前回は5月20日(土)にageHaに出演するZeds Dead(ゼッズ・デッド)の記事を書きました。
今回は当日、Zeds Deadとともに出演が決まっている人気フィメールDJ、Anna Lunoe(アナ・ルノー)について紹介したいと思います!
Zeds Deadもかなり人気が高いですが、彼女目当てでイベントに行きたいという方も多いと思うので、予習として読んでみて下さい!
目次
- 1 Anna Lunoeとは
- 2 自身のラジオショー「HYPERHOUSE」も大人気!
- 3 EDCのメインステージで初めてソロでパフォーマンスしたフィメールDJ!
- 4 ageHaの「WORLD CLASS」に出演!
- 5 Anna Lunoeのオススメ曲
- 5.1 Anna Lunoe – Radioactive
- 5.2 Anna Lunoe, Valentino Khan, & Wuki – Bullseye
- 5.3 Anna Lunoe & Sleepy Tom – Stay Awake
- 5.4 Sleepy Tom – Pusher feat. Anna Lunoe
- 5.5 Chris Lake x Anna Lunoe – Stomper
- 5.6 Tommy Trash – Me & U feat. Anna Lunoe
- 5.7 Anna Lunoe – Breathe
- 5.8 Anna Lunoe – All Out
- 5.9 Flume – Say It feat. Tove Lo (Anna Lunoe Remix)
- 6 おわりに
Anna Lunoeとは
Anna Lunoe(アナ・ルノー)とは、オーストラリア出身のフィメールDJ / プロデューサーです。
プロデュースやDJもバリバリこなしますが、それだけでなく作詞して自らも歌うヴォーカリスト/ソングライターとしても活躍するなどマルチな才能の持ち主なのです!
ベースミュージシャンの父親、ギターとドラムをそれぞれ弾く2人の兄、そしてベースを演奏する姉に囲まれ、オーストラリアのシドニーで生まれたAnna Lunoe。
演奏される色んな楽器の音や兄や姉が聴いていたレコードなど常に音楽に溢れた家庭で育った彼女もまた幼い頃からアコースティックギターとヴァイオリン、ピアノを弾き、さらには自分で曲に合わせて作詞をするのが得意な女の子でした。
同時に音楽に関するジャーナリストになりたいという夢があり、実際にバンドにインタビューなど行っていましたが自分の好きなバンドだけでなく興味のないバンドでもとにかく褒めることが嫌になりジャーナリストの夢を捨てます。
2006年、ニューヨークに少し住んでいたときにダンスミュージックに興味を持ち、有名なDJになるため毎日猛練習に励み、地元に戻ってシドニーのラジオステーション「FBi RADIO」のダンスショーのホストを務めるまでに成長。
昔から友人に聴かせるためにミックステープを作ったり、ラジオで流れるTop 40を録音してはその歌詞を日記に書き留めたり、図書館で70年代のロックミュージックのDVDを見るほど音楽が好きで、そういった経験からも遠賀に関する知識を付けたそうです。
「自身の音楽のルーツはR&Bとヒップホップにある!」と断言しているだけに彼女の曲はエレクトロニックミュージックにヒップホップのフレーバーを混ぜたサウンドとなっています。
彼女のプロデュースのスタイルについてですが、まずヴォーカルを考えてその後そのヴォーカルをもとにサウンドを構成していくというやり方を取っており、「全てのパートを自分でこなしたい!」「色んな事に挑戦してみたい!」という願望から自分のヴォーカルを起用することに決めたです。
そんなチャレンジ精神旺盛な彼女は世界的なレコード・レーベル、“Ministry of Soundのオーストラリア法人にて初めてパフォーマンスを行った女性”にもなりました!
Ministry of Soundからは3つのコンピレーションアルバムも出しているのですが、いずれもオーストラリアにおいてゴールドディスクを獲得し、Beatportのインディーダンスコンピレーションチャートでトップにランクイン。
2010年にはオーストラリアの人気ロックフェス、Big Day Out FestivalやParklife Festivalに出演したり、アメリカの女性ヒップホットリオ、Salt N Pepa(ソルト・ン・ペパー)のツアーに同行するなどしても活躍しました。
このようにオーストラリアで5年間DJ/プロデューサーをしていた彼女ですが2012年に地元であるシドニーからLAに拠点を移し、より一層本腰を据えて音楽のキャリアを積むことを決心。
その強い決心通り、引っ越してすぐに出したデビューEP『Anna Lunoe & Friends』で一気にEDMシーンに爪痕を残しました!
というのもオーストラリア出身のDJ、Touch Sensitive(タッチ・センシティブ)とコラボした“Real Talk”は、Beatportのインディーダンスチャートで4ヶ月にも渡って1位を独占!
同じくオーストラリア出身のDJ、Flume(フルーム)とコラボした“I Met You”はYouTubeで300万回以上再生される人気曲となりました!
勢いはさらに加速し2014年に出した“Bass Drum Dealer (B.D.D)”はあのSkrillex(スクリレックス)から注目され、彼のレーベル「NEST HQ」からリリース!
2013年にはカナダ出身の人気R&Bシンガー、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)のアメリカツアーのサポーターに抜擢され、アメリカ出身の女性シンガー、Banks(バンクス)ともにオープニングアクトを務めたことでも有名です!
その後セカンドEP『All Out』をリリースすると、iTunesのダンスチャートで初週で4位に登場するなど好調な滑り出しを見せました。
2015年にはカナダ出身のDJ、Sleepy Tom(スリーピー・トム)とコラボした“Pusher”やイギリス出身のDJ、Chris Lake(クリス・レイク)とチームを組んだ“Stomper”を出すなど曲を積極的にリリース。
後ほど触れますが、2016年には多くのアーティストが憧れる人気フェスのひとつ、Electric Daisy Carnivalのメインステージでのパフォーマンスを果たします!
EDCだけでなくCoachellaやLollapalooza, Ultra, TomorrowWorld, HARD Summerなど世界各国のビッグフェスに出演していることからもその人気は証明されています。
今年2017年にはSpinnin’ Recordsから“Stay Awake”をリリースし、プライベートでは自身のインスタグラムにて妊娠を報告するなどおめでたいこと続きのAnna Lunoe。
妊娠したもののCoachellaやArts Festivalでは変わらすパワフルなプレイをこなすなど、心から音楽を愛する力強い女性像を見せてくれ、さらに多くのファンを魅了したと言えます!
余談ですがデンマークとレバノンの血筋をひいているだけに中東のようなエキゾチックな雰囲気も持ち合わせているAnna Lunoeは昔DJになる前、モデルをしていた時期もあります。
DJになってからもファッションショーでプレイしたり、シャネルやフェンディ、プラダ、ルイヴィトンのために音楽をプロデュースすることもあり、“I Met You”のPVでもファッションなど芸術性の高さを見て取れるかと思います!
自身のラジオショー「HYPERHOUSE」も大人気!
Anna Lunoeは2015年からApple Musicの「Beats1 Radio」が送るウィークリーラジオ番組のホストを務めています。
なんでもきっかけは元イギリスのラジオ局「BBC Radio 1」の人気DJで現在同じく「Beats1 Radio」のDJを務めるZane Lowe(ゼイン・ロウ)からの誘いだったそう。
「BBC Radio 1」を去ったばかりのZane Loweから急にTwitterでフォローされ、「好きなように何でもしていいから私のためにラジオ番組をして欲しい!」と連絡があったそうですが、あのZane Loweからも一目置かれていたとはさすがです!
その後同じくBeats1 Radioにて100以上の国に放送している自身のラジオ番組「HYPERHOUSE」をスタートさせました!
「HYPERHOUSE」ではリスナーに少しでも多くの曲を楽しんでもらうために、1曲だいたい4分位で次の曲に繋ぐようにしているそうです。
彼女は毎週新しい曲を400~500曲も聴くそうで、そのなかから気に入ったものをラジオでかけるため、フェスなどでかける自身のセットよりさらに幅広い内容となっています。
またこの番組には過去にJamie XX(ジェイミー・フォックス)やDiplo(ディプロ), Kaskade(カスケイド), Boys Noize(ボーイズ・ノイズ), What So Not(ホワット・ソー・ノット), Tokimonsta(トキモンスタ), Yellow Claw(イエロー・クロウ)、そして今回AnnaLunoeとともにageHaに来日するZeds Deadなど多くの人気アーティストをゲストに呼んでいます。
特にDiploに関しては彼の「Diplo & FRIENDS」にも出演したり、プライベートでも会ったりと公私ともに仲が良いみたいです。
また「HYPERHOUSE」はラジオ番組としてだけでなく、2016年にHolyShipやWMCといったフェス含め15の都市でパフォーマンスを行うツアーも開催し、そのときSleepy TomやDJ Sliink(DJ スリンク), Rezz(レズ), San Holo(サン・ホロ)らとも共演を果たしました!
EDCのメインステージで初めてソロでパフォーマンスしたフィメールDJ!
Anna Lunoeはラスベガスで開催される人気EDMフェスのひとつ、“Electric Daisy Carnivalの、しかもメインステージに初めてソロで出演したフィメールDJ”でもあるのです!
※2014年に出演したKrewella(クルーウェラ)が、Electric Daisy Carnivalのメインステージで初めてプレイしたフィメールグループ。
実は同じくオーストラリア出身のフィメールDJ、Alison Wonderland(アリソン・ワンダーランド)もまたこの2016年のEDCのメインステージに登場したのですが、この2人の活躍は多くのフィメールDJたちに大きな自信を与えたはずです!
そんなAlison Wonderlandもまた7月7日(金)、ageHaに出演することが決定しています!!
大きなステージで出演する機会が増えてきたAnna Lunoeですが、自身をEDMのDJとは全く思っておらず、現在もメインフロアでEDMをかけるよりサブフロアでもっとアンダーグラウンドな曲をかけることが好きなのだそうです。
今後ますます大きな舞台で活躍していくでしょうが、いつまでもアングラな精神を忘れず良い意味で風変わりな曲を聴かせて欲しいですね!
ageHaの「WORLD CLASS」に出演!
前回のZeds Dead(ゼッズ・デッド)の記事でも紹介しましたが、Anna Lunoeが5月20日(土)にZeds DeadとともにageHaの人気ベースミュージックパーティー「WORLD CLASS」に出演します!
今回Anna Lunoeの初来日、しかもZeds Deadも同時来日という奇跡のブッキングが実現しました!
さらにEXILEファミリーのPKCZのメンバーでもあるDARUMAやSteve Aokiのレーベル「DIM MAK」から曲もリリースし、2013年の「Red bull Thre3Styleチャンピオン」でもあるSHINTARO、Skrillexが主宰する「OWSLA」のサブレーベル「NEST HQ」からもリリースする日本を代表するトラックメイカーのひとり、Masayoshi Iimori、Anna Lonoeの「HYPERHOUSE」でプレイされたことのある若干20歳のDJ/トラックメーカー EGLという実力派がラインナップ。
その他各フロアではベースミュージックからEDM、ヒップホップとさまざまなジャンルを楽しめるパーティーが開催!
そして「WORLD CLASS」オリジナルの飲食と音楽の両方を楽しめる若手育成プログラムフロア「ACADEMY」フロアが出現するということでこちらも非常に気になります!
あた先日4月21日のMija(ミーハ)来日公演のチケットを購入した方は特別料金で入場できるので、MijaにAnna Lunoeと今EDMシーンで大活躍するフィメールDJたちの熱きパフォーマンスを目撃して下さい!
【2017.05.20(土) WORLD CLASS ZEDS DEAD × Anna Lunoe】
DOOR : ¥3,500
ageHa Member : ¥2,500
International Coupon :¥3,000
(All Foreign I.D Holders)
STUDENT PASS : 当日料金の半額!!
(1Drink Ticket付き)
※当日24:30までに入場の方対象
WORLD CLASS PASS : 4月21日の前売り券を購入の方 ¥2,500
(4.21 WORLD CLASS@MIJA 公演の半券または購入証明書をお持ちの方, ご本人のみ)
http://www.ageha.com/schedule/event.php?id=284242
Anna Lunoeのオススメ曲
Anna Lunoe – Radioactive
この曲なくしてはAnna Lunoeを語れない!
Skrillexのレーベル、OWSLAからリリースしたこの曲は、彼女のパワフルなヴォーカルとベースサウンドの効いた彼女らしいナンバーに仕上がっています!
Anna Lunoeの美しさと力強さが伝わってくるPVも要チェックです!
またBarong Familyのメンバーで中国出身のDJ、Chace(チェイス)のリミックスバージョンも聴いてみて下さい!
Anna Lunoe, Valentino Khan, & Wuki – Bullseye
アメリカ出身のDJ、Valentino Khan(ヴァレンティーノ・カーン)とアメリカ出身のDJ、Wukiとのコラボ・ナンバー。
こちらもOWSLAからのリリースで、それぞれのアーティストのサウンドがバランスよく表れておりベースハウスとディープハウスどちらの要素も含んだサウンドとなっています!
目を離さずにはいられないユニークなPVも見どころです!
Anna Lunoe & Sleepy Tom – Stay Awake
カナダ出身のDJ、Sleepy Tom(スリーピー・トム)とのコラボ・ナンバー。
ヘビーなビートとクールなバイブス漂うドロップが魅力的な1曲!
前半のAnna Lunoeのヴォーカルが乗ったメロディックなサウンド部分も美しいです!
Sleepy Tom – Pusher feat. Anna Lunoe
上の“Stay Awake”で共演したSleepy Tomとは2015年に出したこの“Pusher”でもコラボしています!
Anna Lunoeのヴォーカルとお洒落なハウスサウンドが心地よいです!
この曲はShazamのチャートでも上位に食い込んだ人気曲のひとつです!
Chris Lake x Anna Lunoe – Stomper
イギリス出身のDJ、Chris Lake(クリス・レイク)とのコラボ・ナンバー。
オールドスクールなブレイクビートを取り入れたサマーチューンとなっています!
EDC Las Vegas 2016の公式トレイラーでも使われたので聴いたことがある方も多いのではないでしょうか!
Tommy Trash – Me & U feat. Anna Lunoe
オーストラリア出身のDJ、Tommy Trash(トミー・トラッシュ)とのコラボ・ナンバー。
Anna Lunoeの声で繰り返される「All me and you, energy」のフレーズが脳内でもエンドレスに再生されます!
テキサスをベースに活動するプロデューサー、MSCLSによるディスコハウス要素を強めたリミックスバージョンも面白いですよ!
Anna Lunoe – Breathe
2013年リリースとちょっと懐かしめの曲にはなるのですが、今聴いても全く年代を感じさせないサウンドです!
90年代のハウスと存在感のあるベースラインを混ぜ合わせた斬新なトラックとも言えます!
親交の深いSleepy Tomによるリミックスバージョンもあります!
Anna Lunoe – All Out
2014年に出したEP『All Out』のタイトルナンバー。
90年代後半を彷彿とさせるサウンドが素敵なディープハウスとなっています!
サウンドもリズムも完璧でチルアウトしたいときにピッタリの1曲とも言えます!
Flume – Say It feat. Tove Lo (Anna Lunoe Remix)
オーストラリア出身のDJ、Flume(フルーム)のナンバーをリミックスしています。
オリジナル同様チル要素はありますが、テンポが速くドープなサウンドもアクセントになっています!
オリジナルと聴き比べてみるのも面白いですよ!
おわりに
いかがでしたか。
今後も常に新しいことを見つけてどんどん挑戦していきたいと語るAnna Lunoe(アナ・ルノー)。
5年間競争馬の騎手をしていたり、2010年まで水泳の飛び込み競技を習っていて、ある日滑って飛び込み台の板に顎を強打し傷を残してしまうなど掘れば掘るほど色んなエピソードが出てくる彼女の魅力はまだまだ未知数です!
5月20日(土)はZeds Deadだけでなく、彼女にも注目して見てみて下さい!
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