本日は韓国、延いてはアジアを代表するDJ/プロデューサー、Raidenについて紹介します!
過去何度も出演していますが、今年2018年のULTRA JAPANにも出演が決まっているので予習がてら読んでみて下さい!
目次
- 1 Raidenとは
- 2 オリンピックの閉会式でパフォーマンス!
- 3 少女時代のメンバーともコラボ!
- 4 Raidenのオススメ曲
- 4.1 Raiden – Heart Of Steel ft. Bright Lights
- 4.2 Raiden – Heart Of Steel (Festival Mix) ft. Bright Lights
- 4.3 DubVision & Raiden – Keep My Light On
- 4.4 Matisse & Sadko, Raiden – Light Me Up
- 4.5 Florian Picasso & Raiden – Hanabi
- 4.6 Raiden – Hold On Me ft.Bada
- 4.7 Raiden – Glory
- 4.8 Raiden & Tom Tyger – C’est La Vibe
- 4.9 Raiden – Acid Love
- 5 おわりに
Raidenとは
Raidenとは、韓国出身のDJ/プロデューサー。
小さい頃からギターが好きで日本で勉強したいと思っていたRaidenは、2005年頃、日本の私立大学で元々音楽学校である尚美学園大学に入学してギターを学び、日本に約6年間ほど滞在していました。
そして2011年に母国である韓国に戻って、いつしかロックスターになることを目指してロックバンドのメンバーとして活躍していましたが、ロックミュージシャンとして成功するのは厳しいとすぐに気付かされることになります。
そんなある日、DJをしている仲の良い高校の友人から「DJにも挑戦してみたらどうか?」と言われ、ターンテーブルの使い方等を習い、その後音楽のプロデュースまで始めるようになり、徐々にロックからEDMへとシフトしていきました。
このようにRaidenの音楽のルーツは意外にもロックミュージックだったこともあり、 影響を受けた人物としてRed Hot Chili Peppersの名前を挙げていますが、PrinceやBob Marley.など色んなジャンルのアーティストからインスピレーションを受けたそうです。
そのため、現在も自身のセットでバンドを登場させて自身もギターを弾くパフォーマンスを行うこともあります。
しかしDJも専門的に習ったわけでなく、ただ色んなDJの曲を聴いただけで、最初は途方にくれていましたが、自分がロックミュージックをしてきたなかで培った経験やスキルに自信を持って、Daft PunkやChemical Brothersがそうだったように、これらをエレクトロニックミュージックでも活かして自分もワールドクラスのDJになろうと決意し、ひたすらに音楽を追及していったのです。
意外とロックとEDMとの共通点は多く、ロックのサウンドが好きなため、音楽をプロデュースする際はいつもまずギターでメロディを考えるそうです。
新沙洞・カロスキルにあるクラブ、Double Eightで約3ヶ月間、DJについて練習した後、2013年に韓国で開催された「ULTRA KOREA」に初めて出演!
そのときギターでプロデュースし、「ULTRA KOREA 2013」のテーマソングにもなった“Hold On Me”もプレイしました。
韓国のフェスだけでなく、ZeddやSkrillex, Alesso, Fedde Le GrandといったトップDJとともにAmsterdam Dance EventやSunburn Festivalなど世界各国のフェスにも出演するようになりました。
オランダ出身のデュオ、Sunnery James & Ryan MarcianoのSunnery Jamesは、シンガポールで生で聴いたRaidenの曲に魅せられて、その年のTomorrowlamdで自分たちのセットでRaidenをステージに招いたこともあります!
なにより彼の人生において1番のターニングポイントとなったのは、2015年に本家であるマイアミの「Ultra Music Festival」に初出演したときだそうで、ジャングルテラーのセットを披露して話題を呼びました。
タイトルにもあるように、RaidenはNicky Romeroのレーベル、Protocol Recordingsと契約した初のアジア人でもあるのですが、2017年1月に出した初のデジタルシングル“Heart of Steel”以降、Protocol Recordingsから定期的に曲を出しています!
Raiden ft. Bright Lights
価格: 250円posted with sticky on 2018.9.4
この“Heart of Steel”はMartin GarrixやDavid Guetta、Nicky Romeroらにサポートされ、Nicky Romeroに関しては、Raidenのことを“2017年最も期待のアーティストのひとり”と称しました!
Nicky Romeroとはツアーを一緒に回ったり、ステージ上で何度も共演したり、彼主宰の「Nicky Romero & Friends」などにも度々出演しています。
同年リリースしたFlorian Picassoとのコラボ曲“Hanabi”はBeatportのビッグルームチャートで6位にランクイン。
2018年には初めてMartin Garrixのレーベル、STMPD RCRDSからも曲をリリース!
その曲がDubVisionとコラボした“Keep My Light On”なのですが、RaidenがピアノのメロディをDubVisionに送って、実際ロンドンのスタジオで会って曲を作り上げたそうで、2017年のULTRA JAPANで初披露されました。
さらに2018年はNicky Romero同様、デビュー当時から一目置いていたSteve Angelloのレーベル、SIZE Recordsから初めて曲を出し、今までとは一味違ったスタイルに挑戦しています。
現在、マイアミのUMFやULTRA KOREA, ULTRA JAPANに複数回出演しており、TomorrowlandやAmsterdam Dance Eventなど海外のフェスやイベントにも呼ばれるなど、海外で大活躍するアジア人アーティストのひとりです!
オリンピックの閉会式でパフォーマンス!
Raidenは2018年2月25日に開催された平昌オリンピック冬季競技大会の閉会式でMartin Garrixらとともに出演したのも記憶に新しいのではないでしょうか。
Raidenの母国である韓国で開催されたのもありますが、2004年のアテネオリンピックの開会式にてパフォーマンスを行ったオランダ出身のDJ、Tiëstoや2012年のロンドンオリンピックの閉会式にてパフォーマンスを行ったイギリス出身のDJ、Fatboy Slimらに続いてオリンピックでプレイしたDJの仲間入りを果たしました!
オリンピックの閉会式でパフォーマンスする話を聞いて、約6ヶ月前から準備してオリンピックのための曲まで作ったそうです。
閉会式が終わってからもボランティアのスタッフたちのためにMartin GarrixとともにB2Bセットを披露したことも話題になりました!
少女時代のメンバーともコラボ!
Raidenは韓国の女性アイドルグループ、少女時代(Girls’ Generation)のYuriとコラボ曲“Always Find You”を、Protocol Recordingsから出したことも話題になりました!
はじめ2人は共通の友人を通して会うことになったのですが、音楽について色々話しているうちに同じビジョンで意気投合し、コラボ曲を作ることになったそうです。
2018年の本家Ultra Music Festival Miamiでは、RaidenのセットにYuriが登場して“Always Find You”を生で披露したのも記憶に鮮明かと思います1
Raidenには韓国でもっとエレクトロニックミュージックを広めて生きたいという想いがあり、K-POPグループとのコラボ曲を作ることもその大きな手助けとなると考えているそうです。
韓国のアンダーグラウンドなラッパーたちがK-POPとコラボして成り上がっているように、自身もK-POPとコラボした曲も出して、韓国のマーケットの活性化に貢献したいと語っています。
この“Always Find You”は、SunstarsやBlinders, Maximals, Sam Voidによって公式リミックスされているので、原曲と聴き比べてみて下さい!
Raidenのオススメ曲
Raiden – Heart Of Steel ft. Bright Lights
グラミー賞にもノミネートされたことのあるアメリカの女性ポップシンガー、Bright Lightsをフィーチャーしたナンバー。
メランコリックなピアノのメロディが特徴的で、Odeszaのチルでグルーヴィなビートを連想させるフューチャーベースとなっています!
2015年のULTRA KOREAのアフタームービーでも使用されました。
Raiden ft. Bright Lights
価格: 250円posted with sticky on 2018.9.4
Raiden – Heart Of Steel (Festival Mix) ft. Bright Lights
上のオリジナルバージョンはフューチャーベースでしたが、このフェスティバルミックスはプログレッシブハウスとなっています!
どちらも違った良さがあるので聴き比べてみて下さい!
Raiden ft. Bright Lights
価格: 250円posted with sticky on 2018.9.4
DubVision & Raiden – Keep My Light On
オランダ出身のデュオ、DubVisionとのコラボ曲。
RaidenとDubVisionは2015年からの友人で、ずっとコラボ曲を作ろうと話していてようやく実現したそうです!
Matisse & Sadko, Raiden – Light Me Up
ロシア出身のデュオ、Matisse & Sadkoとのコラボ曲。
Raidenが「Ultra Europe 2018」に出演した際にも披露しましたが、極上のプログレッシブハウスとなっています!
Nicky Romeroのレーベル Protocol Recordingsからのリリースです。
Florian Picasso & Raiden – Hanabi
ベトナム出身のDJ、Florian Picassoとのコラボ・ナンバー。
アップリフティングなメロディが印象的なBPM128のビッグルーム/プログレッシブとなっています!
Raiden – Hold On Me ft.Bada
K-POP女性グループ、S.E.S.のメンバーであるBadaとコラボしたナンバー。
上でも話しましたが、この曲は2013年の「ULTRA KOREA」のテーマソングにもなりました!
Raiden – Glory
レトロなシンセウェイブ調のドロップが特徴的でSteve Angelloの現在のスタイルを彷彿とさせます!
Steve Angelloのレーベル、SIZE Recordsから初のリリースとなった曲です。
Raiden & Tom Tyger – C’est La Vibe
フランス出身のDJ、Tom Tygerとコラボしたナンバー。
リズミカルで且つバウンシーなベースラインとグルーヴィなメロディが特徴的なファンキー/ジャッキンハウスとなっています!
Raiden – Acid Love
BPM128のビッグルームとなっており、こちらもProtocol Recordingsからのリリースです!
おわりに
いかがでしたか。
Raidenが世界を舞台に活躍しているのは同じアジア人としても嬉しく、Protocol Recordingsだけでなく、STMPD RCRDSやSIZE Recordsからも曲を出すようになり、今後もどんな風に進化していくのか注目していきたいですね!
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