本日は、まだキャリアを本格的にスタートさせて数年にも関わらず、MarshmelloやDon Diablo, Alan Walker, David Guettaといったトッププロデューサーたちとコラボを実現させたImanbekについて紹介します。
Imanbekは初めてグラミー賞にノミネート・獲得したカザフスタン人アーティストでもあり、カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領からも祝福され、「The Son of Kazakhstan(カザフスタンの希望の子)」とまで称される注目のアーティストです。
目次
- 1 Imanbekとは
- 2 Imanbekのオススメ曲
- 2.1 Marshmello, Imanbek, Usher – Too Much
- 2.2 Don Diablo, Imanbek, Trevor Daniel – Kill Me Better
- 2.3 Alan Walker, Imanbek – Sweet Dreams
- 2.4 Afrojack, Imanbek, Gia Koka – Hey Baby
- 2.5 Imanbek, Sean Paul, Sofia Reyes – Dancing on Dangerous
- 2.6 Rita Ora, Imanbek, David Guetta, Gunna – Big
- 2.7 Rita Ora, Imanbek – Bang Bang
- 2.8 Imanbek, Cher Lloyd – Baddest
- 2.9 Imanbek, Goodboys – Goodbye
- 2.10 Imanbek, Martin Jensen – I’m Just Feelin’ (Du Du Du)
- 3 おわりに
Imanbekとは
Imanbek(イーマンベック)とはカザフスタン・アクス出身のDJ/プロデューサー。
本名はImanbek Maratuly Zeikenovで、2000年10月21日生まれの20歳です。(2021年6月現在)
幼い頃から音楽に興味を示したImanbekは8歳の頃から父親に教わりながらギターをよく弾いており、その後、音楽をゼロから作り出すプロデューサーに興味が移り、楽曲制作をスタート。
しかし、生活していくために学校で鉄道工学について学び、駅で働いていましたが、自分の夢を諦めることができず、2017年、Imanbekが17歳のときに音楽プロデュースに専念することを決意します。
そして19歳になったある日、ガイアナ系アメリカ人ラッパー/シンガー、SAINt JHNの“Roses”をリミックスしたところ、これが世界中で大ヒットし、Spotifyのみでも7億回再生され、TikTokなどネット上でも大きな話題に!
さらにBillboard US Hot 100でも最高4位を獲得し、グローバルのShazamチャートでも13週連続1位を獲得するなど世界的大ヒットを記録!
第63回グラミー賞では「最優秀リミックス・レコーディング賞」まで獲得し、一気に人気アーティストの仲間入りを果たしたのです。
SNSでコンタクトを取っても返信がなかったため、最初はこのリミックスはSAINt JHNの許可なく作ったそうですが、まさか趣味で作ったようなブートレグが本家を超えるほど人気になるとは予想もしていなかったでしょう。
グラミー賞を獲得したことにより、母国カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領と国家元首の報道官から「Imanbekの才能と献身の甲斐あって、音楽界で最も権威のある賞の1つを受賞しました。彼の作品は、カザフスタンの才能ある若者も最高峰を狙うことできることを証明してくれました。私は彼の輝かしい功績を祝福するとともに、新た創造性と成功を祈っています!」と祝福のコメントまで届いたそうです。
2019年にはロシアの名門レーベル Effective Recordsと契約し、同年、O’Neillとのコラボ曲“Take Me”やParah Diceとの“Hot”, “Smoke It Up”などのヒット曲を連発しましたが、2020年にSpinnin’ RecordsのサブレーベルでKSHMRが主宰のDharma Worldwideと契約して“Dope”を発表。
Imanbekの快進撃はとどまるところを知らず、2020年だけでAfrojackやMarshmello, Don Diabloといった世界的アーティストと複数のコラボ曲を実現させたのです!
同年10月にリリースした“I Can Fvcking Tell”のリミックスではSAINt JHNとの再共演も果たしました。
また2021年に入ってからもその勢いは加速する一方で、イギリスの歌姫ことRita OraとのコラボEP『Bang』を発表し、その収録曲の中でDavid Guettaと初めてコラボしたり、Alan Walkerとのコラボ曲もリリース。
また、2021年に開催された三大主要音楽祭のひとつである「Billboard Music Awards」でも、“Roses”のリミックスが最優秀ダンス/エレクトロニック・ソングに選ばれました。
この記事を書いている2021年6月現在、まだImanbekは20歳という若さというのが驚きで、今後どんなビッグニュースやコラボ曲で私たちをワクワクさせてくれるのか、まさに末恐ろしい大型新人プロデューサーと言えます。
Imanbekのオススメ曲
Marshmello, Imanbek, Usher – Too Much
アメリカ出身のプロデューサー、Marshmelloとアメリカ出身のR&Bシンガー、Usherとコラボしたナンバー。
寂しさを感じないよう、また肩の荷を降ろしてあげるために傍にいるよ、と愛する人に伝える甘いリリックが魅惑的で、自然と身体が動き出すアップビートなハウス×ポップに仕上がっています!
Don Diablo, Imanbek, Trevor Daniel – Kill Me Better
オランダ出身のプロデューサー、Don Diabloとのコラボで、アメリカ出身のシンガー、Trevor Danielをフィーチャーしたナンバー。
80年代風のシンセウェイブを彷彿とさせるスタイルに挑戦しており、私たち誰もが経験したことのある人間的な弱さ・葛藤の闘いを反映させた内容になっており、「お互い優しく接し会おう、私たちは決してひとりではない」ということを教えてくれる1曲です!
Alan Walker, Imanbek – Sweet Dreams
ノルウェーを拠点に活動するプロデューサー、Alan Walkerとのコラボ曲。
アメリカのミュージシャン、Scatman Johnの“Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)”をサンプリングしており、今にも踊り出したくなるクールでパンチの効いたビートと甘美な男性コーラスのコンビネーションが秀逸な1曲です!
Afrojack, Imanbek, Gia Koka – Hey Baby
オランダ出身のプロデューサー、Afrojackとのコラボで、ポーランド出身の女性シンガー、Gia Kokaをフィーチャーしたナンバー。
Gia Kokaの妖艶な歌声とバウンシーなベースラインが特徴の夏にピッタリなセクシーなスラップ・ハウスとなっています!
Imanbek, Sean Paul, Sofia Reyes – Dancing on Dangerous
ジャマイカのダンスホール/レゲエ・シンガー、Sean Paulとメキシコ出身の女性シンガー、Sofia Reyesとコラボしたナンバー。
ポップとレゲエとダンスミュージックを融合させた独特のハーモニーが素敵で、ダンスフロアを占領する陽気なアンセムとなっています!
Rita Ora, Imanbek, David Guetta, Gunna – Big
イギリス出身の女性シンガー、Rita Oraとのコラボで、フランス出身のプロデューサー、David Guettaとアメリカ出身のラッパー、Gunnaをフィーチャーした新曲。
Rita OraにDavid GuettaにImanbek、Gunnaという顔ぶれだけで十分豪華ですが、さらに共同プロデュースでMike HawkinsやToby Green, Sam Martinなどが参加し、共同作詞ではEd Sheeranまでも参加した、まさにEDMやポップ、ヒップホップシーンの重鎮が集結した”ビッグ”な1曲!
ポップとEDMが程よいバランスで配合されたクラブ・トラックで、ダンスフロアを熱狂させること間違いなしです!
Rita Ora, Imanbek – Bang Bang
こちらもRita OraとのコラボEP『Bang』収録曲のひとつ。
エディ・マーフィ酒宴の人気アクション映画『ビバリーヒルズ・コップ』のテーマ曲“Axel F”を大胆にサンプリングして、90年代を彷彿とさせるクラブトラックにアレンジしており、随所にモダンなツイストを感じることができます!
Imanbek, Cher Lloyd – Baddest
「Xファクター」から一気にスターダムへと駆け上がったイギリス出身の女性シンガー、Cher Lloydとのコラボ曲。
相手を誘惑するような挑発的なリリックと Cher Lloyd特有のラップ風ボーカルが印象的で、バウンシーなベースラインが耳に残るダンストラックと言えます!
Imanbek, Goodboys – Goodbye
イギリス出身のデュオ、Goodboysとコラボしたナンバー。
まだ大好きだけど相手の事を思って分かれたほうがいいのかどうか悩む気持ちを表現した歌で、エフェクトを加えたボーカルや切ないサウンドが心に沁み渡ります!
Imanbek, Martin Jensen – I’m Just Feelin’ (Du Du Du)
デンマーク出身のプロデューサー、Martin Jensenとのコラボ曲。
耳心地の良い滑らかなエレクトロ・ポップで、ハミングしたくなるキャッチーなボーカルとの相性も抜群です!
この曲はMOTiやZonderling, HUGELらによるリミックスも公開されているので、聴き比べてみて下さい。
おわりに
いかがでしたか。
Imanbekがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたか。
初めから才能があったのは勿論のことですが、何気なく作った非公式の“Roses”リミックスが彼の人生を大きく変えたと言っても過言でなく、ここまで完璧なシンデレラストーリーを歩んだプロデューサーはなかなかいないでしょう。
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