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Above & Beyondのメンバー Paavo Siljamäkiのソロプロジェクト P.O.SとAnjunadeepからスターダムへと駆け上がったQrionが11月11日(土)にZEROTOKYOに登場!

Above & Beyondのメンバー Paavo Siljamäkiのソロプロジェクト P.O.SとAnjunadeepからスターダムへと駆け上がったQrionが11月11日(土)にZEROTOKYOに登場!

世界中のダンスミュージックファンを魅了し続ける人気トランス・スーパースター・トリオ Above & Beyond は、もはや説明不要かと思いますが、その創設メンバーのひとりである Paavo Siljamäki のソロ名義「P.O.S」が、11月11日(土)に新宿の ZEROTOKYO にて待望の来日公演を行います。

P.O.S はソロ・デビュー・アルバム『Deeper Tales』を Anjunabeats からリリースし、アメリカツアーを大盛況のうちに終えたばかりで、次なるステージとして日本を選択。

さらに当日は、2019 年に Anjunadeep からデビューして以来、急成長を遂げている日本の若き才能 Qrion に加え、Rinaly と Shingo Nakamura、人気ダンスミュージックパーティー TCPT 主宰の YOSHIMASA といった世界を舞台に大いに活躍する注目の日本人 DJ /プロデューサーたちが終結する豪華イベントとなっていますので、各アーティストの紹介とイベントそのものを取り上げたいと思います!

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P.O.Sってどんなプロジェクト?

P.O.S とは、フィンランド人で Above & Beyond のメンバー Paavo Olavi Siljamäki によるソロプロジェクト。

グラミー賞に 2 度もノミネートされた Above & Beyond の一員として、20 年以上にわたり主にトランスシーンの最前線で活躍し続け、世界中のトランス・ファンに最重要レーベルとして認知されている Anjunbeats と Anjundadeep の2つのレーベルまで運営し、Glastonbury, EDC, Creamfields などの世界的な大型フェスや、Royal Albert Hall, Madison Square Garden といった伝説的なライブ会場にも出演し、自身がホストを務めるラジオショーも運営しています。

Paavo Siljamäki は音楽家系で生まれ育ち、幼い頃からチェロとピアノを習い、フィンランドの音楽高校に通っていました。クラシック音楽からスタートしましたが、Jean-Michel Jarre や Vangelis といったヨーロッパの音楽家の影響でシンセサイザーに興味を持ち始め、15 歳のときに初めてフィンランドのクラブに行き、ダンスミュージックというものにのめり込むようになります。

2000 年に結成した Above & Beyond のメンバーとしてだけでなく、Aalto, Dirt Devils, Free State, Rollerball, Tranquility Base, Zed-X, OceanLab と、これまで数多くのプロジェクトに携わってきた Paavo Siljamäki は、自分の名前のイニシャルから取ったソロ名義 P.O.S として 2002 年に曲を作った時期もありますが、20 年以上経った今、自分の起源でもある P.O.S プロジェクトを敢えて復活させました。

この P.O.S は、自分自身を解放し、好きなように実験的なサウンドに挑戦できるプロジェクトだと語っており、結果や意味などについて深く考えず、ただ楽しみながら自分のやりたいことを続け、人としてミュージシャンとして進化するにつれて自然と生まれたプロジェクトでもあるとのこと。

P.O.S の楽曲は、幻想的で美しい雰囲気や甘美なシンセが際立っており、時に民族音楽や聖歌なども組み込まれていますが、これは Paavo Siljamäki がこの数年間、世界中を旅して民族音楽からカリブ海のグアダルーペで味わった地元の伝統的なダンスミュージックまで、その土地その土地で色んな種類の音楽を聴き、インスピレーションを得たことが大きかったと言えます。

しかし、Paavo Siljamäki は 2019 年に燃え尽き症候群に陥り、深く落ち込み、ダンスミュージックを作り続けたいかどうかという確信すら持てなくなりました。さらに追い打ちをかけるように、その年の春に新型コロナウイルスに感染して重篤な状況になり、回復したかと思えば再び感染し、計 4 回も感染。

燃え尽き症候群及び新型コロナウイルスという個人的な問題に取り組むため、癒しを求めて自然の中に身を置いていたとき、Above & Beyond 名義で出したアンビエント・アルバム『Flow State』にも救われたそうで、再びダンスフロアへ戻る決意をし、昔のようにクラブに通いはじめ、クラバーとしての自分を再発見し、P.O.S プロジェクトの再始動へと至ったそうです。

心身ともに回復し復活を果たした Paavo Siljamäki は、2023 年 4 月に Anjunabeats 経由で P.O.S 名義で初となるソロ・デビュー・アルバム『Deeper Tales』をリリースし、10 月にロサンゼルスで開催された #ABGT500 Weekender での Above & Beyond のセットでも、いくつかのトラックを披露。

この『Deeper Tales』は、Paavo Siljamäki が 15 歳のときに最初に魅了されたソウルフルなクラブレコードに回帰することで、自身の過去と現在を振り返っているそうで、イビサのクラブや Burning Man に参加していた 10 代のレイブ好きの少年だった昔の自分自身の再発見だとも語っています。

アルバムに収録されたリードシングルはすでに 150 万回以上のストリーム数を記録しており、2021 年後半にロサンゼルスのスタジオセッションで生まれ、Paavo Siljamäki の親友でもある Spencer Brown とのコラボ曲 “Polar Bears” は、Beatport のプログレッシブ・ハウスチャートで 6 位にランクインしました。

P.O.S & Spencer Brown – Polar Bears (@spencerbrownofficial)

 

Paavo Siljamäki と Spencer Brown の関係は、Spencer Brown がまだ新進プロデューサーだった頃、Avicii のレーベル LE7ELS から “Chalice” でデビューリリースを果たし、Above & Beyond の心を掴んだ 2014 年まで遡るため、このコラボは昔からの双方のファンにとって嬉しいニュースとなりました。

また、Duke Dumont や Madeon とのコラボ歴もある Kyan Kuatois の “Lonely River” を anamē と共同でリミックスしたバージョンもオススメで、Marcus Schössow と Thomas Sagstad によるユニット anamē とは、2022 年に Above & Beyond 名義で発表した感情的なトラック “Gratitude” でコラボしたこともあります。

Kyan – Lonely River (P.O.S & anamē Remix)

 

健康や精神問題と闘っていたときに特に心の支えとなり、再びダンスミュージックに夢中になる手助けをしてくれたのも、Spencer Brown と anamē の Marcus Schössow だったそうです。

Paavo Siljamäki が最も好きなトラックだという Queen の “Who Wants To Live Forever” のリミックスも P.O.S 名義で手掛けており、Queen 本人たちも気に入ってくれているとのことなので、このリミックス含め、まだまだ沢山抱えている ID のリリースも待ち望まれます。

Deeper Tales ツアーを終えた今、日本を次なる舞台に選んでくれたので、P.O.S のユニークな洞察や創造的なアイデンティティを目の当たりにして下さい!

数々の偉業を成し遂げた日本のホープQrion

1994 年に札幌で生まれ札幌で育った Qrion は、Skrillex に影響を受けて高校生の頃から趣味として iPhone 上で Nanostudio というアプリを使って音楽制作をスタート。

地元のラーメン屋でアルバイトして貯めたお金で Cubase を購入し、父親の古い MIDI キーボードとアナログシンセサイザーの refaceCS などを使い制作スキルを向上させ、2016 年、自身が 22 歳のときにアメリカへ渡ると、その 2 年後の 24 歳のときには Tomorrowland への出演を果たしました。

今では、Above & Beyond 主宰の Anjunadeep はじめ、Diplo 主宰の Mad Decent や Moving Castle, Sasha’s Last Night on Earth, This Never Happened といったレーベルから曲をリリースしており、Forbes の「30 UNDER 30 JAPAN 2020(世界を変える 30 歳未満の 30 人)」にも選出されたほか、Spotify Japan の EQUAL Artist、2021 年には DJ Mag の Future Star 賞、そして SiriusXM の 88Rising Radio のレジデントアーティストにも選ばれています。

Qrion の作品は、主に Anjunadeep を通じて世界中に発信されており、Spencer Brown とのコラボ EP『Sapporo』やソロ EP『Sine Wave Party』、デビュー・アルバム『I Hope It Lasts Forever』なども同レーベルからリリース。これらの楽曲は、Pete Tong や Danny Howard, Jason Bentley, Diplo, Mall Grab, Porter Robinson, Lane 8, Anna Lunoe, Solomun, and Todd Edwards からサポートされました。

2019 年にチェコ・プラハの O2 アリーナで行われた #ABGT350 にも出演し、約 1 万人の前でプレイしたほか、2022 年に Porter Robinson がコロラドの象徴的な会場 Red Rocks で大規模なヘッドライナー・ショーを開催したときは、Machinedrum, Wavedash, Air to Earth(Porter Robinsonのサイドプロジェクト)といった豪華メンツと共に出演しています。

1001Tracklists が毎年発表している、その年最もサポートされた DJ /プロデューサーのランキング「TOP 101 PRODUCERS」と並行して、今回発表された、2023 年にダンスミュージックシーンで大きな役割を果たした女性プロデューサーや様々な人種のアーティスト 101 名をピックアップした「The Future of Dance」に Qrion も選出!

また、Alina Baraz, Lane 8, Catching Flies, TOKiMONSTA などの人気アーティストにもオフィシャルリミックスを提供するなど、日本が世界に誇れるアーティストのひとりと言えます!

トランスシーンで躍進し続けるRinaly

ロックバンドに所属してベースを弾いていた過去も持っている Rinaly は、今やアップリフティングなトランスやテクノを武器に10 年近くにわたってトランスシーンの最前線を走り続けています。

15 歳で音楽学校に入学して、ピアノやドラム、トロンボーンなどを演奏しながら制作スキルを磨き、DJ 面においては日本だけでなく、オーストラリア、チェコ共和国、ノルウェー、香港、台湾、中国、韓国、タイ、インドネシア、フィリピンなど世界中のクラブやイベントに出演。

人気スマホゲーム『消滅都市』内の “Eternity” のリミックスは700万回以上ダウンロードされ、2017 年に発売された同ゲームのコンピレーションアルバム『消滅都市 Remix Works』にも収録されました。そのほか、自身がプロデュースするトランスパーティー Tears of Trance も人気を博し、名門トランスレーベル AVA Recordings のレーベルパーティー AVA Night を主催者として東京で複数回開催しました。

今では、Andrew Rayel 主宰の Find Your Harmony や Black Hole Recordings, AVA Recordings, Future Sound of Egypt といったレーベルから曲を出しては、Beatport のトランス・チャートで何度もトップにランクインさせており、Armin van Buuren, Aly & Fila, Paul van Dyk, Andrew Ravel, Alex MORPH などから熱烈なサポートを受けています。

ちなみに Rinaly は 2020 年と 2022 年に、日本の観光地・絶景を背景に DJ プレイを配信するチャンネルで今回のイベントの主催でもある「High in Japan」に登場したことがあり、北海道の息を呑むような美しい景色をバックに圧巻のパフォーマンスを行いました。

Okhotsk Tower Mombetsu Hokkaido, DJ Rinaly|HIGH IN JAPAN 【北海道 紋別】

 

上で取り上げましたが、Qrion もランクインした 1001Tracklists が発表したダンスミュージックシーンの未来を担う 101 名をピックアップした「The Future of Dance」をなんと Rinaly も選出されており、2 人とも ADE で表彰されることが決まっています!

 

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このように母国日本以外でも世界中で名声を得ており、トランスシーンで最も勢いのあるフィメール DJ /プロデューサーと言っても過言ではありません!

Monstercat Silkを代表するShingo Nakamura

Monstercat Silk の看板アーティストとして毎回、耳心地の良い Melodic Progressive をリリースし、ADE で開催された Monstercat のショーケースにも出演したほか、今年 2023年 には Tomorrowland への出演も果たした日本人プロデューサーの Shingo Nakamura。

8 歳の頃からピアノを習い、中学生の時から吹奏楽部でユーフォニアムを演奏していた Shingo Nakamura は、BT の “ESCM” を聴いたことがきっかけでダンスミュージックにハマり、現在のディープで叙情的なサウンドとクラシックピアノを融合させたプログレッシブ・ハウススタイルを確立させ、世界中のファンから支持されています。

LA を拠点とするレーベル Silk Music から出したデビュー・アルバム『Sapporo』は Beatport のプログレッシブ・ハウスチャートで 1 位を獲得したほか、2014 年に Otographic Music からリリースしたセカンド・アルバム『Days』は Beatport のプログレッシブ・ハウスとトランスチャートの上位にランクイン。2021 年に Monstercat Silk から出したサード・アルバム『Glow』では、得意のメロディアス且つハーモニックなサウンドと独特の多幸感のあるサウンドスケープを展開し、複数のシングルが SiriusXM Chill で1 位を獲得しました。

Armin van Buuren や Above & Beyond がホストを務める「A State of Trance」や「Group Therapy」で楽曲をピックアップされたこともあり、自身の憧れの存在でもあった BT の目にも留まり、”Darling Midnight” の公式リミックスを提供してもらうという夢まで叶えました。

Shingo Nakamura x Brandon Mignacca – Darling Midnight (BT Remix) [Monstercat Release]

 

Above & Beyond 関連で言うと、Jody Wisternoff や James Grant といった有名なアーティストとのコラボ曲 “Another Tone” を Anjunadeep からリリースしたほか、日本酒愛好家という一面も持つプログレッシブ・ハウスシーンの最有力アーティストです!

 TCPT主宰のYOSHIMASAも君臨

人気ダンスミュージックパーティー TCPT の主宰で、YOSHIMASA+RYOJI TAKAHASHI 名義や TINY DUCKS 名義で海外レーベルからリリースし、Beatport などのリリースチャートに何度もランクインしたことのある YOSHIMASA もイベントに登場!

またこれまでに、ELECTRIC THUNDER, THUNDERBOLT, Revamp, BLACK OUT といった大物アーティストを招聘したイベントを東京を代表する数々のクラブで開催し、日本のダンスミュージックシーンを盛り上げてきただけでなく、トランス界のスーパースター Ferry Corsten のレーベル Flashover Recordings より日本人初のオフィシャル・レーベルコンピをリリースしたことでも話題を呼びました。

楽曲制作やイベントプロデュース、ブッキングだけでなく、18 歳から DJ としてのキャリアをスタートさせただけあって、自身で圧巻の DJ パフォーマンスまで行うなど多方面にわたって幅広く活躍しており、そのプレイスタイルはトランス、エレクトロ、プログレッシブ・ハウス、 ディスコ・ハウス、アッパー・ハウス、テック・ハウスなど多岐に渡ります!

イベント概要

Above & Beyond の Paavo Siljamäki が P.O.S 名義で来日公演を行う、またとない貴重な機会。世界中のトランス・ファンにとって最重要レーベルの一つとして認知されている Anjunabeats。そのサブレーベルとして生まれた Anjunadeep が誇る Qrion やトランスの名門レーベルと契約する Rinaly, Monstercat Silk の看板アーティスト Shingo Nakamura, 数多くのイベントプロデュースで成功し 長い DJ キャリアを持つ YOSHIMASA といった豪華メンツが集うこのパーティーで、音楽の新たな歴史が紡がれることでしょう!


High in japan Presents
Pavvo from Above & Beyond
P・O・S

開催日:2023年11月11日(土)
会場: ZEROTOKYO(東京)https://zerotokyo.jp/
開場/開演 23:00

出演者/Line Up:
=B4 Z HALL=
P.O.S (Above & Beyond/ Anjunabeats / FIN)
QRION

RINALY
SHINGO NAKAMURA
YOSHIMASA

料金/ADMISSION:
一般前売チケット / GA : ¥4,000
当日チケット / DOOR : ¥5,000

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