今回、MNNも注目しているアップカミングなアーティストを紹介したいと思います。
Tchamiのレーベル「CONFESSION」やフランスのベースミュージックシーンで大きな支持を得ている「Gold Digger Records」からリリース歴もあるベルギー出身のDJ/プロデューサー・デュオ、Honey & Badgerにインタビューを行ったので、是非チェックしてみて下さい!
Q: インタビューに応じてくれてありがとうございます。まずHoney & Badgerについて色々教えてください。音楽に関するバックグラウンドやHoney & Badgerプロジェクトを始めた経緯等教えて下さい。
こちらこそありがとう!エレクトロニックミュージックをかれこれ数年くらい作っていて、相方とは今から4年前に同じ大学で会ったんだけど、お互いハウスミュージックが好きだったこともあってすぐに友達になったよ。それから一緒に曲を作り始めて、2018年の4月に一緒にHoney & Badgerプロジェクトをスタートすることにしたんだ。
Q: お二人はどんなアーティストや曲にインスピレーションを受けて、音楽プロデューサーになろうと思ったのですか?
Tchamiは間違いなく僕たちをハウスミュージックの虜にさせたアーティストのひとりだね。2013年から2014年頃だったかな。当時、彼は他のアーティストにはないフレッシュでユニークなサウンドを持っていて衝撃を受けたのを今でも覚えているよ。他にはCrookers, Chris Lake, Malaa, Bellecourといったアーティストからもインスピレーションを受けたし、僕らは90年代のアメリカのヒップホップやジャズの大ファンで、そういった音楽からも影響を受けたんだ。
Q: ところで、どうしてHoney & Badgerというステージネームにされたんですか?
この名前は ‘世界一怖い物知らずの動物’ とも言われているミツアナグマ/ ラーテル(Honey Badger)に関するYouTube動画からきているんだ。僕たちは2人とも動物が好きで、その動画がとても面白くてね。それで数年前に初めて一緒に曲を作ったときにこの”Honey Badger”をタイトルにしたんだ。その後、正式にデュオを組むことになってステージネームが必要になり、このタイトルをそのままステージネームにすることに決めたって感じかな。
Q: Honey & Badgerはそのユニークで進化し続けるベースミュージックサウンドが魅力のひとつですが、いつもどのようなプロセスで音楽制作を進めていますか?また自分たちの音楽をどのように表現することができますか?
僕たちはひとつのジャンルやサウンドに固執したくないから、常に自分たちが影響を受けたものや新たに思い付いたアイデアなどをブレンドさせることを心がけているよ。例えば、”Stoemp”という曲は、テクノとベースハウスを融合させた新たな試みのひとつだね。
Q: 個人的にEP『Grand Place II』もお気に入りのひとつなのですが、この作品を作り上げるのにどれくらいの期間を費やし、またどういったコンセプトで制作されたのか教えて下さい。
このEPに収録されている曲は同じ期間に作ったわけじゃないから、EPが全部完成するまでに約半年かかったんだ。この作品ではとにかく自分たちの幅広いサウンドや奥深さを伝えたかったんだ。まず”Zodiak”はHoney & Badgerらしさとも言えるゲットーハウスバンガーになっていて、”French Fries”は”Belga’”のフォローアップソングのような感じで、一緒に働きたいと思っていたフランス出身のプロデューサー kramderとのコラボ曲になっている。
最後の”Delirium”はHoney & Badgerプロジェクトをスタートしたての初期の頃に作った曲のひとつで、オールドスクールな雰囲気漂うハウスに仕上がっているよ。これまで僕たちがリリースしてきたEPを全て「Grand Place」というタイトルにしているのは、ベルギー・ブリュッセルにある ‘世界で最も美しい広場’ と称えられているグラン・プラスからきているんだ。僕たちは自分たちの故郷を誇りに思っているから、アートワークやタイトルに使用することで、ベルギーのカルチャーも多くの人に伝えたいんだ。
Q: Tchamiのレーベル CONFESSIONから何度も曲をリリースしていますが、どうやってCONFESSIONとの契約に至ったのですか?
幾つか曲を作って、すでにCONFESSIONからリリース歴があり、仲の良い友人でもあるフランス出身のプロデューサー、Movenchyに送ったんだ。彼も僕たちの曲を気に入ってくれて、Tchamiに繋げてくれたのがきっかけで、後はみんなが知っている通りだよ!
Q: さっき話でも挙がった最新曲”Spirou”は私も大好きでヘビロテしていますが、この曲はどういう風に生まれたのですか?
僕たちは子どもの頃からマイケル・ジョーダン主演の映画『スペース・ジャム』が大好きで、この映画のテーマソングをそこまで変え過ぎずに自分たちのビジョンを加えたらクールなものができるんじゃないかって思ったんだ。すぐに曲を完成させて、みんなにとってもカッコ良いDJツールになると思ったから、フリーで提供することにしたんだ。
Q: 今まで制作された曲のなかで1番気に入っている曲はなんですか?また自分たちのショーで必ずプレイするようなキラーチューンはありますか?
A: 来月9月前半にリリース予定の曲だね!メロディもシンセもとてもパワフルで、今まで作った曲とは全く違ったものになったけど、自分たちのスタイルにもピッタリなものが出来上がったから凄く気に入っているんだ。あとショーでいつもプレイするのは、”Belga”や”Delta”のようなクラシックな曲を気に入っているね。この2曲をかけるとオーディエンスもクレイジーにノッてくれるし、みんなが一緒に”Delta”の歌詞を歌ってくれたり、叫んでくれるのを聞くととても嬉しくなるよ!
Q: 今現在、進めているコラボ曲などはありますか?もし将来、コラボしたり、リミックスを担当したいアーティストがいれば教えてください。
僕たちはキャリアをスタートして最初の1年間はソロトラックのみリリースしてきたけど、今は積極的に新しいことに挑戦したり、自分たちが好きな才能溢れるアーティストたちともコラボしたいと考えている。まだ今は全部話すことはできないけど、MovenchyやGODAMNとはすでに一緒に曲を作ったんだ。みんなが今まで聴いたことないような予想外なサウンドが出来上がったから、楽しみにしていてね!
Q: 今最も力を入れて取り組まれていることはなんですか?今後、Honey & Badgerにどんなことを期待できますか?
2019年の終わり頃に沢山のクールな新曲のリリースがを控えているんだ。しかも僕たちがずっと曲を出したいと思って、目指していたレーベルからね!まず、9月の前半に出す新曲も自分たちの中でかなりビッグなリリースになると思う。他にも多数のソロトラックやコラボ曲の制作、世界各国でのショーの調整も同時進行させているから期待していて下さい!
Q: 最後に日本のファンにメッセージをいただけますか。
僕たちは日本という国が大好きだから、早くみんなに会うのが待ち遠しいよ!アリガトウゴザイマス!
Honey & Badgerは2018年8月にファーストシングル”Manneken Peace”をいきなり「CONFESSION」からリリースし、その後も1年で14曲を人気レーベルからリリースするなど快進撃を続けています。
インタビューでも語っていたように、今年は今までにない新たなスタイルに挑戦したビッグな新曲や数々のコラボ曲もリリース予定で、各国でのショーも続々決まっているとのことで、今後も彼らの活躍から目が離せません!
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