この12月は【Barong Family強化月間】と勝手にMNNが名付けて、Barong Family所属のアーティストを中心に紹介してきました。
今回もBarong Familyのメンバーを紹介するつもりでしたが、どうしても紹介したいアーティストがいたので寄り道させてもらいます。
その人物は、Callie Reiff(キャリー・リーフ)!!
次回はCesqeaux(セスコー)を紹介しますので、本日は彼女の紹介をさせて下さい!
目次
Callie Reiffとは
Callie Reiff(キャリー・リーフ)とは、アメリカ・NY出身の女性DJ / プロデューサーです。
DJ / プロデューサーだけでなく、過去にはバレリーナ、ドラマー、モデル、ブロガーとしても活躍していたマルチな才能の持ち主なんです!
驚くことになんとまだ17歳という若さですが、すでにKSHMRやMadeon, Ed Sheeran, Lost Frequencies, GTAなどの前座を務めただけでなく、SkrillexやMijaともB2Bを果たしているのです!
彼女の可愛らしい容姿からは想像付かないとにかく力強いベースサウンドを放つギャップにMNNも一瞬で虜になりました。
まだキャリアもスタートしたばかりで今はベースハウスやトラップの曲が多めですが、常に新しいサウンドを追求している最中とのこと。
その例にMNNで前回紹介したKayzo(ケイゾー)の“Born Again”のリミックスはフューチャーベースとなっています。
https://twitter.com/CallieReiff/status/805820470582976512
DJ/プロデューサーを始めることになったCallie Reiffですが、彼女の持つ潜在的な能力はすぐにAnnie Nightingale(アニー・ナイチンゲール)やMarcus Nasty(マーカス・ネイスティー)といったラジオDJたちからも注目され、Webster HallやOutput, SlakeといったNYのナイトクラブでDJする傍ら、オリジナルソングの制作やリミックス作業にも取り組みました。
16歳であのTerminal 5に出演し、最近ではEDC New Yorkのプレパーティーに出演したほか、BrillzやOSWLA所属のSnailsのオープンアクトも務め、彼女のプレイ見たさに人が集まるほどメインのDJと同じくらい人気のショーとなっています!
未成年ということでクラブに親同伴で入らないといけなかったのですが、両親ともこれがきっかけでEDMを好きになり今では自分の一番のファンでもあります!
今はMysterylandやHARDといったフェスのヘッドライナーに選ばれることが夢だそうですが、すぐにでも達成する日が来るでしょう!
ちなみにDJに関しては、最もSkrillexに影響を受けたと語るCallie Reiff。
というのも彼はDJをする上で新しいことにチャレンジすることを全く恐れず、ロックスターのように観客の盛り上げ方を知っているからだそうです。
また音楽面に関して言えば、Mija(ミーハ)やJ. Phlip(ジェイ・フィリップ), Flava D(フレイヴァ・ディー), REZZ, Louisahhh(ルイサー), Alison Wonderland(アリソン・ワンダーランド), Anna Lunoe(アンナ・リノー)といった女性アーティストたちから多くのインスピレーションを受けたとのこと。
あとOWSLAにも所属しているアメリカ出身のDJ、Josh Pan(ジョッシュ・パン)は本当にクリエイティブなアーティストで名曲の生み出し方も知っており、彼からも音楽面で影響を受けたそうです。
そんなCallie Reiffですが2016年にはMijaともB2Bをしたほか、New York Fashion WeekでSkrillexと一緒にプレイするなど、影響を与えてくれた人物たちとの共演も果たしています!
またSkrillexのレーベル「Nest HQ」とタッグを組んでミニミックスを発表しているのでこちらも聴いてみて下さい。
トラックリスト:
01. Callie Reiff – Sonic Distortion Intro (Exclusive)
02. ID x ID – ID (Exclusive)
03. Ookay – Rhythm
04. Aylen x Audiobot – ID
05. Swage – Real Game
06. DJ Snake – Propaganda (Habstrakt Remix)
07. Tag Team – Whoomp (There it is) (Alwaze Bootleg)
08. Ghost Channels – Fire Drill
09. Fish – Hold On
10. Stoke Sound & Muramasa – RVRE
11. MUST DIE! – Neo Tokyo
12. Callie Reiff x Dapp – ID (Exclusive)
13. Callie Reiff x Kyle Hughes – ID (Exclusive)
14. 2 Chainz vs Rickyxsan x Dirty Audio – Where U Been Gettin’ That Scoop
15. Sirenz – Escapade
16. Nero – Crush On You (Callie Reiff Bootleg) (Exclusive)
17. Duck Sauce – NRG (Stanton Warriors Re-Sauce)
18. Callie Reiff x C&T – ID (Exclusive)
19. Callie Reiff – ID (Exclusive)
20. Skrillex & MUST DIE! – VIP’s
21. Holy Goof – Girls
22. Callie Reiff x Wurmhole – ID (Exclusive)
23. Callie Reiff – ID (Exclusive)
24. FF – Crave you (Le croquant & Antis Remix)
ノージャンルで楽しくミックスしたそうですが、なかでも自身の未発表曲8つはオススメです!
プロのバレリーナとしても活躍!
小学生のときからパフォーマンス能力の高さを発揮したCallie Reiffは、EDMの世界に入る前はNew York City Ballet(ニューヨーク・シティ・バレエ団)で何年間もステージで活躍していました。
彼女のすらっと伸びた手足とスタイルの良さはバレリーナ経験からもきていたんですね!笑
New York City Balletに入り7歳のときにLincoln Centerでバレリーナとしてパフォーマンスをしていたときから音楽は自分の生活の一部だったそう。
幼い頃から人の前でパフォーマンスするのが好きだったCallie Reiffは、バレリーナは若いときしかできないため、まだまだみんなの前でパフォーマンスをしたいと思い、DJの道を選んだのです。
ドラムの腕前もプロ並み!
バレエを辞めてすぐにDJになったわけではありません。
10歳になるとCallie Reiffの興味はドラムへと移り、YouTube動画を見て自分でドラムの技術を習得します。
友人のためにOne Direction(ワン・ダイレクション)やJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)の曲をドラムでカバーしたり、YouTubeにもその動画をアップしていました。
そのときの動画が今もYouTubeに残っているのですが見てみて下さい!
ドラムを始めた数年後、音楽プロデューサーをしていた友達のお父さんから「DJにチャレンジしてみなよ!」と薦められ、NYで有名なDJ養成スクール「Dubspot」に通い始めます。
そこで受けた初めのレッスンで、現在NYをベースに活動しているDJ、JP Solisと出会い初めてレコードでミックスをした瞬間からDJにハマりこんだそうです。
自分の先生でもあるJP Solisは「TPA Studios」というライトやスモークまで備えたまるでクラブのようなセットを持っており、そこで何度も練習し、ライブストリームを流したりもしました。
そういったクラブでのセットさながらの光景をネットにアップしてファンのみんなに自分の音楽を伝えようと考えたのです。
ファッションリーダーとしてサイトも制作!
水着のデザイナーをしていた母親の影響もあってCallie Reiffは7歳でモデルとしてデビューします。
テレビCMにも出演したこともあります!
10歳から12歳の間にドラムにハマったりもしますが、その後モデル、ブロガーとしてファッション業界へと本格的に足を踏み入れます。
色んなファッションイベントに参加したり、H&MやJoe Fresh, ユニクロなどのブランドのイメージガールにも選ばれました!
彼女のその日のコーデやファッションアイテムを写真とコメントとともに添えてアップされたサイト『Callie’s Street Chic』も有名で、彼女のファッションを真似するティーネイジャーも多いのだとか。
このサイトは2013年から始めたのですが、友人や友人の母親からよく「その服どこで買ったの?」「そのコーデとても可愛いね!」と言ってもらったのがきっかけで、始めることにしたそうです。
この3年後にDJ養成スクールのDubspotに入りました。
anything boys can do, I can do better.
今のEDMシーンは人気DJたちを見れば分かるとおり男性DJが大半を占めています。
そんな厳しい環境で、Callie Reiffは常に自分に言い聞かせていた言葉があります。
“anything boys can do, I can do better.”(男性ができることは、私ならもっと上手くできる!)
この言葉を常に胸に、自分に自信を持って毎日とにかくDJやプロデュースに時間を費やし、自分だけのものを創り出すことが重要だとアドバイスしています。
この言葉がプリントされた服もよく着てプレイしています。
他にもKayzoみたいに「I Feel like Callie Reiff」という服もときどき着用しています!笑
また彼女はこのシーンには女性DJがまだあまり多くないのでみんなで団結しお互い協力し合うことが大切だと語っています。
今後の目標は色んなフェスのヘッドライナーを務め、自分のレーベルとファッションラインを作りたい、とまだまだ色んなことに意欲的なCallie Reiffのこれからの活躍も楽しみです!
Callie Reiffのオススメ曲
KANDY & Callie Reiff – Jawbreaker
NYをベースに活動するプロデューサー、KANDY(キャンディー)とのコラボ・ナンバー。
ファンキーなブレイクとレゲエ調のヴォーカルが印象的なベースハウスとなっています!
Callie ReiffのEP『Shadow Dancing』に収録されています。
Callie Reiff x Dapp – Wobble
ベースハウスシーンのライジングスター、Dappとのコラボ・ナンバーでA-Trakのレーベル「Fool’s Gold Records」からリリースしています。
ヴォーカルサンプルによるメロディとドロップの単調ながらも中毒性のあるサウンドがクセになります!
「Fool’s Gold Records」はニューヨークで非常に影響力のあるレーベルのひとつで、Callie Reiffは過去何度もデモを送ったことがあり、ついに“Wobble”をこのレーベルからリリースすることを達成!
さらにA-Trakとはファッションイベントで会って少し話したことがあり、自分と同じくらいの歳からDJをスタートし何十年も練習し数々のDJコンペに優勝した彼を尊敬していたこともあってとても嬉しかったことでしょう。
ダブステップデュオ、We’re Not Friendsによるリミックスバージョンもオススメです!
Callie Reiff x C&T – Like Dis
C&Tとのコラボ・ナンバー。
UKのベースハウスにインスパイアされて作ったそうで、こちらもベース音バリバリのヘビーな1曲です!
この曲が「Audiophile XXL」というレーベルからリリースしています。
Callie Reiff & Ronaissance – Tin Machine
Ronaissanceとのコラボ・ナンバー。
メタリックなベース音が耳に残るナンバーですが、後半からは新たなサウンドが入ってて曲が進行するにつれ徐々に進化していく様も面白いです!
Callie Reiff X DMZ – Secret Weapon
DMZとのコラボ・ナンバー。
とにかくヘビーの一言に尽きるインパクトの強い1曲です!
Kayzo – Born Again (Callie Reiff Remix)
アメリカ出身のDJ、Kayzo(ケイゾー)のナンバーをリミックスしています。
Kayzoは前回MNNで紹介しましたので、こちらの記事も読んでみて下さい!
このリミックスではCallie Reiffによってフューチャーベースにアレンジされています!
おわりに
いかがでしたか。
Callie Reiff(キャリー・リーフ)は確実にビッグなフィメールDJになるとMNNは確信しています!
Callie Reiffには姉でシンガーソングライターのCassidy Reiff(キャシディー・リーフ)がいるのですが、彼女が将来どんな風に変身するかも凄く楽しみだと語っています。
また姉と一緒に曲もいくつか制作したそうなので、こちらも楽しみです!
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