本日はMNNが大好きなアーティストの一組、DROELOE(ドルール)について紹介したいと思います!
タイトルにもあるようにSan Holoが好きな人や彼のレーベル「bitbird」が好きな人は確実にハマると思いますし、初めて名前を見たという方もその美しい音色の虜になること間違いなしなので是非チェックしてみて下さい!
目次
- 1 DROELOEとは
- 2 San Holoのレーベル「bitbird」のメンバーがキテる!
- 3 ドクロのエンブレムがカッコイイ!
- 4 DROELOEのオススメ曲
- 4.1 DROELOE & San Holo – Lines of the Broken ft. CUT_
- 4.2 DROELOE – BACKBONE ft. Nevve
- 4.3 DROELOE – Wake The Warrior
- 4.4 Taska Black x DROELOE – Running Away ft. CUT_
- 4.5 DROELOE – Sunburn
- 4.6 DROELOE – Homebound
- 4.7 DROELOE – zZz
- 4.8 DROELOE – Many Words
- 4.9 DROELOE – Bon Voyage
- 4.10 DROELOE – See Through Me
- 4.11 San Holo – Still Looking (DROELOE Remix)
- 4.12 AWAY – Sleepwalker (DROELOE Remix)
- 4.13 WRLD x Father Dude – Galaxies (DROELOE Remix)
- 5 おわりに
DROELOEとは
DROELOE(ドルール)とは、Vincent RooijersとHein Hamersによるオランダ出身のデュオ。
Vincentの両親はジャズのドラマーということもあり、音楽に囲まれて育ち、幼い頃からトランペットを習ったり(約7年間)、ラップをしたりビートを作ったりを経て音楽のプロデュースに落ち着きました。
一方、Heinはというとかなり幼い頃に父親が他界し、母親と2人で過ごしてきたのですが、母からはいつも自分の好きな道を進むようサポートしてくれたこともあって芸術、そして音楽の道へ進むことになったのです。
ちなみにVincentとHeinは歳が3つ離れているのですが、お互いオランダにある同じアートスクールに通っており、そこで出会ったそうです。(その学校ではVincentは音楽を、Heinはグラフィックデザインを学んでいました。)
その学校でショートフィルム(短編映画)を作る課題があり、Vinceはその映画の音楽やサウンドデザインを、Heinは編集を手掛けたことで仲良くなり、もうひとり共通の友人であるJoris Weertsと3人でよく遊んでいたとのこと。
ある日このJoris Weertsが、ハワイのプロデューサー、Mr. Carmacksの音楽を2人に聴かせてくれたことがあり、そのビートにインスパイアされ、DJをスタートすることになるのですが、2015年頃にデュオを結成し曲のプロデュースも始めることにしたというわけです。
彼らの音楽は、フューチャーベースやトラップ、ダブステップ、エレクトロ、ムーンバートンなどさまざまなジャンルの音が入っており、且つどの曲も彼ら特有の美しく神秘的なサウンドに仕上がっているため、一言で表すことは到底できませんが、本人達が言葉で表すなら「Organic, dynamic, spacious(オーガニックでダイナミック、そして雄大なサウンド)」としています。
彼らは自分たちの音楽を通して独自のストーリーを伝え、エモーショナルな感情などを与えることを目指しており、そのために“キャッチーだけど珍しいメロディ”を作り出すのに重点を置いています。
多くのフューチャーベースはThe Axis of Awesomeのコードを使っているものが多いですが、なるべくそれらの有名な音から離れたシンプルだけど風変わりなメロディを目指しているのです。
DJ/プロデューサーは意外にも普段EDMを聴かない人が多いのですが、DROELOEもあまり聴くことはなく、強いて言うならドラムンベースの曲が好きで、Noisiaというアーティストがお気に入りだそうです。
またDROELOEは、発音の仕方が分からないEDMシーンのアーティストでトップにランクインすると勝手に思っていますが、この「DROELOE」とはオランダの言葉らしく、「ドロエロエ」ではなく正しい発音は「droo-loo(ドルール)」といった具合です。
2015年の4月に始めて自身の曲をSoundCloudにアップしたSan Holoのレーベル「bitbird」からパワフルなトラップナンバー“Make My Day”でデビューすると、その後出したメロディックなナンバー“zZz”で知名度が一気に広がりました。
この“zZz”に関してはSpotifyの「Global Viral 50」でトップ3にもランクインしました!
ちなみに2016年11月にMonstercatから初となるシングル“Bon Voyage”をリリースしています。
グラミー賞にもノミネートされたアメリカ出身のシンガー、Charlie Puthの“We Don’t Talk Anymore”やWRLDとFather Dudeの“Galaxies”, Charli XCXの“Boys”などの公式リミックスを提供し、「bitbird」だけでなく「Elysian」や「Monstercat」といったレーベルから精力的に曲を発表。
チャーリー・プース
価格: 250円posted with sticky on 2018.4.3
2017年にはAmsterdam Dance Eventで「bitbird」のショーケースに出演したほか、アメリカで開催されたカウントダウンイベント「OMFG! NYE 2018」では、TiëstoやZedd, Dillon Francis, Illenium, Kayzo, San Holo, NGHTMRE, Ghastlyといった豪華ラインナップの一組として登場。
同年Tomorrowlandに初出演を果たし、GetterやKrewella, San Holo, Pegboard Nerds, Seven Lions, Slushii, WRLD, SnailsらとともにMonstercatステージに出演!
2018年に入ってからもMiami Music Weekでは「Heldeep Vs. Monstercat」に出演し、5月にはMarshmelloのイベントにARMNHMRやYultronらとともに出演予定。
すでにEDC Las VegsやLollapalooza, Beyond Wonderland, Bonnaroo Music & Arts Festival, Electric Forestなどのビッグフェスへの出演も決まっています。
そのほかMartin GarrixなどのトップDJたちからも楽曲をサポートされるなど、今人気急上昇中のアーティストなのです!(下の動画ではMartin GarrixがDROELOEの“Kintsugi”をマッシュアップしています。)
This is my new favorite mash up 😍🔥 #GarrixOriginals @DROELOEMUSIC @TIESTO
Video by @NiloJafari pic.twitter.com/rlH8GPmlwp
— MARTIN GARRIX HUB (@MartinGarrixHub) 2018年3月31日
San Holoのレーベル「bitbird」のメンバーがキテる!
2016年に出した“Light”が大ヒットし、一気に人気DJ/プロデューサーのひとりとなったSan Holo。
San Holoは鳥のビットマップ画像がシンボルの自身のレーベル「bitbird」を2013年に設立しており、この“Light”はじめ自身の曲も多数リリースしています。
今では自身の曲だけでなく、他のアーティストの楽曲も多数リリースしているのですが、「bitbird」と契約しているアーティストたちは全員音の方向性に一貫性があるんです!
契約しているアーティストにDROELOEやTaska Black, ILIVEHERE. , The Nicholas, Kasboなどがいるのですが、彼らの代表曲を聴いてみて下さい。
どうです?全員総じて繊細なサウンドを持っていませんか?
Yellow Clawのレーベル「Barong Family」のアーティストは皆ユニークでアグレッシブなサウンドを作ったり、San Holoのレーベル「bitbird」のアーティストは皆美しく繊細なサウンドを作り出したりと、そのレーベル独特の雰囲気がしっかりしているのって良いですよね!
2017年に出した「bitbird」のコンピレーションアルバム『Gouldian Finch 02』では、DROELOEはじめ、DuskusやILIVEHERE., Taska Black , BeauDamian等の楽曲が収録され、ラストトラックの“If Only”ではSan Holoがレーベルに所属するEastghost, Analogue Dear, Taska Black, DROELOE, Losi, ILIVEHERE., GOSLOを客演に迎えたメガコラボ曲も入っています。
San Holo, EASTGHOST, Analogue Dear, Taska Black, Droeloe, Losi, ILIVEHERE. & GoSlo
価格: 200円posted with sticky on 2018.4.3
またDROELOEはまだSoundCloudのフォロワーが100人程度だったときに、友人でbitbirdの一員であるBeauDamianの紹介もあってSan Holoから音楽を注目してもらいSoundCloudでメッセージをもらったのがきっかけで、契約に至ったそうです。
San Holoは「bitbird」の方向性として、ジャンルは関係なくとにかく今まで聴いたことのない音楽を探しているそうで、DROELOEの音楽を始めて聴いたときに衝撃を覚えたとのこと。
今までにないサウンドデザインはSan Holo自身にも大きなインスパイアを与え、なのに当時SoundCloudでは数百回程度しか再生されていなかったのが不思議で、それから1、2年で現在のように立派なアーティストに急成長したのが自分のことのように嬉しいと語っています。
今ではSan Holoのイベントやツアーに何度か同行したこともありますが、San Holoはパッタイを愛してやまないそうで、タイに訪れたときにどの店でも毎回パッタイを頼みパッタイの話ばかりされたのがDROELOEにとって少し辛かったことだそうです。笑
ドクロのエンブレムがカッコイイ!
DROELOEのアートワークには必ずと言っていいほどドクロの絵が描かれており、今や彼らのエンブレムみたいなものになっています。
これは彼らがファーストシングル“Dilate”のアートワークを制作する際、初めてドクロを取り入れたのですが、以降アートワークにメインとなるものを毎回入れようということになりこのドクロを選びました。
Heinはアートスクールでもデザインを学んでいたこともあって、このドクロもHeinが作り上げたのですが、それを初めて見せてもらったVincentはそのデザインに一瞬で虜となり即決したそうです。
「bitbird」のグッズも良いですが、このどくろがプリントされたDROELOEのグッズも欲しいですね!
・・・ちょっと尺が余ったので、DROELOEのDJスタイルについて少しだけ追記しておきます。
DJというよりプロデュサーよりのため観客の盛り上がりを読むのに長けているわけではないのですが、ヘビーな曲やメロディックな曲などある程度ブロックを決めており、そのときの観客の様子でかける音を使い分けているとのこと。
またイントロは自分たちの曲のエディットでスタートし、ラストの曲は自分たちの未発表曲(もしくは新曲)で締めるよう心がけているそうです。
DROELOEのオススメ曲
DROELOE & San Holo – Lines of the Broken ft. CUT_
San Holoとのコラボで、CUT_をフィーチャリングしたナンバー。
まず出だしのオルゴール的なメロディから素晴らしい!
フワフワした神秘的なサウンドにソフトな女性ヴォーカルもマッチしています!
DROELOE – BACKBONE ft. Nevve
女性シンガーのNevveをフィーチャリングしたナンバー。
どこか切なさのあるメロディアスなサウンドが心に刺さります!
またNevveがフィーチャリングされている時点で神曲なのは間違いありません!
Nevveとのコラボは、2017年6月にMonstercatからリリースした“JUMP”ぶりとなります!
DROELOE – Wake The Warrior
インパクトのあるミュージックビデオでも有名な1曲。
力強いベースサウンドと繊細なサウンドが混在して独特の雰囲気を醸し出しています!
Taska Black x DROELOE – Running Away ft. CUT_
Taska Blackとのコラボで、CUT_をフィーチャリングしたナンバー。
Taska BlackもSan Holoのレーベル bitbirdと契約しているアーティストのひとりで彼もまたオススメなのですが、そんな2組のコラボということでそれぞれのスタイルがバランス良く現れた1曲となっています!
San Holoとコラボした“Lines of the Broken”でヴォーカルを務めたCUT_を再び迎えています!
DROELOE – Sunburn
彼らにしか創り出せないような独特のメロディラインが素敵な1曲。
韓国の人気ヒップ・ホップ・グループ、BTS(防弾少年団)のメンバーのひとり、JUNG KOOK(ジョングク)がSpotifyのプレイリストに入れていたことでこの曲の知名度は更に上がりました!
DROELOE – Homebound
一度聴いたら頭から離れないリズミカルなサウンドとキャッチーなメロディが素晴らしい!
この曲は2017年8月にリリースしたEP『A Moment In Time』に収録されていますが、どの曲も総じてオススメです!
DROELOE – zZz
DROELOEの曲の中でこの曲が好きという人は多いのではないでしょうか。
こちらもオルゴールのようなメロディとヘビー且つメロディックなサウンドが素敵で、個人的に最高の子守歌(?)だと思っています!
DROELOE – Many Words
このエモーショナルな曲はリリースに至るまで1年以上の歳月を費やしたそうで、はじめは仲のい良い友人たちと集まって即興的に演奏したときに生まれたアイデアとのこと。
その友人は男女2人で付き合いたてだったそうで、その2人の恋がどのように発展していくのか見守るのが楽しくて、そのときの純粋な感情をサウンドに落とし込んだものなのです!
DROELOE – Bon Voyage
タイトルのごとく旅をしている最中に聴きたくなるようなサウンドで、特定のリズムのループがクセになる美しい1曲です!
Monstercatからリリースされました!
DROELOE – See Through Me
チルなサウンドが最高に癒される1曲。
とにかく美しく言葉で表現するのが難しいサウンドを作り出してくれる、それがDROELOEなのです!
San Holo – Still Looking (DROELOE Remix)
San Holoのナンバーをリミックス。
San HoloとDROELOEの組み合わせはコラボもリミックスも素晴らしいのは火を見るよりも明らかですね!
AWAY – Sleepwalker (DROELOE Remix)
AWAYのナンバーをリミックス。
AWAYの持つミステリアスなバイブスとDROELOEの神秘的なスタイルが上手くフュージョンしています!
AWAY & London Thor
価格: 200円posted with sticky on 2018.4.3
WRLD x Father Dude – Galaxies (DROELOE Remix)
WRLDとFather Dudeのコラボ曲をリミックス。
ドロップのユニークで複雑なサウンドが特徴的で、原曲とはまた違った良さがあります!
おわりに
いかがでしたか。
DROELOE(ドルール)の魅力が少しは伝わりましたでしょうか。
まだ本格的に活動を始めて2,3年でこの進撃ぶりなので、この先の更なる活躍にも期待できそうです!
まだ来日もしていないので、近いうちに日本にも来てくれることを切に願います。
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