Swedish House Mafiaからもサポートされた、Maurice van der MolenとRobin Klaverで構成されたオランダ出身の人気DJ/プロデューサー・デュオ、Magnificenceがデュオとしての活動を終了することを発表しました。
Magnificenceは6月21日に『A New Chapter by Magnificence』というタイトルの約11分間のミニ・ドキュメンタリー動画をYouTubeの公式チャンネルで公開。
動画内:Maurice van der Molen(左)・Robin Klaver(右)
動画の中で2人は神妙な面持ちでカメラに向かって率直に話しており、2013年のキャリアをスタートさせたばかりの頃から現在に至るまでの軌跡を振り返り、母国オランダのローカルクラブでのDJから始まり、今や世界中を飛び回って有名な大型フェスでプレイするまでに成長した姿を確認することができます。
Magnificenceは2018年のUltra Music Festivalで行われたSwedish House Mafiaの復活ライブをきかっけに一気に人気に火が付いたと言っても過言ではなく、2人は事前にSwedish House MafiaのメンバーでもあるAxwellのレーベル Axtoneに8つのデモ曲を送ったところ、その8曲とも契約に至ったのです。
そしてSwedish House Mafiaは復活ライブで、8つのデモうちの2曲である“Fire”と“Cobra”を初披露し、Magnificenceの存在は世界中に広まりました。
しかし、このような名声は勿論有り難いことではあるのですが、同時に2人に大きなストレスを与えることとなり、今では皆の期待に応えるために次から次にヒット曲を生み出さなければならないというプレッシャーに押し潰されそうな状況であることを告白。
メンバーのRobinに関しては、ストレスや溜まった疲れが引き金となり片方の肺に気胸(胸腔内に空気が流入し肺が虚脱してしまう状態)を患い、現在、片方の肺だけで生活していて、医師の診察と治療を受けている状態であることもファンの皆に伝えました。
時が経ちストレスが消え去らない限り、現状だとRobinは2度とパフォーマンスをできる状態ではないとのことで、MauriceはRobinとしっかり話し合った上で別の道へ進むことを決意。
治療を最優先にRobinはMagnificenceプロジェクトを続けていく意志を示していますが、Mauriceは裏方として音楽制作に携わっていくものの、Magnificenceプロジェクトからは完全に外れることになります。
個人的に大好きなアーティストの一組なだけにメンバーの脱退はとても悲しいですが、Magnificenceプロジェクトは完全に終わったわけではなく、これまで2人が一緒に作ってきた音楽はこの先も愛され続けることに変わりはありません。
Robinの身体が1日でも早く回復してくれることを願うと共に、RobinのみのソロでリスタートするMagnificenceの今後の活動、そしてMauriceが違う形で作る音楽にも注目していきたいと思います。
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