最近Martin Garrixのレーベル「STMPD RCRDS」からリリースされた“Ride It”がMNNのなかで個人的にかなりヒットしました!
この曲を作ったのは、Todd Helder(トッド・ヘルダー)というアーティストなのですが、日本で彼について詳しく知っているという人は私含めて恐らくまだあまりいないと思います。
そこで純粋にどんな人物なのか気になり紹介記事を書いたので是非読んでみて下さい!
Todd Helderとは
Todd Helder(トッド・ヘルダー)とは、オランダ・アムステルダム出身のDJ/プロデューサー。
フューチャーベースやトラップ、エレクトロ・ハウス、ダブステップなどを組み合わせたユニークなサウンドがとても魅力なMNNオススメのアーティストのひとりです!
ちなみに今から5年前の2013年に自信作が出来上がったとき、なにかステージネームを決めてからリリースしようと思ったときに、本名のフランクからFrank ZackやTodd Brightnessなどの名前を思いついたそうですが、オランダのビールのブランド「ハイネケン」の広告にピンときて、「Todd Helder」としたそうです。
Todd Helderは現在、オランダの「Nederlandse Pop Academie」というアカデミーでDJやプロデューサーにとって重要な知識を学習中とのことですが、実はこのアカデミー、Martin Garrixと何度もコラボしたことのあるBrooksなんかも輩出しています。
Todd Helderの知名度が上がったきっかけはMarshmello主催のリミックスコンテスト。
過去にMarshmelloの“Alone”をリミックスしたことがあるのですが、当時Facebookの広告でリミックスコンテストをしているのを締切日ギリギリに知り、その4時間以内にリミックスを完成させて送ったとのこと。
このコンテストにはアメリカ出身のデュオ、MRVLZのリミックスが優勝したのですが、Todd Helderのリミックスはこのリミックス、延いては原曲よりも素晴らしいとネットで話題になり、Todd HelderのリミックスはYouTubeなどで300万回以上再生され、「Todd Helder」の名前が広まりました。
これが彼にとっての初のリミックスとなったのですが、それ以外にもに非公式のリミックスだったり、ゴーストプロデューサーとして違う名前の元で幾つもリミックス等を制作したこともあるそうです。
そして2018年1月、満を持してファーストシングル“I Need”を、Martin Garrixのレーベル「STMPD RCRDS」からリリースしました!
リリースまでの道のりは長く、まず「STMPD RCRDS」にデモを送ったものの、レンダリングやキックを加えたりなどレーベルから色んな要求やアドバイスがあり、そういったやりとりを12回位繰り返して出来上がった1番良いバージョンを正式にリリースすることになったのです。
それから4ヶ月後、セカンドシングル“Ride It”を再び「STMPD RCRDS」からリリース。
この曲はビデオゲームにインスパイアされたと語っているだけに、80年代のコンピューターゲームを彷彿とさせる8bitトラップ/チップチューンとフューチャーベースを融合したレトロさとモダンさの両方を感じるユニークなサウンドが非常にクセになります!
ちなみにMartin Garrixも以前、ビデオゲームにインスパイアされて“Oops”と言う曲を出していましたね。
Martin Garrixも先日開催された「EDC Las Vegas 2018」のセットでもかけていましたが、Valentino Khan vs. QUIX & Matroda – “Deep Down Low vs. Lambo (Martin Garrix Mashup)”からの“Ride It”はめちゃくちゃカッコよかったです!
Thanks @MartinGarrix for rocking ‘Ride It’ @EDC_LasVegas 👾
— Todd Helder (@toddhelder) 2018年5月21日
今年2018年2月段階のインタビューで、Todd Helderは“I Need”をリリースした後で、この先「STMPD RCRDS」と「Monstercat」からリリースを控えている、と話しており、“Ride It”はリリースされたので、「Monstercat」から近日リリースされる新曲も楽しみです!
Todd Helderは新しい曲を作って多くの人から良いフィードバックを貰うことで、また更に素晴らしい曲を生み出せるという理由で、DJよりプロデューサーの方が好きだと語っており、1日中スタジオにこもって作業するほどプロデュースをこよなく愛しています。
プロデュースのアドバイスとして、まず自身がしてきたようにDyroやdeadmau5など色んなアーティストがアップしているチュートリアル動画を見て学ぶこと、そしてランダムにサンプルパックをダウンロードすることをオススメしています。
例えばトラップを作っているときにテック・ハウスのサンプルパックをダウンロードして使えそうと思った音を組み込むことで、今までになかったジャンル間の隙間を狙ったようなサウンドと出会えるだろうとも語っています。
おわりに
Todd Helderは色んなジャンルの曲を聴いて楽しむそうで、特にEDMは性別や人種など関係ないPLURの精神を代表する音楽だと考えており、これからも色んなジャンルの音を掛け合わせた音楽を沢山リリースし、できる限り多くの人たちを楽しませていきたいとのこと。
今夏には初のツアーを予定しており、将来的にはレーベルボスでもあるMartin Garrixとのコラボや、Dua Lipaに関しては「完璧な歌声」と大絶賛するほどコラボに意欲的だったので、MNNでは今後も彼の活躍にも注目していきたいと思います!
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