テクノのメッカとしても名高い Berghain をはじめとした世界中のクラブやフェスティバルを渡り歩く Fatima Hajji が、 2024 年 2 月 23 日（金・祝）に新宿歌舞伎町の ZEROTOKYOに出演することが決定しました！
【記事更新】
2月24日(土)、説明不要のダンスミュージック界のスーパースター Diploが@ZEROTOKYO_JAPAN に降臨！貴重な来日前に、Diploがこれまで成し遂げてきた数々の偉業と軌跡をたどります！https://t.co/pupSQJnwdA
— MNN (@Music_News_Net_) February 8, 2024
ZEROTOKYO は、翌日 2 月 24 日（土）にダンスミュージック界のスーパースター Diplo が出演したりと豪華イベント続きの 2 日間となりますが、ここでは Fatima Hajji の魅力をたっぷりお伝えします！
目次
10代から頭角を現した天才 Fatima Hajji
“テクノ・クイーン” として有名なスペイン生まれのアラブ系 DJ /プロデューサーである Fatima Hajji は、1982 年にスペイン・サラマンカで生まれ、伝統的なモロッコ音楽とラテンサウンドからインスピレーションを得て、現在はパワフルなテクノ作品を生み出していますが、幼い頃から吸収してきた複数の異なるスタイルの音楽から影響を受けています。
モロッコ出身の父親はモロッコ音楽からアルジェリア音楽のライ、さらにはボリウッド映画のインド楽曲まで、様々な音楽を聴いたり演奏していました。
そんな父が聴いていたアラビア語の音楽やラジオから流れる曲を幼い頃から聴いて育った Fatima Hajji は、ある日、自分の住む地域で行われたパーティーの音源を兄弟に録音してきてもらい、そこでテクノなどハードグルーヴなサウンドに魅了されることになります。
音楽に快感を覚え、音楽は自分の情熱で人生そのものであると感じ、他の多くの人たちと、この感情を共有できる最善の方法を探し、DJ という職業に出会ったのです。
ラジオで流れる曲を録音してミックスするところから始め、15 歳のときにレコードショップでミックスレッスンの広告を見つけ、わずか 3、4 ヶ月間のレッスンで急成長を見せ、18 歳からは音楽制作について学ぶために、サラマンカから首都マドリードへと引っ越し、毎日作曲について勉強しました。
Fatima Hajji の母親は小さな食料品店を営んでおり、Fatima Hajji も12 歳の頃から友達は皆遊んでいる中、その店で働いていたため、音楽が現実から離れ幸せを感じられる唯一の方法だったと言います。
自宅で何度も練習しながら、ミキシングやエフェクトのやり方も学ぶことで、スキルをグングン向上させ、アナログ・レコードのミックス・コンテストで優勝を果たし、なんと 16 歳の頃には自分の街やその周辺のクラブでブッキングされるまでに！
マドリードに引っ越してからは、生活するためにバイトを幾つか掛け持ちしながら音楽制作のレッスンを受ける忙しい日々を送り、寝不足が続いていましたが、知識を習得し理想とする音を追い求めたりと喜びを感じながら取り組んだことで着実に上達させていきました。ちなみに、Cubase から始めて、その後 Logic に移り、現在は Ableton を使用。
アナログ・レコードでプレイすることが大好きでしたが、自分のスタイルに合うレコードを見つけるのが困難となり、やむなく CDJ へと移行しましたが、今でも手動でミキシングするのが好きで、RMX-1000 などのアプリケーションを導入して多彩なエフェクト効果を取り入れて、楽しみながらパフォーマンスに臨んでいます。
フロアを幸福感で満たすDJプレイ！
上述したように、自分だけでなく世界中の人々に音楽で幸せや喜びを感じてもらうことを使命としている Fatima Hajji 。
Fatima Hajji はいつも自分が愛する音楽だけをプレイしていますが、人々を踊らせて幸せを感じてもらうことをモットーとしており、ダンスフロアでテストプレイしたとき、自分が思っていた反応と違ったときは、その曲が本当に好きでも二度とプレイすることがないという徹底ぶり。
逆を言うと、音楽を心から愛している Fatima Hajji によって厳しい独自の基準で選び抜かれたセットを毎回提供しています。
今では世界中のテクノ愛好家も認める Awakenings Festival や Tomorrowland, Verknipt Festival などの大型フェスに出演したり、自身が最も尊敬している Carl Cox と何度も共演したり、ヨーロッパ諸国やアジア全域、北/南アメリカ、オセアニアなど、1 年の半分近くを海外で過ごす多忙なスケジュールをこなしています。
ハードテクノを基軸に、時には民族音楽風のリズムを詰め込んだメロディを組み合わせてみたり、テック・ハウスに近いサウンドをチョイスしてみたりと、人々を幸せにするために音楽を作り続け、人々の笑顔のために最善を尽くし続けています。
愛犬家としても知られハンドラーの経歴もあり
DJ として本格的に腰を据える前に、犬の調教をしたり犬とのコミュニケーションに悩む家族を助けたりするハンドラーとして働いていた時期もあります。
子供の頃から自然や動物、特に犬が大好きで、愛犬である Nuska の存在は Fatima Hajji にとって非常に大きな存在でした。
音楽制作でマドリードに引っ越した最初の頃は色々と大変で、一緒に引っ越した Nuska が心の支えとなっており、Nuska の健康状態が悪化したときはバリ島でのツアー日程を急遽変更したり、自身の右腕にもタトゥーを入れるほどの溺愛ぶり。
Nuska が大好きなあまり、過去には “Nuska” というタイトルの曲もリリースしています！
このように、犬の行動についてもっと探求するためにハンドラーという仕事を選択したそうで、今ではさまざまな動物保護団体に積極的に協力しており、自身も保護施設から犬や猫を引き取っています。
長時間の楽曲制作に臨んだ後、気持ちをリセットするためにも沈黙の瞬間を求めて、森の中を愛犬や愛猫たちとハイキングするのが日課だそうです。
明確な目標を掲げ複数のレーベルを設立
Fatima Hajji はハードなタイプの音楽をリリースする目的で Darkrow と共にテクのレーベル Standbite Music を設立した後、2014 年にはテクノだけでなく、テック・ハウスのプラットフォームとして Taikatta Records という別のレーベルも立ち上げました。
それらの目的を達成し、2016 年からは、新しいアーティストの支援を目的に自身のレーベル Silver M をローンチし、高頻度で新しいシングルや EP をリリースし続けています。
自分の曲はもちろん、他のアーティストの曲も積極的にリリースしていますが、自分の曲を除いて、このレーベルからリリースされている曲の 9 割は Fatima Hajji の元に送られてきたデモになります。
アーティスト全員がお互いをサポートすることでシーンの活性化と成長にも繋がると信じており、曲が良ければ有名、無名一切関わらず、Fatima Hajji が気に入ったものを自分のセットでプレイしたり、リリースするようにしており、他のアーティストたちにもチャンスの機会を与えています。
Fatima Hajji もSilver Mを通じて複数のアルバムをリリースしており、イビサ、アムステルダム、バルセロナなどでもレーベルパーティーを開催しては成功を収めてきました。
ZEROTOKYOでFatima Hajjiのプレイに酔いしれよ！
世界が認めるテクノ・クイーンにして、現行テクノシーンを引っ張っている Fatima Hajji が 2 月 24 日（土）に ZEROTOKYO に初登場を果たします！
うねりのあるグルーヴたっぷりのテクノサウンドとミキシングに対するエネルギッシュなアプローチに注目しながら彼女の貴重なパフォーマンスを目撃してください。
東洋のテクノ・ゴッド Ken Ishiiも登場
当日は、テクノ・クイーン Fatima Hajji に対し、”東洋のテクノ・ゴッド” の異名を持つ日本が世界に誇るテクノ DJ /プロデューサー Ken Ishii も出演します！
Ken Ishii は海外で評価された初の日本人テクノアーティストと言っても過言ではなく、ベルギーのテクノレーベル R&S からデビューを果たしたり、 同レーベルから発表したアルバム『Garden On The Palm』は、イギリスの権威ある音楽誌「NME」のテクノ・チャートで 1 位を獲得したことまであります。
1 年の半分以上を海外で過ごす多忙なツアー生活を送っていましたが、1998 年には長野オリンピックの公式テーマ・ソング制作者に指名されたり、国内 CM 曲や 公式 BGM を複数担当したり、倉木麻衣や東京スカパラダイスオーケストラ、ORANGE RANGE などの人気国内アーティストにも公式リミックスを提供しました。
本名名義だけでなく、別名義「FLR」としても数々の功績を残しており、自身のレーベル 70 Drums を立ち上げたりと幅広い活動を展開しており、2 月 24 日（土）は ZEROTOKYO がワールドクラスのテクノナイトへと変貌することでしょう。
2024.2.23(金) Fatima Hajji JAPAN TOUR
@ZEROTOKYO
OPEN 23:00
HP：https://zerotokyo.jp/event/fatima-hajji-japan-tour0223/
DOOR：¥3,500- ADV：¥3,000-
B4 Z HALL
Fatima Hajji
KEN ISHII
VJ：H2KGRAPHICS
B2 BOX
〈TECHNO / HOUSE〉
avion (INTENTION, Acid Beat Squad) / Hackmarkt / nie / NAN
B2 R BAR
〈DISCO / HOUSE〉
KiRK / Mary-chan / Kiri / YAPIO
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