MOTi(モーティ)やMike Williams(マイク・ウィリアムス)、Danny Avila(ダニー・アヴィラ)のときもそうでしたが、『Tiëstoが推している~』的なタイトルが多くてすいません!
でもEDMシーンの師匠的存在であるTiëstoは誰でも彼でも推しているわけでなく、彼が気に入ったアーティストは本当に間違いないので、今回もこういったタイトルでいかせて下さい!
世界の人気DJランキング『DJ Mag TOP 100 DJs』で2015年に惜しくも138位だったDJ2人組、Dzeko & Torres(ジェコ&トーレス)。
>>>世界人気DJランキング『DJ Mag TOP 100 DJs 2015』の101位から150位を発表!
ランキングの100位内に入っていないことが不思議なDJのうちの1組でもあるのですが、2015年初エントリーだったので、恐らく2016年はTOP100に入ることでしょう。
本日はそんなMNNもオススメするDzeko & Torres(ジェコ&トーレス)について紹介します!
目次
- 1 Dzeko & Torresとは
- 2 憧れだったTiestoとも共演!
- 3 2015年を振り返った秀逸なミックスを公開!
- 4 Dzeko & Torresのオススメ曲
- 4.1 Dzeko & Torres – L’Amour Toujours feat. Delaney Jane (Tiësto Edit)
- 4.2 KSHMR, Dzeko & Torres – Imaginate
- 4.3 Dzeko & Torres, Maestro Harrell – For You (feat. Delora)
- 4.4 Dzeko & Torres – Alarm
- 4.5 MOTi, Dzeko & Torres – Ganja
- 4.6 Dzeko & Torres – Home feat. Alex Joseph
- 4.7 Dzeko & Torres – Air feat. Delaney Jane
- 4.8 Dzeko & Torres and Andres Fresko – Lose Your Mind
- 4.9 Dzeko & Torres and Hellberg – Care For Me
- 4.10 Imagine Dragons – Demons (Dzeko & Torres Remix)
- 4.11 ZHU – Faded (Dzeko & Torres Remix)
- 5 おわりに
Dzeko & Torresとは
Dzeko & Torres(ジェコ&トーレス)とは、カナダ・トロント出身のEDMデュオです。
カナダ出身のEDMデュオということでDVBBS(ダブス)と一緒ですね!
彼らと同郷カナダで一緒にパフォーマンスしたことはありますが、まだコラボはないのでそろそろ出して欲しいところ。
Tiesto(ティエスト)やAvicii(アヴィチー), Alesso(アレッソ)などに影響を受けたそうで、音楽のジャンルはプログレッシブ・ハウスとエレクトロ(ビッグルーム系)を組み合わせたサウンドを得意としていますが、時折テックやディープハウスなどの要素が入っているのも特徴です!
Julian Dzeko(ジュリアン・ジェコ)とLuis Torres(ルイス・トーレス)のそれぞれの名字を組み合わせたアーティスト名で、2006年お互い10代の頃にデュオを結成しました。
当時グラフィックデザイナー兼フォトグラファーをしていたTorresとイベントのプロモーターをしていたDzekoトロントで行われたクラブイベントのオンラインフォーラムで知り合った2人は、ハウス・ミュージック好きという共通点からすぐに意気投合してチームを組むことを決めたそうです。
幼い頃にJulian Dzekoはギターとトランペットを、Luis Torresがピアノとキーボードを習っていたくらいで、2人とも独学で勉強しお互い学んだことを教え合うなどして知識を高め2008年、Chuckie(チャッキー)プレゼンツのアルバム『Dirty Dutch Digital Vol. 4』から“Confronted”をリリース。
2012年にシングル“Hey”を出したところ、Tiesto(ティエスト)の「Club Life」や Paul Oakenfoldの「Planet Perfecto」といったラジオ番組でエアプレイされたほか、 David Guetta(デヴィッド・ゲッタ)やSteve Aokiも自身のラジオのミックス・ショーで使用するなど広く取り上げられました!
このときは今とはまた違ったエレクトロ×ハウスなサウンドですよね。
ラジオプレイされた後、Steve Aoki(スティーヴ・アオキ)から“Hey”含め3曲収録のEPを作るよう依頼され、Steve Aokiのレーベル「Dim Mak Records」からEPを発表。
EPのなかで本人たちも1番のお気に入りだという“Check This Out”は、オールドスクールなトランスやハードスタイル要素を取り入れた今までのスタイルとは違うサウンドに挑戦し、彼らの取り扱う音楽の領域の広さを目の当たりにしました!
同年アイスランドのフォーク・ポップバンド、Of Monsters and Menのナンバー“King and Lionheart”のブーロレグを制作したところ、世界の音楽を毎日ランキング形式で公開している「Hype Machine」のチャートで1位を記録!
この曲で初めて現在のようなキャッチーなプログレッシブ・ハウススタイルを見せてくれました!
2014年、ついにTiestoのレーベル「Musical Freedom」と手を組んで多くのシングルをリリースしたほか、Tiestoとともにリミックス制作も行いました。
リミックスのスキルもかなりのもので、人気R&Bシンガー、Trey Songz(トレイ・ソングス)の“Heart Attack”といった違うジャンルの曲も上手くメロディックなハウス・トラックへと変身させる能力も披露。
過去にアメリカやヨーロッパでツアーも敢行し40か国以上でパフォーマンス!
Ultra Music FestivalやWinter Music Conference、Electric Zoo Festival、Coachellaそして Tomorrowlandといった世界中の人気フェスにも出演し、人気DJの仲間入りを果たしました!
ちなみにプライベートですが、Luis TorresはAnastasiyaさんという同郷の女性と交際しており、5年以上付き合った今でもSNSに一緒の写真をアップするラブラブっぷり!
Julian Dzekoはトロントの実家に帰っては積極的に親孝行したり、自分の母親や姉も聴いてくれるような曲を作りたいと語るなど家族想いの優しい男性で、多くのトップDJたちとも仲良し。
2人も本当に良い人オーラが出ていてDJの技術面だけでなく内面も気に入りました!
憧れだったTiestoとも共演!
カナダのトロントで開催された8000人規模のTiestoのイベントを見た後に、機材も買ってDJとしての技術も学び始めたというJulian Dzeko。
時同じくして曲のプロデュースの仕方を勉強していたLuis TorresもまたTiestoに憧れを抱くなど、Tiestoは2人に大きな影響を与えました。
そんな情熱と彼らの卓越した才能がTiestoの耳に入るのは時間の問題で、2011年にJus Jackの“Can’t Wait”をDzeko & TorresがリミックスしたバージョンをTiestoが自身のポッドキャスト「Club Life」のミックスでプレイ!
Jus Jack
価格: 250円
posted with sticky on 2016.6.21
それだけにとどまらずDzeko & Torresの計り知れない潜在能力を感じとったTiestoは、Ultra Music Festivalのステージに上げ、自身が経緯するカンパニー「Red Light Management」とも契約しました!
2014年にはJohn Martin(ジョン・マーティン)のナンバー“Anywhere For You”をTiëstoとともにリミックスを手掛けました!
この曲、一度聴いたら止められないポップなリズムが頭から離れません!
個人的にはフェスの終盤あたりに聴きたいナンバー。
その後も多くのイベントで一緒にパフォーマンスを行い、現在では友達のように親しい間柄にまでなりました!
14歳のときにTiestoのライブを見てDJになりたいと思っていたのに、そんなTiestoと今では一緒にステージに立っているって純粋にスゴイことですよね!
しかも独学ということでかなり努力したのだと思います。
2015年を振り返った秀逸なミックスを公開!
今年2016年のはじめのことなんですが、2015年を振り返ったRecapミックスが素晴らしい出来だったので紹介したいと思います。
日本にもEDMブームが爆発的に広がった2015年を象徴する曲ばかりを集めた約10分間のミックスとなっているので是非聴いてみて下さい!
01. Martin Garrix & Matisse & Sadko – Dragon
02. Dzeko & Torres – Alarm
03. Eric Prydz – Generate (Acappella)
04. Dzeko & Torres feat. Delaney – Air (Acappella)
05. KSHMR – Dead Man’s Hand
06. Tiësto & MOTi – Blow Your Mind
07. Showtek feat. Vassy – Satisfied
08. KSHMR & Bassjackers feat. Sirah – Memories (Acappella)
09. Axwell Λ Ingrosso feat. Salem Al Fakir – On My Way
10. Major Lazer & DJ Snake feat. MØ – Lean On (Acappella)
11. VINAI feat. Harrison – The Wave
12. Jauz & Ephwurd – Rock The Party
13. Jack Ü feat. Justin Bieber – Where Are Ü Now (Acappella)
14. Valentino Khan – Deep Down Low
15. Carnage feat. Timmy Trumpet & KSHMR – Toca
16. Dimitri Vangelis & Wyman – Survivor
17. Martin Solveig feat. Sam White – +1
18. The Chainsmokers ft. Rozes – Roses (Acapella)
19. Calvin Harris feat. Ellie Goulding – Outside (Acappella)
20. Felix Jaehn feat. Jasmine Thompson – Ain’t Nobody (Loves Me Better) (Acappella)
21. Showtek feat. MC Ambush – 90’s By Nature
22. Oliver Heldens & Da Hool – MHATLP (HI-LO Edit)
23. Dzeko & Torres vs. Andres Fresko – Lose Your Mind
24. Martin Solveig & GTA – Intoxicated
25. Martin Garrix – Forbidden Voices
26. Oliver Heldens & Shaun Frank feat. Delaney Jane – Shades Of Grey (Acappella)
27. Sam Feldt feat. Kimberly Anne – Show Me Love (Acappella)
28. Kygo feat. Parson James – Stole The Show
29. Dannic & Shermanology – Wait For You
30. Tujamo & Danny Avila – Cream
31. R3hab & Sander van Doorn – Phoenix
32. Jewelz & Sparks – I Can Fly (Extended Mix)
33. Calvin Harris & Disciples – How Deep Is Your Love (Acappella)
34. Michael Calfan – Treasured Soul
35. Dimitri Vegas & Like Mike vs. Ummet Ozcan – The Hum
36. Firebeatz – Sky High (Tiësto Edit)
37. Avicii & Martin Garrix feat. Simon Aldred – Waiting For Love (Acappella)
38. Alvaro & JETFIRE – Guest List
39. Ummet Ozcan – Lose Control
40. Oliver Heldens & Zeds Dead – You Know
41. Martin Garrix & Tiësto – The Only Way Is Up
42. Tiësto & KSHMR feat. Vassy – Secrets (Acappella)
43. KSHMR & Marnik – Bazaar (Official Sunburn Goa 2015 Anthem)
44. BL3R & Andres Fresko – JumpOff (Carnage Edit)
45. Riggi & Piros & ZAXX – Alpha
46. Quintino – Devotion
47. DubVision – Heart
48. W&W – The One
49. Kygo feat. Conrad Sewell – Firestone (Acappella)
50. DVBBS – White Clouds [SPINNIN’]
51. Galantis – Runaway (U & I) (Acappella)
52. Oliver Heldens – Melody
53. Zedd feat. Jon Bellion – Beautiful Now
54. Curbi & Fox Stevenson – Hoohah
55. Sander Van Doorn & Firebeatz & Julian Jordan – Rage
56. ODESZA feat. Shy Girls – All We Need (Dzeko & Torres Remix)
57. Tiësto & Don Diablo feat. Thomas Troelsen – Chemicals (Acappella)
58. Dzeko & Torres & Maestro Harrell feat. Delora – For You (Acappella)
59. Dzeko & Torres feat. Delaney Jane – L’amour Toujours (Tiësto Edit)
2014年をまとめた10分間のミックスも併せて載せておきます!
Dzeko & Torresのオススメ曲
Dzeko & Torres – L’Amour Toujours feat. Delaney Jane (Tiësto Edit)
カナダ出身の女性シンガー、Delaney Jane(デラニー・ジェーン)をフィーチャリングしたナンバーで、Tiëstoもエディットに加わっています。
Dzeko & Torresの代表曲といったらこの“L’Amour Toujours”は外せません!
この曲はイタリアの有名DJ、Gigi D’Agostinoが1999年にリリースした名曲“L’Amour Toujours”を大胆にサンプリングしています。
フランス語のタイトル「L’amour Toujours」は「love always(ずっと愛している)」という意味の通り、「あなたとずっと一緒にいたい!」という愛を歌った曲となっています。
Dzeko & Torres
価格: 200円
posted with sticky on 2016.6.21
KSHMR, Dzeko & Torres – Imaginate
日本でも人気のインド系アメリカ人DJ、KSHMR(カシミア)ともコラボしていたんですね!Dzeko & Torres要素が強いですが。
この曲も一度は聴いたことあるのではないでしょうか。
歌詞からしても儚さというか切なさを備えたバラードだけども、アップリフティングなドロップでアガれるナンバー!
こういう曲に弱い人も多いと思います!
Dzeko & Torres, Maestro Harrell – For You (feat. Delora)
シカゴ出身のDJ、Maestro Harrell(マエストロー・ハレル)とのコラボで、LA出身のシンガー/DJ2人組、Delora(デローラ)をヴォーカルに迎えたナンバー。
ポップでキャッチーなメロディにのるDeloraの透き通るなヴォーカルがとてもマッチしています!
Maestro Harrellは他にも“True”や“Higher”など“For You”に似た美しいナンバーを制作しているので彼も要チェックですよ!
Antoine Becks & Maestro Harrell
価格: 250円
posted with sticky on 2016.6.21
Dzeko & Torres – Alarm
上3つのプログレッシブ・ハウスとは打って変わって、ヘビーなビートとレイブ向けのシンセの音がカッコ良いクールな曲に仕上がっています!
プログレッシブからダーティなエレクトロまで作れるとは幅広いですね!
MOTi, Dzeko & Torres – Ganja
Tiesto(ティエスト)の1番弟子のMOTi(モーティ)とのコラボ・ナンバー。
この曲はどちらかというとMOTi要素が強いですかね。
タイトルからしても攻めてるパワフルなビッグ・ルームとなっています!
Dzeko & Torres – Home feat. Alex Joseph
男性シンガーのAlex Joseph(アレックス・ジョセフ)をフィーチャーしたナンバー。
Alex Josephのヴォーカルが印象的なポップ寄りのハウス・トラック!
ドロップの音とメロディは相変わらず中毒性が高く、すぐに心を掴まれちゃいます!
もちろんここでいう「ホ-ム」はDzeko & Torresのホームタウンであるカナダ・トロントのことで、故郷愛を歌っています。
Dzeko & Torres – Air feat. Delaney Jane
“L’Amour Toujours”でも共演したDelaney Janeがヴォーカルを務めています!
キャッチーなメロディのなかにエネルギッシュなグルーヴを感じる彼らの人気の曲のひとつ。
Delaney JaneはDVBBS(ダブズ)の“LA LA LAND”やShaun Frank(ショーン・フランク)とKSHMR(カシミア)の“Heaven”など沢山のEDMソングにフィーチャーされている今や売れっ子の女性シンガーです!
Shaun Frank & KSHMR
価格: 200円
posted with sticky on 2016.6.21
Dzeko & Torres and Andres Fresko – Lose Your Mind
アメリカ・マイアミ出身のDJ、Andres Fresko(アンドレス・フレスコ)とのコラボ・ナンバー。
ブレイクダウンからビルドアップ、ドロップまで常に力強さを感じるアグレッシブなサウンドが特徴!
中盤、ベースミュージックっぽい音も入ってきたりと新しい試みも加えた1曲です!
Dzeko & Torres and Hellberg – Care For Me
スウェーデン出身のDJ、Hellberg(ヘルバーグ)とのコラボ・ナンバー。
プログレッシブ・ハウスに強い3人が手を組んだだけに、繊細ながらも高揚感が半端ない作品に仕上がっています!
Imagine Dragons – Demons (Dzeko & Torres Remix)
ラスベガスを中心に活動するアメリカのオルタナティヴ・ロック・バンド、Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ)のナンバーをDzeko & Torresがアレンジしたナンバー。
プログレッシブ・ハウスの王道を極めた曲の構成となっていて、ドロップの激しくも美しい感動系のサウンドがたまりません!
ZHU – Faded (Dzeko & Torres Remix)
YouTubeで2000万回以上の再生回数を誇る中国系アメリカ人DJ/プロデューサー、ZHUのナンバーをリミックスしています。
落ち着いたオリジナルにどう手を加えてくるかと思ったら、プログレッシブではなくビッグルーム寄りのサウンドを取り入れた絶妙なリミックスにしてきました!
原曲と聴き比べてみるのも面白いですよ!
おわりに
いかがでしたか。
Dzeko & Torres(ジェコ&トーレス)の曲は正直全てオススメです!
今後も自身が築いてきたメロディックなプログレッシブのスタイルを貫いていくそうですが、2016年はフェス向けというよりは家でくつろいでいるときやドライブ中に聴きたくなるようなしっとりしたサウンドの曲を幾つか出す予定とのこと。
早く彼らの新曲を聴きたいですが、なにより日本でのパフォーマンスも大いに期待しています!
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