先日公開した CHYL の記事に続き、これまた日本でも人気急上昇中のフィメール DJ /プロデューサー Merow について紹介したいと思います!
22 歳という若さにして、Martin Garrix 主宰のレーベル STMPD RCRDS と契約し、攻撃的なベース・ハウスバンガーを次々に投下している Merow の魅力に迫ります。
Merowとは
Merow こと Megan Nelemaat は、オランダ・アルクマール出身のフィメール DJ /プロデューサーで、2002 年 6 月 25 日生まれの現在 22 歳です。(2024 年 7 月現在)
主にベース・ハウスシーンにおいて急速に成長を遂げており、すでに DJ、音楽プロデューサーとしての地位を確立しています。
世界的 DJ になりたいという決意と意欲に駆り立てられ、11 歳の頃からレッスンに通って技術を磨き、ヨーロッパ各国のあらゆる DJ コンテストにも積極的に参加するなど全力を尽くしていた Merow 。
彼女の SNS を見れば分かるように、十代前半からレーベル主催のもの含め、ありとあらゆるコンテストに参加しては優勝を勝ち獲っています。
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地元のクラブはもちろん、自分の学校のイベントでも度々 DJ を披露していましたが、2018 年、彼女が 15 歳のときにはオランダの大型フェス Dancetour Lelystad に出演。
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また同年、ギリシャのクレタ島で開催された DJ Battle of Starbeach でも優勝したことで、国際的なギグもスタートさせ、母国だけでなく、ギリシャやベルギーのクラブでもプレイするようになり、Quintino や Sophie Francis, Bizzey, Jebroer, The Partysquad などと一緒にフェスやクラブでの共演を果たしました。
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DJ だけでなく、楽曲プロデュースもスタートし、Martin Garrix や Julian Jordanも通っていたオランダの名門プロダクションスクール Herman Brood Academy に入学し、2019 年には自身初となる楽曲 “Twerk” を SoundCloud に公開。
2019 年の ADE では、Mesto の 18 歳以下限定のショーのオープニングを務めたこともあります。
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Herman Brood Academy のクラスで唯一の女子学生であった Merow は、自身の風変わりだけどアクセスしやすいサウンドで、セッション中に Mixmash Records のデモドロップを通じて多くの印象を与えたことで、2021 年に Next Era Publishing と独占リリース契約を締結しました。
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そして、2023 年に Herman Brood Academy を卒業後、その年の 10 月に Martin Garrix 主宰の STMPD RCRDS からデビュー・シングル “Kick It To The Drum” をリリース。
またこの年、Tomorrowland や Parookaville にも初出演したほか、1001Tracklists の “Future of Dance” を受賞するなど、2023 年は Merow にとって飛躍の年となりました!
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STMPDを代表するアーティストへと急成長中!
Merow は 2023 年にMartin Garrix が JBL とタッグを組んで開催した 3 日間限定のミュージックアカデミーに合格。
自己 PR のビデオと自分の代表曲 3 つを提出し、厳選なる審査が行われた結果、世界中から集まった 40人の才能あるプロデューサーのひとりに選ばれたのです。
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Martin Garrix 本人による講演だったり、自分の才能を最大限に引き出すことを目的とした様々なトレーニングが行われたようで、実際に STMPD Studios で楽曲制作も実施。
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初めて自身が出演した 2023 年の Tomorrowland では、Monstercat ステージと Shaq’s Bass All-Stars ステージの 2 回にわたって出演しましたが、Tomorrowland でプレイしたときの興奮をサウンドで表現し完成させたのが、STMPD RCRDS からのデビュー・シングル “Kick It To The Drum” なのです。
その後も同レーベルから “Talkin’ To” や “GET UP” といったソロ・トラックや、NUZB や Moksi, Vluarr とのコラボ・トラックもリリース。
2022 年の 1001Tracklists のインタビューでコラボしたいアーティストとして、Curbi と Moksi の名前を挙げていましたが、すでに Moksi とは B2B セットを披露したほか、コラボまで実現させてしまったのです!
そのほかにも、2023 年に Martin Garrix が RAI Amsterdam で行ったソロ公演「IDEM」ではサポートアクトを務めたほか、2024 年に Martin Garrix がイビサの Ushuaïa でレギュラーを務めるイベントに出演することも決まっています!
Don Diabloのショーにインスパイア
Merow は 16 歳のときに、アムステルダムで行われた Don Diablo の FUTURE XL ショーを観に行ったのですが、初めて鳥肌が立つほど感動したショーだったそうです。
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音楽だけでなく、ビジュアル面や雰囲気も素晴らしく、あの時あの場所で Don Diablo を見たことが、自分の夢を追い続けるという決心に大きな影響を与えたそうです。
また、DJ だけでなく、自分の曲をもっと作りたいという想いも強くなったそうで、音楽プロデュースをスタートして 3 年後には、Dr. Fresch 主宰の House Call Records や Spinnin’, BDMNR といったレーベルからリリースするまでに成長。
Merow は自分の作品に特定のテーマを入れるように心がけており、例えば、”Welcome Aboard” には SF のテーマがあり、”Represent” という曲にはコードにオールドスクールかつハッピーな雰囲気のテーマを持っています。
ドロップはベースをグルーヴィーに保ち、リードサウンドに複数の種類のベーススタブを入れるようにしており、曲の中にリースベースを加えるのが大好きなんだそうです。
6 月にカナダで開催された Escapade Music Festival では、プレイの途中で悪天候のため中止となってしまいましたが、8、9 月は Mysteryland のメインステージへの出演も決まっているなど、今後の活躍からも目が離せません!
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