世界中のチャートを賑わし、今年2016年のUMF(ウルトラ・ミュージック・フェスティバル)で、Tiësto(ティエスト)やDash Berlin(ダッシュ・ベルリン)、Don Diablo(ドン・ディアブロ)といった大御所DJたちがこぞってプレイしたモンスター・ナンバー『Faded』。
https://www.youtube.com/watch?v=-HYY35VVsqE
現在、YouTubeではなんと2億7千万回近く再生されています!
驚くべきは、実はこの曲を作ったアーティスト、まだ18歳の新人プロデューサーなのです!
本日はそんな多くの期待を掛けられているAlan Walker(アラン・ウォーカー)について紹介したいと思います!
目次
Alan Walkerとは
Alan Walker(アラン・ウォーカー)とは、イギリス出身のノルウェー人プロデューサーです。
1997年8月24日生まれの現在18歳という若さなのですが、デビューシングル“Faded”はYoutubeで再生回数2億回越えするなどかなり話題を呼んでいます!
イングランド中東部に位置するノーザンプトンで、ノルウェー人の母親とイギリス人の父親に間に生まれたAlan Walkerは、2歳のときにノルウェー西部のベルゲンに家族で引っ越し、幼少期から現在までそこで過ごしました。
デジタル時代に生まれたAlan Walkerは早い時期からコンピュータに関心を示し、後にプログラミングやグラフィック・デザインにまで興味を持ち学ぶことになります。
2012年、彼が15歳のときにゲーム仲間でもあるオンライン上の友人たちの力も借りつつ初めて自分のパソコンで音楽を作成!
すると、これがすぐにレコード・レーベルの目に留まりました!
そしてUKのレコード・レーベル「NSC(NoCopyrightSounds)」を通してYouTubeにリリースした“Fade”は瞬く間に注目を集め、NCSのコンピレーション・アルバム『Uplifting』にも収録。
2015年には“Spectre”と“Force”というナンバーを立て続けに発表しています。
その後、「Sony Music Sweden」傘下の『MER Musikk』と契約し、2015年4月にノルウェー出身の女性シンガー、Iselin Solheimによるヴォーカルが加わったリマスター・ヴァージョン“Faded”をリリース!
この曲はノルウェーやスウェーデンのチャートだけでなく、フィンランドやデンマーク、イタリア、アメリカ、ドイツ、イギリス、アイルランド、オランダなど世界中のチャートでトップにランクイン!
世界最大の楽曲数を提供している音楽配信共有サービス『Spotify』では“Top 50 Global(世界のトップ50曲)”にトップ10入りも果たしました!
ちなみにこの“Faded”リリースによって、彼の人生自身も大きく変わり、プロデュースに専念するため大学を辞め、現在多くの新曲を制作しているとのことで発表が楽しみですね!
“Faded”誕生秘話
はじめ“Fade”を作るにあたって、トロピカル・ハウスのサウンドにしようと思ってプロデュースしていたそうですが、その後エレクトロ・ハウスのドロップを曲に挿入。
しかし、トロピカル・ハウス+エレクトロ・ハウスでは上手く融合することができなかったため、完全なエレクトロ・トラックにしようと決意したそうです。
その際にインスパイアを受けたのがオランダ出身の19歳のプロデューサー、Ahrixの“Nova”であったり、ノルウェー出身のプロデューサー、K-391のメロディックなスタイルだと語っています。
https://www.youtube.com/watch?v=FjNdYp2gXRY
彼らの曲によって、どのようにサウンドとメロディを組み合わせばいいかを学んだそうです!
彼は映画のサウンドトラックが大好きで、そういったサウンドトラックからインスパイアされることも多く、お気に入りのア―ティストとしてK-391やAhrixのほか、Steve JablonskyやHans Zimmer, KSHMRを挙げています。
確かに“Fade”なんか映画のエンディングに流れていてもおかしくないような壮大感がありますよね!
そしてSonyと契約したAlan Walkerは、“Fade”を“Faded”として再リリースする際、ヴォーカルを募集したのですが、最初に送られてきたデモに入っていたヴォーカルがIselin Solheimだったのです。
デモを聞いた瞬間、Alan Walkerも「彼女だ!」と直感的に感じ、すぐに連絡を取りスタジオで作業に入りました。
確かに彼女のヴォーカルあってのこの曲ですよね!
このように“Faded”が世に出るまで2年間の歳月がかかったそうです!
「X-Games Oslo」で1万5000人の観客を前に行った生パフォーマンスは圧巻で感動するので、是非見てみて下さい!
徹底された自己表現!
彼のInstagramなどSNSを見ると、常に自分のロゴが入ったパーカーで頭まですっぽり覆った写真ばかりアップされています。
普通、これだけ有名になれば自分の素顔や華やかな日常などをアップしたくなるものでしょうが、彼は一切そんなことはしていません。
曲を作り始めた2012年から自分の曲をインターネットにアップロードしてきたが、一度も有名になろうと思ったことはないそうです。
自分の外見などではなく、曲だけを聴いて評価して欲しいためとのことですが、まだ18歳だというのに私よりしっかりし過ぎです!笑
ちなみにAlan Walkerのロゴですが、2010年からグラフィック・デザインを趣味で始めたAlan Walker自身が自分でデザインしたそうですよ!
このロゴですが、左右対称ではなく敢えて若干アシンメトリーにしているところからも秀逸さを感じますね!
あまりプライベートが分からないAlan Walkerですが、MNNが分かっていることは「Happy(ハッピー)」という名の愛犬を飼っていること位です。笑
あと自身のベッドルームに構えたスタジオもアップしていましたよ!
数枚だけですが顔が写ったレアな写真があったので載せておきます!
多くのトップDJたちがリミックス!
4月29日には“Faded”のリミックスEPも発売され、Dash Berlin(ダッシュ・ベルリン)やTiësto(ティエスト)などトップDJたちによるリミックス・ナンバーが収録されています!
色んなリミックスを聴いてみて、お気に入りのナンバーを見つけてみて下さい!
Dash Berlin Remix
Tiësto’s Deep House Remix
Tiësto’s Northern Lights Remix
Hardwell Remix
https://www.youtube.com/watch?v=iPLRlY48CPA
W&W Remix
https://www.youtube.com/watch?v=qy3s_aOSAp4
Tungevaag & Raaban Remix
Luke Christopher Remix
Y&V Remix
おわりに
いかがでしたか。
Alan Walker(アラン・ウォーカー)、この先かなり有望です!
すでにいくつか新曲を録り終えたとのことなので心待ちにしていましょう!
Alan Walkerはじめ、10代や20代前半の若くて実力のあるアーティストがどんどん台頭してきていて、今後のEDMシーンもまた更に面白くなっていきそうですね!
イギリス出身の人気歌手、Conor Maynard(コナー・メイナード)によるカバーも素敵なので是非聴いてみて下さい!
NSCじゃなくてNCSかと
ご返信遅くなって大変申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。すぐに修正させていただきました!
Tiёsto(ティスト)となっていますが読み方は(ティエスト)だったかと。
ご指摘ありがとうございます。すぐに修正させていただきました!