本日も読者の方からリクエストいただいたアーティストの紹介となります。
リクエストして下さった方々、まだ紹介できていないアーティストが多々おり順番も交互したりしていますが、必ず紹介致しますのでもう少々お待ち下さい!
リクエストいつもありがとうございます!そしてお待たせして大変申し訳ありません!
それでは本日のアーティスト、Valentino Khan(バレンティーノ・カーン)について紹介したいと思います!
目次
- 1 Valentino Khanとは
- 2 最大のヒット曲”Deep Down Low”制作秘話!
- 3 「OWSLA」への忠誠心高しアーティスト!
- 4 プロデュースを手掛けたHIP HOPナンバーもヒット!
- 5 Valentino Khanのオススメ曲
- 5.1 Valentino Khan – Deep Down Low
- 5.2 Valentino Khan & Skrillex – Slam Dunk feat. Kstylis
- 5.3 Valentino Khan & Wiwek – Tropicana
- 5.4 Valentino Khan – Make Some Noise
- 5.5 Valentino Khan – A Little Longer
- 5.6 GTA x Valentino Khan – Break Your Neck
- 5.7 Axwell /\ Ingrosso – On My Way (Valentino Khan Remix)
- 5.8 M.I.A. – YALA (Bro Safari & Valentino Khan Remix)
- 5.9 Skrillex & Kill The Noise – Recess (Valentino Khan Remix) feat. Fatman Scoop and Michael Angelakos
- 5.10 Yellow Claw – Run Away (Valentino Khan Remix)
- 6 おわりに
Valentino Khanとは
Valentino Khan(バレンティーノ・カーン)とは、アメリカ・LAを拠点に活動するDJ / EDMプロデューサーです。
ちなみに1987年2月15日生まれの現在28歳で、豊かな顎ヒゲがトレードマークです。
ひとつのジャンルにこだわらず好きなサウンドを作りたいと語る彼の音楽はベース、トラップ、ムーンバートンといった系統のサウンドが多く、HIP HOP系のサウンドも得意としています。
最近はBPMが128の曲が多くそのなかでユニークなサウンドというのに重点を置き、バラエティ豊富な音楽で毎回私たちを楽しませてくれます。
音楽が大好きで演奏もする両親の元に生まれたValentino Khanは、その影響もあってか2歳のときにはリビングでJames Brown(ジェイムス・ブラウン)やPrince(プリンス)の曲を聴いて踊っていたという逸話まであります。笑
90年代後半に活躍したアメリカのティーンエイジ・ラップデュオ、Kriss Kross(クリス・クロス)をはじめとしたHIP HOPを聴いて育ち、Timbaland(ティンバランド)やDr. Dre(ドクター・ドレー)、The Neptunes(ザ・ネプチューンズ)の音楽を聴いてプロデュースという世界を初めて知ります。
ビートに注目して色んなHIP HOPを聴き、「自分も良いものを作れる!」「自分が本当にしたいのはコレだ!」と確信し、16歳の頃からHIP HOPプロデューサーとして音楽のキャリアをスタートさせました。
B.o.B(ビー・オー・ビー)やT.I.(ティー・アイ)、Iggy Azalea(イギー・アゼリア)、2 Chainz(ツー・チェインズ)、Tyga(タイガ)といった多くのプラチナヒットを生み出したHIP HOPアーティスト等の楽曲プロデュースまで手がけるなどそのシーンでは有名なプロデューサーに登りつめたValentino Khan!
しかし、ある日自分の兄が部屋でフランスのエレクトロニック・ミュージック・デュオ、Justice(ジャスティス)の“Waters of Nazareth”をかけているのを聴いて、自分も聴くのを止められないくらいにハマります。
それからBoys Noize(ボーイズ・ノイズ)やThe Bloody Beetroots(ザ・ブラッディ・ビートルーツ)といったアーティストの曲も聴き、一気にEDMに魅せられプロデュースもHIP HOPからEDMへと即座にシフトさせます。
はじめはジャンルの変更でプロデュースの面で混乱することがあったものの、このように違うジャンルに挑戦することは間違いなく自分の視野も広くなりHIP HOP、EDMどちらの音楽を作る上でもプラスになるとポジティブに考え、プロデュースのスキルを磨きつつ2つのジャンルをそれぞれ融合させ新しいサウンドを追及していきました。
そのため彼のサウンドには昔の名残でもあるヒップホップやトラップ、ハウスといった色んな要素が入り混じっているのです。
ちなみにHIP HOPのトラックをプロデュースするのと自分のトラックをプロデュースするのとでは工程や作業も全く別物だと語っており、HIP HOPの場合はアーティストのヴォーカルも入るので、その息継ぎの余地を考慮したり、ビートを目立たせたりなどパズルのように組み立てていくそうですよ。
そしてEDMプロデューサーとなったValentino Khanは、自身の曲をMad DecentやOWSLA, Dim Mak, Interscope Records, Slow Roast Records, Columbia Records, Warner Bros. Recordsなどといった大手レーベルから多数リリース。
Diplo(ディプロ)やSkrillex(スクリレックス), Steve Aoki(スティーヴ・アオキ), Dillon Francis(ディロン・フランシス)といったトップDJたちからもサポートされ、特にSkrillexからとても気に入られ、彼のレーベル「OWSLA」と契約します!
2015年にリリースした“Deep Down Low”はアメリカの人気ラジオ「Sirius XM」から2015年の人気ナンバーワンの曲に選ばれたほか、”Most played track by DJ’s in 2015(2015年にDJたちに最もプレイされた曲)”にもノミネートされました!
「Ultra Music Festival 2015」でも最もかけられた曲でもあるので、聴いたことがある方も多いかと思います。
Skrillex, Diplo, DJ Snake(DJ スネーク), Porter Robinson(ポーター・ロビンソン)といった仲の良いDJだけでなく、Axwell /\ Ingrosso(アクスウェル /\ イングロッソ), Afrojack(アフロジャック), Avicii(アヴィチー), Alesso(アレッソ), Martin Garrix(マーティン・ギャリックス)といった親交がなかったトップDJまでもがプレイするとは夢にも思わなかったそうです。
この曲で火が付き自身もUltra Music Festivalなどのビッグフェスに出演し、2016年7月1日には名古屋の「X-HALL」で、翌日7月2日には東京の「SOUND MUSEUM VISION 」でもパフォーマンスを行うなど今、世界中から引っ張りだこの人気DJ / プロデューサーなのです!
最大のヒット曲”Deep Down Low”制作秘話!
2015年最もプレイされたこの“Deep Down Low”にはちょっとした制作秘話があります。
ある日夜通しでとにかくたくさんの楽曲を作りまくっていた最中、疲れ果てて寝てしまい、次の日朝目が覚めてパソコンを見てみると「コレだ!」という曲が完成していたとのこと。
これもあまり知られていないのですが、サウンドを聴いてすぐにヴォーカルも思い浮かんだ彼は、なんと自分の声をエフェクトしたものを使用したのです!
というわけで“Deep Down Low”はヴォーカル含め完全オリジナルですが、実際どんな風に作ったのかは眠すぎてよく覚えていないそうです。笑
ちなみにちょっぴりグロいPVですが、東京・御徒町にある「神田っ子」という海鮮居酒屋がメインの舞台となっています。
鮮度抜群のまぐろ料理が自慢とのことで、今度東京に行った際は是非お邪魔したいと思います!
「OWSLA」への忠誠心高しアーティスト!
常に「OWSLA」と非常に密な関係で活動しているValentino Khanは「OWSLA」に大きな恩を感じているといいます。
というのも自分の才能を発掘してくれたのも「OWSLA」で、自由に自分が好きなように活動できるチャンスと環境を与えてくれたからこそ、今の自分があると語っています。
型にはまらずひとつのスタイルにこだわらないレーベルの気風がValentino Khanに合っていたのかもしれません。
これからプロデューサーを目指す人たちへのアドバイスとして、とにかくがむしゃらに曲を作りまくって自分だけのオリジナルのサウンドを生み出して観客にフレッシュなサウンドを届けることがとても大事。
そして自分の作った曲を色んなDJに聴いてもらうのも非常に良い方法で、Valentino KhanはDiploやDillon Francis, Bro SafariなどのDJが早い段階から自分の曲をかけたりとサポートしてくれたおかげで割と短いキャリアでここまでくることができたと述べています。
MNNであまり触れる機会が少なかった「OWSLA」ですが、今後Getter(ゲッター)やVindata(ヴィンダータ)など「OWSLA」所属のアーティストも積極的に紹介していきたいと考えています!
プロデュースを手掛けたHIP HOPナンバーもヒット!
はじめHIP HOPの楽曲をプロデュースしていたValentino Khanですが、当時は現在の彼のトレードマークである顎ヒゲはありません。
というのはどうでもいいのですが、当時プロデュースしたHIP HOP作品をいくつか見てみましょう。
まずアメリカ・シカゴ出身の女性ラッパー兼Kanye West(カニエ・ウエスト)の専属DJまでこなすKid Sister(キッド・シスター)の“Hoes In This House”。
プロデュースしたB.o.Bの“Play For Keeps”はB.o.Bのセカンド・アルバム『Strange Clouds』にも収録されています!
T.I.と2 Chainzによるコラボ曲“Loud Mouth”も手掛けています。
またMajor Lazer(メジャー・レイザー)のヒットシングル“Bubble Butt”はご存知の方も多いと思いますが、実はこの曲、Valentino Khanが初めてDiplo(ディプロ)と共同でプロデュースした作品でもあるのです。
2012年の話ですがWill Bailey(ウィル・ベイリー)と作った“Rukus”をMad Decentからリリースした直後くらいにDiploか連絡がきたそうです。
ちょうどDiploから電話がきたとき、サンディエゴの動物園でのん気にユキヒョウを見ていたそうですが、電話でプロデュースの話をしてその数ヵ月後にこの“Bubble Butt”が世に生まれました。
今までのダンスホール要素が強いMajor Lazerのサウンドに、HIP HOP色という大きなひねりを加えた新しいサウンドに仕上がっています。
Valentino Khanのオススメ曲
Valentino Khan – Deep Down Low
説明不要のValentino Khanの代表的ナンバー。
上でも説明した通り、2015年最もプレイされた大人気のトラックでもあります!
PVは見て分かる通り東京で撮影されていますが、不気味さはトラウマレベルです。笑
その後、Valentino Khan自身がリミックスしたVIPミックスもOWSLAから出しています!
Valentino Khan & Skrillex – Slam Dunk feat. Kstylis
Skrillex(スクリレックス)とのコラボで、ラッパーのKstylisをフィーチャーしたナンバー。
Valentino Khanの要素が強めなトラップ・バンガーですが、機械的なベース・グラウルにはちゃんとSkrillexらしさが現れています!
曲名は思い出せないのですが1:29あたりで入ってくる音はHIP HOPの曲でも聴いたことがありませんか?
このコラボはValentino KhanがSkrillexにデモを送ったところSkrillexも気に入ってサウンドを付け加えたりしていきコラボに至ったそうですよ。
Valentino Khan & Wiwek – Tropicana
オランダ出身のDJ / プロデューサー、Wiwek(オイワック)とのコラボ・ナンバー。
タイトルからトロピカル風の爽やかなチューンを想像したら大間違い。BPMとともにテンションも徐々に上がっていきます!
サイレンみたいな不気味な音が心に不思議な高揚感を込み上げさせてくれます!
Valentino Khan – Make Some Noise
曲然り、PV然り、クレイジーを極めた1曲!
意外にもネットでは賛否両論ですが、フェスでかかったら踊り狂うことができるパーティー・チューンだとMNNは思います!
Valentino Khan – A Little Longer
上で紹介したValentino Khanの曲らしからぬ美しい女性ヴォーカルが響くメロディアスなナンバーですが、2分頃からちゃんと(?)Valentino Khan色が出てくるので安心してください!笑
“Make Some Noise”同様、2014年に出したEP『In Khan We Trust』に収録されています。
GTA x Valentino Khan – Break Your Neck
アメリカ出身のEDMデュオ、GTAとのコラボ・ナンバー。
トラップやジャングルテラー、フューチャー・ハウスなど色んな要素が混ざったジャンルレスなドープなサウンドとなっています!
GTA関連ですが、つい先日8月10日(水)に東京の新木場 ageHaでパフォーマンスを披露し多くの観客を盛り上げてくれました!
Axwell /\ Ingrosso – On My Way (Valentino Khan Remix)
https://www.youtube.com/watch?v=BwAkZrU0Nto
Swedish House Mafia(スウェディッシュ・ハウス・マフィア)の元メンバーからなるデュオ、Axwell /\ Ingrosso(アクスウェル /\ イングロッソ)の名曲のリミックスを手掛けました!
ジャンルはトラップですが激し過ぎず原曲のメロディアスな部分を活用したグッドワークな仕上がり!
個人的にドロップに入る直前のヴォーカルを利用するところが大好きです!
M.I.A. – YALA (Bro Safari & Valentino Khan Remix)
イギリス出身の女性ミュージシャン、M.I.A.のナンバーを本人がお気に入りアーティストだと言っているアメリカ出身のDJ、Bro Safari(ブロ・サファリ)とともにリミックスした1曲。
トラップとダブステップを掛け合わせたクレイジーなサウンドに頭が冴えわたります!
Skrillex & Kill The Noise – Recess (Valentino Khan Remix) feat. Fatman Scoop and Michael Angelakos
Skrillexがアメリカ出身のエレクトロニカミュージシャン、Kill the Noise(キル・ザ・ノイズ)とアメリカ出身のラッパー、Fatman Scoop(ファットマン・スクープ)、アメリカのシンガーソングライター、Michael Angelakos(マイケル・アンジェラコス)をフィーチャーした人気曲をリミックス!
リズム感が素敵でノリやすいリミックスになっています!
スクリレックス & Kill the Noise
価格: 250円
posted with sticky on 2016.8.13
Yellow Claw – Run Away (Valentino Khan Remix)
オランダ出身のEDMトリオ、Yellow Claw(イエロー・クロウ)のナンバーのリミックスも手掛けています。
しっとりした部分とハードなトラップ部分のギャップがよりテンションを上げてくれるテンポノ良いリミックスです!
おわりに
いかがでしたか。
フェス含めEDMシーンは最近、トラップやジャングルテラーなどハード系のサウンドが流行りになってきているので、今後ますます勢力を増していくことが予想されます!
Valentino Khan(バレンティーノ・カーン)は現在コラボ曲より自身のみの楽曲を精力的に制作中だそうで、どんな奇天烈な音を届けてくれるのか楽しみですね!
OWSLAがOSWLAになってますよ〜
ご指摘していただきありがとうございます。
すぐに修正させていただきました!