本日ご紹介するのはイタリア出身のデュオ、S : D J :M(エス・ディー・ジェイ・エム)!
イタリア出身のデュオと言えば、VINAIやLush & Simon, MARNIK, Flatdiskなど名だたる実力派プロデューサーたちが揃っています。
そんなレベルの高いイタリアのシーンでも人気が高く、世界中にコアなファンを持つ彼らがなんと2017年11月3日(金)と11月4日(土)に東京と大阪で公演を行うことが決定したので、予習を兼ねて紹介したいと思います!
※ 「:」と「D」をくっつけると勝手に顔文字( 😀 )に変換されるので「: D」のように1文字空けて記載しています。
目次
- 1 S : D J :Mとは
- 2 はじめはそれぞれソロで大活躍!
- 3 クラシックなライブパフォーマンスも魅力!
- 4 初来日が決定!東京と大阪の2公演!
- 5 S : D J :Mのオススメ曲
- 5.1 Still Young, Simon De Jano & Madwill – Temptation
- 5.2 Ralph Felix & SDJM – The Heat (I Wanna Dance With Somebody)
- 5.3 Simon de Jano & Madwill & JP Candela – Mediterraneo
- 5.4 Simon de Jano & Madwill – Taxi Driver (Bottai Main Mix)
- 5.5 Fraanklyn, Simon de Jano & Madwill – Thug Life
- 5.6 Matoma & MAGIC! feat. D.R.A.M. – Girl At Coachella (SDJM Remix)
- 5.7 Arno Cost ft. River – Coming Alive (Simon de Jano & Madwill Remix)
- 5.8 Michael Feiner – Mantra (Simon de Jano, Fraanklyn & Madwill Extended Remix)
- 5.9 Planet Funk – Chase The Sun (SDJM Remix)
- 5.10 Benji & Fede feat. Annalisa – Tutto per una Ragione (SDJM Remix)
- 6 おわりに
S : D J :Mとは
S : D J :M(エス・ディー・ジェイ・エム)とは、 Simon de JanoとMadwillによるイタリア出身のデュオ。
Simon de JanoとMadwillそれぞれの名前の頭文字を取って「S : D J :M」としています。
デュオを組む前は2人ともソロでDJ/プロデューサーとして活動しており、その頃からよく「Simon de Jano & Madwil」としてコラボ曲を多数制作していました。
そのうちの1曲で2015年に出した“Temptation”は、Steve AngelloがUltra Music Festivalでかけたことで話題となり、Beatportのプログレッシブハウスチャートで1位を獲得したことで自信も付き、2017年の1月に「S : D J :M」として正式にデュオを組むことにしました!
https://www.youtube.com/watch?v=kxzThgDuUQ8
ちなみにアメリカ出身のシンガー、Marky Markが1991年に出した名曲“Good Vibrations”のヴォーカルをサンプリングしたこの“Temptation”は、Tomorrowland Brasil 2016のティーザームービーで使用されたことでも有名です。
彼らはFacebookページで影響受けた人物として、Daft Punk, Cassius, NERO, The Whispers, Toto, Armand Van Helden, Jean-Michel Jarre, Bob Sinclair, Duke Dumont, Dr. Dreを挙げていることから、様々なシーンのアーティストから幅広くインスパイアを受けたのでしょう。
その後Warner Music UKと契約し、同レーベルから「S : D J :M」名義のファーストトラック“The Heat (I Wanna Dance With Somebody)”をリリース。
この曲はリリースから数ヶ月でSpotifyで1500万回以上再生され、Shazamのチャートで1位を獲得し、アメリカやUK、イタリアのiTunesダンスチャートでトップ20に入ったほか、母国イタリアの人気FMラジオ Radio Deejay Chartでは4週にも渡って1位をキープしました!
またこの曲はアメリカの人気ダンスリアリティ番組「Dancing with the Stars」の公式テーマソングにもなったことで、広く親しまれ知名度は急上昇。
ソロでの実績も手伝って「S : D J :M」もすぐにAviciiやAxwell, Bob Sinclar, Don Diablo, Martin Garrix, Robin Schulzm, TiestoといったシーンのトップDJたちからも手厚くサポートされました!
過去にはDavid Guettaがイビサ島で開催する人気パーティー「F**k Me I’m Famous」に出演したり、Axwell /\ IngrossoやDimitri Vegas & Like Mikeらが出演するMTV Music Awardsツアーでオープンアクトも務めたのも記憶に新しいかと思います。
彼らがホストを務める「We Are Groovers」というパーティーイベントはThird Partyなど毎回豪華なゲストも迎えて大盛況!
現在、オランダやスペイン、イタリア、フランス、アメリカ、ロシア、カタール、マルタ共和国など世界各国のクラブでショーを行うなどその人気はさらに広がっているのが分かります!
2017年に入ってからもイビサ島の様々なクラブやMiami Music WeekにNicky Romeroがホストを務めるパーティー「Nicky Romero & Friends // Protocol Miami」に出演したり、Afrojack, Axwell Λ Ingrosso, Zedd, Jauz, ShapovなどといったメンツとともにNameless Music Festivalに出演したりと人気DJの仲間入りを果たしたと言えます!
はじめはそれぞれソロで大活躍!
上でも話したとおり、この「S : D J :M」のプロジェクトを組む前、2人はそれぞれソロで活動していました。
コラボすることが多々あり、「Simon de Jano & Madwill」としてSize RecordsやAxtone Records, Protocol Recordings, Armada Music, Ultra Recordsなどの人気レーベルからいくつか曲も出しています。
オリジナルだけでなく、Bob Sinclar, A-Trak, Benny Benassi & Chris Brown, Steve Angello & Makoといったアーティストの楽曲のリミックスも手掛けているのですが、曲を聴けば彼らのチームワークが完璧なのが分かります!
下ではSimon de JanoとMadwillはどんな人物なのか、またデュオを組む前の活動も少し話しましょう。
ソロ時代のSimon de Janoについて
Simon de Janoは5歳の頃からピアノを習い始め、70年代か80年代に活躍していたフランスのスペース・ロックバンド、ROCKETSが好きで彼らのカセットを聴いて育ちました。
このように幼い頃から音楽教育を受けていたSimonは、イタリアで最も卓越した音楽の養成学校と言われているミラノ音楽院を主席で卒業しています!
その後、Giorgio MoroderやDaft Punkの影響でダンスミュージックに興味を持ち、Eric Prydz, Kryder, Grum, Mat Zo, Axwellらにインスパイアを受けプロデュースをスタート。
Size RecordsやKryderのレーベル Sosumi Recordsと契約し曲を精力的にリリースしていたとき、友人でありテニスのコーチでもあり同レーベルに所属するプロデューサー、Bottaiとコラボした“Delorean”がヒット!
この曲はアートワークから分かるように映画「Back To The Future」を模写しているのですが、これはSimonが50回以上観たと語るほど好きな映画だからだそうで、MVは彼の親友でもあるビデオメーカー、Matteo Colomovieが手掛けています。
ちなみにBottaiとは2016年のMiami Music Week中に開催されたSosumi Pool PartyでB2Bもしました。
“Delorean”などのヒットも手伝ってSteve Angello, Sebastian Ingrosso, Tiesto, David GuettaといったトップDJやBBC Radio 1のDanny Howardなどからも注目されるようになります。
当時からイビサ島のAmnesiaやBamboo Miami, Imperia Lounge Mosca, Super Paradise Mykono, Taj Mahal-Sharm El Sheikといった世界各国の人気クラブで回していました。
ちなみに当時の彼のロゴにはサングラスをつけた自身の顔も含まれており、Simonは2010年から必ずサングラスをつけてDJをするようになりましたが、これはキャラ作りのためではなく、あくまでクラブでのライトが強すぎるからだそうです。笑
Simon de Jano
価格: 150円posted with sticky on 2017.9.20
ソロ時代のMadwillについて
イタリア北西部にあるコモで生まれ育ったMadwillもまた幼い頃から音楽が大好きな少年でした。
地元のクラブのDJとしてキャリアをスタートし、後にSosumi Recordsからリリースした“Skyline”や“Thriller”、Zulu Recordsから出した“Never Stop”、イタリア出身のデュオ、The Cube Guysのリミックスで注目されることになります。
プロデュースのセンスやDJのスキルはトップDJたちからも認められ、NERVOやDannic, KO:YUなどと共演するまでに成長!
彼の曲はBBC Radio1やSirius XMといった人気ラジオ番組でプレイされ、Steve Angello, Fedde le Grand, Dannic, Kryder, Tom Staar, New ID, Matisse&Sadko, AN21といったアーティストたちからサポートされました!
その後、同郷で後の相方となるSimon de Janoと出会い、一緒にA-Trakの“We All Fall Down”やBob Sinclarのヒット曲“Feel the Vibe”, そしてSteve Angelloの“Children of the Wild”の公式リミックスを手掛けたことでも有名です。
クラシックなライブパフォーマンスも魅力!
S : D J :Mのライブ動画を見たことがある方は分かるかと思いますが、彼らのセットには時々キーボードも一緒に置いてありDJと同時に生演奏も披露するパフォーマンスは多くのファンにウケています。
といのもSimon de Janoはソロのときからキーボードを演奏するスタイルをとっていたので、その名残でしょう。
かける曲はS 😀 J :Mのヒット曲はもちろんSimon de JanoとMadwillとして活動していた時の曲も織り込み、後はその国その雰囲気に合った曲をかけるので毎回違ったセットリストとなっています。
イタリアのビッグフェス、Nameless Music Festival 2017に出演したときのフルセット動画があるので、どのようなスタイルかチェックしてみて下さい!
ちなみに彼らのSNSをチェックしている人はご存知かと思いますが、Simon de Janoの顔には「: D」の顔文字、Madwilの顔には「:M」のマークが付けられており、後姿のときはそれぞれの背中にこのマークが付けられているので、顔が見えなくてもどっちがどっちかすぐに判断できます。笑
最近、このトレードマークがプリントされた可愛らしいTシャツが販売されたので、ファンの方はマストで手に入れましょう!
初来日が決定!東京と大阪の2公演!
S : D J :Mの来日を待ちわびていたファンも多いのではないでしょうか。
日本公演の公式アナウンスが発表する前からSNSで「2017年の秋に日本に行く!」的なことを言っており、一体何月にそしてどこで行われるのか多くの人が期待していたと思います。
そしてついに先日ワールドツアー「I Wanna :TOUR With Somebody」の一環で東京と大阪で公演することが決定しました!
11月3日(金)は大阪のClub Joule、11月4日(土)は東京のDiA tokyoに出演するので是非この機会をお見逃しなく!
S : D J :M @Club Joule
日付 /2017.11.03 (Fri) – NIGHT
会場 /Club Joule
料金 /ADV ¥2000/別途1D
DOOR ¥2500/別途1D
OPEN-24時まで女性 ¥1500/別途1D
S : D J :M@DiA tokyo
日付 /2017.11.04 (Sat) – NIGHT
会場 /DiA tokyo
料金 /ADV MEN ¥3000 WOMEN ¥2500
イベント情報やチケットの購入は下記リンクからチェックしてみて下さい。
iFLYERイベントページ:https://iflyer.tv/en/article/2017/09/12/sdjm-japan-tour/
Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/182440572299194/permalink/184733335403251/?notif_t=like¬if_id=1506158340241234
S : D J :Mのオススメ曲
Still Young, Simon De Jano & Madwill – Temptation
https://www.youtube.com/watch?v=kxzThgDuUQ8
カナダ出身のデュオ、Still Youngとのコラボ・ナンバー。
上でもお伝えしたとおり、アメリカ出身のシンガー、Marky Markが1991年に出した名曲“Good Vibrations”のヴォーカルをサンプリングしています!
温かいピアノとキャッチーなシンセのメロディ、ドラマチックなドラムが上手く組み合わさった1曲です!
この3組はSteve Angello – “Children of the Wild”のリミックスでも共演しています!
Ralph Felix & SDJM – The Heat (I Wanna Dance With Somebody)
オランダ出身のDJ、Ralph Felixとのコラボ・ナンバー。
聴いてすぐに分かるかと思いますが、この曲はWhitney Houstonの名曲“I Wanna Dance With Somebody”をサンプリングしています!
80年代のヒットナンバーをフューチャーハウスにアレンジしたこの曲は、Shazamのチャートで1位を獲得しました!
Simon de Jano & Madwill & JP Candela – Mediterraneo
スペイン出身のプロデューサー、JP Candelaとのコラボ・ナンバー。
ピアノのサウンドが美しいグルーヴィーなハウスですが、カッコ良さも兼ね備えています!
この曲はNicky Romeroプレゼンツのコンピアルバム『Protocol Miami 2017』に収録されています!
Simon de Jano & Madwill – Taxi Driver (Bottai Main Mix)
イタリア出身のDJ、Bottaiがミックスを加えた1曲!
2回目のブレイク部分がクールなグルーヴィーハウスとなっています!
こちらもNicky Romeroのレーベル Protocol Recordingsからリリースされたコンピアルバム『Protocol ADE 2016』収録曲です!
Simon de Jano & Madwill vs. Bottai
価格: 250円posted with sticky on 2017.9.20
Fraanklyn, Simon de Jano & Madwill – Thug Life
イタリア出身のプロデューサー、Fraanklynとのコラボ・ナンバー。
ヒップホップシーンのレジェンド、Dr. Dreの名曲“The Next Episode”をモロにサンプリングしています!
この曲はDon Diablo, Bob Sinclar, Benny Benassi, Tom Swoon, Norman Doray, Merk & Kremont, Daddy’s Groove, Danny Avila, Juicy M, Sebjak, John Dahlbackなどなど多くのDJたちからもサポートされました!
Matoma & MAGIC! feat. D.R.A.M. – Girl At Coachella (SDJM Remix)
ノルウェー出身のDJ、Matomaとカナダのレゲエポップバンド、MAGIC!のコラボ・ナンバーをリミックスしています。
ピアノの軽快なメロディが心地よく、エモーショナルさとハッピーな気持ちを呼び起こさせてくれる1曲です!
Arno Cost ft. River – Coming Alive (Simon de Jano & Madwill Remix)
フランス出身のDJ、Arno Costのナンバーをリミックスしています。
“Coming Alive”のリミックスパックに収録されたこの曲は、ダンスフロア受けの良いエレクトロハウスに仕上がっています!
Arno Costposted with sticky on 2017.9.20
Michael Feiner – Mantra (Simon de Jano, Fraanklyn & Madwill Extended Remix)
スウェーデン出身のプロデューサー、Michael Feinerのナンバーをイタリア出身のプロデューサー、Fraanklynとともにリミックスしています。
中盤でリコーダー?とピアノのサウンドをミックスする部分なんかとてもお洒落です!
この曲はAxwellのレーベル Axtone Recordからリリースされました!
Planet Funk – Chase The Sun (SDJM Remix)
イタリア出身のエレクトロニック・ダンスグループ、Planet Funkのナンバーをリミックスしています。
オリジナルの雰囲気をガラリと変えたアレンジですが、ドロップ部分の重低音がカッコ良いです!
Benji & Fede feat. Annalisa – Tutto per una Ragione (SDJM Remix)
イタリア出身のアイドルグループ、Benji & Fedeのナンバーをリミックスしています。
Soundcloudで視聴することができず、YouTubeでもプレビューのみしか聴けませんが、そのわずかな時間だけでもアップリフティングなサウンドが素敵なのが分かるかと思います!
Benji & Fede
価格: 200円posted with sticky on 2017.9.20
おわりに
いかがでしたか。
来日前にS : D J :M(エス・ディー・ジェイ・エム)のことを少しは分かってもらえたでしょうか。
一定期間同じようなセットリストでプレイするDJもいますが、彼らはその国のオーディエンスによって毎回セットを変えることでも有名なので、2度と同じものを体験できないオンリーワンなプレイを体感して下さい!
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