本日はiFLYERでも“2017年に注目すべきアーティスト”に選ばれたことのあるCheat Codesについて紹介します。
彼らはポップ要素を含んだダンスナンバーを作っており、非常にキャッチーで親しみやすい楽曲ばかりですのでぜひチェックしてみて下さい!
目次
- 1 Cheat Codesとは
- 2 The Chainsmokersと対立関係に!?
- 3 Cheat Codesのオススメ曲
- 3.1 Cheat Codes – No Promises ft. Demi Lovato
- 3.2 Cheat Codes x Kris Kross Amsterdam – SEX
- 3.3 Cheat Codes – Feels Great ft. Fetty Wap & CVBZ
- 3.4 Cheat Codes x DVBBS – I Love It
- 3.5 Cheat Codes, Little Mix – Only You
- 3.6 Robin Schulz, David Guetta & Cheat Codes – Shed a Light
- 3.7 Quintino x Cheat Codes – Can’t Fight It
- 3.8 Cheat Codes – Balenciaga
- 3.9 Maggie Lindemann – Pretty Girl (Cheat Codes x CADE Remix)
- 3.10 Sean Paul & David Guetta – Mad Love ft. Becky G (Cheat Codes Remix)
- 4 おわりに
Cheat Codesとは
Cheat Codesとは、Trevor Dahl, Kevin Ford, Matthew Russellからなるアメリカ出身のDJ/プロデューサートリオです。
ショーではTrevor Dahlがメインヴォーカルを担当し、Kevin FordがMC及び観客を盛り上げ, Matthew RussellがDJするというスタイルをとることが多いですが、音楽制作に関しては3人で作詞・プロデュースを行っています。
実は2014年に「Cheat Codes」を結成する前、3人はぞれぞれソロで音楽活動を行っていたので、まずは3人の経歴を簡単に紹介します。
- Trevor Dahl
15歳の頃から音楽を作ってはネットにアップしていたTrevor Dahlは、以前「Plug in Stereo」という名義で曲を作っていました。
https://www.youtube.com/watch?v=gk40DTv6NfA
https://www.youtube.com/watch?v=6DQ6MEhvvbM
16歳のときに高校を中退し、Atlantic Recordsと契約してポップアーティストの道を進むことを決意。
CDもの売れ行きも良くショーも人気だったPlug in Stereoですが、レーベルと契約してから自分の好きなように曲をリリースできなくなったこと、レーベルを喜ばせるために曲を作っている自分に嫌気が差し、セルフタイトルのアルバムリリースを最後に活動を休止。
その後、新しいスタイルの音楽で昔のように楽しみながら曲を作りたいと決意し、本名の「Trevor Dahl」としても曲を出していました。
当時聴いていた音楽: John Mayer, Drake
- Kevin Ford
ヒップホップが好きでラッパーとして活動していたKevin Ford。
Matthew RusselがKevin Fordのビートを担当したり、よく一緒にセッションも行っていたことかもあって2013年にデュオ「Cheat Codes」を結成して活動していました。
Cheat Codesとして活動している現在も「KEVI」というステージネームで活動しており、2016年にもフィンランド出身のプロデューサー、On Juneとコラボした“Sunrise”をSpinnin’ Recordsから出しています。
当時聴いていた音楽: Kanye West, The Beatles, シンガーソングライターの音楽など。
- Matthew Russell
昔から音楽が好きだったMatthew Russellは、バンドでロックやカントリー、ヘビーメタルをかじっていた時期がありました。
その後エレクトロニックダンスミュージックにハマり、シンガーソングライター/プロデューサーでもあった父親の影響もあって音楽プロデュースとして食べていくことを決意。
その後Kevin Fordと出会い2人で元祖「Cheat Codes」を結成しました。
Matthew Russellは前々から交流があったTrevor Dahlを迎えて3人で音楽を作るようになり「Cheat Codes」を結成したのです。
このようにそれぞれのルーツであるダンスミュージックにポップやヒップホップも取り入れ、バンドスタイルも持ち合わせたユニークなグループと言えます。
ちなみにステージネームの「Cheat Codes」は、Kevin Fordの兄が言っていた「人生で欲しいと思ったものを手に入れるためにチートコード(改造した隠しコマンドのようなもの)を見つけるべきだ」という言葉からきており、自分たちがしたいと思うこと全てを可能にしようというアイデアを具現化しようという想いが込められています。
また彼らにとっての人生におけるチートコードとは、面倒なことはスキップして自分たちのしたいことを楽しみながら行い、音楽を通してエネルギーを届けることだと語っています。
2015年にデビューシングル“Visions”をリリースすると、これが音楽ブログのまとめサイト「Hype Machine」で1位を獲得。
その後リリースした“Don’t Say No”や“Senses”, “Adventure”も同チャートでトップ3にランクインしました。
そして2016年にリリースしたアメリカのヒップホップトリオ、Salt-N-Pepaの“Let’s Talk About Sex”をサンプリングした“Sex”, およびKevin Lyttleの“Turn Me On”をサンプリングした“Let Me Hold You (Turn Me On)”でブレイクして一躍有名に!
Cheat Codes & Dante Klein
価格: 250円posted with sticky on 2018.12.4
2016年9月にはFetty WapやYoung Thugといったラッパーも多く所属するアメリカのレーベル、300 Entertainmentと契約。
2017年に出したアメリカのポップシンガー、Demi Lovatoを迎えた“No Promise”もアメリカやイギリス、オーストラリアなど各国のチャートにランクインしたほか、プラチナム認定もされるなど大ヒットを記録しました!
その後もヒット曲を連発しますが、2017年に出したラッパーのFetty Wapを迎えた“Feels Great”や2018年に出したシンガーのKiiaraを迎えた“Put Me Back Together”, U2とコラボした”Love Is Bigger Than Anything In Its Way”のリミックスバージョンなど、ヒップホップからロックまで様々なジャンルのアーティストとコラボした楽曲も話題を呼んでいます。
U2 & Cheat Codes
価格: 250円posted with sticky on 2018.12.4
2018年には“I Love It”や“Balenciaga”などを含む6トラックのデビューEP『Level 1』を発表したほか、Little MixとともにYazooの“Only You”カバーを発表したり、Kim Petrasをフィーチャーした“Feeling of Falling”をリリースしたりと精力的に活動しています。
Cheat Codesとしてキャリアをスタートさせてから今まで決まったスタイルで音楽を作ったことがなかったのですが、EP『Level 1』ではダンスファンのためにダンスミュージックのみを集めた1枚に仕上げています。
Ultra Music Fesivalのメインステージはじめ、EDCやLollapalooza, Red Rocksなど世界各国のフェスにも出演するなど今世界中が注目しているアーティストの1人なのです!
The Chainsmokersと対立関係に!?
2015年にThe Chainsmokersのツアーにサポートアクトとして同行したことがあるなど、The Chainsmokersからもその才能を認められていたCheat Codes。
しかし2018年5月にCheat CodesがTwitterでThe Chainsmokersのことを“pussies”呼ばわりした上に「次は誰の(曲を)コピーをするんだろう。」といった内容のツイートを投稿。
What else are you pussies gunna copy? @TheChainsmokers pic.twitter.com/OjDbcHWC0Z
— Cheat Codes (@CheatCodesMusic) 2018年5月5日
この投稿に対してThe Chainsmokersも「自分たちは君たちと違ってショーを見に来てもらうためにお金をばら撒く必要がないんだよ。」と返し、一触即発の状態になりました。
The ChainsmokersはCheat Codesが自分たちのショーで本物のドル紙幣をばら撒くパフォーマンスのことを言っており、Cheat Codesは1年のショーだけでおよそ10万ドル(日本円で約1135万円)の紙幣をばら撒いていたのではないかと推測されています。
このCheat Codesの投稿に対してShaun Frankも、Cheat Codesのレーベルメイトで何度か共演もしているFetty Wapの真似事をしているのは自分たちなのでは?といった返答をしています。
Better hit your boy Feddy too pic.twitter.com/c1038nhDo6
— SHAUN FRANK (@Shaun_Frank) 2018年5月5日
メンバーのMatthew Russellh2017年のインタビュー時に、The Chainsmokersを昔良きライバルとして見ており、当時The Chainsmokersが“Don’t Let Me Down”をリリースしたばかりのとき、バックステージで彼らがこの曲をかけているのを聴いて絶対にヒットしてもっと大物になると確信し、自分たちのモチベーションも上がったと語っていましたが、どうしてこうなってしまったのでしょうか。
またCheat Codesは2018年5月に行ったとあるショーでは観客と激しい口論になったことも取り上げられていましたが、普段素晴らしい曲を作ってくれているので、あまりこういった問題を起こしてイメージを下げて欲しくないですね。
View this post on Instagram
“we’re all about spreading peace and love out here, amirite?” no, cheat codes, you are wrong
Cheat Codesのオススメ曲
Cheat Codes – No Promises ft. Demi Lovato
アメリカ出身の女性生ンガー、Demi Lovatoをフィーチャリングしたナンバー。
この曲を一度は聴いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
非常にキャッチーなメロディのため、一度聴いたら口ずさみたくなっちゃいます!
Cheat Codes x Kris Kross Amsterdam – SEX
オランダ出身のトリオ、Kris Kross Amsterdamとのコラボ曲。
上でも伝えましたが、Salt-N-Pepaの“Let’s Talk About Sex”をサンプリングしています!
Matthew Russellはこの原曲を聴いた瞬間に衝撃を受け、たったの45分で曲を作り上げたという逸話も残っており、この曲はBillboardのHot 100 Music Festivalで生披露したことでも話題となりました!
Cheat Codes – Feels Great ft. Fetty Wap & CVBZ
アメリカ出身のラッパー、Fetty Wapとアメリカ出身のシンガー、CVBZをフィーチャーしたナンバー。
曲を有る程度作ったときにFetty Wapのバースが合いそうなサウンドだと思い、Fetty Wapとコラボしようということになりました!
Fetty Wapとは過去に3,4回ショーでも一緒になったことがあり面識があったので曲を送ったところ、フックだけでなくセカンドバースまでラップを入れて返してくれたそうです!
Cheat Codes x DVBBS – I Love It
カナダ出身のデュオ、DVBBSとのコラボ・ナンバー。
こちらも3人でスタジオで曲作りをしていたときに、DVBBSのタッチがあったらこの曲はもっと完璧になると思ってコラボを持ちかけたそうです!
Cheat Codes曰く、EP『Level 1』のなかでもお気に入りの1曲とのことで、ダンス要素を持ったポップソングに仕上がっています!
Cheat Codes, Little Mix – Only You
イギリス出身のガールズグループ、Little Mixとのコラボ・ナンバー。
こちらも上で伝えた通り、Yazooの“Only You”をカバーしたものになっています!
この曲はBillboardのホットダンス/エレクトロニックチャートで15位にランクインしました!
Robin Schulz, David Guetta & Cheat Codes – Shed a Light
ドイツ出身のDJ、Robin Schulzとフランス出身のDJ、David Guettaとコラボしたナンバー。
Robin Schulzの3枚目のアルバム『Uncovered』からのセカンドシングルでもあり、ポップとメロディックハウスの中間をいくエモーショナルなサウンドとなっています!
Quintino x Cheat Codes – Can’t Fight It
オランダ出身のDJ、Quintinoとのコラボ・ナンバー。
軽快なリズムとアップリフティングなビートが心地よい1曲で、Cheat Codesのセクシーなヴォーカルとポップとダンスを掛け合わせたサウンドとのハーモニーも絶妙です!
Cheat Codes – Balenciaga
キャッチーでポップよりの普段のCheat Codesサウンドとは一味違って、ドロップ部分がベースハウスとなっていてカッコ良いです!
Maggie Lindemann – Pretty Girl (Cheat Codes x CADE Remix)
アメリカ出身の女性シンガー、Maggie Lindemannのナンバーをアメリカ出身のシンガー/プロデューサー、CADEとともにリミックス。
原曲に匹敵もしくはそれ以上に良いとの声多数の人気のリミックスナンバーで、美しいメロディックなサウンドがキュートです!
CADEとは2017年に“Stay With You”でもコラボしているので聴いてみて下さい!
Sean Paul & David Guetta – Mad Love ft. Becky G (Cheat Codes Remix)
ジャマイカ出身のレゲエシンガー、Sean Paulとフランス出身のDJ、David Guettaのコラボ曲をリミックス。
David Guettaと親しい仲だった3人は“Shed A Light”でもコラボしたことがありますが、この”Mad Love”を聴いてリミックスをしたいと思い完成したものをDavid Guettaに送ったところ、気に入ってくれて公式リミックスになったそうです!
ショーン・ポール & デヴィッド・ゲッタ
価格: 250円posted with sticky on 2018.12.4
おわりに
いかがでしたか。
Cheat Codesがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたでしょうか。
まだ来日したことがありませんが、2019年あたり何かしらのフェスもしくは来日公演があるのではないかと勝手に予想している(というより来日して欲しい!)ので覚えて置いて下さい!
コメントを残す