EDMが好きな人ならオランダが生んだ若き天才DJのMartin Garrix(マーティン・ギャリックス)を知らない人はいないでしょう。
そんなMartin GarrixとコラボしたことでMatisse & Sadko(マティッス & サドコ)というDJの名前を知った方も多いと思います。
コラボだけが有名なだけでなく、むしろMartin Garrixが憧れていたくらい才能のあるアーティストだということを知ってもらうため、本日はMatisse & Sadko(マティッス & サドコ)について紹介したいと思います!
目次
- 1 Matisse & Sadkoとは
- 2 Martin Garrixと4度のコラボ!
- 3 ファッションに超敏感!
- 4 Matisse & Sadkoのオススメ曲
- 4.1 Matisse & Sadko – Memories
- 4.2 Hard Rock Sofa, Matisse & Sadko, Swanky Tunes – Chemistry (Turn The Flame Higher)
- 4.3 Matisse & Sadko vs Vigel – TENGU
- 4.4 Matisse & Sadko – Lock ‘N’ Load
- 4.5 Arty, Matisse & Sadko – Riot
- 4.6 Matisse & Sadko – GO!
- 4.7 Matisse & Sadko feat. TITUS – Get Busy
- 4.8 Matisse & Sadko – Stars
- 4.9 Matisse & Sadko – Azonto
- 4.10 Galantis – In My Head (Matisse & Sadko Remix)
- 4.11 Otto Knows – Next to Me (Matisse & Sadko Remix)
- 4.12 Afrojack feat Fais – Hey (Matisse & Sadko Remix)
- 5 おわりに
Matisse & Sadkoとは
Matisse & Sadko(マティッス & サドコ)とは、ロシア・サンクトペテルブルク出身のEDMデュオです。
ロシア出身だからでしょうか、北国とかでよく見かけるフライヤーズハットを被っていることが多く、彼らのシンボル的なものにもなっています。笑
メンバーはAlexander Parkhomenko(アレキサンダー/Matisse)とYury Parkhomenko(ユーリ/Sadko)の2人なのですが、ラストネームが一緒ということは彼らもまた兄弟デュオになります。
主にMatisseがDJをSadkoがMCを担当しており、場を一気に盛り上げるそのパフォーマンスも好評で“ones to watch(一度はみておくべきアクト)”とも評されています!
音楽のジャンルはプログレッシブ・ハウスですが、本人たち曰く、世界中の人達を励まし元気づけさせられるようなメロディックでエモーショナルなプログレッシブ・ハウスを心がけているそうです。
幼少期にドイツで開催されたEDMフェス「Love Parade(ラヴ・パレード)」をテレビで見て以来、EDMにハマり込んだというMatisse & Sadkoは、いつか絶対DJになるんだ!と心に誓います。
最初はデュオでするなんて夢にも思わなかったそうですが、2人なら1人以上のことができると気付いてタッグを組むことになりました。
2010年にリリースした“Hi Scandinavia!”や2011年に出した“Svenska”はフェスやラジオ番組でもヘビープレイされ、彼らの知名度は急上昇。
https://www.youtube.com/watch?v=lctrfB9QNUA
UK出身のEDMデュオ、M-3oxの“Beating of My Heart”をMatisse & Sadkoがリミックスした曲は、Tomorrowland 2012の公式アフタームービーで使用されたことでも話題になりました!
彼らの曲に惚れ込んだDJは多く、Swedish House Mafia(スウィデッシュ・ハウス・マフィア)のメンバーだったAxwell(アクスウェル)やSteve Angello(スティーヴ・アンジェロ)などトップDJたちからも支持を獲得!
2013年にそのSteve Angelloとのコラボ曲“SLVR”をリリースすると、Beatport(ビートポート)の総合チャートで1位、YouTubeの再生回数は100万回を突破するなど2013年を代表する大ヒット・ナンバーとなりました!
『MONoMARK Radio(モノマーク・ラジオ)』というポッドキャストのホストも務めており、ほぼ毎日新しいエピソードを出しています!
ツアー中であっても毎日音楽作りに励んでいるという彼らの姿が目に浮かびます。
ただ24時間一緒にいるとお互いに疲れることがあり、ステージでプレイする直前まで喧嘩することもあるみたいですよ。笑
2014年にアジア・ツアーで日本にもすでに来日しており東京・代官山の「AIR」で卓越したショーを披露!
そのほかSensation(センセーション)やGlobal Gathering(グローバル・ギャザリング)、 Ultra Music Festival(ウルトラ・ミュージック・フェスティバル)といった大型フェスに何度も出演しているほか、彼らのサウンドを絶賛したDJのひとりでもあるTiestoの「Kaleidoscope World Tour」でステージでパファーマンスするなどMatisse & Sadkoの人気はまだまだとどまりそうにありません!
Martin Garrixと4度のコラボ!
今までMartin Garrix(マーティン・ギャリックス)と“Dragon”と“Break Through The Silence”をはじめとする4つのコラボレーション・トラックを発表し、上の2曲に関してはどちらもBeatportのメインチャートで1位を獲得したMatisse & Sadko。
今では知らない人はいないくらい大人気DJのMartin Garrixですが、そんなMartin Garrixの方からコラボのオファーがきて、本人たちもはじめは驚いたそうです。
Martin Garrixは小さい頃からMatisse & Sadkoの音楽に親しみを感じていたそうで、いつか必ずコラボしたい!と強く願っていました。
そんなMartinは13歳の頃に作った楽曲のデモをMatisse & Sadkoに何度も送ったりもしています。
スカイプで音楽のリミックス・バトルをするなどプライベートでも仲良く、そういった背景もあり終始和やかなムードでコラボ曲を制作したといいます。
息もピッタリで“Dragon”はなんと2,3日で完成!
スカイプでお互いのMIDIファイルを交換したのが始まりで、その4日後にはもうMartin GarrixがULTRA JAPAN(ウルトラ・ジャパン)で“Dragon”をかけたというからビックリです!
“Break Through The Silence”の方はAviciiが世界の音楽ストリーミングサービス「Spotify」でお気に入りのEDMソングをプレイリストにした「Avicii’s Top EDM Tracks」のなかに入れたことでも有名!
実際このMartin Garrixとの2度のコラボがMatisse & Sadkoの人気を更に加速させたと言っても過言ではないでしょう!
2016年10月にはMartin Garrixが7日連続で新曲を出すというサプライズを行い、そのなかの1曲である“Together”で再びコラボが実現!
そして2017年、Martin GarrixがCreamfieldsなどのフェスでかけたIDがAxwell Λ IngrossoもしくはMatisse & Sadkoではないかと噂されましたが、ついに同年10月、Matisse & Sadkoとのコラボということで“Forever”が発表されました!
どの曲を聴いても彼らのサウンドの相性が良いのは瞭然で、Martin GarrixもMatisse & Sadkoを深くリスペクトしているのが分かりますね!
ファッションに超敏感!
Matisse & Sadkoは2人ともファッションに興味があり、ショッピングが大好き。
ツアーなどで世界を廻ったら必ずそこで服などを買うそうなのですが、なかでも東京とニューヨークに行ったらいつも以上に買いすぎちゃうのだとか。
特に2006年にデザイナーのSHAYNE OLIVERによりNEW YORKで誕生したHBA(フッド・バイ・エア)や世界的なセレブリティたちも愛用しているMarcelo Burlon(マルセロ・バーロン)、イギリスのファッション
長いツアーのときなんかは着心地の良い実用的な服を持っていくそうなのですが、ロシアやアメリカなどでデザイナーをしている友人たちが沢山服を送ってくれるため、結局そっちを着ているとのこと。
キャップにも目が無く、少なくとも2ヶ月に1回は新しい物を補充しないと気が済まないそうです!
こういった背景を知ったうえで、彼らが着ている服などに注目してみたら面白いかもしれませんね!
Matisse & Sadkoのオススメ曲
Martin Garrixとコラボした4曲は上の章でも紹介したので、それ以外のMatisse & Sadkoのオススメ曲をご紹介したいと思います!
Matisse & Sadko – Memories
キャッチーなピアノのコードとエモーショナルなヴォーカルが印象的なディープ・ハウス・トラック。
DJになる夢を抱いていた幼き頃の感情を表したナンバーだそうです!
サウンドにセンチメンタルな要素もあってノスタルジーな感情が湧いてきます。
Hard Rock Sofa, Matisse & Sadko, Swanky Tunes – Chemistry (Turn The Flame Higher)
同郷ロシアのDJ、Swanky Tunes(スワンキー・チューンズ)、Hard Rock Sofa(ハード・ロック・ソファ)とのコラボ・ナンバー。
とにかくパワフルでストロング!
ベースギターなどロックの要素が入ったアグレッシブな曲となっています!
Avicii(アヴィチー)やSwedish House Mafia(スウィディッシュ・ハウス・マフィア), Dirty South(ダーティ・サウス), Tiesto(ティエスト), Armin Van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)といったDJ達からもサポートされたナンバーです!
ハード・ロック・ソファ, Matisse, Sadko & スウァンキー・チューンズ
価格: 200円
posted with sticky on 2016.6.28
Matisse & Sadko vs Vigel – TENGU
同じくロシア出身のDJ、Vigelとのコラボ・ナンバー。
この「天狗」というタイトルのほかにも「時雨」という曲を出したことがあるのですが、日本の文化にインスパイアを受けることが多々あるみたいですね!
どちらの曲にも共通して言えるのが、激しい部分もあれば繊細でメロディアスな部分もあるというこの緩急がたまりません!
Matisse & Sadko – Lock ‘N’ Load
クールでテッキーなドロップがカッコイイ!
ブレイクダウンではメロディックでスローテンポになったと思いきや、そこから再びドロップに向けてテンポアップしていく部分が盛り上がります!
Arty, Matisse & Sadko – Riot
同じくロシア出身のDJ、Arty(アーティ)とのコラボ・ナンバー。
パワフルさを感じるメロディがフェスでも大人気!
Dimitri Vegas & Like Mike(ディミトリ・ベガス&ライク・マイク)やNicky Romero(ニッキー・ロメロ)など多くのDJたちが自分のラジオ・ショーでかけるなど沢山のサポートを受けました!
Artyとは“Trio”でもコラボしているのですが、Pete Tongが自身の「BBC Radio 1 show」でピックアップするなど、こちらもかなりオススメなので聴いてみて下さい!
Matisse & Sadko – GO!
Matisse & Sadkoの最新曲“GO!”は、力がみなぎってきそうな壮大なサウンドが魅力!
この曲は2016年の「Ice Hockey World Championship」の公式アンセムとして採用されています!
Matisse & Sadko
価格: 200円
posted with sticky on 2016.6.28
Matisse & Sadko feat. TITUS – Get Busy
シンガーのTITUSをフィーチャーしたナンバー。
トラップの要素を取り入れたハウス・ミュージックで、TITUSのクールでメロディックなヴォーカルもマッチしています!
Matisse & Sadko – Stars
オランダ出身のDJ、Sander van Doorn(サンダー・ヴァン・ドーン)が初めて自身のラジオ番組でかけ、Sander van Doornのレーベル「Doorn Records」からリリースもされました。
キャッチーなヴォーカルとアップリフティングなメロディが美しいプログレッシブ・ハウスに仕上がっています!
Matisse & Sadko – Azonto
疾走感のあるヘビーでリズミカルなナンバー。
PV含めサウンドにも攻撃的な一面が見え隠れしていますね!
Galantis – In My Head (Matisse & Sadko Remix)
スウェーデン出身のDJ、Galantis(ギャランティス)のナンバーのリミックスを手掛けました。
感動系プログレッシブ・ハウスにアレンジされており、原曲を上回るほどの完成度です!
Otto Knows – Next to Me (Matisse & Sadko Remix)
スウェーデン出身のDJ、Otto Knows(オット・ノウズ)の曲をリミックスしているのですが、バリバリのプログレッシブ・チューンへと見事にアレンジされています!
Afrojack feat Fais – Hey (Matisse & Sadko Remix)
友人のAfrojack(アフロジャック)とコラボしたFais(フェイス)のデビュー・シングルのリミックスも手掛けました!
心が高揚するようなメロディが心地よい爽やかナンバーになっています!
おわりに
いかがでしたか。
Matisse & Sadko(マティッス & サドコ)について少しは分かっていただけたでしょうか。
キャリアをスタートさせたばかりの2010年の彼らの曲を聴いただけで、すでにそのポテンシャルの高さを伺えます!
これからもサウンドの相性も抜群なMartin Garrixとのコラボに期待するとともに、また近い日、日本でパフォーマンスを披露してくれることを願うばかりです!
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