みなさんから沢山のアーティスト紹介のご依頼いただいておりますが、まだ全部紹介できておらずお待たせして申し訳ありません。
全て必ず紹介するのでもう少々お時間下さい。
さて、本日は読者の方からご依頼を受けており、尚且つ、先日のEDC JAPANのラインナップでも名前が挙がったSeven Lions(セヴン・ライオンズ)について紹介したいと思います!
目次
- 1 Seven Lionsとは
- 2 「Seven Lions」の由来とは?
- 3 スクリレックスのレーベル「OWSLA」と契約!
- 4 奥さんととっても仲良し
- 5 EDC JAPANへの出演が決定!
- 6 Seven Lionsのオススメ曲
- 6.1 Seven Lions x Illenium x Said The Sky – Rush Over Me feat. HALIENE
- 6.2 Seven Lions – Don’t Leave Ft. Ellie Goulding
- 6.3 Seven Lions & Jason Ross ft. Paul Meany – Higher Love
- 6.4 Seven Lions, Myon & Shane 54 – Strangers ft. Tove Lo
- 6.5 Seven Lions & Echos – Cold Skin
- 6.6 Seven Lions – A Way To Say Goodbye
- 6.7 Seven Lions feat. Kerli – Worlds Apart
- 6.8 Seven Lions – Lose Myself ft. Lynn Gunn
- 6.9 Seven Lions – Fevers feat. Minnesota & Mimi Page
- 6.10 Seven Lions – Falling Away
- 6.11 Seven Lions – Keep It Close feat. Kerli
- 6.12 Seven Lions – Creation Feat. Vök
- 7 おわりに
Seven Lionsとは
Seven Lions(セヴン・ライオンズ)とは、アメリカ出身のDJ / プロデューサーです。
本名はJeff Montalvo(ジェフ・モンタルヴォ)で、1987年3月31日生まれの現在29歳。
彼のサウンドは、トランスやドラムンベース、ダブステップ、エレクトロハウス、グリッチホップなどを混ぜ合わせたハイブリッドなものとなっており、ヘッドバンギングでその長い髪の毛を揺らす圧巻のライブパフォーマンスもまた魅力のひとつです!笑
カリフォルニアのサンタバーバラで生まれたSeven Lionsは、7歳の頃から音楽に興味を示し父親からコンピューターやキーボードを教わったほか、ベースやギターを弾きながら成長しました。
兄のBrian(ブライアン)がパンクミュージックにハマっていた影響で自分もパンクミュージックを聴いていたのですが、アメリカのヘビーメタルバンド、White Zombieの『Astro Creep: 2000』を聴いたときに自分もいつしかメタルバンドをしたいという感情が芽生えます。
https://www.youtube.com/watch?v=TLRy0S-yO_o
White Zombie
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中学、高校時代に色んなメタルやパンクバンドでのドラムを担当しますが、最終的にエレクトロニックミュージックにハマり込むことになります。
人数が集まって初めてスタートできるバンドと違ってEDMのプロデュース自分ひとりで、かつ待つことなくすぐに取り掛かることができる、というのがバンドからプロデューサーに転身した理由だそうです。
友人から音楽制作ソフトのFruity Loopsを譲り受け、音楽の学校にも通いつつプロデュースの練習をスタート。
バンドを抜け、エレクトロミュージックに片足を踏み入れたときまでEDMを聴いたことすらなかったそうですが、自分のアイデアを好きなように表現できるFruity Loopsに魅力を感じてプロデュースを始めました。
また大学時代に聴いたTiësto(ティエスト)のCDや20歳のときに初めて参加したギグで聴いたトランスに影響を受けたSeven Lionsは、自分自身もトランスを作ることを決意!
そして2010年頃、現在の「Seven Lions」というステージネームでトランスはじめ色んなサウンドを掛け合わせてドラムビーツをミックスした曲をリリースしました。
トランスの持つエモーショナルなメロディと、ダブステップの持つヘビーなベース両方が好きだったことからブレンドしようと思い付いたそうですよ。
「Seven Lions」という名前で活動する前は本名である「Jeff Montalvo」としてプログレッシブ・ハウスやテック・ハウスの曲を作っていた時期もあります。
常にメロディのことを考えいるというSeven Lionsは頭の中に思い浮かんだメロディをコンピューターに落とし込み、そこからサウンドに肉付けしていき曲を作っているとのこと。
彼の初めてリリースした曲は2010年のFlorence And The Machineの“Cosmic Love”を非公式でリミックスしたナンバーなのですが、これがいきなりイギリスのレコード・レーベル、Moshi Moshi Recordsによって“Cosmic Love”の公式パッケージに収録されました。
そして2011年にAbove & Beyondの“You Got To Go”をダブステップにリミックスしたところ、これがBeatportのリミックスコンペでベストリミックス賞を獲得!
Above & Beyond
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ちなみに当時のBeatportのダブステップチャートは、1位がAvicii(アヴィチー)の“Levels”をSkrillex(スクリレックス)がリミックしたナンバーで、2位がこの“You Got To Go(Seven Lions Remix)”でした。
これらを機に有名になったSeven Lionsは2012年にダブステップDJのGeminiとKoan Sounとともに初のツアーを敢行。
2012年には初のEP『Polarize』をイギリスのドラムンベースレーベル「Viper Recordings」からリリースすると、そのなかの4曲が Beatportのダブステップチャートで1位を獲得。
スウェーデンのヘビーメタルバンド、Opethからインスパイアを受けた部分も大きいと語るSeven Lionsは、エレクトロミュージックをプロデュースしているものの常にこのジャンルの曲を聴いているわけでなく、ヘビーメタルはじめ色んなジャンルの曲を聴き、自分の曲制作に生かしているそうです。
2枚目のEP『Days to Come』に関しては、ビルボードのダンスチャートでトップ10入りを果たし、アメリカの人気音楽雑誌「VIBE」から“2012年のベストエレクトロアルバムのひとつ”とまで称されました!
『Days to Come』では“The Truth”のようなプログレッシブハウスもあったり、“Fractals”のようなエレクトロハウスがあったり、“She Was”のようなグリッチホップがあったりと彼のサウンドの幅広さを思い知らされました。
2014年にはアメリカのDJに特化した音楽雑誌「DJ Times」が毎年行っている「America’s Best DJ」というランキングで37位にランクイン!
2015年は13位、2016年は12位と3年連続で選ばれています!(DJ Magでは2014年宣伝していなかったものの144位に選ばれています。)
2014年に出した今までのダンスナンバー的なサウンドではなく歌詞に力を入れたという3枚目のEP『Worlds Apart』では、実験的なサウンドにもかかわらずBillboardが出すDance/Electronic Albumsチャートで2位を記録するなど大成功を収めました。
2015年にEP『The Throes of Winter』を、2016年にはEP『Creation』をリリースし、BillboardのDance/Electronic Albumsチャートで1位を獲得しました!
今ではSXSW, Ultra Music Festival, Electric Daisy Carnival, TomorrowWorldなどさまざまなビッグフェスでプレイする人気アーティストのひとりなのです!
ちなみにSeven Lionsは以前「Drinking With Strangers」という企画を行い、SNSにビールに関する投稿をして選ばれた7人のファンと実際にビールを飲みながら語り合うとうユニークなファンとの交流会を行ったのも斬新でした!笑
「Seven Lions」の由来とは?
Robert Jordan(ロバート・ジョーダン)の『Wheel of Time(時の車輪)』やGeorge Raymond Richard Martin(ジョージ・レイモンド・リチャード・マーティン)の『Game of Thrones(氷と炎の歌)』などファンタジー小説が大好きなSeven Lions。
ステージネームの「Seven Lions」は、自分が大好きなアメリカのファンタジー作家、 Gene Wolfe(ジーン・ウルフ)の作品『Latro in the Mist』に登場するキャラクターの名前から由来しています。
戦場で頭を負傷しその日の記憶を翌日まで覚えられなくなってしまった主人公であるギリシャ人の傭兵は、毎日その日の出来事を書き留め、毎朝その日記を読むことを日課にします。
※自分の名前も分からないため、皆からLatroと呼ばれている(Latroとは「傭兵」という意味)。
また頭を怪我した日を堺に彼は神や霊と交流できるうようになるのですが、彼が記憶を失ったのは戦いで悪いことをした罰だということを知り、許しを請うために神々への巡礼の旅に出ます。
物語はその後神々たちの戦いに巻き込まれたりと話は続くのですが、「記憶障害」をテーマにしたこの物語の主人公である傭兵の名前が「Seven Lions」なのです!
この本のなかには沢山のカッコイイ名前が出てくるそうで、そのなかでも1番「Seven Lions」という名前の響きがに気に入って付けたとのこと。笑
確かにファンタジー小説が好きなだけあって、彼のサウンドにはファンタジー要素が入っていると思いませんか?
アートワークも彼のファンタジーワールドが感じられますが、お気に入りである日本人イラストレーターのKentaro Kanamotoとコラボしたりもしています・
Seven Lionsが自分のステージネームにするほど好きな作品『Latro in the Mist』、興味がある方は是非読んでみて下さい!笑
スクリレックスのレーベル「OWSLA」と契約!
2012年にはSeven Lionsのマネージャーが彼のデモをSkrillex(スクリレックス)に送ったことがきかっけで、Skrillexのレーベル「OWSLA」と契約を結びました!
Seven Lions自身も新たなサウンドに挑戦する姿勢を評価してくれ、決してアーティストが出す音楽の方向性を拘束しない「OWSLA」の環境がとても気に入ったそうです。
メタルやパンクバンドでドラマーをしていたというバンド出身という点や自分ひとりでダブステップをはじめたという共通点もSkrillexに響いたのかもしれません。
2枚目のEP『Days to Come』を「OWSLA」から出した後、2013年にはMimi PageとMinnesotaとともにコラボシングル“Fevers”をOWSLAから発表し、Sirius XMなどのラジオでヘビープレイされるなど注目を集めました。
ポーランド出身のDJ、Xilentとのコラボ曲“The Fall”や、Röyksoppの“Running To The Sea”の公式リミックスも出すなど、「OWSLA」からも数多くのヒット曲を生み出しました!
Röyksopp
価格: 200円posted with sticky on 2017.1.31
「OWSLA」のメンバーの一員として、Ultra Music Festivalのステージはじめ色んな「OWSLA」のイベントでもパフォーマンスしています。
それだけでなく、Porter Robinson(ポーター・ロビンソン)のCircle Assemblyツアーのメインサポートを行ったほか、2014年の秋にはKrewella(クルーウェラ)とCandyland(キャンディランド)とともにNorth Americanツアーも敢行するなど、さまざまなアーティストとの共演も有名です!
奥さんととっても仲良し
プロデュースにツアーに多忙な毎日を送っているSeven LIonsですが、休日はよく奥さんと愛犬と一緒に過ごしています。
2012年にEmmaさんと森の中で結婚式を挙げたのですが、写真からも幸せオーラがプンプン伝わってきますね!
今でも変わらずとっても仲良しの2人は、休みの日は一緒にお出かけしてSeven Lionがツアーで海外に行く時は奥さんも一緒に付いてきちゃうほど!
リハーサルの合間にキスしちゃったり!
本番中に彼女をブースに上げてキスしちゃったりととにかくラブラブなのです!
2014年にageHaでプレイするために来日した際も、奥さんと一緒にディズニーランドとディズニーシーを満喫したみたいです。
彼が素敵な音楽を創り出せるのも奥さんの大きなサポートがあってからこそ。これからもお互いずっと仲良しでいて下さい!
EDC JAPANへの出演が決定!
2014年に初来日を果たし、ageHaでプレイしたことのあるSeven Lions。
さらに2016年にはベルギーで開催されるTomorrowlandのリアルタイム映像を同時衛星中継する「UNITE-Mirror to Tomorrowland-」でサプライズ出演しました!
あたかもTomorrowlandに参加しているような臨場感と高揚感、そしてSeven Lionsによる広大な世界観は多くの観客の記憶に深く刻まれたことでしょう。
そして2017年、日本初開催が決まったEDC JAPAN。
先日発表されたラインナップにSeven Lionsの名前が載っていて歓喜した人も多いはず!!
素晴らしいアートと世界最高のエレクトロニック・ダンス・ミュージックを体感できるEDCというステージで聴く生のSeven Lionsの音楽は、私たちをいまだかつてないファンタジーの世界へと誘ってくれることでしょう。
EDC JAPAN 2017
2017年4月29日(土)・30日(日)
開場 10:00
開演 11:00
ZOZO マリンスタジアム&幕張海浜公園EDC特設会場
〒261−0022
千葉県千葉市美浜区美浜1
Seven Lionsのオススメ曲
Seven Lions x Illenium x Said The Sky – Rush Over Me feat. HALIENE
アメリカ出身のDJ、Illenium(イレニウム)と同じくアメリカ出身のDJ、Said The Sky(セッド・ザ・スカイ)のコラボで、アメリカ出身の女性シンガー、HALIENE(アレンヌ)をフィーチャーしたナンバー。
Seven Lions x Illenium x Said The Skyという豪華な組み合わせからして間違いありません!
スローテンポでとってもエモーショナルなサウンドにHALIENEの透き通るような歌声がマッチしています!
Seven Lions, Illenium & Said the Sky
価格: 200円posted with sticky on 2017.1.31
Seven Lions – Don’t Leave Ft. Ellie Goulding
イギリス出身の女性シンガー、Ellie Goulding(エリー・ゴールディングス)をフィーチャリングしたナンバー。
3枚目のEP『Worlds Apart』に収録されているこの曲は、2014年にUKのシングルチャートにもランクインした人気曲のひとつです!
Seven Lions & Jason Ross ft. Paul Meany – Higher Love
アメリカ出身のDJ、Jason Ross(ジェシソン・ロス)とのコラボで、インディーバンド、Mutemathのリードヴォーカル、Paul Meany(ポール・ミーニー)をフィーチャリングしたナンバー。
プログレッシブ・ハウス × トランスといったサウンドで、ドロップは力強くまた高揚感もあります!
Seven Lions & Jason Ross
価格: 250円posted with sticky on 2017.1.31
Seven Lions, Myon & Shane 54 – Strangers ft. Tove Lo
ハンガリー出身のトランスデュオ、Myon & Shane 54(マイヨン&シェイン フィフティフォー)とのコラボで、スウェーデン出身のシンガー、Tove Lo(トーヴ・ロー)をフィーチャーしたナンバー。
2013年、アメリカのファンタジー映画『The Mortal Instruments: City of Bones(シャドウハンター)』のサウンドトラックにも収録されたこの曲は、アメリカのビルボード200で32位、SiriusXM BPM 51のチャートでは1位を記録しました!
Seven Lionsがグリッチパートを担当したそうですが、色んなヴォーカルバージョンのなかでベストだったTove Loを選択したそうです!
Seven Lions & Echos – Cold Skin
アメリカ出身の男女によるミュージックデュオ、Echos(エコーズ)とのコラボ・ナンバー。
Seven Lionsがカナダのレコード・レーベル「Monstercat」から出した初のナンバーでもあるこの曲は、メロディックなベースミュージックに神々しいヴォーカルが非常にマッチしています!
Seven Lionsの方からコラボのオファーをし、Echosもまた彼の音楽のファンだったためひとつ返事でコラボが決まったそうです。
Seven Lions – A Way To Say Goodbye
ヴォーカル要素の強い曲を制作しようと思って作ったこの曲は、ピアノのメロディにエモ―ショナルなコード、そして美しい男性ヴォーカルが組み合わさった感動の1曲に仕上がっています!
Ultra Music Festivalでもかかえたそうですが、この曲をああいう大きなフェスで聴いたら間違いなく涙を流しそうです!
Seven Lions feat. Kerli – Worlds Apart
エストニア出身の女性シンガー、Kerli(ケーリ)をフィーチャリングしたナンバー。
3枚目のEP『Worlds Apart』からのタイトル・ナンバーでもあるこの曲も、ダンスフロア向けというよりソングライティングに力を入れた作品で、ダブステップ要素はあるものの息をのむような美しいサウンドを兼ね備えています!
Seven Lions – Lose Myself ft. Lynn Gunn
アメリカ出身の女性シンガー、Lynn Gunn(リン・ガン)をフィーチャリングしたナンバー。
スローなメロディでスタートするのですが、すぐにアップビートになりキャチーなメロディと力強い女性ヴォーカルも入ってきます!
ドロップのダブステップとトランスをミックスしたバウンシーなサウンドはテンションが上がります!
アメリカ出身のDJ、Paris Blohm(パリス・ブローム)によるリミックスバージョンもオススメです!
Seven Lions
価格: 250円posted with sticky on 2017.1.31
Seven Lions – Fevers feat. Minnesota & Mimi Page
アメリカ出身のDJ、Minnesota(ミネソタ)とアメリカのシンガーソングライター、Mimi Page(ミミ・ページ)をフィーチャリングしたナンバー。
これまた広大な世界観のあるエモーショナルなサウンドとなっています!
西海岸のベースミュージックフェスでよくプレイしているのを見たことがあったのですが、共通の友人を通して知り合いコラボを制作することに至ったそうです。
Seven Lions – Falling Away
カナダ出身のシンガー、Lights(ライツ)をフィーチャリングしたナンバー。
いつものSeven Lionsの曲よりソフトでプログレッシブ・ハウスよりのサウンドで、軽快なメロディが心地よいです!
彼の住むサンタバーバラの夏を感じて欲しいと作ったPVには、愛する奥さんと愛犬も映っていて楽しさが伝わってきます!
Seven Lions – Keep It Close feat. Kerli
エストニア出身の女性シンガー、Kerli(ケーリ)をフィーチャリングしたナンバー。
マーチングドラムとピアノの切ないメロディという対照的なサウンドを用いており、透き通るような女性ヴォーカルもまた神秘さを醸し出しています!
Seven Lions – Creation Feat. Vök
アイスランド出身のエレクトロバンド、Vökをフィーチャリングしたナンバーで、2016年に出したEP『Creation』のタイトル・ナンバー。
フレンチタッチなグローヴィーなVökのヴォーカルが印象的なグリッチなナンバーとなっていて、時折現れるドラムワークが曲に緩急を付けています!
3LAU(ブラウ)によるリミックスバージョンもオススメです!
おわりに
いかがでしたか。
Seven Lions(セヴン・ライオンズ)について少しは詳しくなりましたか。
正直、EDC JAPANで彼の生パフォーマンスを体験される方々が凄くうらやましいです!
皆さんがTwitterなどにアップしてくれるであろうSeven Lionsの動画を楽しみにしております!笑
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