2017年はじめ、W&Wが新しいサイドプロジェクト「NWYR」をスタートして話題になりましたね。
W&Wのように新しいサイドプロジェクトをスタートしたDJ/プロデューサーは何名かいるのですが、オランダ出身のベテランDJ、Sander van Doornもまたそのうちのひとり(正確には再スタートですが)。
本日はSander van Doornがスタートしたサイドプロジェクト「Purple Haze」について紹介します!
目次
- 1 Purple Hazeとは
- 2 「Purple Haze」プロジェクトは妻がきっかけ!?
- 3 Purple Hazeのオススメ曲
- 3.1 Purple Haze – Neiloj
- 3.2 Purple Haze – Choir 1.0
- 3.3 Purple Haze – Adrenaline
- 3.4 Purple Haze ft. Frederick – Timezone
- 3.5 Purple Haze – SPECTRVM
- 3.6 Purple Haze – Kill Kitten
- 3.7 Purple Haze Ft. Aaron Bonus & Justin Gammella – Light Me Up
- 3.8 Purple Haze – Historia
- 3.9 Purple Haze – Out Here
- 3.10 Purple Haze – Prism (Eyes Wide Open)
- 3.11 Purple Haze – Plum
- 3.12 Purple Haze – Phaedra
- 3.13 Purple Haze Ft. James New – Fall In
- 3.14 Sam Sharp – Roundabout (Purple Haze Remix)
- 4 おわりに
Purple Hazeとは
Purple Hazeとは、オランダ出身のDJ、Sander van Doornのサイドプロジェクト。
Sander van Doornはプログレッシブハウスにスタイルを変更する前、テックハウスやトランスシーンで活躍していました。
Sander van DoornはMC Prymeとコラボした“By Any Demand”でスタートし“Riff”や“Grasshopper”といったヒット曲を連発。
2008年にはデビューアルバム『Supernaturalistic』を2011年には2枚目のスタジオアルバム『Eleve11』をリリースと順調にキャリアを積み重ね、今では10年以上シーンのトップを走り続けています。
Sander van Doornの詳しい生い立ちや代表曲については以前書いた紹介記事も参考にしてみて下さい!
2017年からスタートしたこの「Purple Haze」はいわばトランスへの原点回帰なのですが、過去のSander van Doornとしてのスタイルに比べて、多幸感もありつつよりダークでディープなトランスサウンドとなっています。
といってもはSander van Doornは2009、2010年頃にはすでに「Purple Haze」として曲をいくつか出しているのですが、当時を「Purple Haze 1.0」、今回2017年からスタートしたものを「Purple Haze 2.0」と分けて書かれることもあります。
Sander van Doorn & Purple Haze
価格: 150円posted with sticky on 2017.12.11
いずれにせよ、彼がトランスシーンに復活したことで喜んだファンも多いでしょう。
ちなみにプロジェクト名である「Purple Haze」という文字を見ると、アメリカの人気ミュージシャン、Jimi Hendrixの“Purple Haze”を連想する人も多いと思いますが、ある日Sander van Doornがオランダで立ち寄ったカフェで流れていた曲がこの“Purple Haze”で、何か新しいことをしてみたいと思った瞬間でもあり、ステージネームに選んだそうです。
話を戻しますが、Sander van Doornが「Purple Haze」プロジェクトを発表する前から、Sander van Doornの熱狂的なファンたちは、SNSの投稿でSander van Doornが新しいプロジェクトを再スタートするのではないかと推定していました。
It keeps me awake at night. pic.twitter.com/Y5LPWb7gLs
— Purple Haze (@purplehazeoff) 2017年3月13日
そして2017年のUltra Music Festivalで初めて「Purple Haze」としてフェス・イベントに出演!
もちろんArmin van Buurenがホストを務めるトランスメインのステージ「A State Of Trance」ステージに出演したのですが、そのときのフル音源を載せておきます。
Sander van Doornは今まで6,7回くらいUMFに出演しており、MainStage, Ultra Worldwide, Megastructureなど色んなステージでのプレイを経験してきましたが、最初の数回は「A State of Trance」ステージに出演したこともあって、今回「Purple Haze」としてUMFに出るにこの「A State of Trance」ステージがピッタリだと思ったそうです。
同年5月には「Purple Haze」として初のトラック“Neiloj”を、ASOTのエピソード804で初披露し、Sander van Doornのレーベル Doorn Recordsからリリース!
6月にはSander van Doornとして“Mant Array”を、翌月7月にはPurple Hazeとして“Contrast”をリリースしたりと、Purple Hazeだけに偏るのではなくどちらも両立して活動を続けています。
また10月9日には13曲収録のフルアルバム『SPECTRVM』をリリース。
新しく制作した曲ばかりというわけではなく、過去にPurple Hazeとしてプロデュースした曲も織り交ぜてあり、新旧のサウンドの違いを楽しむことができ各方面で高い評価を受けました!
Ultra Music FestivalだけでなくElectric Daisy CarnivalやEDC Las Vegasにも出演、現在『SPECTRVM』のリリースツアーで各国をまわっており、来たる2017年12月16日(土)にはMNNも参加するのですが、Creamfields Hong Kongに出演ということで、彼の動画を沢山収めてきたいと思います!
「Purple Haze」プロジェクトは妻がきっかけ!?
Sander van Doornが「Purple Haze」としてはじめて出したシングル“Neiloj”。
この曲は2016年の4月から制作に取り掛かったそうですが、なんでも自分の妻に向けた曲となっており、タイトルのなかに妻の名前まで入っているのです!
Sander van Doornの奥さんの名前は、Marjolein van Puttenというのですが、「Marjolein」を逆にして“e”と“i”を入れ替えてみて下さい。
そう、「Neiloj」という文字が浮かび上がりましたよね!
というのも妻が何年も続けてきたSander van Doornのスタイルとは全く違うことをしてみればと提案し、この「Purple Haze」というプロジェクトをスタートする後押しをしてくれたそうです。
そんな妻に対する感謝と敬意を表して、彼女の名前をタイトルに入れたのです!
妻の提案でサイドプロジェクトの方針を固めたSander van Doornは、このプロジェクトをスタートする前から1年以上の歳月をかけてPurple Hazeの曲をプロデュースしていたとのこと。
現在、Purple Hazeとして出演する際はなるべく全てPurple Hazeの曲をかけるよう心がけており、普段のセットでは曲を長々かけずに少し急ぎめでかけるのが好きなのそうですが、UltraやEDCなど大きなフェスではセット全体のストーリーラインを考えてかけるようにしているそうです。
Purple Hazeのオススメ曲
Purple Haze – Neiloj
上でも説明したように2017年、Purple Hazeとして最初に出したナンバー。
リリース前にArmin Van Buurensのラジオショー「A State of Trance」の#804でかけられたときから話題となっていた曲ですね!
Purple Haze – Choir 1.0
調和的なシンセと繊細なヴォーカルが魅力的なナンバーとなっています!
個人的な意見ですが、Jochen Millerや2012年のArmin van Buurenといった良き時代のトランスといった感じです!
Purple Haze – Adrenaline
この曲は2017年に再スタートした「Purple Haze 2.0」ではなく、2011年にリリースした曲になります!
約6年以上経った今でも色褪せないダークなトランスとなっています!
Purple Haze ft. Frederick – Timezone
シンガーのFrederickをフィーチャリングしたナンバー。
この曲も今年に入ってからではなく、2011年にSpinnin’ Recordsからリリースした曲です!
Purple Haze – SPECTRVM
2017年リリースしたアルバム『SPECTRVM』のタイトルトラック。
深夜の付すぐらいダンスフロアで鳴り響かすのにピッタリなダークなトランスがカッコイイです!
Purple Haze – Kill Kitten
ファミコン風のBGMでる8ビットの要素を兼ね備えたアップテンポなナンバーとなっています!
Purple Haze Ft. Aaron Bonus & Justin Gammella – Light Me Up
Aaron BonusとJustin Gammellaによるダークなヴォーカルと多幸感のあるダークなトランス×ビッグルームなサウンドがマッチした1曲です!
Purple Haze – Historia
アルバム『SPECTRVM』のラストトラックですが、優しいヴォーカルとエモーショナルなシンセが心地よいアルバムを締めくくるのにふさわしい1曲と言えます!
Purple Haze – Out Here
まるで天使のような美しいヴォーカルと穏やかで多幸感たっぷりのトランスサウンドに癒されます!
Purple Haze – Prism (Eyes Wide Open)
2017年5月に亡くなったスイス出身のイタリア人DJ、Robert Milesの曲を彷彿とさせるようなダウンテンポなトランスが素敵です!
Purple Haze – Plum
アルバム『SPECTRVM』のオープニングトラックなのですが、脈動するシンセとダークな雰囲気漂うサウンドが魅力的で、アルバムの1発目にふさわしいナンバーと言えます!
Purple Haze – Phaedra
サウンドは2000年代後半のプログレッシブハウスの雰囲気を醸し出しており、当時のdeadmau5の曲が好きな人ならこの曲もハマるはず!
Purple Haze Ft. James New – Fall In
シンガーのJames Newをフィーチャリングしたナンバー。
陽気なインディーダンスな雰囲気を持った曲で、全体を通してダークなアルバムのなかでもアクセントとなる1曲です!
Sam Sharp – Roundabout (Purple Haze Remix)
オランダ出身のDJ、Sam Sharpの曲をPurple Hazeとしてリミックスしています。
ちなみにこの原曲は、2010年にSander van Doornとしてもリミックスしているのでサウンドの違いを聴き比べてみてください!
おわりに
いかがでしたか。
Sander van Doornのサイドプロジェクト「Purple Haze」がどのような音楽を作っているか理解していただけましたでしょうか。
2017年4月に日本で初開催されたEDC JAPANでは「Sander van Doorn」としてプレイしましたが、次回来日するときは「Purple Haze」としてのショーも見せて欲しいですね!
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