本日は、Skrillex主宰のレーベル OWSLAからリリースを重ねる注目のプロデューサー、josh panについて紹介します。
最近だとSkrillexとBoys Noizeによるプロジェクト「Dog Blood」の楽曲にも参加したりとSkrillex本人も一目置いているアーティストなので、ぜひチェックしてみて下さい!
目次
- 1 josh panとは
- 2 実は20人以上のアーティスト集団!?
- 3 josh panのオススメ曲
- 3.1 josh pan and X&G – nowhere
- 3.2 josh pan & X&G – platinum
- 3.3 josh pan – i used to ft. keyshia
- 3.4 josh pan – Undefeated
- 3.5 josh pan – take your time
- 3.6 josh pan & Dylan Brady – My Own Behavior
- 3.7 josh pan & Dylan Brady – Wheels
- 3.8 josh pan – Mask ft. AWAY
- 3.9 josh pan – give it to ya ft. ABRA
- 3.10 SLUMBERJACK & QUIX – Vision ft. josh pan
- 4 おわりに
josh panとは
josh panことJoshua Panとは、アメリカ・ニューヨークを拠点に活動しているDJ/プロデューサー。
1989年11月12日生まれの29歳(2019年6月25日現在)です。
常にクリエイティブなサウンドを生み出す音楽プロデュースのセンスの高さだけでなく、自身でヴォーカルまで担当するjosh panは、まさに次世代のKanye West / Diploとまで言われています。
6歳のときに台湾に引っ越し、幼少期をそこで過ごしたjosh panは、幼い頃から歌やピアノやギターなど様々な楽器を習い、その後ニューヨークに戻ってアートとデザインの私立専門大学、パーソンズ美術大学在学中に友人によって音楽制作用DAWのFL Studioの存在を知ります。
最初は音楽のプロデュースにあまり興味がなかったものの、DJしているときに自分の楽曲を作る必要性を感じ、2012年12月から音楽のプロデュースをスタートするのですが、Skrillexのファンでもあったjosh panは、当初エレクトロニックミュージックに関する知識はなかったものの、とにかくExcisionのようなブロステップばかり作っていました。
2013年には250以上もの曲を作るなど音楽のプロデュースに精力的に取り組み、“touch the sky”, “bubble”, “rock with you”といった楽曲やブートレグをSoundCloudにアップ。
2014年にリリースしたkumaとのコラボ曲“Submission”をリリースした位から徐々に注目され始め、自分からも積極的にコラボするようになり、その後リリースした Lowendとのコラボ曲“Rosé”もまたヒットを記録しました。
2015年にリリースした“nectar”では、Skrillexからもサポートされたのです。
josh panはキャリアをスタートしてからの約1年間、プロデューサーの友達が1人もいない状態で音楽プロデュースをしていたのですが、josh panプロジェクトをスタートして1番最初に注目してくれたのがY2Kだそうです 。
自分自身の正直な気持ちを曲で表現しているjosh panは、自身の音楽を心の痛みであり、喜びそのものでもあると語っています。
マーケティングにお金をかけていませんが、ミステリアスなステータスやSNSからも感じられるアーティスティックな雰囲気、そしてY2KやSkrillexをはじめとしたアーティストやプロデューサーたちからのサポートで一気にブレイクしたのです。
デビューして数年で憧れでもあったSkrillexのレーベル OWSLAとの契約を果たし、2016年にはKeith Apeのヒット曲“It G Ma”の14分にも及ぶ公式リミックスを同レーベルから発表すると、Skrillex本人に「これを聴いたときは開いた口が塞がらないほど驚いた最高傑作」とまで言わせました。
このリミックスでは、josh panがsakuraburst, MISOGI, X&G, MEDASIN, oshiといったアーティストたちと各バースごとで共作しているため、それぞれ曲調が全く違うバースがひとつになったユニークなリミックスとなっています。
またこの年OWSLAからリリースされたコンピレーションアルバム『Worldwide Broadcast』にも、josh panの“platinum”が収録。
以降、OWSLAから数多くのシングルやEPのリリースを重ねてきましたが、SkrillexとBoys Noizeによるプロジェクト「Dog Blood」が2019年5月に出したEP『Turn Off The Lights』では、収録曲の“4 MIND”でついにSkrillexとのコラボまで実現させたのです!
Skrillexが2018年にフジロックでパフォーマンスを行った際、josh panは自身のSNSで自分を信じてチャンスをくれたSkrillexに改めて感謝の気持ちを示し、当時目立った活動がなく大勢のファンが心配していたときにSkrillexは新曲のリリースも控えており、シーンに帰ってくる、と私たちに伝えてくれました。
josh panはそういったSkrillexの内情も知るほど信頼しあっている関係と言えるので、今後2人のコラボ曲がリリースされる可能性も高そうですね!
実は20人以上のアーティスト集団!?
2015年にjosh panがSNSで、「josh pan」プロジェクトはManila Killa, LUCA LUSH, Jai Wolf, Whispa, Y2K, Yung Bae. Pham, Madeaux, Dirty Chocolate, Andrew Harrison, Flamingosis, Cavalierといった20名以上から成るプロデューサー/デザイナー/レーベル/集団だという投稿を行い話題となりました。
当時、josh panのSoundCloudの概要欄も “‘josh pan’ is a design house//label//collective//dream-team based out of NYC.”と記載されたほか、Skrillex主宰のプラットフォーム「NEST HQ」などでも記事として取り上げられ、チームの一員とされている各アーティストからのコメントまで載せられていたため、当時は多くの人がjosh panは個人ではなくチームだと信じましたが、実際はジョーク。
“I found myself inducted into the group via Sean (Luca Lush). The cast of characters involved are really talented, it’s been an honor and a privilege to work alongside them.” -Madeaux
“Josh pan is more than a collective josh pan is a way of life when we have nothing else we truly have josh pan” -Y2K
“Josh pan is diplo. And by that, I mean a creative and experomental outlet by which an electic body of internet friends could push the envelope together” -LUCA LUSH
“Beck needs to respect artistry. he should have given his award to Josh Pan” – Whispa
Original article from http://nesthq.com/josh-pan-collective
しかしこれほど多く人々が信じてしまったということは、そう言われてもおかしくない程、josh panの楽曲がどれも独特なサウンドデザインを持っており、且つクオリティが非常に高いものばかりであると言え換えられるでしょう。
上述したように、josh panは楽曲制作だけでなく、ヴォーカリストとしても多くのプロデューサーの楽曲に参加しているので、josh panがフィーチャリングされている曲も聴いてみて下さい。
josh panのオススメ曲
josh pan and X&G – nowhere
アメリカ出身のデュオ、X&Gとコラボしたナンバー。
josh panのソフトなヴォーカルが特徴的なインパクトのあるバラードとなっており、「we won’t let them take us nowhere」というjosh pan自らの心境を綴ったリリックにも要注目です!
josh pan & X&G – platinum
こちらもアメリカ出身のデュオ、X&Gとのコラボ・ナンバー。
中毒性のあるダンサンブルなサウンドに仕上がったこの曲は、上でも説明した通り、この曲はOWSLAからリリースされたコンピレーションアルバム『Worldwide Broadcast』にも収録されました!
josh panとX&Gのサウンドの相性は抜群で、Ekaliの“Babylon”の公式リミックスを一緒に手掛けたほか、“gravity”や“Whiplash”などでもコラボしています!
josh pan – i used to ft. keyshia
女性シンガーのkeyshiaをフィーチャーしたナンバー。
keyshiaによるR&B風のヴォーカルがjosh panによるメランコリックでロマンチックなフューチャートラップと上手くマッチしています!
josh pan – Undefeated
軽快なピアノのリズムに乗せてjosh panが歌う楽観的且つ力強いメッセージが心に響く1曲となっており、OWSLAからリリースしたEP『the world within』にも収録されています!
josh pan – take your time
こちらも同じくEP『the world within』収録曲のひとつで、複雑なパーカッションと滑らかなシンセが印象的で、R&B要素を含んだファンキーな1曲に仕上がっています!
josh pan & Dylan Brady – My Own Behavior
シンガーソングライターのDylan Bradyとのコラボ・ナンバー。
この曲はOWSLAからリリースされたjosh panとDylan Bradyによるコラボアルバム『This Car Needs Some Wheels』にも収録されていますが、哀愁感漂うサウンドだけでなく、映画さながらのミュージックビデオにも注目してみて下さい!
josh pan & Dylan Brady – Wheels
こちらもシンガーソングライターのDylan Bradyとのコラボ・ナンバー。
『This Car Needs Some Wheels』からのリードシングルでもあるこの曲は、インディーポップとダンスミュージックを上手く融合させたサウンドとなっており、Dylan Bradyのセクシーな歌声も素敵です!
josh pan – Mask ft. AWAY
アメリカを拠点に活動しているプロデューサー、AWAYとコラボしたナンバー。
エフェクトをかけたjosh pan自身のヴォーカルが曲全体の雰囲気を出しており、面白い音も散りばめられたフューチャートラップとなっています!
josh pan – give it to ya ft. ABRA
女性シンガーのABRAをフィーチャーしたナンバー。
ダークでベースよりのグリッチなサウンドにABRAの妖艶な歌声が絶妙にマッチした1曲です!
SLUMBERJACK & QUIX – Vision ft. josh pan
オーストラリア出身のデュオ、SLUMBERJACKとニュージーランド出身のプロデューサー、QUIXのコラボで、josh panがフィーチャリングで参加した楽曲。
QUIXのキーの高いシンセとSLUMBERJACKの良い意味で不気味なコード進行、そしてjosh panの歪んだヴォーカルが抜群にハマったこの上なくカッコいいハイブリッドなトラップとなっています!
おわりに
いかがでしたか。
josh panがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたでしょうか。
幼少期のクラシックな音楽トレーニングと天性の才能によって生み出された彼の音楽は常に進化を遂げ続けているので、今後どのようなサウンドを聴かてくれるのか注目しておいて下さい!
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