本日は、NoCopyrightSounds(NCS)から数多くの名曲を生み出したプロデューサー、Tobuについて紹介します。
目次
Tobuとは
Tobuとは、ラトビア共和国出身の音楽プロデューサー。
本名はToms Burkovskisなので、ファーストネームとラストネームのそれぞれ最初の2文字を取ってステージネームを「Tobu」としており、「7obu」と表記されることもあります。
1992年9月10日生まれの26歳(2019年8月現在)であるTobuは、2012年頃からYouTubeを中心に自身で制作した楽曲をアップし、後にNoCopyrightSounds(NCS)などから多数のヒット曲を生み出しました。
昔からメロディックな音楽が好きだというTobuは、デンマークのバブルガム・ダンスグループ Aquaや、オランダのユーロダンス系ポップグループ Vengaboysといったアーティストたちのスイートなメロディに大きな影響を受け、11歳の頃から音楽制作をスタート。
はじめはeJayというソフトウェアを使って趣味レベルで音楽を作っていましたが、17歳くらいのときからFL Studioのコピーを使って本格的に取り組むようになります。
Tobuは音楽スクールなどには全く通ったことがなく、YouTubeにあがっているチュートリアル動画を見たり、同じプロデューサーの友人たちからアドバイスをもらったりしてテクニカル面も磨いていきました。
また音楽理論に関する知識もありませんでしたが、ピアノを何時間も弾いてメロディやコード進行について理解を深めていったそうです。
Tobuは2014年にNCSから初となる楽曲“Seven”をリリースし、その後も“Hope”や“Cloud 9”などYouTubeで約1億回の再生数を誇るヒット曲を連発。
Tobuにとって「NCSがなければ今の自分はいなかった」と語るほどNCSは大きな存在だと言えます。
リリースするペースは決して速くないですが、2016年にはアルバム『Sugar』を発表し、最近ではSteernerやItroなど色んなアーティストともコラボするようになり、NCSだけでなくArmada Zoukからも曲をリリース。
Electrolight & Tobu
価格: 250円posted with sticky on 2019.8.9
2019年に入ってからも5月に“Keep On Living”を公開しましたが、8月14日(水)にはTom Mårtenssonをフィーチャリングした新曲“Blessing”をリリースすることが決定しています!
8.14 🙌 pic.twitter.com/XDorI6jSjb
— Tobu (@tobuofficial) 2019年8月7日
Aviciiに捧げた楽曲をリリース
TobuはAviciiやdeadmau5, ロシア出身のプロデューサー、Archie(現在は「Desso」というステージネームで活躍)から大きなインスピレーションを受けたそうで、彼らの影響もあってメロディックな音楽の制作を目指します。
Tobuは何でも自分で決めたい性格であるため、基本的には誰かとコラボせずにソロの楽曲を出す方が好きだそうですが、2014年のインタビューで、もしAviciiとコラボできるのであれば是非したいと語っていました。
Absolutely devastated news, true legend, I’m speechless @Avicii 😭 You’ll always be number 1 artist in my heart!!!
— Tobu (@tobuofficial) 2018年4月20日
2018年4月20日にAviciiがこの世を去ったとき、TobuはSNSで哀悼の意を表すとともに、その数日後にはAviciiに捧げた“Need U”という楽曲を公開して、自分が音楽を作るきっかけとなった人物だと語っていただけに、Aviciiとのコラボは実現して欲しかったですね。
My dedication song to the one and only @Avicii ◢ ◤ https://t.co/O6bKi5aUas
— Tobu (@tobuofficial) 2018年4月22日
AviciiはTobuを含め、多くのアーティストにインスピレーションを与えてくれたので、Aviciiの意志や曲は多くの人々の心の中で生き続けることでしょう。
Tobuのオススメ曲
Steerner & Tobu – Alive
スウェーデン出身のプロデューサー、Steernerとコラボしたナンバー。
Tobuと同様にメロディックなサウンドに定評のあるSteernerとタッグを組んだ極上のプログレッシブハウスとなっており、Proximityからのリリースです!
TobuとSteernerのサウンドの相性は抜群で、一緒にAlan Walkerの“Tired”をリミックスしたこともあります!
Tobu – Need U
上でも触れましたが、Aviciiが亡くなった数日後に公開したナンバー。
音楽プロデュースのきっかけで尊敬していたAviciiに捧げた曲で、TobuのAviciiに対する強い想いやパワーが感じられるエモーショナルなサウンドに仕上がっています!
Tobu – Nostalgia
随所にクラシックなスタイルが垣間見れ、タイトルの通りノスタルジックな感情がこみ上げてくるサウンドに仕上がっています!
Tobu – Infectious
こちらもTobuの楽曲の中で人気のある1曲で、中毒性の高いメロディが永遠に聴いていられます!
Tobu – Calling
2018年にリリースされたこの曲は、2014年から制作をスタートし、何度も修正に修正を重ねてようやく完成した1曲で、Tubu自身にとっても特別な1曲だそうです!
SterrnerやDiviners, Monoir, Kovan, Wholmによるリミックスバージョンもあるので、聴き比べてみて下さい!
Tobu & Itro – Sunburst
“Cloud 9”や“Fantasy”でも共演したオランダ出身のプロデューサー、Itroとコラボしたナンバー。
昔のAviciiのスタイルを彷彿とさせるサウンドで、出だしからエモーショナルさ全開の1曲です!
Tobu – Candyland
サウンドからハッピーな感情が満ち溢れており、いつまで経っても色褪せないメロディックハウスとなっています!
この曲は2015年にNCSからリリースされたコンピレーションアルバム『NCS: Infinity』にも収録されました!
Tobu, Wholm & Blume – Cool
スウェーデン出身のプロデューサー、Wholmと同じくスウェーデン出身のプロデューサー、Blumeとコラボしたナンバー。
Aviciiと同郷で彼の意志を継いだWholmとBlumeの要素も加わり、エモーショナルさが倍増しています!
ちなみにWholmとBlumeはSteernerとも“Polar”でコラボしており、こちらもオススメです!
おわりに
いかがでしたか。
Tobuがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたでしょうか。
ここでピックアップした楽曲はほんの一部で、Tobuの楽曲はお世辞抜きに全てオススメですので是非他の楽曲も聴いてみて下さい!
Tobuが紹介されるのずっと待ってた~
NCSでEDMに興味を持った人間なのですごく嬉しい
Tobuやっと紹介できました!
今後もNCSから活躍したアーティストを紹介していきたいと思います!