この「MNN」を運営し初めて2年目となるのですが、昔の記事を見返すと今と比べて情報が少ない!
“最も詳しいDJ紹介サイト”を目指しているMNNとしてこれは許せないので、今後新しいアーティストを紹介しつつすでに書いたアーティストもさらに情報を足したものを書いていきたいと思います。
まずは5月2日(火・祝前日)にageHaに出演するW&W(ダブル&ダブル)!
以前書いたW&Wの紹介記事はこちら。
それでは彼らの詳しい情報および5月2日(火・祝前日)に行われるイベントの詳細も併せて載せたいと思います!
目次
W&Wについてもっと知ろう!
W&W(ダブル&ダブル)とはWillem van Hanegem(ウイレム)とWard van der Harst(ウォード)で構成されたオランダ出身のデュオです。
※ちなみに上の写真だと左がWardで、右がWillem。
もともと10代の頃からソロでプロデューサー/DJをしていた2人は、ネットで知り合った後に共通の友人を通してオランダのTrance Energy Festivalというフェスで会ったのを機に親しくなり、2人の名前の頭文字を取って「W&W」を結成しました。
2007年頃から活動し始めたのですが、注目されるきっかけとなった“Mustang”など聴いても分かるようにもともとトランスの曲を作っており「A STATE OF TRANCE」や「armada NIGHT」などトランスのイベントにも頻繁に出演していました。
しかし現在は力強いビッグルームハウスばかり作るイメージが定着し、彼らのトランスミュージックが恋しいと思うファンも多いと思います。
そんなファンの声に応えてか、2017年に原点回帰のトランス中心のサイドプロジェクト「NWYR(ニューイヤー)」をスタートさせ、再びトランスの音楽を聴けることになりました!
「NWYR」については下でまた詳しくお話します。
“Mustang”はSander van Doorn(サンダー・ヴァン・ドーン)がTrance Energy Festivalでかけたことで彼らの名前は一気にトランスシーンで広まることになります。
そして2011年にArmin van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)のレーベル、Armada Musicからデビューアルバム『Impact』をリリースし、“AK-47”, “Impact”, “Phantom”, “Code Red”といったトランスナンバーを生み出し、DJ Magの人気ランキングに36位で初登場しました!
そして2012年に“Lift Off!”を出すのですが、これが今までのトランスサウンドとは全く別のビッグルーム要素のあるナンバーで、多くのファンを驚かせます。
この曲を境に音楽のスタイルをトランスからビッグルームに変更することをアナウンスし、Armin van BuurenはじめHardwell(ハードウェル)やBlasterjaxx(ブラスター・ジャックス), MOTi(モーティ), Headhunterz(ヘッドハンターズ)といった人気DJたちともコラボ!
2013年にはついにTomorrowlandのメインステージへの出演を果たし、この年のDJ Magの人気DJランキングでは20位にランクインしました!
その後2014年にリリースした“Bigfoot”は大ヒットし、母国オランダだけでなくスイスやドイツ、フランスなど世界中のチャートを騒がせました!
この大ヒットがきっかけでラスベガスの超人気クラブ、Hakkasanのレジデントにも選ばれ、 同じ年のEDCやUltra Music Festival, Tomorrowlandのメインステージでもプレイするなどとにかく色んなフェスやクラブに引っ張りだこ状態!
またベルギー出身のデュオ、Dimitri Vegas & Like Mike(ディミトリ・ベガス&ライク・マイク)とコラボした“Waves”も大ヒットし、これがTomorrowlandの公式アンセムに選ばれ、2014年のDJ Magの人気DJランキングでは18位とランクを上げました!
Dimitri Vegas & Like Mike vs W&W
価格: 250円posted with sticky on 2017.4.12
そしてW&Wを語る上で欠かせないのが“Rave After Rave”。
Dimitri Vegas & Like Mikeがツアー中に初めてかけて話題となり、その後も名前とタイトルも明かされないままHardwellやTiësto(ティエスト)などもセットでかけ、一体誰の曲なのかと色んな憶測が飛び交いました。
その後2015年の3月にW&Wのソロトラックだと明かされましたが、今では自分たちの飛行機にプリントしちゃうくらい彼らの代名詞的な言葉でもあります!
ちなみにW&Wクラスになると、もちろん移動はプライベートジェットです!
話が逸れましたが、2016年も勢いは留まることを知らず、Dimitri Vegas & Like Mikとコラボした“Arcade”やAlan Walker(アラン・ウォーカー)の“Faded”のリミックスも手掛けてはどれもヒットさせ、DJ Magの人気DJランキングで16位に選ばれたのですが、なんと2010年から7年連続でランクインしているのです!
さらにMUSIC CIRCUS 2016でも披露したピコ太郎の“PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)”をリミックスしたバージョンが、めちゃくちゃカッコよすぎると色んなメディアで話題にもなりましたね!
このように彼らが手掛ける曲はどれも漏れなくカッコよく、曲を聴けば彼らが長年に渡ってシーンの最前線を走り続けている理由が分かるはずです!
HardwellやArmin van Buurenなど多くのトップDJらもサポート!
2012年に出した“Lift Off!”は多くのDJたちからサポートされましたが、Hardwellもまたこの曲の虜になった人物のひとりです。
Hardwellはすぐに自分のレーベル、Revealed Recordingsと契約し、“Trigger”や“The Code”をレーベルからリリース!
“The Code”に関してはW&WそしてコラボしたUmmet Ozcan(ウメット・オズカン)にとっても初のBeatportチャートで1位を獲った曲でもあります。
そして2013年にお互い初めてしっかり会ってコラボ曲“Jumper”を作り、この年のUltra Music FestivalでHardwellとW&Wともに初披露して話題になりました!
ちなみにこの“Jumper”でドロップ前に入る「1, 2, 3, Jump!」というヴォーカルサンプルは、VINAI(ヴィナイ)の“Frontier”など後にビッグルームシーンで最も使われるサンプルのひとつとなります。
2014年にリリースされたHardwellの“Everybody Is In The Place”ではW&Wもプロデュースに携わったほか、“Don’t Stop The Madness”, “The Dance Floor Is Yours”などその後も多くのコラボ曲を制作するなどHardwellとの関係性の深さが分かります!
Hardwell & W&W feat. Fatman Scoop
価格: 250円posted with sticky on 2017.4.12
またW&Wの絶大なサポートをしている人物はHardwellのほかにもトランスシーンのレジェンドことArmin van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)がいます。
彼らのオールドトランスとビッグルームを織り交ぜたサウンドはArmin van Buurenの関心を惹いたのです。
Armin van Buurenの“This Is What It Feels Like”をリミックスし、“D# Fat”ではコラボが実現!
Armin van Buuren
価格: 250円posted with sticky on 2017.4.12
W&Wはもともとトランスを作っていただけにサウンドの相性は抜群で、その後もコラボして“If It ain’t Dutch”などの名曲を残しました!
自身のレーベル「Mainstage Music」を設立!
W&Wは2012年にArmada Musicのサブレーベルとして自分たちのレーベル「Mainstage Music」を立ち上げました!
ちなみにこのレーベルを立ち上げたタイミングでトランスからビッグルームにスタイルを切り替えました。
名前の通りあらゆるフェスのメインステージでかかりそうな音楽を作っており、自分たちの曲だけでなくArmin van BuurenやTritonal, Sick Individuals, Dash Berlin, twoloud, JETFIRE, Wildstylez, Andrew Rayel, Headhunterzなど多くのアーティストの楽曲もリリースしています。
曲のリリースだけでなく新人発掘にもかなり力を入れており、送られてきたデモは全てチェックし、親身になってアドバイスしたりレーベルと曲を契約したりと手厚いサポートも行っています。
ビッグルームはもちろんプログレッシブハウスやトランス、ハードスタイルなど幅広いジャンルを取り扱っており、人気の高いレーベルのひとつです!
トランスセット「NWYR」を始動!
W&Wは2017年からトランスミュージックに特化した新しいサイドプロジェクト「NWYR(ニューイヤー)」をスタートし、トランスシーンに戻ってきたのです!
まずUltra Music Festival 2017のラインナップが公開されたときに、W&Wの名前がないということでファンの間で騒然となりました。
そんなファンを落ち着かせるためにW&WはFacebookに下のような投稿を書きました。
同時に“トランスミュージック含めた新しい曲をたくさん用意している!”といった投稿もしており、何か新しいことを始めるのだとワクワクさせてくれた直後、「NWYR」というサイドプロジェクトをスタートすると宣言したのです!
その前から「NWYR」の“Y”の表記が“W”に似ているという微かな情報から、ファンはすぐにW&Wの新しいプロジェクト名だと気付いていましたが。笑
Hardwell’s On Airの300回目の記念すべきエピソードに出演した際に、新プロジェクトを始動することをアナウンスしました。
その後新プロジェクトとして初のナンバーとなるEd Sheeran(エド・シーラン)の“Castle On The Hill”の「NWYR」リミックスを公開して、世界中のトランスファンを歓喜させました!
W&Wとして過去何度もUltra Music Festivalのメインステージでプレイしてきましたが、2017年3月に開催されたUltra Music Festivalでは、「W&W」ではなく「NWYR」としてトランスステージであるASOT(A State Of Trance)ステージに出演!
そのとき16曲のセット中、なんと13曲もの未発表の新曲を披露してくれました!
IDばかりですが、一応セットリストを載せておきます。
NWYR – ID
NWYR – ID
Gareth Emery & Standerwick ft. Haliene – Saving Light (NWYR Remix)
NWYR – ID
NWYR – ID [NWYR & Armin van Buuren ?]
Robert Miles – Children (NWYR & Vigel Remix)
NWYR – ID
NWYR – ID [NWYR & Husman ?] with W&W – Lift Off! (Acappella)
Phil Collins – In The Air Tonight (NWYR Remix)
Ed Sheeran – Castle On The Hill (NWYR Remix)
NWYR – ID
Calvin Harris – Flashback (NWYR Remix)
NWYR – Flashlight
NWYR – ID
NWYR – ID
NWYR – ID
NWYR – ID
NWYR – Orchestra (Working Title)
NWYR ft. ID – Run Wild (Working Title)
Armin Van Buurenとのコラボも近くリリースするそうなので、今後のNWYRとしての活動からも目が離せません!
5月2日(火) ageHaの#MOVE NIGHT_に出演決定!
2015年12月31日、ageHaのカウントダウンパーティーに出演したW&W。
そのほか2015年のULTRA JAPANや2016年のMUSIC CIRCUS、そのほか各都市のクラブにも出演したことのあるW&WがageHaに帰ってきます!
2016年にKSHMR(カシミア)を招聘した人気パーティー「MOVE NIGHT」× DJ MAG JAPANの強力サポートに加えて、ULTRA JAPANはじめ全国のクラブで大活躍中のDAISHI DANCE、ハウスからダブステップ、トランス、ハードスタイルとジャンルレスなプレイで有名なDJ TORA、そしてelectrox 2017に出演し世界14ヶ国中で開催されたNo.1 EDM DJを決めるコンテスト『Miller SoundClash』のファイナリストでもあるSONEもラインナップされています!
そのほかISLANDでは、4月よりスタートしたFRESHでのストリーミングチャンネル「ageHa TV」のコンテンツパーティー「AGEHA MUSIC LABO」が、WATERでは、日本の若手DJが中心となって発足した今注目のインディレーベル「TREKKIE TRAX」によるオーガナイズパーティーが開催!
全てのフロアで色んな楽しみ方ができるageHaで、最高のゴールデンウィーク幕開けを迎えてみてはいかがでしょうか!
MOVE NIGHT_ × DJ MAG JAPAN Presents
W&W JAPAN TOUR 2017 in TOKYO
ADMISSIONDOOR:TBA
ageHa Member:TBA
International Coupon :¥3,500
(All Foreign I.D Holders)
トラベルパス : ¥3,500
(交通機関の半券をお持ちの日本国籍の方)
ADV (優先入場/FAST LINE)
EARLY BIRD TICKET Tier 2 (早割2) :
¥3,000(Fast line/Limited)※IFlyer Only
iFLYER [ご購入はこちらから/Ticket Available]
GA Ticket (通常前売り):
TBA
http://www.ageha.com/schedule/event.php?id=283929
W&Wのオススメ曲
前回のW&Wの記事で紹介していない彼らの新しいナンバーを中心に幾つかピックアップしてみました!
W&W – Caribbean Rave
ULTRA JAPAN 2016の1日目でW&Wが登場した際に1発目にかけた曲でもあります!
タイトルの通りトロピカルなビートによってカリビアン要素をたっぷり含んだビッグルームとなっています!
キャッチーなメロディによってポップとダンスの両面を持っていますが、ドロップはザ・ビッグルームといった感じで盛り上がりやすいです!
W&W & Hardwell & Lil Jon – Live The Night
オランダ出身のDJ、Hardwell(ハードウェル)とアメリカ出身のラッパー、Lil Jon(リル・ジョン)とコラボしたナンバー!
Hardwellが自身のラジオ・ショー「Hardwell On Air」のエピソード274で初めて流した際にこの曲をリリースすることを発表し、7月11日にW&Wのレーベル「Mainstage Music」からリリースされました。
キャッチーなシンセの音が織りなすメロディと力強いドラムがエナジーを感じさせるビッグルーム・ハウスとなっています!
Lil Jonのシャウトからの重低音の効いたドロップもテンション上がること間違いなし!
HARDWELL & W&W – Get Down
こちらもHardwell(ハードウェル)とのコラボ・ナンバー。
チョップド・アンド・スクリュードの手法を使用しているところらへんムーンバートン要素を含んでおり、変わったシンセをチョイスしていてビッグルームでもない斬新なサウンドを生み出しました!
ジャングルテラーチックな掛け声がクセになります!
W&W – Whatcha Need
トロピカル風のビーツが入ったビッグルームとなっていて非常にアガります!
ピアノのメロディからピッチを上げた女性ヴォーカルサンプルなどの要素も相まってメインステージにピッタリのバンガーです!
W&W – How Many
ハッピーハードコアとクラシックなユーロダンス、そしてビッグルームを織り交ぜたサウンドとなっています!
ピッチを上げたヴォーカルサンプルがパワフルさのなかにキャッチーさを醸し出しています!
W&W – Put EM Up
2017年4月10日にリリースされたばかりのW&Wの新曲です!
2016年の11月ごろから彼らのライブセットや色んなポッドキャストでかかっていた未発表曲で待ち侘びていた人も多いでしょう!
彼ららしいビッグルームナンバーですが、”Lean On”に似たムーンバートンパートもあってこのギャップがたまりません!
The Chainsmokers ft. Daya – Don’t Let Me Down (W&W Remix)
The Chainsmokers(ザ・チェーンスモーカーズ)のナンバーをリミックスしています。
“Don’t Let Me Down”のリミックスに関してはこのW&Wのリミックスが個人的にナンバーワンだと思っています!
Mershmello(マシュメロ)的なサウンドもあったりトラップやハッピーハードコア要素のサウンドも含まれていて面白いです!
Rihanna – Needed Me (W&W Remix)
R&BシーンのクイーンことRihanna(リアーナ)の曲のリミックスまで手掛けています!
得意のビッグルームにアレンジさせるのかと思いきや、トラップ風にリミックスしていて良い意味で裏切られました!
おわりに
いかがでしたか。
W&W(ダブル&ダブル)についてより詳しく知ることができましたでしょうか。
サイドプロジェクト「NWYR」をスタートさせ、世界中がより一段注目している最中の来日ということで、このまたとない絶好の機会を見逃さないで下さい!
また今回、東京のageHaだけでなく5月3日(水)に札幌(Riviera Sapporo)、5月4日(木)に大阪(GIRAFFE osaka)でも公演を行いますので、是非参加してみて下さい。
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