreのラップとMiley Cyrusの歌声が織りなすハーモニーとところどころに現れるダブステップ・サウンドがバランスよく組み込まれています!
Borgore – Ratchet
全面的にASS(お尻)を押し出した曲となっています。笑
この曲は皆さんもご存知の民謡“If You’re Happy and You Know It(日本では「幸せなら手をたたこう」)”をサンプリングしているのですが、原曲の「If you’re happy and you know it, clap your hands」のところを「If your ratchet and you know it, clap your ass」と文字っているところがまた面白いです!
ちなみに「Ratchet」とは「クラブに来てる自分の事をイケてると勘違いしている下品な女」という意味のスラングです。
それにしてもトゥワークが捗りますね!!
Borgore – 100s
ラッパーのように女性とお金のことを歌っていますが、ドープなサウンドからのドロップがカッコイイのですが、ダブステップなだけでなくメロディアスさを含んでいるところに中毒性があります!
BORGORE X GETTER – SQUAD FT DAHN FARRO
アメリカ出身のDJ、Getter(ゲッター)とのコラボで、アメリカ出身のラッパー、Dahn Farroをフィーチャーしたナンバー。
サウンドは若干Getter色強めですかね?
これは是非PVを見ながら聴いてよりクレイジーになっていただきたい1曲です!
Carnage & Borgore – Incredible
親友でもあるアメリカ出身のDJ、Carnage(カーネージ)とのコラボ・ナンバー。
この曲、聴いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
リズミカルで重低音効きまくりのサウンドがクレイジーにさせてくれます!
Carnageとは“Legend”のリミックスでも一緒に仕事しており、こちらもオススメです!
Borgore Ft. G-Eazy – Forbes
アメリカ出身の白人ラッパーのG-Eazy(ジー・イージー)をフィーチャーしたナンバー。
Borgoreのダブ系のサウンドにハマるG-Eazyのライムがたまりません!
曲のはじめから最後まで約45秒ごとに入るG-Eazyによる「Look, mama, I made it to Forbes!」というシャウトもアクセントになっています!
この曲は、G-Eazyが世界的な経済誌「Forbes」に「white people cool again(再びイカした白人ラッパ―が登場)」という風に取り上げられた喜びを語ったリリックとなっています!
Borgore feat. Waka Flocka Flame & Paige – Wild Out
https://www.youtube.com/watch?v=U9Yq5u8soic
アメリカ出身のラッパーのWaka Flocka Flame(ワカ・フロッカ・フレイム)とポップ・シンガーのPaigeをフィーチャーしたナンバー。
Steve Aoki(スティーヴ・アオキ)のレーベル「Dim Mak Records」からリリースしました!
ヒップホップ×エレクトロ・ベースのドロップとユーロ・ハウスのシンセが効いたビッグルームという斬新な音に仕上がっています!
Borgore & Caked Up – Tomahawk
プロデューサーのCaked Up(ケイクド・アップ)とのコラボ・ナンバー。
合唱あって「Everybody Fuckin’ Jump!」の掛け声からのユニークな音のドロップという流れが秀逸!
中毒性もかなり高めです!
Borgore & Addison – School Daze
アメリカ出身のDJ、Addison(アディソン)とのコラボ・ナンバー。
はじめのうちはBorgore要素をまたく感じないプログレッシブ・サウンドなのですが、1:30過ぎ位からBorgoreの味もちゃんと出てきますよ!
力強さと繊細さを備えた貴重な1曲です!
Selena Gomez – Same Old Love (Borgore Remix)
アメリカ出身の人気歌手、Selena Gomez(セレーナ・ゴメス)のナンバーのリミックスも手掛けたことがあります!
一時期めちゃくちゃヘビロテしていた個人的に大好きなリミックスです!
おわりに
いかがでしたか。
Borgore(ボルゴア)は曲もそうですが、彼の持つ変態さからMNNもファンになりました!
女性好きというストレートすぎる気持ちだとか、ダブステップやヘビメタをフュージョンさせたカッコよすぎるサウンド、それでいて着ぐるみ着たりぬいぐるみなんか抱いて寝ちゃう可愛さも持っていてもはや尊敬できる変態です!笑
自分のやりたいことはやる!という音楽と欲に対するする真っ直ぐの気持ちが行動と音楽にも表れていて憧れすら持ってしまいました!
今後もBorgore(ボルゴア)の活躍から目が離せません!
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