2017年12月15日(金)と16日(土)に香港で「Creamfields Hong Kong」が開催されました!
MNNは2日目の12月16日(土)に参加してきたので、もし来年以降も参加を検討する方のためにも、チケット購入方法や会場の様子、それぞれのDJのセットなどをまとめたアフターレポートを書いてみました!
目次
Creamfieldsとは
まずそもそも「Creamfields」とは何かについて軽くご紹介いたしましょう。
Creamfieldsとは、イギリスで1998年誕生したエレクトロニック・ダンス・ミュージック フェスティバルで、初年度は5月にウィンチェスターで開催されましたが、以降毎年8月にデアズベリーで開催されています。
もとはイギリス・リヴァプールの人気クラブ「Cream」による屋外イベントからスタートしましたが、年々規模が拡大。
2000年にはイギリスの人気ダンス誌「Muzik」が“Event Of The Year”に選んだり、イギリスの大手一般新聞「The Guardian」のアワードでも“Best Event”に選ばれたりとその人気はすぐに広がりました!
2009年には初めてチケットも完売。6万人以上の観客を動員し、VisitLiverpoolから“Tourism Event Of The Year”の称号も授かりました。
その後もMusic Week Awardsで“Festival Of The Year”賞を受けたり、イギリスを飛び出してオーストラリアやアラブ首長国連邦、メキシコ、チェコ、アルゼンチン、スペイン、ロシア、ブラジルなどなど世界各国でも開催。
そして2017年12月香港(Creamfields Hong Kong)、台湾(Creamfields Taiwan)と初めてアジアでも開催されることになったというわけです!
チケット購入方法
公式Facebookページがあるので「いいね!」してチケットが販売開始されるのを待ちましょう。
Creamfields Hong Kongも、Early BirdチケットやAdvancedチケットなど早割りチケットが数種類販売されるので、できるけ早く購入することをオススメします。
ちなみに開催日までに全ての前売り券が完売していました。(当日券は販売されていました。)
チケットが販売されたら、購入画面で希望の日にちとチケットの種類を選び進んでいくと、最終的に「Hotdog TIX」というオンラインチケットプラットフォームで購入することになります。
※このとき「Hotdog TIX」に登録するためのメールとパスワードを決めるのですが、チケットをダウンロードするときに「Hotdog TIX」のサイトで入力を求められるので絶対に忘れないように!イベント開催日の前日まで登録情報は変更できるとのことなので間違いがないかチェックしておきましょう。
チケットは自分の携帯画面もしくは印刷した紙の提示どちらでも大丈夫なのですが、紙の場合はQRコードが読み取れなくならないよう大切に保管しておきましょう。
私は印刷した紙を持っていったのですが、読み取ってもらった後、リストバンドをつけてもらい簡単な荷物検査とここまで1分かかってない位スムーズでした。(17時開演で、18時30分に入場しました。)
会場までの行き方
来年以降はわかりませんが、2017年のCreamfields Hong Kongは、香港最大のアリーナを有する巨大な展示会・イベント施設「ASIAWORLD EXPO(アジアワールド・エキスポ)」という場所で開催されました。
ここは海外の大物アーティストのコンサートが行われており、過去には安室奈美恵やGLAY, YUI, NMB48などもライブを行っています。
ASIAWORLD EXPOへの行き方ですが、MTRやバス、タクシーなどさまざまな行き方があるので、香港ナビ(http://www.hongkongnavi.com/miru/246/)のページを参考にしてみて下さい。
私の場合、香港国際空港のすぐ隣の駅(徒歩だと10分くらい)にあるということで、「リーガルエアポートホテル」という会場から徒歩圏内のホテル「リーガルエアポートホテル」を予約しました。
会場から徒歩圏内で行けるホテルは以下の2つです。
- 会場直結で1番近い「マリオット香港スカイシティホテル」(5つ星のため値段は若干高め)
- 空港直結で会場から2番目に近い「リーガルエアポートホテル」(4つ星ホテルで、マリオット香港スカイシティホテルより安め)
会場に近づけば人の流れで自然と辿り着けますし、MRTの駅やASIAWORLD EXPO内にも警備員がいるので、会場である「HALL 8 & 10」まで全く迷うことなく着きました!
会場や各DJたちのセットを公開!
説明が長くなってしまいましたが、まずは会場の様子から。
簡単に言うと、ステージがあるフロアとドリンクやフード、グッズコーナーなどがあるフロアで分かれています。
18時30に会場入りをしたときにはすでにSunnery James & Ryan Marcianoが回していまいした!
Sunnery James & Ryan Marciano
EDC JAPAN 2017にも出演したオランダ出身のデュオ、Sunnery James & Ryan Marciano。
18時からと開演してすぐのため、まだお客さんは少ないもののイビサ島の「Hï Ibiza」では、あのArmin van Buurenとともにレジデントを務めるだけのことはあります。
トライバルの曲を中心に“Drums Of Tobago”や“Mi Gente (Sunnery James & Ryan Marciano Remix)”など自身のヒット曲やリミックスを交えてフロアを温めるというより、すぐに熱狂させてくれました!
Purple Haze
Sander van Doornのサイドプロジェクトである「Purple Haze」。
まずは登場シーンから。
今年のUltra Music Festivalが「Purple Haze」として初のフェスへの出演だったので、どんなプレイを展開してくれるのか非常に楽しみだったんです!
サウンドは全体を通してダークなトランスが中心ですが、多幸感たっぷりで、脳内からセロトニン(幸福感を司る神経伝達物質)が大量に放出されているのが自分でも感じられました!笑
基本的には紹介記事でも書いたように、“Neiloj”や“Choir 1.0”などアルバム『SPECTRVM』収録曲からIDまでPurple Haze自身の曲で構成されていましたが、Sander van Doornの2011年のナンバー“Kitten”などもかかり懐かしさに浸ったり。
正直、今回のPurple Hazeが初めて体験したトランスのセットだったのですが、その壮大さに魅せられました!
Ookay
今月はじめにELE TOKYOに出演したアメリカ出身のDJ/プロデューサー、Ookay。
まずは登場シーンから。
口に含んだ水を噴射し激しいドロップをかましたり、ステージ前方に来て持ってた水を観客にかけたりとOokay節全開!
DJ Snake & Moksiの“Pigalle”などアグレッシブなサウンド8割ですが、Marshmelloとコラボした“Chasing Colors”やFox Stevensonとのコラボ曲“Lighthouse”などのメロディアス系も2割ほどあって緩急のあるプレイを展開していました!
そしてOokayが自身のSNSにも上げていたこの動画。
This kid was going hard as hell in the front row so I invited him on stage. Lol safe to say he had fun! #Creamfields #HongKong pic.twitter.com/u1aapjb9pl
— ookay ! (@Ookay) 2017年12月16日
この一部始終を動画で押さえたので載せておきます!笑
最前列で柵に座って人間らしからぬ動きをしていた少年がいたのですが、それに気づいたOokayがそのクレイジーさを気に入り、ステージに来るようマイクで伝えたのです。
Ookayとハグをし肩車してもらった後もステージで全身を使った踊りを披露したりと会場は更に盛り上がりました!
“Back Again”ではステージ前方まで来て歌声を披露したり、途中音楽なしで“Thief”のアカペラを披露してくれたのですが、Ookay歌めっちゃ上手かったです!笑
下の動画ではアカペラで“Thief”を軽く歌った後、IDをかけています!
アカペラだけでなく、もちろんガッツリ“Thief”も!
そのほか、Wiwek & Mike Cervelloの“Ni de Coña”やSkrillexの“Scary Monsters And Nice Sprites (YOOKiE ‘This Kills It Live’ VIP / Acraze Jersey Flip)”、Alan Walkerの”Faded”アカペラからのNonsensのWYA (Michael Sparks Remix)のドロップなんかも最高でした!
Zeds Dead
今年5月にageHaとWIRED MUSIC FESTIVAL出演のため来日したカナダ出身のデュオ、Zeds Dead。
まずは登場シーンから。
容易に想像はできましたが、一言で言うと戦場でした。笑
MNNもいた最前付近はもれなくドロップ部分でヘドバンをしていたので、ヘドバンで頭を振り下ろす前に助走をつけると思いますが、その頭たちを交わすのに必死でしたね。最後は自分もヘドバンすることで馴染みましたが。
上の動画で流れているBAR9の“On All Fours”なんかヘドバンして下さいと言ってるようなドロップですもんね!
ゴリゴリのダブステップの合間に、“Collapse”やNGHTMREとコラボした“Frontlines”などのフューチャーベースを織り交ぜたり、今話題のIlleniumとコラボした“Where The Wild Things Are”も投下。
Valentino Khanや“Pump”やZeds Dead & Diploの“Blame”、自身の“Me No Care”、またEMINEMの“Stan”のサンプリングでも有名なDidoの“Thank You”をZeds Deadがリミックスしたバージョンもかけてくれました!
今回のフェスのなかでZeds Deadのときが1番お客さんもいい意味で凶悪的でしたね!笑
R3HAB
2016年→2017年のageHaカウントダウンパーティーにはじまり、SUMMER SONICやMUSIC CIRCUSと2017年何度も来日してくれたオランダ出身のDJ/プロデューサー、R3HAB。
まずは登場シーンから。
Swanky TunesとHard Rock Sofaとコラボした“Sending My Love”のヴォーカルからのHeadhunterzとのコラボ曲“Won’t Stop Rocking”ですね。
SkytechとFafaqとコラボした“Tiger”やKSHMRとコラボした“Strong”や“Karate”など自身の往年のヒット曲を沢山かけてくれたので、ビッグルームで常に盛り上げっぱなし!
Bassjackersとコラボした2013年のヒット曲“Raise Those Hands”やNERVOとUmmet Ozcanとコラボしたこれまた2013年の“Revolution”なんか懐かしいです!
Calvin Harris & Disciplesの“How Deep Is Your Love (Calvin Harris & R3hab Remix)”、David Guetta & Justin Bieberの“2U (R3hab Remix)”など、自身のリミックスもふんだんにかけてくれました!
後半は最近の彼のスタイルであるフューチャーベースだったり、最新シングルであるKSHMRとのコラボ曲“Islands”等もかかかりました!
自身の曲だけでなく、Sikdopeの“Snakes”やFlosstradamus & TroyBoiの“Soundclash”、Cesqeaux & Mightyfoolsの“Murder”といった捻りを入れてくるのも面白かったです!
W&W
今年5月東京・札幌・大阪の3都市ジャパンツアーを慣行したオランダ出身のデュオ、W&W。
まずは自身の“Put EM Up”で登場!
Timmy Trumpet & Savageの“Freaks (W&W Bigroom Edit)”やDimitri Vegas & Like Mikeとコラボした“Arcade”といったビッグルームでフロアを一瞬でロック!
間違いなくかけるだろうと思っていましたが、やはりDimitri Vegas & Like Mikeとコラボした“Crowd Control”も投下。
「left←, left←, left←、right→, right→, right→」でその方向に皆で移動するやつですね。
ULTRA JAPANでHardwellがかけたときは柵があるからか浸透してないのかできなかったみたいですが、この曲をかける前にW&Wが「全員横にいる奴と肩を組んでくれ」と伝えたため見事大成功!あのときの一体感はハンパなかったです!
ビッグルームからVini Viciとコラボした“Chakra”などがかかりサイトランスモードにも若干突入!
Steve Aokiが今年のTomorrowlandでもかけたW&W, Steve Aoki, Dimitri Vegas & Like MikeがコラボしたID(ネットでは“Komodo”というタイトルで書かれています。)もかけてくれました!
Headhunterzの“Destiny”をかけた後と、ラストにTomorrowlandでもかけていたとDarren StylesとのコラボIDで締めてくれました!
Flume
先日、日本公演で音・ビジュアル共に素晴らしいセットを披露したオーストラリア出身のDJ/プロデューサー、Flume。
Rustieの“Slasherr (Flume Edit)”とともにFlume登場。
日本公演ではライブセットだったのでDJセットはどんな感じなのか気になっていました!
Flumeは昔自分のサウンドが皆にウケるか心配していましたが、グラミー賞まで受賞し自信を付けた彼のサウンドの振れ幅は未知数。
美しいVJと彼のセクシーなサウンドが異次元な空間を作り出してくれました!
自身の“Hyperreal”や”Lordeの“Tennis Court (Flume Remix)”なんか美し過ぎませんか?
T.Shirtのラップが特徴的な2012年の自身のナンバー“On Top”やTove Loをフィーチャーした“Say It”、Flumeの“Never Be Like You feat. Kai (Martin Solveig Remix)”など押さえるとことこ押さえてきます!
Flumeといえば、もともとWhat So Notというデュオとして活動していたことでも有名ですが、RL Grime & What So Notによる“Tell Me”が流れたときは嬉しかったですね!
ラストはDisclosureの“You & Me (Flume Remix)”で音・VJ含め甘くセクシーな感じで幕を閉じました!
Marshmello
2017年色んなアーティストとコラボし、EDMシーンだけでなく音楽シーン全体で活躍したMarshmello。
まずは登場シーンから。
この出だしの“Alone”のピアノのメロディだけで泣きそうになりました。
そんなしっとりさせときながら「Everybody Know Me!」という掛け声でオーディエンスのテンションを上げさせて“Find Me”を投下!
“Moving On”や“You & Me”、“Summer”など自身の曲メインのセットで、VJにもだいたいMarshmelloが登場して癒されます!
“Flash Funk (Marshmello Remix)”からの数時間前にステージに登場したOokay & Fox Stevensonによる“Lighthouse”。
Ookayといえば彼とコラボした“Chasing Colors”もかかりました!
そしてみんな聴きたかった“Alone”をガッツリと!やっぱりいつ聴いても良いですね~
ちょいちょい懐メロだったり、Zomboyの“Get With The Program”からCascadaの“Everytime We Touch”を挿んでBro Safariの“Follow (Zomboy Remix)”と激しめの曲もいれたりと、そのギャップがまた面白い!
ラストはSelena Gomezとコラボした“Wolves”からのKhalidとコラボした“Silence”と最新ヒット曲も聴かせてくれ大満足の1時間でした!
Tiësto
今年のULTRA JAPANの最終日の大トリを飾ってくれたオランダ出身のDJ/プロデューサー、Tiësto。
まずは登場シーンから。
とある上海の風景のVJが流れるのですが、そう!Tiëstoが登場してJohn Christianとコラボした“Scream”でスタートです!
KSHMRとコラボした“Secrets”やとある広告でも有名なSevennとのコラボ曲“BOOM”、Dzeko & Torresの“L’Amour Toujours feat. Delaney Jane (Tiësto Edit)”など人気曲も多数プレイ!
2014年にリリースしたトランスよりの“Lethal Industry”からのDJ KUBA & NEITANのよる“Bring The House”など次々曲を展開してから、2014年のヒット曲“Red Lights”はまさに至福!
そのほかMartin Garrixとコラボした“The Only Way Is Up”や“Footprints”、Axwell & Ingrossoの“More Than You Know (Ummet Ozcan Remix)”などもプレイ。
後半にはW&Wも再びステージに登場して、W&W & Hardwell & Lil Jonによる“Live The Night”をかけて大盛り上がり!
Matthew Komaをフィーチャーした“Wasted”からGarmianiの“Bomb A Drop”などかけた後、ラストはTiestoが2005年にリリースしたトランスナンバー“Adagio For Strings”でフィニッシュを決めました!
おわりに
いかがでしたか。
動画を貼り過ぎて重くなって申し訳ありません。
Ceamfields Hong Kongがどんな感じのフェスか少しは雰囲気を掴んでいただけたでしょうか。
すでに来年2018年の開催も12月15日と16日で決定しており、チケットの販売もしているので是非興味のある方は来年以降参加してみて下さい!
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