前回のBeauDamianはじめ、DROELOEやTaska BlackなどSan Holo主宰のレーベル、bitbirdと契約するアーティストを紹介してきました。
レーベルボスであるSan Holoの紹介やインタビューも行ってきましたが、本日はbitbirdと契約している謎のプロデューサーで、San Holoの別名義ではないかとも噂されているGOSLOについて紹介、というより調べてみました!
GOSLOとは
GOSLOとは、bitbirdからミックスやリミックスを発表している謎のプロデューサー。
FacebookやTwitterの紹介文のところには「I slow things down(スローダウンさせる/時間をかける)」としか書かれておらず、顔はおろか出身や年齢、性別などそのほかの情報は一切明かされていません。
2015年から『slowmix』というミックスシリーズをSoundCloudにアップしていましたが、2016年2月にTwitterに登録し、2月9日に「今起きた。ゆっくり着実にしていこう」という1発目のツイートを投稿。
just woke up. slow and steady
— GOSLO (@goslomusic) 2016年2月9日
2月9日以降も数日おきによく「Slow」というワードが含まれたゆるい投稿を行っています。
Really… Live slow
— GOSLO (@goslomusic) 2016年2月19日
Never come to a full stop! Keep it going, slow and steady!!
— GOSLO (@goslomusic) 2016年2月19日
ちなみに最初は「Slowmo Stage」というステージネームで登場しましたが、公式リミックスを発表するという理由で2017年1月13日に「GO SLO」というステージネームに変更。
because my first official high profile remix is coming soon
— GOSLO (@goslomusic) 2017年1月13日
そして2017年1月15日に最終的に現在の「GOSLO」というステージネームに決まりました。
I changed my name again, now its GOSLO
— GOSLO (@goslomusic) 2017年1月15日
「GOSLO」は「Go Slow(のんびりやる、スローダウンする、慌てない)」から由来しており、ステージネームも投稿も活動もリミックスした曲も全てがのんびりしたプロジェクトとなっています。
2018年12月12日現在もTwitterのフォロワーは305人と少なく当時はもっと知名度がなかったにも関わらず、2016年3月の時点ですでにbitbirdと契約しており、ミックスも準備していると発表しています。
@Ocre_alone_ I see you like san holo, im doing project for his label, new mix etc soon
— GOSLO (@goslomusic) 2016年3月9日
そして2017年1月にSan Holoの代表曲“Light”のリミックスを手掛け、公式リミックスパックにも収録されたことで注目を浴びました!
2017年10月にbitbirdからリリースされたコンピレーションアルバム『Gouldian Finch 2』に収録されている“If Only”では、San Holoはじめ、Eastghost, Analogue Dear, Taska Black, DROELOE, Losi, ILIVEHEREとともにコラボとして参加しています。
San Holo, EASTGHOST, Analogue Dear, Taska Black, Droeloe, Losi, ILIVEHERE. & GoSlo
価格: 200円posted with sticky on 2018.12.12
このようにほぼ無名の頃からbitbirdとともに仕事をしたり、コラボやリミックスとしても参加しているほか、GOSLOの投稿に対してSan Holo自身がちょいちょい反応したりしていることから、新しいアーティストというより誰からの別名義説が有力だとされ、bitbirdのレーベルボスであるSan Holoではないかと言われているのです。
how do you do it
— San Holo [album1 out now] (@sanholobeats) 2017年1月27日
even though he’s slow he’s always ahead of us
— San Holo [album1 out now] (@sanholobeats) 2018年8月18日
同じくbitbirdと契約しているILIVEHERE.はGOSLOからインスピレーションを受けたと語っており、2018年のはじめに2人は直接会ったようです。
Got inspired by @goslomusic the other week and decided to make a viddy. Also ty so much to everyone that has listened to #GF2 so far. <3 https://t.co/K1CSKtdzqB
— ILIVEHERE. (@ilivehere__) 2017年10月13日
This actually marked the start of something new, something crazy. We on a new level. https://t.co/j9WmjflP7T
— GOSLO (@goslomusic) 2018年1月4日
その後もSan Holoの“I Still See Your Face”や“One Thing”, “The Future”, そしてDROELOEの“Many Words”, GravesとDuskusがコラボした“Easy”の公式リミックスを提供。
San Holo
価格: 250円posted with sticky on 2018.12.12
GOSLOは細かく調査した上でリミックスする曲を選定するそうで、オリジナル曲に何か加えたり、チョップド&スクリュード(ピッチを落として半拍ずらしてミックスすることで陶酔感を出す手法)なども行わず、テンポをダウンさせるのみだと語っています。
Ima explain it again. I dont add to tracks, I don’t chop and screw. I slow things down.
I carefully pick tracks to put under the microscope that is slowing audio down. I use it to study the compositions and craftmanship of the original composers.
— GOSLO (@goslomusic) 2018年4月30日
これはプロデューサーが作り上げたサウンドデザインの構成を分析するためだとしており、San Holoもこのやり方にすぐに理解を示してくれたそうです。
I feel very honoured that I have been asked a couple times now to remix tracks and haven’t been asked to change anything about what I do. @sanholobeats understood this immediately.
— GOSLO (@goslomusic) 2018年4月30日
またこのプロジェクトはお金のためにやっているのではなく、自分が好きな音楽をサポートしてくれているみんなにも聴いてもらい、同じ様な考え方・思想を広めていきたいからだとしています。
GOSLOはSpotifyやApple Musicがインディーアーティストの非公式なリミックスの取り扱いも行う日がやってきたときに、SoundCloudが買収されてしまうことを危惧しており、もっと自分が聴かせたい音楽を広めるためにSoundCloud以外のプラットフォームにも曲をアップしたいとも語っています。
Pref mainstream platforms with users.. no obscure low use platforms. I’m not looking for money but I am looking to spread my school of thought.
— GOSLO (@goslomusic) 2018年6月28日
ここ最近は特に自分が楽しむために曲を沢山作ったそうですが、2019年も色々計画を立てているとのことでオリジナル曲も焦らず気長に待ってみましょう!笑
I have been making lots of stuff lately mostly for myself to be enjoyed by myself. But still 2018 was one hell of a ride. Quitely planning my route for 2019 🙂 lots of love to all u who enjoyed my stuff as much as I did. I hope a lot of people had sex on my mixes ❤️ pic.twitter.com/cIWpxVgxq8
— GOSLO (@goslomusic) 2018年12月6日
GOSLOがはじめてbitird関係者と話したときに見るように言われ、衝撃を受けたという動画を載せておくのでこちらもチェックしてみて下さい。
【追記】
GOSLO本人よりSan Holoではないというご回答を頂いたので、謎は更に深まりました!
❤️ ps: still not san holo https://t.co/yypV4tdBQj
— GOSLO (@goslomusic) 2018年12月12日
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