本日は今日本でも徐々に人気に火が付き始めているインダストリアルベースシーンを代表するアーティスト、1788-Lについて紹介します。
Rezzの楽曲が好きな人は特にハマると思うので、是非チェックしてみて下さい!
目次
- 1 1788-Lとは
- 2 Stonewall Klaxonによる新プロジェクト!?
- 3 1788-Lのオススメ曲
- 3.1 ILLENIUM, Said The Sky, 1788-L, Kerli – Sound of Where’d U Go
- 3.2 Ekali & 1788-L – R U I N
- 3.3 REZZ x 1788-L – H E X
- 3.4 1788-L & Blanke – Destiny
- 3.5 1788-L & Totto – F U L L / B U R S T
- 3.6 1788-L – N U / V E R / K A
- 3.7 1788-L x TYNAN – ABYSS
- 3.8 Skrillex & Poo Bear – Would You Ever (1788-L Remix)
- 3.9 RL Grime – Era (1788-L Remix)
- 4 おわりに
1788-Lとは
1788-Lとは、謎に包まれたベース系DJ/プロデューサー。
“謎に包まれた”と言いましたが、出身地も明かしていなければライブは行っているものの素顔をあまり見せておらず、SNSのプロファイルも“SYNTHETIC AUTOMATION 1788-L”とだけ記されており、まだまだミステリアスな部分が多いのです。
1788-LやRezzの音楽のジャンルは、激しい機械的な音を使った、テンポが85~100 bpmの「インダストリアルベース (Industrial Bass)」[海外ではミッドテンポベース(Midtempo Bass)]とも呼ばれており、ゆる〜い音楽情報さんがこのジャンルに関する分かりやすい説明をされているので読んでみて下さい。
自身のサウンドを“experiment in sound(実験的サウンド)”と形容している1788-Lのざっくりとした経歴ですが、2018年1月にデビュー曲となる“Replica”をリリース。
翌月2月に自身のSoundCloudアカウントにアップしたVirtual Selfの“Particle Arts”リミックスがめちゃくちゃバズり、いきなり注目を集めました!
その後もDaft Punkの“Rinzler”やKraftwerkの“Radioactivity”などのリミックスを発表し、IlleniumやSaid The Skyらとコラボした“Sound of Where’d U Go”をリリース。
Illenium
価格: 250円posted with sticky on 2019.2.25
同年6月にはRezzがdeadmau5のレーベル、mau5trapから出したアルバム『Certain Kind Of Magic』にも収録された“H E X”でコラボを果たしただけでなく、RezzがCertain Kind Of Magicツアーの一環でLAのShrine Auditoriumでショーを行ったときもサポートアクトとして出演しました。
同年8月には“Full / Burst”と“Nu / Ver / Ka”といったシングルを含んだ4トラックEP『S E N T I E N C E』をZeds Deadのレーベル、Deadbeatsからリリース。
Zeds Deadとは2018年11月時点でコラボ曲を制作中だとSNSで発表していたので、こちらも近日コラボ曲のリリースが予想されます。
W O R K I N G / O N / M Y :
[ @zedsdead ]
C O L L A B . . .H B U ?
— 1788-L (@l_1788) 2018年11月29日
RezzだけでなくK?DのFind ParadiseツアーやEkaliのCrystal Eyesツアーでもサポートアクトを務め、2019年2月にはEkaliとコラボした“R U I N”を発表して話題となりました。
ほかにもBlankeやTotto, TYNANらともコラボ曲を出していますが、まだKayzoやSlooze, Deathpact, Josh Panとコラボした新曲など多数のIDを控えているのでこちらも楽しみですね!
1788-LがKayzoとコラボした新曲を初披露!!
1788-Lが昨夜のショーでKayzoとコラボしたIDを初披露しましたが、1788-LのディープなシンセとKayzoのハードなサウンド等それぞれのスタイルが出ており、リリースが楽しみです!pic.twitter.com/Oc8Aj1V3lj
— MNN (@Music_News_Net_) 2018年12月31日
Stonewall Klaxonによる新プロジェクト!?
1788-Lの認知度が高まった今、彼は一体何者なのだろうという議論を多く目にするのですが、その度にPorter RobinsonやMadeon, IIllenium, Rezzのサイドプロジェクト説が浮上していますが、Stonewall Klaxonの新プロジェクト説が最も有効とされています。
Stonewall Klaxonとは、本名David Andrew Lunsonでアメリカ・テキサス出身のDJ/プロデューサー。
Stonewall Klaxonのプロフィールは“I’m a producer for Stonewall Klaxon and…”と「and…」に含みを持たせていることから、もうひとつ秘密のプロジェクトを行っていることが読み取れます。
さらに以前、Stonewall Klaxonは自身のFacebookやTwitterのプロフィールの欄に「1788-L」と記載しており、redditユーザーの話によると、当時、 Facebookで“hey guys this is my new project 1788-L you should go check it out.(やあ皆、1788-Lは僕の新しいプロジェクトだからチェックしてみてね!)”という投稿までしていたそうです。(現在、どちらも削除済み)
1788-LがBrownies & Lemonadeのイベントで初ライブを行ったときの写真とStonewall Klaxonの写真を見比べてみても、シルエットや髪型も似ている気がしませんか?
THE ANDROID EMERGES@l_1788
WORLD DEBUT
— Brownies & Lemonade (@TeamBandL) 2018年7月8日
ちなみにStonewall Klaxonの楽曲は、T.I.とJay-Zのコラボ曲”Bring Em Out”のヴォーカルをサンプリングしたフューチャーベーストラック“Limes”やPorter Robinsonからもフィーチャーされた“Genji Armor”を聴いて分かるようにフューチャーベース/トラップを得意としています。
音楽にハマったきっかけはヒップホップで、Daft Punkなどの影響で2005年頃からダンスミュージックを聴くようになり、ラップグループのよう名前「Stonewall」とクラクション「Klaxon」のようなインパクトのある音を組み合わせて「Stonewall Klaxon」としています。
Stonewall Klaxonは現在、Facebookページも閉鎖し、TwitterとInstagramは鍵を付けているので見ることはできず、本人だと完全に確定したわけではないですがかなり濃厚なのではないでしょうか。
1788-Lのオススメ曲
ILLENIUM, Said The Sky, 1788-L, Kerli – Sound of Where’d U Go
アメリカ出身のプロデューサー、Illeniumとアメリカ出身のプロデューサー、Said The Sky, 女性シンガーのKerliとコラボしたナンバー。
Illenium
価格: 250円posted with sticky on 2019.2.25
この曲はIlleniumとKerliのコラボ曲“Sound of Walking Away”とIlleniumとSaid The Skyのコラボ曲“Where’d U Go”を組み合わせてさらに1788-Lが加わったバージョンになりますが、Illeniumが2018年のCoachellaに出演した際にそれぞれのアーティストとともに生パフォーマンスを披露したのも記憶に新しいのではないでしょうか!
Ekali & 1788-L – R U I N
カナダ出身のプロデューサー、Ekaliとのコラボ・ナンバー。
Illeniumがライブで披露した自身の“Reverie”とこの“R U I N”をマッシュアップしたバージョンもめちゃくちゃカッコイイので聴いてみて下さい!
Ekaliと1788-Lがコラボした新曲”R U I N”が近日リリース!!
またIlleniumがこの2人のコラボ曲を自身の”Reverie”と組み合わせたエディットバージョンをかけたので聴いてみて下さい!pic.twitter.com/kKoVzQxA92
— MNN (@Music_News_Net_) 2019年2月10日
REZZ x 1788-L – H E X
カナダ出身のフィメールプロデューサー、Rezzとコラボしたナンバー。
Rezzが2018年のEDC Las Vegasのイントロでもかけていた曲で、1788-L独特のベースラインが存在感のあるインダストリアルで不気味なサウンドとなっています!
1788-L & Blanke – Destiny
オーストラリア出身のプロデューサー、Blankeとコラボしたナンバー。
SF映画のディストピアな世界観を表現したかのような革新的なベースミュージックがカッコイイです!
1788-L & Totto – F U L L / B U R S T
アメリカ出身の気鋭プロデューサー、Tottoとのコラボ・ナンバー。
デビューEP『S E N T I E N C E』からのファーストシングルで、出だしのダークなピアノの旋律から雰囲気が出ており、高低差の効いたシンセや弾みのある力強いテンポが印象的な1曲となっています!
1788-L – N U / V E R / K A
こちらもEP『S E N T I E N C E』収録曲のひとつ。
機械的なサウンドとヴォーカルが一段と強いですが、SFチックなメロディがクールな1曲です!
1788-L x TYNAN – ABYSS
アメリカ出身のプロデューサー、TYNANとのコラボ・ナンバー。
1788-Lによるざらついた感じのベースとTYNANのクリエイティブなサウンドが絶妙にマッチした勢いのあるサウンドに仕上がっています!
Skrillex & Poo Bear – Would You Ever (1788-L Remix)
アメリカ出身のプロデューサー、Skrillexと同じくアメリカ出身のプロデューサー、Poo Bearのコラボ曲をリミックス。
ダークでパワフルなサウンドにアレンジされており、原曲の人気に負けず劣らずのリミックスとなっています!
RL Grime – Era (1788-L Remix)
アメリカ出身のプロデューサー、RL Grimeのナンバーをリミックス。
RL Grimeのアルバム『NOVA』のリミックスアルバムにも収録されましたが、各節で変化していく1788-Lワールド全開のユニークなサウンドを堪能してみて下さい!
おわりに
いかがでしたか。
2019年はカナダのEscapade Music FestivalやタイのS2O, Kayzo主催のイベント「Doghouse Takeover」, Deadbeatsのショーケース, アメリカのLightning in a Bottle, MMW期間のBrownies & Lemonadeのイベントに出演し、1788-Lの単独ライブもニューヨークで成功させたりと今や飛ぶ鳥を落とす勢い!
日本のイベントやフェスに出演する日も近いのではないでしょうか!
いかがでしたかブログ
ブログ非常に分かりやすく勉強になりました!
ありがとうございます!