今回も“最も詳しいDJ紹介サイト”を目指す「MNN」として、すでに書いたアーティストをさらに深堀していくコーナー!
前回のW&W(ダブル&ダブル)に引き続き、本日はShowtek(ショーテック)を紹介したいと思います。
以前書いたShowtekの紹介記事はこちら。
Showtekは5月26日(金)にageHaに出演が決まっているのでイベントの詳細も載せつつ、彼らのディープな紹介をしたいと思います!
目次
Showtekについてもっと知ろう!
Showtek(ショーテック)とは、Sjoerd JanssenとWouter Janssenで構成されたオランダ出身のデュオです。
2人は兄弟で上の写真だと左が兄のSjoerd(ショード)で、右が弟のWouter(ウーター)です。
分かりやすく言うとヒゲを伸ばしているのがSjoerdです!笑
2,3前と比べるとだいぶ風貌も変わりませんでしたか?笑
それは置いといて、Wouterはピアノを、Sjoerdはコンピュータでビートをミックスしたりと幼い頃から音楽に関心を持っていた2人は、ある日お互いのスタイルを集結させ実験的に曲を作ってみたのがきかっきでプロデュースに夢中になります。
90年代の色んなジャンルの音楽に影響を受けた2人は特にCrystal Waters(クリスタル・ウォーターズ), Faithless(フェイスレス), Underworld(アンダーワールド)といったアーティストがお気に入りだそうで、母国オランダのラジオやクラブで流れるハイレベルなダンスミュージックに触れながら自分たちのスキルや想像力を膨らませていったのです。
そして2001年から本格的にプロデュースを開始するのですが、はじめはテクノの曲を作っており2003年頃からハードスタイルにシフトしました。
当時弟のWouterは「Walt」名義でハードトランスを、兄のSjoerdは「Duro」名義でハードスタイルの曲を作るなど、デュオとしてだけでなくお互いソロプロデューサーとしても活動していました。
2007年にファーストアルバム『Today Is Tomorrow』を当時作った自身のレーベル『Dutch Master Works』からリリースすると、オランダの各チャートでランクイン!
2009年に出したセカンドアルバム『Analogue Players in a Digital World』も多くのアーティストやメディアから称賛され、着実にシーンを上り詰めていきました。
2011年にはAllureのアルバム『Kiss from the Past』で、EDMシーンの重鎮Tiësto(ティエスト)とのコラボが実現!
Tiëstoとは後に“Get Loose”のリミックスや“Hell Yeah! “といったヒット曲を生み出します。
2012年からは色んなジャンルのアーティストとコラボする企画「Crazy Collabs」をスタートし、Tiëstoや David Guetta(デヴィッド・ゲッタ), Hardwell(ハードウェル), Bassjackers(ベースジャッカーズ), Ookay(オーケー), MAKJ(マックジェイ)といったビッグネームとコラボしました!
またTiëstoとAngger Dimasとともに「Boys Will Be Boys」というグループ名でEP『We Rock』をリリースしたこともあります。
Showtekは他のアーティストのプロデュースもしており、人気R&Bシンガー、Chris Brown(クリス・ブラウン)の“Nobody’s Perfect”もそのうちのひとつで、テクノにハードコア、ビッグルーム、そしてR&Bと色んなジャンルの曲のプロデュースもできちゃうんです!
そして彼ら最大のヒット曲にしてEDMシーンにおける名曲のひとつでもある“Booyah”, そして“Cannonball (Earthquake)”で一気に大ブレイク!
Showtek & ジャスティン・プライム
価格: 200円
posted with sticky on 2017.4.18
ちなみに“Booyah”は色んなDJたちによってリミックスされましたが、なかでも本人たちも気に入っているというParty Favor(パーティー・フェイバー)によるトラップにアレンジしたリミックスがオススメです!
https://www.youtube.com/watch?v=ETOpS7Vrn7M
Showtek feat. We Are Loud & Sonny Wilson
価格: 150円
posted with sticky on 2017.4.18
この大ヒットもあって2013年のDJ Magによる人気DJランキングでは27位、2014年は17位と高順位にランクイン!
2015年は37位、2016年は96位と順位は下がったものの、単純に新曲のリリースが少なくツアーや自身のレーベルの活動に力を入れいたので一時的なものでしょう。
その後2016年にはMajor Lazer(メジャー・レイザー)とコラボしたモンスタートラック“Believer”を発表!
前々からお互いコラボしたいと語っていて、2015年にLAのスタジオでMajor Lazerと一緒になる機会がありそこで色んなアイデアを出し合い、さらに1年後にようやくコラボが実現しました!
まずDiploが力強い感情を感じるQ Major(キュー・メジャー)のヴォーカルを持ってきたことから曲作りがスタート。
レゲエとダブステップのバイブスを兼ね備えた“Booyah”のように、今回もこのジャンルの組み合わせの曲を作ろうと思いこのサウンドが生まれました。
お互い多忙なスケジュールなため一緒にスタジオで作業したのはたった1日だけで、あとは別々で作ったそうです。
今まで一度もDJになることを目指したことはなく、曲が売れ始めたことで各国のクラブからパフォーマンスを依頼される機会が増えDJもするようになりましたが、今でも変わらず1番力を入れているのはプロデュースとのこと。
しかしここ数年はなかなかプロデュースの時間が取れずスタジオが恋しかったため、2016年、2017年はよりプロデュースや作曲に専念すると発言しました。
その発言どおり、Major Lazerとのコラボに続き2017年にはShowtek自身が今一番注目している若手DJのBrooks(ブルックス)とコラボした“On Our Own”をリリースするなど、来年以降またランクアップすることは間違いありません!
Showtek & Brooks
価格: 250円
posted with sticky on 2017.4.18
15年以上のキャリアを持ち、現在もなお世界のトップDJとしてシーンを牽引する彼らが今後もどんなヒットナンバーを生み出してくれるのか楽しみです!
実は色んなステージネームで活動していた!?
Showtekは過去にとにかく色んなステージネームで活動していたことでも有名です!
例としてソロ名義のDJ DuroとWalt以外に、Dutch MastersやHeadliner, Lowriders, Unibass, Walt Janssen, Mr. Puta, そして上でも話したTiëstoとAngger Dimasとのコラボプロジェクト、Boys Will Be Boysなどがあるのですが、その頃の曲をいくつか挙げてみました!
2001年にはUnibassとしてハードハウスやテクノよりの“In The Dark”をリリース。
Headlinerとして2004年に“B.O.D.Y.P.U.M.P.”、2005年に“Speaka”という曲を出していますが、前者の“B.O.D.Y.P.U.M.P.”はShowtekリミックスも作られました。
その後2005年にDutch Mastersとして“Take Some / Humper”をその頃立ち上げた自身のレーベル「Dutch Master Works」からリリース。
2006年にはLowridersとして“Don’t Get Back / Pimp My Ride”を、同じく2006年にMr Puta名義で“Green Stuff”と2009年に“La Vida Narcotica”を発表しています。
Unibassを除いてほとんどのステージネームでハードスタイルの曲を制作していました。
現在はノリやすい曲ばかり作っていますが、このように色んなステージネームでの実績があるためハードスタイルやテクノ、トランスなど色んな層からも支持されているのです!
自身のレーベル「Skink Records」からも積極的にリリース!
上でも少し触れましたが、Showtekは2005年にハードスタイルに特化した自身のレーベル「Dutch Master Works」を立ち上げています。
その後2013年に自分たちの曲をより多くの人に聴いてもらいたいという気持ちと、自分たちの好きな曲を好きなタイミングで自由にリリースしたいという想いから「Skink Records」を作りました!
レーベルを作って一発目に自身のナンバー“We Like To Party”をリリースし、今では Justin Prime(ジャスティン・プライム)やEva Shaw(エヴァ・ショウ)など色んなアーティストの楽曲も出しています。
ShowtekにとってSpinnin RecordsやMusical Freedomといった大手レコード・レーベルと契約するよりも自分たちのレーベルを持って、自分の曲や色んなアーティストの曲もリリースすることが前々からの夢だったそうです。
今後も引き続き自分たちの曲も他のアーティストの曲もたくさんリリースしていきたいと意気込んでいるので、MNNも随時チェックしていきたいと思います!
5月26日(金) ageHaに出演決定!
2016年7月、ageHaにて4000人の観客の前で最高のパフォーマンスを披露してくれたShowtek。
そのときのiFLYERによる公演レポートからも熱狂した様子が分かるかと思います!
すでにSNS等で話題になっていますが、そんな彼らが約1年ぶりに再びageHaに帰ってきます!
過去の名曲から最新のヒットナンバーまで、もしかしたらニュースタイルの未発表曲を聴かせてくれるかもしれません。
また当日はDMC世界チャンピオンのDJ KENTAROはじめ、ARMADAから曲をリリースするなどワールドワイドに活躍するVIVIDやJapaRoLLも登場する最高の夜となります!
さらに5月2日(火・祝前日)開催のW&W来日公演チケットを購入した方は特別料金で入場できるので、W&WもShowtekもどっちも楽しんでみてはいかがでしょうか!
【The WonderNight Special feat.SHOWTEK】
ADMISSIONDOOR :TBA
ageHa Member :TBA
International Coupon : ¥3,500
(All Foreign I.D Holders)
SPECIAL PASS : 5月2日の前売り券を購入の方 ¥3,000
(5.2 W&W来日イベントの半券または購入証明書をお持ちの方, ご本人のみ)
http://www.ageha.com/schedule/event/?id=284340
Showtekのオススメ曲
前回のShowtekの記事で紹介していない彼らの新しいナンバーを中心に幾つかピックアップしてみました!
Major Lazer & Showtek – Believer
Diplo(ディプロ)率いるユニット、Major Lazer(メジャー・レイザー)とのコラボ・ナンバー。
この曲はカリビアン・バンドのFreetwon(フリータウン)とプロデューサーのQ Major(キュー・メイジャー)による“Good Swimma”のヴォーカルをサンプリングしています!
https://www.youtube.com/watch?v=YDP-BpPOeUg
PVはディレクターのChristopher Louie(クリストファー・ルイ)がシリアの紛争にインスパイアされて作ったそうで、中東の紛争地域で暮らす子供たちの非常に厳しい状況を表現した内容となっています。
Showtek & Brooks – On Our Own ft. Natalie Major
オランダ出身のDJ、Brooks(ブルックス)とのコラボで、LAをベースに活動する女性シンガー、Natalie Major(ナタリー・メジャー)をフィーチャリングしたナンバー。
広がりのあるシンセとNatalie Majorのキャッチーなヴォーカルがマッチしています!
コラボしているBrooksはShowtekが前々から一目置き自分たちのイベントに出演させたりと可愛がっているアーティストで、ついにコラボが実現しました!
Showtek & Brooks
価格: 250円
posted with sticky on 2017.4.18
Showtek & Eva Shaw – N2U
カナダ出身の女性DJ、Eva Shaw(エヴァ・ショウ)とのコラボで、アメリカ出身の女性シンガー、Martha Wash(マーサ・ウォッシュ)をフィーチャーしたナンバー。
クラシックなハウス・サウンドかと思いきや重いドロップ音など現代風にアレンジされており、ソウルフルな女性ヴォーカルもグッドです!
“Space Jungle“でもエディットで共演したりとShowtekとEva Shawのサウンドの相性は抜群ですね!
Showtek – Swipe
この曲はアメリカ出身のEDMデュオ、The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)の“Selfie”のような携帯電話がらみの曲なのです。
どのように絡んでいるかというとスマホアプリの「Tinder(ティンダー)」をご存知の方は、このタイトルの「Swipe(スワイプ)」の意味が分かるはずです!笑
サウンドはキャッチー感もありつつシンセやビートはかなり力強く、“Buyah”系列のパワフルなトラックとなっています!
Showtek vs. Technoboy & Tuneboy – Mellow
イタリア出身のDJ、Technoboy(テクノボーイ)と同じくイタリア出身のDJ、Tuneboy(チューンボーイ)とのコラボ・ナンバー。
ハイピッチなヴォーカルサインプルとメロディアスなサウンドからスタートしますが、徐々にヘビーなシンセと力強いキックが入ってきて、中盤はハードスタイルのキックもあって面白い曲に仕上がっています!
Showtekは昔ハードスタイルの曲を作っていたので原点回帰とも言える1曲です!
David Guetta & Showtek – Sun Goes Down ft Magic! & Sonny Wilson
David Guetta(デヴィッド・ゲッタ)とのコラボで、カナダの出身の4人組レゲエポップバンド、Magic!(マジック)とオランダ出身のシンガー、Sonny Wilson(ソニー・ウィルソン)をフィーチャリングしたナンバー。
メロディラインはShowtek色が強くでており、バウンス感が強いフロアバンガーとなっています!
Eva Shawによるカーニバル風サウンドに仕上げたリミックスバージョンもオススメです!
デヴィッド・ゲッタ & Showtek
価格: 200円
posted with sticky on 2017.4.18
Showtek – Satisfied (feat. VASSY) [Blinders Remix]
Showtekの人気曲のひとつをポーランド出身のDJ、Blinders(ブラインダーズ)がリミックスしています。
原曲はShowtekの中でも個人的に大好きなメロディアス要素強めのサウンドに仕上がっていますが、こちらのリミックスバージョンは全く違ったスタイルにアレンジされていてこれはこれで楽しめます!
おわりに
いかがでしたか。
Showtek(ショーテック)についてより詳しく知ることができたでしょうか。
Brooksとコラボした“On Our Own”を聴いてみても明らかですが、今後はみんなが知っているShowtekサウンドと全く新しいサウンドのバランスの取れた曲を制作していくとのこと。
またよりポップであったり、よりヒップホップな曲も聴けるかもと語っているので楽しみです!
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