Aviciiが2011年7月22日に出した“Fade Into Darkness”のリリース10周年を記念して、スウェーデン出身のシンガーソングライター、Andreas Moeによるアコースティックバージョンが公開されました!
この曲はイギリスの作曲家/ギタリストであるSimon Jeffesを中心としたアヴァン・ポップ・バンド Penguin Cafe Orchestraの“Perpetuum Mobile”をサンプリングしており、当初、元ネタのバンド名を取って“Penguin”というタイトルのヴォーカルが入っていないバージョンでリリース。
その後、Andreas Moeによるヴォーカルが加わり、“Fade Into Darkness”というタイトルで発表されました。
“Penguin”が発表された後にリリースされたイギリスの女性シンガー、Leona Lewisの“Collide”という曲が、“Penguin”で使われているピアノのループを無断でサンプリングしているとしてトラブルになるなど、何かと世間を賑わせたのも記憶に残っているのではないでしょうか。(後に[Leona Lewis/Avicii]とクレジット表記することで和解)
そんな“Fade Into Darkness”もリリースからもう10年が経過したということで、10周年を祝してオリジナルにも参加しているAndreas Moeがアコースティックバージョンを公開しました。
豊かであたたかみのあるアコースティックギターと繊細なピアノ・タッチ、そしてAndreas Moeの情感豊かな歌声が美しく響いており、「君が手を握ってくれていたら不安なんて何もない / 僕たちは暗闇に飲み込まれたりなんかしない」といったメッセージ性の強いリリックがより一層胸に刺さります。
“Fade Into Darkness”がリリースされてもう10年が経ったなんて信じられないよ。この曲は今尚僕にとって、とても大きな意味のある曲で、メンタルヘルスに対する意識を高め、間違った認識を正すためにこのアコースティックバージョンを制作したんだ。みんなも自分自身を大切にして、これからも周りの友人のことも気にかけて欲しい。 – Andreas Moe
2019年12月に開催されたAvicii追悼コンサートで披露したAndreas Moeとフルオーケストラによる“Fade Into Darkness”も歌詞を噛み締めながら聴いてみて下さい。
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