今ひそかにブームとなっている「Tropical House（トロピカル・ハウス）」と呼ばれる南国チックなサウンドのジャンルをご存知でしょうか。

以前紹介したKygo（カイゴ）を筆頭に多くのアーティストたちがいますが、その中でも今MNNが注目しているのはドイツ出身のDJ、Robin Schulz(ロビン・シュルツ)です。

＞＞＞Kygo（カイゴ）についてはこちらの記事をチェック！

本日はそんなRobin Schulz(ロビン・シュルツ) について紹介したいと思います！

Robin Schulzとは

Robin Schulz(ロビン・シュルツ) とは、1987年4月28日生まれで現在28歳のドイツ出身のDJ / 音楽プロデューサーです。

音楽のジャンルは、「メロディック・ディープ･ハウス」や「トロピカル・ハウス」と呼ばれており、聴いているだけで心から癒されます。笑

Robin Schulzの曲のほとんどはエレクトリック・ギター・リフが使用されており、彼の手にかかると全ての曲がどこか懐かしい黄金時代を思い起こさせてくれるんです！

将来ビッグネームになるDJほぼ全員に共通するように、Robin Schulzもまた幼い頃から音楽に興味を持っており、10代の頃からDJのスキルを磨くため毎日練習に励んでいました。

どうも父親が昔DJをしていたこともあって音楽に関心を持っており、父親の友人であるDJからの招待でクラブのパーティーでDJを体験したことで魅了されたそうです。

その努力が実り、MTVのEMAで『Best German Act（最優秀ドイツ人アーティスト）』に選ばれたほか、リリースした多くの曲が世界中で大ヒットし、グラミー賞にもノミネートされるという数々の偉業を成し遂げています！

2015年は国内最大級のEDM系フェス「electrox（エレクトロックス）」や「ULTRA JAPAN（ウルトラ・ジャパン）」にも出演を果たし、日本でも多くの観客を沸かせていました！

2015年のときの「SLAM!Koningsdag」でのフルセット動画を載せておくので、どんなプレイをしているか見てみて下さい。

 

ちなみに2015年の世界の人気DJランキング『DJ Mag Top 100 DJs』では、初登場を果たし89位にランクインし、今後更なる活躍が見込まれているDJのひとりです！

＞＞＞『DJ Mag Top 100 DJs』については”コレを見ればEDMのトレンドが一目で分かる！『DJ Mag TOP 100 DJ』とは！”の記事もチェック！

Mr. Probzの名曲をリミックスして話題に！

2014年にオランダ出身のヒップホップ・アーティスト、Mr. Probzの名曲“Waves”をリミックスしたのですが、これが原曲を上回るほどの世界的な大ヒットとなりました！

• Mr. Probz – Waves

• Mr. Probz – Waves (Robin Schulz Remix Radio Edit)

 

原曲の素晴らしさを上手く残しつつ、テンポを若干早めて南国チックな雰囲気を倍増させています。

この曲は当時のグラミー賞で、『Best Remixed Recording, Non-Classical（最優秀リミックス・レコーディング）』にノミネートされました！

人気R&BシンガーのChris Brown（クリス・ブラウン）とラッパーのT.I.が加わったリミックス･バージョンもあることから注目度の高さが伺えます！

あの名曲もアレンジされて大復活！

“Sugar”というタイトルの曲なんですが、タイトルだけで「アレかな？」と思った方はなかなかの通です。

まずは下の曲を聴いてみて下さい。

 

何の曲をサンプリングしているかお分かりになりましたか？

正解は、アメリカのラッパー、Baby Bash（ベイビー・バッシュ）が2003年に発表した名曲“Suga Suga”をサンプリングしています！

19歳のカナダ出身のシンガー、Francesco Yatesをゲストに迎えているのですが、ソウルフルなヴォーカルがたまらない1曲に仕上がっていますね。

• Baby Bash – Suga Suga ft. Frankie J

 

しかし調べてみたら、この“Suga Suga”もサンプリングしているらしく、元ネタはBarry White（バリー・ホワイト）が1973年にリリースした“I’m Gonna Love You Just A Little Bit More, Baby”とのことです。

https://www.youtube.com/watch?v=2YChL6tQvcY

 

やっぱり名曲はいつまで経っても廃れないですね～。

『Lausbuben Records』を設立！

Robin Schulzは、Daniel BrunsとChristopher Nobleと3人で『Lausbuben Records』というレコード・レーベルを立ち上げています。

自身のトラックだけでなく、母国ドイツ出身の才能あるアーティストたちの楽曲もリリースしています。

今後さらに規模が拡大するであろう成長株ですので、今のうちからチェックして見て下さい！

Robin Schulzのオススメ曲

Robin Schulz – Sun Goes Down feat. Jasmine Thompson

イギリス出身のシンガーソングライター、Jasmine Thompson（ジャスミン・トンプソン）をフィーチャリングしたナンバー。

ピアノの旋律とサクソフォーン、Robin Schulzのビート、そしてJasmine Thompsonによる透き通るヴォーカルすべてが上手く混ざり合った1曲で、YouTubeでも1億5000万回以上再生されている大ヒットナンバーです！

この曲は2015年の「CONCACAF Gold Cup」のオフィシャル・ソングとしても使用されました。

Lilly Wood & The Prick and Robin Schulz – Prayer In C (Robin Schulz Remix)

フランス系イスラエル人のフォーク・ポップ系デュオ、Lilly Wood & The Prick（リリー・ウッド & ザ・プリック）によるナンバーのリミックスを手掛けました。

 

原曲よりテンポを速めてRobin Schulz特有のメロディック・ハウス調にアレンジされています！

こちらもYouTubeで3億回近く再生されているほか、ヨーロッパ全土・アメリカなど世界中のチャートをにぎわせたモンスター・トラックです！

Robin Schulz – Headlights feat. Ilsey

アメリカ出身の女性シンガー、Ilseyをフィーチャーしたナンバー。

明るくアップテンポなサウンドと力強い女性ヴォーカルがマッチしており、聴いていると希望が満ち溢れてきます！

この曲もドイツだけでなく、世界的なスマッシュ・シングルとなりました！

ROBIN SCHULZ & J.U.D.G.E. – SHOW ME LOVE

J.U.D.G.E.とのコラボ曲。

全体的に柔らかい雰囲気でリラックスさせてくれます！

この曲は、セカンド･アルバム『Sugar』からのサード･シングルとなっています。

Robin Schulz & Alligatoah – Willst Du

ドイツ出身のラッパー / シンガーのAlligatoahとのコラボ・ナンバー。

この曲、元はAlligatoahのナンバーなんですが、それをRobin Schulzがリミックスを加えています！

 

哀愁感漂うメロディとしっとりとしたヴォーカルが涙を誘います！

Robin Schulz – Same

優しいエレクトリック・ギターの旋律が美しいナンバー。

ビーチでサンセットを眺めながら聴きたい、そんな1曲となっています！笑

おわりに

いかがでしたか。

Robin Schulz(ロビン・シュルツ)のサウンドの虜になった方もいるのではないでしょうか。

「トロピカル・ハウス」というジャンルでも他のDJとはまた少し違っており、こういったそのDJ独特の味のあるサウンドを持っているというのはかなり大事ですよね。

ここ最近特に発動の幅を広げているRobin Schulz(ロビン・シュルツ)ですが、今後も彼の活躍から目が離せそうにないです！