2018年4月、Aviciiの死は音楽シーンのみならず世界中の多くの人々に大きな悲しみを与えました。
しかし、このAviciiの死をきっかけに、多くのDJやプロデューサーたちが自分たちのメンタルヘルスについてより真剣に向き合うようになったのもまた事実で、Aviciiと仲の良かったMartin GarrixはDJたちのコミュニティが更に近くなったと感じているそうです。
Waiting for love with @Avicii last night pic.twitter.com/YJuRQZtmga
— MARTIN GARRIX (@MartinGarrix) 2015年6月6日
以前にも、HardwellやCarnage, Kayzo, , Cookie Monstaといったアーティストたちが自身のメンタルヘルスにおける問題を告白し、一時活動を休止して回復・治療に専念することを発表しました。
以下、Martin Garrixがインタビューで語った内容の意訳になります。
Timの死は精神的に凄くショックだった。僕とTimは仲の良い友人同士でよく連絡も取り合っていたんだけど、周りから見ても、あれはTimのための人生とは言えなかった。コンサートを止めると決断するのはとても難しかったと思うけど、賢明な判断だったと思う。けど僕たちは会話が足りていなかった。てっきりTimはもう大丈夫だと思っていた。でも、Timの死はこのシーンにおいて間違いなく何かの引き金を引いた。自分たちDJも人間だということを気付かせてくれたんだ。これはアーティストだけでなく、クルーのメンバーたちにも言えることだよ。彼らもかなり長い時間働きっぱなしだからね。Timが亡くなってから、本当に多くのDJたちから「Martijnもしっかりと休んでね。」といったメッセージをもらうようになったんだけど、「ちゃんと休めてる?」という風にDJやプロデューサーたちがお互いがお互いをもっと気にかけるようになった。僕たちDJをもっと近づけてくれた。もちろん身体的な負担だけでなく、メンタル面での負担もそう。普通の人がベッドで寝ているときに、僕たちは応援してくれる何十万人もの人の前に立つような奇妙な生活だからね。幸運なことに、僕には最高のチームがいて、この頃は家族もよく会いにきてくれるし、たいていいつも幼なじみの友人たちが一緒にいてくれて、僕に目を光らせてくれているんだ。
つい先日、アメリカ出身のDJ/プロデューサー、Flosstradamusがメンタルヘルスの治療に専念するため、活動を休止することを発表したばかり。
このようにDJやプロデューサー同士がお互いを気にかけるようになったのは良い流れですが、本心を話せるような親しい人物にそばにいてもらうことこそ本人にとって最も大事なことなのかもしれませんね。
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