2019年10月21日(月・祝前日)、ELE TOKYOで初来日公演を行うフランス出身の新進プロデューサー、Rivoにインタビューしました!
Rivoはフランス・パリ近くの小さな町出身の現在19歳で、14歳の頃から自身で制作したブートレグ/リミックスをSoundCloudにアップすることからキャリアをスタート。
2017年にはArmin van Buurenのレーベル Armada RecordsからリリースしたTribe Diveとのコラボ曲“Someone New”は他のアーティストたちからも注目され、多数のリミックスが発表されました。その1年後にはSugar Kawarをフィーチャリングした“Wanna Know You”をWarner Musicからリリース。
また彼のエネルギッシュなライブパフォーマンスとセットは多くのオーディエンスを魅了しており、キャリアをスタートしてまだ数年にも関わらず、すでにフランスの各クラブやElektric Park Festival, E-Wax Festival, Brive Festival といったフェスにも出演し、2019年には初のアジアツアーを敢行します。
Q: インタビューを受けてくれてありがとうございます!まずRivoについて詳しく知らない人たちのために自己紹介と、どうしてエレクトロニックミュージックのプロデュースを始めたのか教えて下さい。
こちらこそインタビューしてくれてありがとう! 僕はテレビでエレクトロソングを聴いたのがきっかけで音楽のプロデュースを始めたんだけど、最初に聴いたときは「なんてカッコ良いサウンドなんだ!」って感動したのを覚えているよ。それからこのスタイルの音楽について学び始めたんだ。以前は、ラップミュージックばかり聴いていたんだけど、そのときからラップミュージックの中のエレクトロニックなパートが好きだったし、いいなと思うパートにはだいたいオートチューンが入っていて、こういったパートが僕にスリルと興奮を与えてくれたんだ。
でも僕をエレクトロニックミュージックの世界に惹き込んだ決定的な曲は、間違いなくBorgoreがWaka Flocka FlameとPaigeをフィーチャリングした”Wild Out”だね。
Q: 本名はDeniz Bizarra Simsekですが、どうしてRivoというステージネームにされたのですか?
Rivoって名前かい?実はこれにはちょっと面白いストーリーがあるんだ。(笑)
アーティスティックな名前を考えていたんだけど、なかなか心から気に入るものが思い付かなくて、一晩中考えに考えたけど思い浮かばなくて寝落ちした翌朝、起きて何気なく眺めていたダンボールにイタリアの都市の”Rivoli (リボリ) “のことが書かれていて、これを短縮して「Rivo」に決めたんだ!今ではこの名前を気に入っているよ!
Q: 最も大きな影響を受けたアーティストや曲はありますか?また音楽を作る上でどういったものからインスピレーションを受けることが多いですか?
現時点だと、Jonas BlueやJames Carter, Lost Frequencies, MaesicといったアーティストやSia, Bebe Rexhaといったシンガーからインスピレーションを受けることが多いかな。あと今個人的にキテるベースハウスの曲からもインスパイアされるよ。あとMartin Garrixのレーベル STMPD RCRDSも好きだから、同レーベルから出したSeth Hills, Julian Jordan, Loopers, SWACQ, Magnificenceの曲も良いね!
Q: 自身の音楽をどのように表現できますか?何か特定のジャンルに当てはめられると思いますか?
ストーリーのあるポップミュージックを目指して曲を制作しているよ。
僕はギターを使ったチルなサウンドの音楽を作るのが好きで、素敵な風景や僕の周りの全ての愛にインスパイアされることもあるんだ。時々、悲しみからインスパイされて曲を作ることもあるけど、常にできるだけポジティブな方法で取り掛かるようにしている。
ベースやビッグルームの場合は、まるでフェスティバルにいるように人々をジャンプさせるものを作っている。だから特定のジャンルには当てはめられたくないし、本当に好きなものを自分の感情もしっかり入れて作るよう心がけているんだ。
Q: 最新曲の”Back To You”や、すでに500,000回以上ストリーミングされている”Good Life”について教えて下さい。
ありがとう!
まず”Back To You”だけど、この曲はあっという間に出来上がった曲なんだ。美しいヴォーカルが僕自身にも凄く響いて、ただ単にラジオで聴くだけでなく、曲を聴いたら踊り出してしまうようなものにしたかったんだ。
“Good Life”は、メロディが頭の中に残って歌いたくなるような曲に仕上げている。この曲は本当に多くの人たちから良いフィードバックを受けることができて、今までのキャリアの中で最も最高の瞬間だったよ。Spotifyではすでに600,000回再生に到達しそうな勢いだし、最高にクレイジーだよ!
Q: 自身のスタジオセットアップや曲を作るために使っているお気に入りのツールを教えて下さい。
機材も揃っていない小さな部屋で、Serumすら入れられないようなポンコツなコンピュータからスタートしたから、今は常にアップグレードすることを心がけている。ちなみに、Serumは僕にとってベストなプラグインのひとつだね。
必死に働いて購入した立派なモニターとコンピュータースクリーン、そして両親から買ってもらった高性能なラップトップパソコンが今の僕のプロジェクトのためのセットアップだよ。
Q: 以前、”Someone New”という曲をThe Bearded Man (Armada)からリリースしましたが、どうやって契約に至ったのですか?
これは僕が16歳だったときの12月のことで、ひとつの夢が叶って本当に嬉しかった。この曲を友人のTribe Diveに送ると、彼もまた手を加えてくれて、シンガーのDave Thomas jr.がクールなヴォーカルを入れてくれて完成した。この曲を直接、The Bearded Manに送ると、すぐに契約しよう!って返信が来たんだ。どれだけ若くても沢山の感情が入った曲を作れるということをこの曲で証明することができたんだ。
Q: 今後、コラボやリミックスしたいアーティストはいますか?
Maesicとコラボして彼の”Like An Animal”のようなラップ・ポップソングを作ってみたいな。あとSTMPD RCRDSからリリースされているようなタイプの曲も作ってみたいから、いつか絶対契約したいね。あとはJonas Blueの公式リミックスもいつか手掛けるのも夢だね。
Q:現在、力を入れて取り組んでいることはありますか?今後、Rivoプロジェクトでどのようなことを期待できますか?
今は新曲の制作に注力している。曲をより多くの人に聴いてもらえるにはどうしたらいいか研究していて、ヴォーカルにもかなりの時間や労力を費やしてこだわっているんだ。ショーでも常にエネルギッシュさを全面に出すようにしていて、いつの日かUltraのようなフェスや、もちろんUltra Japanでプレイしたいね!
Q: 間もなく初来日公演ですが、最後に日本のファンにメッセージお願いします。
日本のみんさん、パーティーは好きですか?素晴らしい時間を一緒に過ごしたいですか?もしその答えがイエスなら、当日みんな最高な夜を楽しめること間違いないよ!
Rivoの曲はどれも爽やか且つ繊細でポップなサウンドとなっておりで、曲を聴けばその魅力の虜になること間違いなし!
まだキャリアは短いですが19歳という若さとストリーミング回数からも、今後ますます活躍することが期待されます。
10月21日(月・祝前日)は是非ELE TOKYOに遊びに行って、Rivoの生パフォーマンスを味わってみて下さい!
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