Martin Garrix,を筆頭にCole PlanteやDanny Avila, Disclosureなど25歳以下のDJがシーンで活躍していますが、そんな新世代のなかでも今最も勢いのあるDJのひとりがThrottle(スロットル)。
そんなThrottleのジャパンツアーが決定し、12月22日(金)には福岡の「evoL by GRANDMIRAGE」にも出演が決定致しました!
来日直前ということで予習も兼ねてThrottle(スロットル)について紹介したいと思います!
目次
- 1 Throttleとは
- 2 ライブミュージックを取り入れたセットも魅力!
- 3 大統領候補が楽曲を使用!?
- 4 12月22日(金)、福岡の「evoL by GRANDMIRAGE」に出演!
- 5 Throttleのオススメ曲
- 5.1 Throttle – Money Maker feat. Lunchmoney Lewis & Aston Merrygold
- 5.2 Oliver Heldens & Throttle – Waiting
- 5.3 Throttle – Hit The Road Jack
- 5.4 Galantis & Throttle – Tell Me You Love Me
- 5.5 Throttle – Found You (Make Me Yours)
- 5.6 Throttle – Baddest Behaviour
- 5.7 Throttle & Niko The Kid – Piñata
- 5.8 Throttle x Earth, Wind & Fire – September
- 5.9 Throttle ft. David Spekter – Together
- 5.10 Conrad Sewell – Hold Me Up (Throttle Remix)
- 5.11 Snakehips & MØ – Don’t Leave (Throttle Remix)
- 6 おわりに
Throttleとは
Robbie BerginことThrottle(スロットル)とは、オーストラリア出身のDJ/プロデューサー。
彼の音楽は「Dirty Disco」と形容されており、いわゆる懐かしのディスコサウンドを現代に合うようモダンな音をミックスさせたサウンドとなっています。
彼の生い立ちをざっと追っていきましょう。
そもそもはJustin Timberlakeの影響で音楽にハマり、8歳のときからギターを習いはじめるのですが、これがさらに彼の音楽魂に火を付けることになります。
12,13歳のときにDaft PunkやMadeonの影響でダンスミュージックの虜になり、Ministry of Sound/One Loveのコンピレーションアルバムを聴き漁り、EDMに関するブログ等も毎日チェックして、音だったりシーン全体が変化していく様子を読み取っていたそうです。
ステージネームの「Throttle」はDJを始めるようになった13歳のときに思い付いたそうで、14歳手前には音楽プロデュースにも好奇心を持ち、自らプロデュースの道を歩み出します。
しかし開始して2,3ヶ月の間に5回以上諦めかけそうになったそうですが、生半可な気持ちでは成功できないと思い、本気で取り組むようになりました。
プロデュースは自ら体験し失敗を重ねて会得していくものだと感じ、敢えてプロダクションスクールなどには通わなかったというThrottle。
Abletonの使い方は主にYouTubeのチュートリアル動画で学んだそうですが、そんなYouTubeのチュートリアル動画より最も重要なのがEQやコンプレッサーといったエフェクトの構造や仕組みをきちんと理解することだと感じたそうです。
フランス出身のDJ、Louis La Rocheの楽曲“Untrue”のリミックスコンテストで優勝したことから彼の快進撃はスタート。
その後Monstercatからリリースした“Next Big Thing”もヒットし、彼の名は一気に世界に知れ渡ったのです。
この曲はHype Machineのチャートで8位まで上昇し、Beatportのエレクトロハウスチャートにもランクインし、この曲がきっかけで初めてレーベルやブッキングエージェンシーなどから連絡を受けたと語っています。
もちろんファンからもたくさんのフィードバックを受けたそうで、貰ったメッセージやエール等をひとつひとつチェックし、初期の頃から自分をサポートしてくれているファンのリストまであるくらいファン想いな一面を持っています。
彼の曲にフリーダウンロードのものが多いのは、そんなファンに対する感謝の気持ちも込められているのです!
2013年には「Dirty Disco」という自身のポッドキャストをスタート。
2016年には“‘Money Maker”やOliver Heldens とコラボした“Waiting”をヒットさせ、Aviciiの“You Make Me”リミックスも話題となりました!
Throttle
価格: 250円
posted with sticky on 2017.11.29
“Waiting”はOliver Heldensは自身の“Gecko”を、ThrottleはAviciiの“You Make Me”のリミックスをリリースした際、お互いに曲の感想やアドバイスを言い合ったのをきっかけに2人でコラボしてみよう!となったそうで、今ではお互いツアーやイベントにゲストで登場し合ったりしておりプライベートでも仲睦まじい様子をSNSにアップしています。
ちなみにOliver Heldensと一緒に後の“Waiting”を制作していたときにSpinnin Recordsからコンタクトがあったそうで、そのとき後の“Money Maker”はじめ沢山のデモを送ったところ、それらの曲を気に入ってくれSpinnin Recordsとの契約に至りました。
クラシックなサンプルを使用したスイートなディスコナンバー“Hit The Road Jack”はBeatportのチャートで1位を獲得!
2016年にはイビサ島のUshuaiaやラスベガスのOMNIAで行われたMartin Garrixのショーにゲストで出演しました。
2013年のインタビュー時に目標を聞かれた際、自身の曲をBeatportのチャートにランクインさせ、夢のステージであるTomorrowlandでプレイすることだと語っていましたが、現在すでにどちらも達成しているというのが驚きです!
当時は「Tomorrowlandに出演するなんて数百年先な気がする」なんて言っていましたが、こうしてすでにTomorrowlandはじめ世界で活躍しているのはまさに彼の卓越したセンスと類まれない努力の結果と言えます!
また当時からコラボしたいアーティストとしてMadeon, Porter Robinson, Zedd, Dada Life, Wolfgang Gartnerの名前を挙げていましたが、いつか彼らとのコラボが実現することを願うばかりです!
ちなみに曲のプロデュース以外の趣味は料理とゴルフだそうですよ。
ライブミュージックを取り入れたセットも魅力!
今まで一番影響を受けた人物としてJustin Timberlakeの名前を挙げており、音楽そのものにハマるきっかけも彼の存在があったからだそうです。
Justin Timberlakeの「His Future Sex Love Sounds」ツアーがThrottleが人生で最初に見に行ったライブでもあるそうで、彼のライブミュージックを取り入れるスタイルにインスパイアされ、自身のセットにも取り入れていこうと思ったと語っています。
すでにオーストラリアで人気の「The X Factor」のショーではギターの演奏を披露。
2016年のAmsterdam Dance Eventでもライブバンドとともに“Money Maker”を演奏し、Throttle自身もギターを弾いていました!
すでにクラブイベントでもギター演奏を度々行っていますが、今後ギターだけでなく管楽器、シンガーなどを取り入れライブ感のあるセットを目指しているとのことで楽しみです!
大統領候補が楽曲を使用!?
2016年、現大統領のDonald Trumpと米大統領選で争ったHillary Clinton。
そんなHillary Clintonがなんと当時、Throttleの“Together”を自身の大統領キャンペーンソングに使用したことで話題になりました!
ある日、Hillary Clintonの大統領キャンペーンのデジタルチームからThrottle宛てに楽曲の使用許可のメールがきたそうです。
若者に大人気のThrottleの楽曲を使うことでHillary Clintonが若い世代の支持を獲得しようとしたのではないかと考えられています。
ちなみに当時共和党の候補者であったMarco RubioはAxwell Λ Ingrossoの“Something New”を使用していましたが、許可も何も取っていなかったためAxwellから楽曲の使用停止を通告されるというニュースもありましたね。
At @FurmanU event, @marcorubio complains he can’t play EDM at rallies. True fact: @Axwell asked our campaign to stop playing “Something New”
— Alex Conant (@AlexConant) 2015年12月12日
12月22日(金)、福岡の「evoL by GRANDMIRAGE」に出演!
先日のPegboard Nerdsの記事でも紹介しましたが、今福岡のクラブ「evoL by GRANDMIRAGE」がとてもアツイんです!
10月にはDJ Soda、11月にはAlexandra Stanが登場し、12月8日(金)にはPegboard Nerdsの単独公演、そして12月22日(金)にはThrottleとここまで豪華なイベントを開催しているクラブは福岡で間違いなくここ「evoL by GRANDMIRAGE」しかないでしょう。
🔥12月のスペシャルゲストは🔥
12月8日(FRI) Pegboard Nerds
12月22日(FRI) THROTTLE
12月23日(SAT) TEE pic.twitter.com/KsT6PwFmX9— evoL by GRANDMIRAGE (@evoLGRANDMIRAGE) 2017年11月22日
実際何度か遊びに行きましたが、お洒落な内装から音響、照明システムまで個人的に気に入っているので、今後のイベントにも非常に期待しています!
ちなみにThrottleは2016年10月にcamelotの11周年記念イベントで初来日して以来ぶりの来日公演。
すでに初来日時もかなりの盛り上がりをみせましたが、そんなThrottleが福岡でもプレイをしてくれるのは最初で最後かもしれません!
12月22日(金)は18時オープンの1時クローズとなってますので、遊びに行ってみて下さい!
【Throttle Japn Tour in Fukuoka】
・OPEN: 18:00
・CLOSE: 1:00
・ADV: 2,500yen
・DAY: 3,000yen
前売り券はこちらのチケットぴあ公式サイトから購入できます。(Pコード:101-557)
※前売り券の購入期限は、前日の12月21日(木)23:59まで。
※12月22日(金)のThrottleと“ベイビー・アイラブユー”で有名なTEEが出演する12月23日(土)の2日通しの割引チケットはこちらから。(Pコード:782-958)
Throttleのオススメ曲
Throttle – Money Maker feat. Lunchmoney Lewis & Aston Merrygold
Lunchmoney LewisとAston Merrygoldをフィーチャーした説明不要の人気ナンバー。
クラブバージョンもあるのですが、作る前に短いバージョンをクラブでかけたところ、非常に反応が良かったのでフルバージョンを制作することに決めたそうです。
このクラブバージョンもBeatportで数週間に渡って2位にランクインするほどヒットしました!
Mike Williamsによるリミックスバージョンもオススメです!
Throttle
価格: 250円
posted with sticky on 2017.11.29
Oliver Heldens & Throttle – Waiting
Oliver Heldensとのコラボ・ナンバー。
リズミカルなメロディとファンキーなディスコサウンドが魅力的で、アップリフティングなコードとスイートなコーラスも良い雰囲気を出しています!
Throttle – Hit The Road Jack
アメリカ出身のピアニスト、Ray Charlesの同タイトル曲を大胆にサンプリングした1曲。
愉快なサクソフォンの音にソウルフルなヴォーカル、ダンサンブルなビートに踊り出さずにはいられません!
Galantis & Throttle – Tell Me You Love Me
Galantisとのコラボ・ナンバー。
お互いのスタイルがバランスよく表れており、グルーヴィーなベースラインとキャッチーなフックな魅力のダンスポップに仕上がっています!
スイートなピアノのメロディが美しいアメリカ出身のDJ、PrototypeRaptorによるリミックスも人気です!
Throttle – Found You (Make Me Yours)
グル―ヴィ―なベースラインとピッチを上げたヴォーカルサンプルが特徴的なフューチャーハウスよりのナバーとなっています。
なんとこの曲ではThrottle自身が初めてヴォーカルにも挑戦しているのです!
Throttle – Baddest Behaviour
レゲエ調のアップリフティングなヴォーカルがアクセントとなったダンスナンバー。
このオリジナルバージョンももちろん良いのですが、Timmy Trumpetによるサイトランス風なリミックスバージョンも良いので聴いてみてください!
Throttle & Niko The Kid – Piñata
アメリカ出身のDJ、Niko The Kidとのコラボ・ナンバー。
エネルギッシュなドラムと管楽器によるサウンドがエキゾチックな雰囲気を醸し出しています!
Throttle x Earth, Wind & Fire – September
聴いたらすぐに分かると思いますが、アフリカ系アメリカ人によるファンクミュージックバンド、Earth, Wind & Fireの同タイトル曲をリミックスしています!
なんとこのThrottleによるリミックス、Earth, Wind & Fireが公式リミックスとして初めて認めたことでも話題となりました!
Throttle ft. David Spekter – Together
David Spekterをフィーチャリングしたナンバー。
2015年にリリースした曲なのですが、「Aviciiみたい!」と言われたり「Aviciiとはまた違う!」等と話題になった曲で、いずれにせよメロディックでハートフルなサウンドが素敵です!
Conrad Sewell – Hold Me Up (Throttle Remix)
Conrad Sewellのナンバーをリミックスしています。
自身でもオススメのリミックスで、ちょうどこのリミックスを堺により大人なディスコハウスなスタイルへと変わるターニングポイントとなったそうです!
Snakehips & MØ – Don’t Leave (Throttle Remix)
SnakehipsとMØのコラボ・ナンバーをリミックスしています。
サックスベースのフックとベースギターのリフを効かせたグルーヴィーなハウスサウンドが、MØのメランコリックな歌声もバッチリハマっています!
おわりに
いかがでしたか。
Throttle(スロットル)がどんな人物か少しは分かっていただけたでしょうか。
12月22日(金)は是非「evoL by GRANDMIRAGE」でモダンなディスコサウンド「Dirty Disco」を体感してみて下さい!
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