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GetterとExcisionがネット上でバトル!?ダブステップ界のゴーストプロデュースやパクリ問題を告発!

GetterとExcisionがネット上でバトル!?ダブステップ界のゴーストプロデュースやパクリ問題を告発!

先週からダブステップ界隈が炎上しザワついているのをTwitterで眺めていましたが、読者の方から話をまとめて欲しいとの声がありましたのでキーボードを叩くことにしました。

Getterが現地時間8月26日(金)に投稿した以下のツイートが事の発端になるのですが、Excisionが投稿したBass Canyonのリキャップ映像に対して、「まだSpace Lacesの楽曲を盗作しているのか?」と引用ツイートで非難したのです。

Getterによると、Excisionは他のアーティストが制作した楽曲なのに、そのアーティストの名前を消し去って恰も自分の楽曲のようにリリースしているとのことで、上のリキャップ映像で流れているExcisionの新曲と、以前、YouTubeでも公開されたSpace Lacesの未発表曲のひとつが一致しているのもその証拠だと共有しました。

他にも、GetterとSpace Lacesは親友同士であり、Space Laces単独で作ったリリース前の音源も知っていますが、時が経ちその曲が正式リリースされた際、何ひとつ変わっていないのに「Excision feat. Space Laces」という表記になっていたと告発。

さらに、Excisionの代表曲である“Throwin Elbows”“Rumble”, “1 On 1”, Destroid(Excision, Downlink, KJ Sawkaによるグループ)の全ての楽曲は、Space Laces単独で制作したものだとも断言したのです。しかも、アーティストたちは秘密保持契約を結ばれ、この問題に触れることすら許されなかったとも述べています。

これらのGetterのツイートには多くの反応があり、ファンたちからはExcisionを擁護する声が挙がった一方、他のプロデューサーを含む一部ではGetter の主張を支持するものもありました。

Excisionは一連のツイートに対して、ディス動画(8月29日に削除済み)と以下の声明を発表。

 

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Space Lacesと一緒に制作した楽曲は全て、フィーチャリングではなく、コラボアーティストとして表記しています。私たちは何年も一緒に仕事をしてきたし、私のスタジオで作業することもあれば、ケンタッキー州ルイビルの彼の家で作業したときもあります。Destroidのアルバムは、私とDownlinkそれぞれのソロ曲2つを除いて、完全にコラボ・アルバムとなっています。Space Lacesは10曲中5曲でコラボレーターを務めましたが、他の5つの楽曲には参加していないのは、曲を聴けば明らかです。Space Lacesはユニークなサウンドを作ることに関して、驚くべき才能を持ったレジェンドであることは間違いなく、Space LacesとGetterのコラボ曲”Choppaz”を聴けば、Space Laces単体の楽曲と思えるほど個性溢れているのが分かります。Space Lacesのサウンドは、ドープでインパクトがあるが故、どのコラボ曲もSpace Laces色強めになっています。問題の曲”Titans”は、EP『Titans』のタイトル トラックにして、Wooliと私のコラボ曲で、全て私のスタジオで作りました。この曲は、2016年にリリースしたDion Timmerとのコラボ曲”Mirror”にインスピレーションされたもので、どちらもハーフタイムでBPM128のハウストラックとなっています。この曲を完成させるために、Space Lacesにゴーストプロデュースを依頼したこともありません。Space Lacesが取り組んだ曲には全てコラボレーターとしてしっかりクレジットされています。Bass CanyonでプレイしたSpace Lacesとの数多くのコラボ曲のリリースも控えているので、もうすぐ皆に公開できるのを嬉しく思います。

 

上のExcisionからのレスポンスに対し、Getterが楽曲に関するロイヤリティ分配について尋ねましたが、Excisionからの返答はありませんでした。

以下のように、MUST DIE!やDubloadz, AFKといった複数のダブステップ・プロデューサーたちもGetterの意見を支持するツイートを行っています。

自分で曲を作らず、他人の努力を自分のものとしてごまかし、賞賛を受け入れるような人は、最低で尊敬に値しない。

 

遅かれ早かれメインストリームのダブステップシーンは、トランプカードで作った家のように崩れるだろう。力のある少数の人々のよって、多くの人たちが口を閉ざされることにうんざりし、怒りを募らせています。近い将来、Twitterがこれまでに見たことのない光景になるでしょう。

 

Getterはこの業界で最も古い友人で、本当に素晴らしい仲間です。彼は信じられないほど革新的で、彼がすること全てが本物です。彼が今まで一度も行ったことのないことは嘘をつくことです。

 

今回の論争を終わらせるべく、Space Laces自身も声明を発表。

Excisionと一緒に制作した楽曲は全てクレジット表記されているし、ゴーストプロデュースもしていないことを断言しつつも、自分の楽曲を再現しようとするアーティストは多く、サウンドが一致する点も多いのは事実だと認めました。

最終的に、自分をバックアップしてくれた友人たちに感謝を伝えると共に、「Excisionとのことは公の場ではなく個人的に処理したい」と告げて幕を閉じました。

しかし、ネット上ではこの状況を表すミームが沢山作られ、今尚ネット上で論議され盛り上がっています。

今回の告発が火種となり、Slushiiもネット上で告発(現在は削除済み)。

Marshmelloのことを「Bucketheaded DJ」と表現した上で、自分が作ったEditや曲なのにMarshmelloが自分のショーでプレイしたいがため、披露しないよう言われたことを明かしたのです。

Getterの告発がきっかけで、プロデューサーたちの不満が漏れ出し、ファンがこれまで認識していなかった幾つかの問題を表面化する形となりました。

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