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EDM Sauce主催の一般投票で決定!「2017年の最優秀レコード・レーベル」トップ15が発表されました!

EDM Sauce主催の一般投票で決定!「2017年の最優秀レコード・レーベル」トップ15が発表されました!

海外の人気EDMサイトEDM Sauceが行った『Best Record Label of the Year(最優秀レコードレーベル)』の投票結果が発表されました!

「EDM Sauce」は、2016年11月頃から12月12日までの期間で以下のカテゴリーのそれぞれ最優秀を決める投票を呼びかけていました。

  • Best Music YouTube Channel of the Year(音楽YouTubeチャンネル)
  • Best Music Photographer of the Year(音楽写真家)
  • Best Festival of the Year(フェスティバル)
  • Best New Artist of the Year(新人アーティスト)
  • Best Record Label of the Year(レコードレーベル)
  • Best Album of the Year(アルバム)
  • Best Live Act of the Year(ライブパフォーマンス)
  • Best Remix of the Year(リミックス)
  • Best Playlist Curator of the Year(プレイリストキュレーター)
  • Best Radio Show of the Year(ラジオショー)
  • Best Streaming Service of the Year(ストリーミングサービス)
  • Best Single of the Year(シングル)

そして本日、上記のなかの項目のひとつ『Best Record Label of the Year(最優秀レコードレーベル)』の投票結果が発表されました!

ランクインしたレーベルの簡単な説明と、各レーベルの最新曲や代表曲がまるごと分かるSpotifyのリンクを貼っているので、こちらもぜひチェックしてみて下さい!

20,000以上の投票が集まったそうで、その投票が多かったレーベルTOP 15は以下の通りです!

Best Record Label of the Year

1. Monstercat

「Monstercat」とは、カナダを代表するレコード・レーベル。

2011年にYouTubeチャンネルとしてスタートしたのですが、その後人気はどんどん広がりレコードレーベルとしても機能しており、2017年のTomorrowlandでは「Monstercat」ステージが登場するまでに拡大しました!

「Monstercat」についてはStonebankの紹介記事でも説明しているのでこちらも参考にしてみて下さい。

また先日『Uncaged』『Instinct』の2つのブランドを打ち出したりと2018年の活躍にも期待できそうです!

2. OWSLA

「OWSLA」とは、Skrillexのレコード・レーベル。

2011年4月17日に設立され、Porter Robinsonの“Spitfire”がレーベル1発目のシングルとなったのですが、Beatportでいきなり1位を獲得しました!

Porter Robinson – Spitfire

2017年にはUKのハウスプロデューサー、Chris Lakeをキュレーターに迎えてコンピレーションアルバム『HOWSLA』をリリースしたり、12月にはOWSLAのポップアップショップが日本に上陸し、Skrillexが東京のWOMBと京都のWORLDに出演したりと、日本含め世界で活躍した印象が強く残っている人も多いのではないでしょうか。

Skrillex & Habstrakt – Chicken Soup [Official Audio]

 

ちなみに「OWSLA」という名前の由来は、イギリスのファンタジー作家、Richard Adamsの作品『Watership Down(邦題:ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち)』に登場するウサギたちが住む村の“幹部階級(owsla)”からきています。(優れた語り部や特別な能力を持つうさぎがowslaになれるそうです。)

3. A State Of Trance

「A State of Trance」Armin van BuurenとRuben de Rondeによるレコード・レーベル。

2001年5月からウィークリーラジオ番組としてスタートしたのですが、Armin van Buurenによってミックスされた2時間に及ぶトランスミックスは瞬く間に話題となり、2003年から「Armada Music」のサブレーベルという位置づけで始動しました。

Ultra Music FestivalやTomorrowlandでも「ASOT(A State of Trance)」ステージ目当てに参加する人がいるほど世界中からかなりの人気を集めています!

4. Revealed Recordings

「Revealed Recordings」とは、Hardwellのレコード・レーベル。

2010年4月11日に設立されて以来、現在に至るまでビッグルーム、プログレッシブハウス、エレクトロハウスなど様々なジャンルのヒット曲を生み出し、2015年からは「Revealed Radio」というHardwellがホストを務めるラジオショーもスタートしました。

2017年はTomo HirataとYavor Topchievによるプロジェクト、ENGMNTの“Never Gonna Miss It”やTaku-HeroとFunk Machineがコラボした“Fun Lovin”といった日本人プロデューサーによる楽曲がリリースされたり、Hardwellが様々なアーティストとコラボしたEP『Hardwell & Friends』のVol.1とVol.2がリリースされましたね!

ENGMNT feat. Danyka Nadeau – Never Gonna Miss It
Taku-Hero & Funk Machine – Fun Lovin

5. Armada Music

「Armada Music」とは、Armin van Buurenはじめ、Maykel Piron, David Lewisによって2003年に設立されたレコード・レーベル。

過去にダンスミュージックの一大音楽賞、International Dance Music Awards (IDMA)で「Best Global Record Label(世界のベストレコード・レーベル)」賞を受賞したほか、様々な権威ある賞の受賞暦がある人気レーベルのひとつです。

Armin van Buuren自身の「Armind」や「A State of Trance」、「Who’s Afraid of 138?!」のほかにも、Firebeatzのレーベル「Ignite Recordings」やJulian Jordanのレーベル「GOLDKID Records」、Andrew Rayelのレーベル「inHarmony Music」などなど50以上のサブレーベルを抱えています!

6. STMPD RCRDS

「STMPD RCRDS」とは、Martin Garrixのレコード・レーベル。

Martin Garrixが2015年8月27日に「Spinnin’ Records」を去った後、2016年3月4日に「STMPD RCRDS」を設立したのですが、このレーベル名は自身の父親の切手のオークション会(stamp auctioning)社の「stamp」から由来しています。

レーベルからのファーストシングル“Now That I’ve Found You”を皮切りに、様々なヒット曲を連発。

Martin Garrix – Now That I've Found You (feat. John & Michel) [Official Video]

 

早速2017年のTomorrowlandでは「STMPD RCRDS」ステージが登場し、Don DiabloやSteve AngelloといったビッグネームやCMC$、Justin Myloといったレーベル所属のアーティストらが出演しました!

さらにこのTomorrowlandや先日行われたSunburn Festival 2017では「Ytram」というMartin Garrixがサイドプロジェクトとしても登場するなど大きな話題を呼びました!

7. Spinnin’ Records

「Spinnin’ Records」とは、1999年に設立されたエレクトロニックダンスシーン最大手のレコード・レーベル。

EDMといったら「Spinnin’ Records」を思い浮かべる人も多く、新人プロデューサーたちは「Spinnin’ Records」からのリリースを目標にするなど、かなり影響力の強いレーベルといっても過言ではないでしょう。

2017年9月には世界3大レーベルのひとつ、Warner Music GroupがSpinnin’ Recordsの音楽出版及びアーティストマネジメント部門を1億ドルで買収したというニュースが世間を騒がせたのも記憶に新しいかと思います。

また11月末から12月にかけてレーベルの公式イベント「Spinnin’ Sessions」が日本で初開催され、Mike WilliamsやMadison Mars、EDXが会場を大いに盛り上げました!

また「Spinnin’ Records」はKSHMRのレーベル「Dharma Worldwide」やTiëstoのレーベル「Musical Freedom」「AFTR:HRS」、Don Diabloのレーベル「HEXAGON」などなど、こちらも20以上のサブレーベルを持っています。

8. Never Say Die Records

「Never Say Die Records」とは、イギリス出身のDJ、SKisMがNick Sadlerとともに2009年に設立したレコード・レーベル。

SkrillexやFlux Pavilion, Zomboy, Foreign Beggars, Noisiaといったアーティストの楽曲をリリースしていることから分かるように、様々な種類のベースミュージックに特化したレーベルと言えます。

2015年1月26日には「Never Say Die: Black Label」という新しいレーベルを発表し、Trampa, Megalodon, BAR9, BadKlaat, Dr. Ozi, Krimer, Trollphaceといったさらにエッジの効いたベースミュージックを世に送り出しています!

9. Anjunabeats/Anjunadeep

「Anjunabeats」とは、 Above & Beyondのレコード・レーベル。

2000年に設立され、2011年まではトランスのみに特化したレーベルでしたが、以降トランスだけでなくハウスの曲もリリースしています。

「Anjunadeep」は2005年に設立した「Anjunabeats」のサブレーベルで、トランスに特化したメインレーベル「Anjunabeats」のスタイルとは少し違う曲をこのサブレーベルからリリースするために作りました。

「Anjunabeats」には他にもリミックスに特化した「Anjunadigital」やハードトランスやハードハウスに特化した「Hard On Recordings」というサブレーベルもあります。(「Hard On Recordings」は2000年から2004年まで)

ちなみにレーベル名はインド西海岸の州、ゴアの北にある村「Anjuna」に由来しており、この村は60年代、70年代にヒッピーたちの聖地としても知られています。

10. bitbird

「bitbird」は、San Holoが2014年に設立したレコード・レーベル。

正確にはSan HoloのマネージャーであるBudi VoogtとSan Holoの親友Thorwald van den Akkerの3人で共同運営しています。

ジャンル関係なくエモーショナルな音楽を世界中に発信するために設立し、「be the most fair and honest label there is(最もフェアで誠実なレーベル)」を目指しています。

リリースされる曲はクラシックやR&B、トラップなどの要素を含んだフューチャーベースの曲が多く、契約しているDROELOE, Taska Black, Duskus, BeauDamian, ILIVEHERE.といったアーティストはMNNも2018年さらに頭角を現すだろうと確信しています!

11. Mad Decent

「Mad Decent」とは、Diploが2006年に設立したレコード・レーベル。

Diploは「Mad Decent」を通して、ブラジルの“バイリ・ファンク”やアンゴラ起源の“クドゥーロ”、アメリカのDJ、Dave Nadaが提案したハウスとレゲエをフュージョンした“ムーンバートン”といったジャンルを世界に知らしめました。

レーベル主催の人気イベント「Mad Decent Block Party」も定期的に開催されており、2018年2月18日(日)には初の中東国、パキスタンで開催することを発表しています!

ちなみに2016年には「Mad Decent」のサブレーベルとなる「Good Enuff」も設立されました。

12. Armind

「Armind」とは、Armin van Buurenのレーベル「Armada Music」の傘下にあり主にトランスに特化したサブレーベルです。

ここまでで「A State of Trance」に「Armada Music」、そして「Armind」とArmin van Buurenが手掛けるレーベルが3つもランクインしていることから、彼の偉大さとトランスミュージックの人気の根強さが伺えます!

余談ですが、「Armind」は「Armind Angel」というあの天使のマスコットでも有名ですね!

 

13. Barong Family

「Barong Family」とは、Yellow Clawが2014年に設立したレコード・レーベル。

もとは「Spinnin’ Records」の傘下でしたが、現在は独立しておりTomorrowlandをはじめとしたビッグフェスで「Barong Family」ステージが設けられるほど人気を博しています!

MightyfoolsやMoksi, Cesqeaux, Mike Cervello, Chace, LNY TNZといったメンバーもそれぞれ大人気で、2017年は新しいアーティストのEPが高頻度でリリースされた印象が強いです!

また2017年9月には「Barong Family」のアジアツアーが東京のageHaでも開催され、MNNもMoksiとMike Cervelloのプレイを見に足を運びました。

14. mau5trap

「mau5trap」とは、deadmau5が2007年に設立したレコード・レーベル。

Skrillexが「mau5trap」と契約して最初に出したアルバム『Scary Monsters and Nice Sprites』をきっかけに成功したというエピソードはかなり有名なのではないでしょうか。

Skrillex – Scary Monsters And Nice Sprites (Official Audio)

 

「mau5trap」は2013年にはUniversal Music Groupの子会社で、Perfumeが全米アルバムデビューした「Astralwerks」とパートナーを結びました。

2017年はREZZやATTLAS, Feed Me, No ManaといったアーティストのシングルやEPのリリースが目立ちましたが、なによりレーベル設立10周年ということで記念として公開された33曲収録のプレイリストも話題となりました!

15. Ultra Music

「Ultra Music」とは、1995年に設立されたアメリカのレコード・レーベル。

Universal Music Groupが所有していたTVプロダクション「PolyGram Entertainment」と1972年に設立されたレコード・レーベル「Virgin Records」のエグゼクティブでもるPatrick Moxeyによって設立されたこの「Ultra Music」はUltra Records、Ultra Music Publishing、そしてEmpire Artist Managementの3部門で構成されています。

2012年にはSony Musicと提携したことで、Sonyの持つインターナショナルなマーケティングにもアクセスできるという強みもあり、「Ultra Music」の日本公式サイトやアカウントもまたSony Musicが運営しています。

KygoやSteve Aoki, Avicii, David Guetta, Deadmau5, Calvin Harris, Tiestoなどなど多くの人気アーティストの曲をリリースしており、2017年には世界中の全てのYouTubeチャンネルで53番目に多く見られているチャンネルにもなりました!

おわりに

いかがでしたか。

皆さんのお気に入りのレコード・レーベルも入っていましたか?

もちろんこのランキングに入っていないレーベルで素晴らしいものも数え切れないほどあるので、ランキングはあくまで参考程度にとどめておいて下さい。

2018年はどのレーベルからどんな素敵な曲が発表されるのか、また誰の新たなレーベルが生まれるのか楽しみですね!

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