東京・新木場にあるSTUDIO COASTで開催される人気クラブ・イベント「ageHa」の4月のスケジュールが半端ありません!
オープンから現在に至るまで数多くの豪華で旬な海外アーティストを招聘してきましたが、
- 4月7日(土): Lost Frequencies & DOMBRESKY
- 4月13日(金):「Core Music Festival」
- 4月21日(土): Tchami
- 4月28日(土): Jonas Blue
という具合に2018年4月だけで、上記4つもの豪華なイベントが控えており、且つ今回は様々な種類のハウスミュージックシーンを代表するアーティストが集結しているため、色んなハウスを堪能できる月となっております。
ハウスミュージックにも色々な種類があるので、まずそれぞれのハウスミュージックのサブジャンルを説明したうえで、今回出演するそのシーンの代表格となるアーティストの紹介もしていきたいと思います!
目次
ディープ・ハウス(Deep House)はこんな音楽!
ディープ・ハウスはハウスミュージックのサブジャンルのひとつで、80年代にシカゴで生まれた「Chicago House」と80年代のジャズ・ファンク、そしてソウルミュージックの要素が融合して生まれた音楽と言われています。
BPMは120から125の間で、控えめなベースラインにソフトなキーボードの音、ソウルフルなヴォーカルなどによって構成されたセクシーなサウンドが特徴で、ピーク(派手な展開)がないものが多く心地良さを継続しつつ緩やかに曲が展開されていくものが多いです。
ディープ・ハウスを「ジャジーでソウルフルなドラムマシンなどの電子音を取り入れたもの」と表現する場合もあり、あるリズムやフレーズに特化して反復させるという特徴も持っています。
またディープ・ハウスは意外と歴史も深く、Marshall JeffersonやLarry Heardといったシカゴのプロデューサーたちによって生み出されたのがルーツと言われており、1985年の“Mystery of Love”や1986年の“Can You Feel It?”などがそれに当たります。
現在ディープ・ハウスを作る人気アーティストといえば、Duke DumontやSam Feldt, Mike Magoなどが挙げられますが、今回ageHaに出演するLost Frequenciesにように南国風のサウンド「トロピカル・ハウス」と融合させたり、DOMBRESKY のようにさらにディープな音を突き詰めたりとディープ・ハウスもさらに音の幅を広げています!
Lost Frequencies(ロスト・フリクエンシーズ)の紹介
ジャンル:ディープ・ハウス、トロピカル・ハウス
Lost Frequencies(ロスト・フリクエンシーズ)とは、ベルギー出身のDJ/プロデュ―サー。
YouTubeの再生回数通算500,000,000回超えの天才プロデューサーで、ベルギーで毎年開催されている世界最大級のEDMフェス、Tomorrowlandではなんと自身がホストを務めるステージ「Lost Frequencies & Friends」まで担当しています!
「Lost Frequencies & Friends」ステージにはDuke DumontやFatboy SlimやLucas & Steve, Robin Schulz, SIGALA, Mike Perry, Thomas Jack, Zonderlingなど豪華なラインナップでお送りしたほか、もちろんメインステージでもプレイしました。
そのほかThe ChainsmokersやDon Diabloからのご指名で彼らのツアーに同行し、Dimitri Vegas & Like MikeやKygo, Martin GarrixといったトップDJたちのイベントにも呼ばれています。
またトランスシーンのベテランDJことArmin van Buurenのレーベル「Armada Music」の元で、自身のレーベル「Found Frequencies」まで立ち上げ、今後は自分の曲だけでなく他のアーティストたちの曲のリリースもサポートすることを発表しています。
Lost Frequenciesのさらに詳しい経歴や自身のレーベルなどについては、最近書いた紹介記事も参考にしてみて下さい!
DOMBRESKYの紹介
ジャンル:ディープ・ハウス
DOMBRESKYとは、フランス出身のDJ/プロデュ―サー。
Malaaなども所属するTchamiのレーベル「Confession」の看板DJとも言え、過去に世界最大級のEDMクルージングフェス「Holy Ship!」に出演した際には、DJ SnakeやTchami, Malaa, Aazarといった同じくフランス出身のDJたちとともに「Pardon My French」ステージで共演したこともあります。
最近ではソロイベントも大成功させ、2018年のEDC Las Vegasのメインステージへの出演も決まっているなどこれから更に飛躍していく絶好のタイミングでの初来日となります!
DOMBRESKYのさらに詳しい経歴やTchamiや「Confession」との関わりなどについては、最近書いた紹介記事も参考にしてみて下さい!
イベント詳細
ageHaが誇る日本一のフェス型クラブイベント「THE WONDERNIGHT」で、Lost FrequenciesとDOMBRESKYの待望の初来日が実現!
ARENAではLost Frequenciesが“Are You With Me”や“Reality”, “Crazy”といった大ヒット曲を引っ提げ初来日!トロピカルよりのチルで爽やかなハウスをご堪能下さい。
一方、ISLANDではDOMBRESKYも初来日公演ということで、Lost Frequenciesとはまた違うダークな雰囲気がカッコいいハウスに陶酔できるはずです。
2018.04.07(土)
【LOST IN TOKYO -Lost Frequencies first show ever in Japan-】
- Lost Frequencies
- DOMBRESKY
- SONE
- SHOTA
- CYBERJAPAN DANCERS
- RYOYA
- Banana
- TREKKIE TRAX CREW
DOOR / 当日 : ¥4,000
ageHa MEMBER : ¥3,000
INTERNATIONAL COUPON : ¥3,500
「20TH FREE PASS」として、20歳の方はなんと入場無料!
ADVANCE TICKET / 前売
GA TICKET (一般前売り) : ¥3,480
U-25 (25歳以下) : ¥2,980
GROUP TICKET(10枚セット) :¥30,000
フューチャー・ハウス(Future House)はこんな音楽!
ハウスミュージックのサブジャンルであるフューチャー・ハウスは、又の名を「UK ディープ・ハウス」と呼ばれているように、上で説明したディープ・ハウスとUKガラージが融合してできた音楽。
ただディープハウスよりもビルドアップやドロップ部分のシンセ・ドラム音が強く、変調するベースラインに無機質なメロディ、そして弾みのあるドロップが特徴です。
またフューチャー・ハウスは“エレクトロ・ハウスとディープ・ハウスの中間”と表現されることもあり、ファンキーなエレクトロ・ハウスとダークでアングラなディープ・ハウスの両面を持つ、つまりダーク過ぎない程よい明るさを持ったお洒落なサウンドとも言えます。
現在ではOliver HeldensやDon Diablo, Mike Williamsなどによって進化を遂げつつ広く浸透してきましたが、もとは今回ageHaに出演するTchamiが、昔Soundcloudで自分の楽曲に“#Future House”と冗談でタグ付けしたことがきっかけで「フューチャー・ハウス」と言う言葉も広まったように、いわばフューチャー・ハウスの生みの親とも言える存在なのです!
Tchami(チャミ)の紹介
ジャンル:フューチャー・ハウス
Tchami(チャミ)とは、フランス出身のDJ/プロデュ―サー。
「フューチャー・ハウス」という言葉を最初に生み出したアーティストと言われており、現在もフューチャー・ハウスの第一線を走り続けています。
とはいえ本人は意図して新しいジャンルを確立させようと思っていたわけでなく、「まだ考案されていない種類のハウスミュージック」を開拓して辿り着いたサウンドに過ぎないのですが、彼の斬新なサウンドは多くのトップDJや将来のプロデューサーたちに大きな影響を与え、今では人気のジャンルのひとつにまで発展しました。
またTchamiはカトリックの聖職服を着用していることが多く、自身でも信仰心の強い人間だと語っているだけにその思想は彼のステージセットにまで現れています。
ULTRA JAPAN 2017で初来日公演を行ったときもそうでしたが、教会の講壇のようなDJブースに、教会を意識したようなVJ、さらにゴスペル歌手たちまで登場したりと、特異的なライブもまた魅力のひとつです!
自身のレーベル「Confession」からは上でも挙げたDOMBRESKYはじめ、Malaa, Mercer, BROHUGなど色んなアーティストの楽曲もリリースしており、「Confession」の全てのアートワークもまた教会のステンドグラスを意識したデザインになっています。
Tchamiのもっと詳しい経歴や独特の世界観などについては、以前書いた紹介記事も参考にしてみて下さい!
イベント詳細
常に世界トップクラスのアーティストを呼び、トラップ及びベースミュージックシーンに火をつけたageHaの人気パーティーのひとつ「WORLD CLASS」にTchamiが初出演!
2017年のULTRA JAPANで初来日を果たしたTchamiですが、そのときはメインステージのトリでThe Chainsmokersが回しているなか、別のステージに出演したTchamiにもかなりの人が集まりました!
MNNもTchamiを見に行きましたが、前回見ることができなかった方は絶対見るべきと心からオススメできます!
彼独特の世界観がageHaのフロア全体を包み、フューチャー・ハウスやベース・ハウスを織り交ぜたセットに息を呑むこと間違いなしです。
2018.04.21(土)
【WORLD CLASS Presents Tchami in Tokyo Supported by ROAD TO S2O JAPAN&earth water】
DOOR / 当日 : ¥4,000
ageHa MEMBER :¥3,000
INTERNATIONAL COUPON :¥3,500
「20TH FREE PASS」として、20歳の方はなんと入場無料!
ADVANCE TICKET / 前売 (FAST LINE/優先入場)
EARLY BIRD TICKET :¥2,480
GA TICKET (一般前売り) : ¥2,980
U-25 (25歳以下) : ¥2.480
GROUP TICKET(10枚セット) : ¥25,000
トロピカル・ハウス(Tropical House)はこんな音楽!
Calvin HarrisやMax Martinに最も影響を受けたと語るJonas Blueのサウンドは、ポップ要素を取り入れたダンスミュージックやトロピカル・ハウス中心の曲を作っています。
トロピカル・ハウスというとスウェーデン出身のDJ、Kygoの名前を1番に思い浮かべる人が多いかもしれません。
Jonas Blueもまたスウェーデンなどが属するスカンディナヴィア系の曲をよく聴いて憧れていたため、スカンディナヴィア地方で有名な名前「Jonas」と自分が好きな色である「青色(Blue)」を組み合わせて「Jonas Blue」というステージネームにしています。
Max Martinもスウェーデン出身のプロデューサーですよね。
トロピカル・ハウスはどのようなサウンドかというと、ディープ・ハウスから派生したジャンルとも言われているだけに、ハウスミュージックの特徴であるシンセサイザーや4つ打ちのドラムパターンを持ちつつ、ダンスホールレゲエやバレアリック・ビートの要素も入った若干スローテンポで心地の良い音楽。
一言で言うと「トロピカル(熱帯)」という名のごとく、南国の雰囲気漂う軽快なハウスミュージックです。
トロピカル・ハウスは綺麗なシンセのメロディが最も大事なのですが、サウンド自体はソフトでヴォーカルを引き立てるための音楽ともなっています!
それでは今トロピカル・ハウスシーンで人気沸騰中のアーティスト、Jonas Blueについての紹介に入ります。
Jonas Blue(ジョナス・ブルー)の紹介
ジャンル:トロピカル・ハウス
Jonas Blue(ジョナス・ブルー)とは、イギリス出身のDJ/プロデュ―サー。
本名はGuy James Robinで、1989年8月2日生まれの現在28歳です。
音楽好きな両親の影響で、子どもの頃からフルートを習い色んな音楽を聴いて育ったJonas Blueは、11歳のときに友人主催のハロウィンパーティーで初めてDJをし、12歳から自分の楽曲のプロデュースをスタートします。
2015年にリリースしたデビューシングル“Fast Car”がいきなり大ヒットし、今ではYouTubeで約2億5000万回以上再生されるほどの名曲となりました!
この曲はアメリカのシンガーソングライター、Tracy Chapmanが1988年に出した同タイトル曲をトロピカルハウス風にアレンジしたもので、UKのシングルチャートで2位にランクインしたほか、ドイツやスウェーデン、オーストラリアなど各国のチャートで1位を記録し、母国イギリス含め4カ国以上でプラチナディスクに認定。
さらに「The BRIT Awards 2016」で「British Single」と 「British Artist Video」の2部門にノミネートされました!
その後2016年にリリースした“Perfect Strangers”もまた、イギリスでプラチナディスクに認定され、オーストラリアではダブルプラチナ、ニュージーランドでもゴールドディスクに認定され、現在YouTubeで約3億8000万回以上再生されています!
2017年には“By Your Side”や爽やかなサマーチューンの“Mama”, “We Could Go Back”などをリリース。
2018年に入ってからはArlissaとコラボした“Hearts Ain’t Gonna Lie”をリリースし、いずれもヒットさせています!
2015年に出したファーストシングル“Fast Car”を出してすぐ海外の10万人規模のビッグフェスに呼ばれ、2016年にはDavid Guettaのオープニングアクトを務め、同年Tomorrowlandに、2017年にはEDC Las Vegasにも出演するなど破竹の勢いでスターダムにのし上がりました。
2017年10月にクラブで行われた単独初来日ではキャパ以上の観客が押し寄せるなど、日本でもかなりの人気の高さが伺えます。
そんな世界で今最も勢いのあるアーティストのひとり、Jonas Blueが再び日本に帰ってきます!
イベント詳細
KSHMRやW&W, Afrojackなど、毎回世界トップのアーティストを招聘してきたスペシャルパーティー「#MOVENIGHT_」が2018年も始動。
今回はあのDavid Guettaのツアーでオープニングあくとも務めたイギリス出身の人気DJ/プロデューサー、Jonas Blueを招聘します!
またサポートする日本勢もかなり豪華で、マイアミで開催される本家Ultra Music Festival 2018に出演するKSUKEとAmPmらが登場。
ワールドクラスの出演者たちでお送りされる貴重なイベントをお見逃しなく!
2018.04.28(土)
【MOVE NIGHT_×DJ MAG Presents JONAS BLUE】
DOOR / 当日 : TBA
U-25 (25歳以下) : ¥3,500
ageHa MEMBER : ¥3,500
INTERNATIONAL COUPON : ¥3,500
「20TH FREE PASS」として、20歳の方はなんと入場無料!
ADVANCE TICKET / 前売 (FAST LINE/優先入場)
EARLY BIRD TICKET 1 :¥2,480
EARLY BIRD TICKET 2 : ¥2,980
U-25 (25歳以下) : ¥2,980
GA TICKET (一般前売り) : ¥3,480
GROUP TICKET(10枚セット) : ¥25,000
4月13日(土)には「Core Music Festival」が開催!
4月13日(土)にもageHaでお馴染みの新木場・STUDIO COASTにて「Core Music Festival 2018」が開催されます!
去年2017年からスタートしたフェスなのですが、JOYRYDEやDyro, LOOPERS, Curbi, RetroVision, White & Blackと初開催からかなりの豪華なメンツを呼んだことで話題となりました。
なんとこのイベント、まだ14歳のプロデューサー、馬場 建が出演者のブッキングや総合演出などを行っているというのも驚き!
2回目の開催となる今回はBrooksにJustin Mylo, Ummet Ozcan, Moksi, Mike Williamsと大人気のアーティストが勢揃いしており、BrooksやJustin Mylo, Mike Williamsに関しては今日本でも人気の高いジャンル、フューチャー・ハウスを堪能できるほか、Ummet Ozcanはビッグルーム、Moksiはジャンルレスなサウンドとハウスミュージックを中心に様々な音を楽しめるイベントとなっています。
さらに今回は会場をageHaに移し、前年に比べて規模も拡大!
今回の出演アーティストに関してはMNNで以前紹介記事を書いているので、そちらもチェックしてみて下さい。
Brooks
Brooksとはオランダ出身のDJ/プロデューサー。
今人気急上昇中のBrooksは今回が待望の初来日!
先日Martin GarrixとDavid Guettaとのコラボ曲“Like I Do”を発表したばかりですが、過去にもMartin Garrixと“Byte”や“Boomerang”などでもコラボするなど、今世界ナンバーワンとも言えるDJからその才能を認められています。
Justin Mylo
Justin Myloとはオランダ出身のDJ/プロデューサー。
Justin MyloはMartin Garrixと仕事面やプライベートでも親交が深く、過去には“Bouncybob”でコラボしたことでも有名です。
まだリリースされていませんが、Martin GarrixとのIDも控えており、もしかしたら当日生で聴くことができるかもしれません!
Mike Williams
Mike Williamsとはオランダ出身のDJ/プロデューサー。
Mike Williamsは去年12月に初来日を果たしましたが、「DJ Mag Top 100 DJs」で2017年に60位で初ランクインした今最も勢いのあるDJのひとり。
過去にはBrooksとコラボ曲“Jetlag”を発表し、Justin Myloとも“Groovy George”でコラボしています。
3月19日(月)に出した新曲“Feels Like Yesterday”を早速生で聴けるチャンスです!
Ummet Ozcan
Ummet Ozcanとはオランダ系トルコ人DJ/プロデューサー。
Ummet Ozcanは自身のレーベル「Oz Records」を立ち上げたばかりで、3月19日(月)にレーベルからのファーストシングル“Krypton”を発表しました!
そんな良いタイミングでの来日ということで、新曲“Krypton”はもちろん、彼らしい力強いビッグルームや今後自身のレーベルから発表していく未発表曲も公開してくれる可能性もあります!
Moksi
Moksiとはオランダ出身のデュオ。
Yelllow Clawのレーベル「Barong Family」のなかでも知名度・人気度の高いMoksiは、同じくBarong Familyのメンバーとコラボしてヒット曲を多数リリース。
世界的DJ、Hardwellとは“Mad World”でリミックス共演するだけでなく、2017年には“Powermove”でコラボを果たすなどトップアーティストたちからも注目されています!
2018.04.13(金)
【Core Music Festival 2018】
DOOR / 当日 : TBA
ADVANCE TICKET(優先入場/FAST LINE)
TIER 1 : ¥7,500
TIER 2 : ¥8,500
おわりに
いかがでしたか。
先日発表されたばかりの「DJ Mag Top 100 Clubs 2018」では96位にランクインしたageHaは今年も勢いが凄いです!
これだけ豪華なイベントが凝縮されている月はそうそうないんじゃないでしょうか。ちなみに5月3日(木・祝)にはCarnageの出演も決まっています。
どれもビッグフェスのヘッドライナー級アーティストが揃っているので、可能な限り全て参加することをオススメします!
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