アメリカの代表的な男性ファッション雑誌「GQ」が時々行っている名物コーナー「Actually Me」。
毎回、各分野の著名人がひとり登場し、YouTube, Twitter, Instagramから受けたファンからの質問に答えるというもので、つい先日はゲストにMartin Garrixが登場しました。
約6分間の動画なのですが、まず“自分自身を3語で表すと?”という質問に対して、クレイジー・ハッピー・そしてハッピー、常にハッピーだよ!と回答しました。
次にDJ MagのTop 100 DJsで2018年も1位を獲得し、見事3連覇を成し遂げ、自身の本『Martin Garrix: LIFE = CRAZY』まで出したMartin Garrixに対して、“今の夢は?”という質問を投げかけると、夢は沢山あるけど、なかでも自分のチームと一緒にオランダにスタジオ複合施設を作り、新人プロデューサーに使ってもらったり、彼らを世界に知ってもらうためにショーケースを開くことだと回答。
またまだ芽が出ていない才能あるプロデューサーたちの手助けになるべく、彼らの曲を積極的にリリースすることに今1番力を入れているとも伝えました。
先日MNNで「STMPD RCRDS」にインタビューを行わせていただきましたが、そのなかでもレーベル全体で新しいアーティストの楽曲リリースにかなり力を入れて取り組まれているのを感じました。
また質問のひとつに“Martin GarrixとThe Chainsmokersがコラボしたらどんなサウンドが期待できる?”という質問に対しては、自分もThe Chainsmokersもクラブ/フェスティバルシーンからスタートしただけに、キャッチーなメロディのラジオ受けの良いサウンド、もしくはとてもアグレッシブなフェスティバル/クラブサウンドになると思うとも語っています。
そのほかにも動画内で多数の質問に答えているので、下にまとめてみました!
Q: どんなソフトウェアを使っていますか?
Q: 曲のドロップにインパクトを持たせるコツはありますか?
沢山レイヤーを作ることかな。僕の場合はミックスダウン*が最も重要だね。ミックス単体でサウンドを完璧にしたいから、この段階で気に入ったものができてはじめてマスタートラックにコンプレッサーをかけるようにしているよ。
*ミックスダウン: キック、スネア、ハイハット、ベース、メロディーなど各トラックをボリュームや音の定位(パン)を決め、1つのLRステレオトラックにオーディオでファイルを書き出しまでの作業で、曲の仕上がりを良くするためのとても重要な作業。
Q: Martin Garrixはどんなジャンルの音楽をプロデュースしていますか?
自分でも分からない。ただ自分が作りたい音楽なら何でも作るよ。Garrixミュージックを作っているって感じかな。
Q: 今まで自分を1番笑顔にしてくれた出来事は何ですか?
この質問大好き!家族や友人たちとの小さな幸せ全部だね。僕の場合、誰かの笑顔を見ることで自分も笑顔になるから、ショーで沢山の人々の笑顔を見るとすごくハッピーな気持ちになって、満面の笑みになるんだ!ショーで世界中を旅して1人でも多くの笑顔を見たいよ!
Q: どうしてWindows Vistaを使っているのですか?
FL Studioを使っているって話したと思うけど、FL StudioがWindowsと相性が良く感じるのと、VistaはApple対応のバージョンもリリースしたから気に入っているんだ。ベータ版の体験者だったからそのまま使っているんだけど、なによりWindowsが好きなんだ。
Q: Martin Garrixの”Animals”を見つけて凄い気に入ったのですが、Martinにとって1番好きなテクノの曲は何ですか?
曲を気に入ってくれてとても嬉しいけど、“Animals”はテクノではないんだ。でも君がそれをテクノと呼ぶのであれば、それでも良い!僕のテクノソングを気に入ってくれてとてもハッピーだよ!
Q: Martin GarrixとSTMPD RCRDSに質問ですが、誰と1番一緒に仕事したいですか?
Pharellと仕事してみたいね!彼はシックな歌声を持ったプロデューサーのひとりだよ。彼は自分のエネルギーを発信していて、それが自分にとっても大きなインスピレーションになっているし、スタジオでセッションしてどんなものが生まれるか考えるととても興奮するよ!
Q: Martin Garrixはどうやって有名になったと思いますか?
自宅の寝室で音楽制作をスタートして、15, 6歳のときに同じ寝室で初となるビッグシングル“Animals”を作ったんだけど、この曲が大ヒットしたんだ。これには自分でもビックリしたよ。どうやって有名になったのかは分からないけど、みんなが僕の曲を気に入ってくれるのは本当に嬉しいよ!
Q: 親付き添いなら14歳でも友人とMartin Garrixのコンサートに行くことができますか?
もちろん!2週間前にアムステルダムで18歳以上のみのショーをしたけど、その翌日は何歳でも入場可能なショーをしたよ。世界中どこでもできるわけではないけど、できる限りそういったショーを開いていきたいと思っている。2日間のショーで1日は年齢制限のないショーで、もう1日は18歳以上のみのショーにしたいと考えているんだ。
Q: “High On Life”に入っている声はMartin Garrix本人の声ですか?(Bonnが歌い終わった2:42頃)
僕の声ではないんだ。僕の曲を注意深く聴けば、時々僕の声で「Crazy」といった言葉が入っているのに気づくかもしれないけど、”High On Life”は違うんだ。レンダリング(制作した楽曲を音声ファイルとして書き出す事)上のミスで、曲のミキシングをしたときに全てのStemsパーツをバウンスしてしまったときにできてしまったんだけど、とても小さいから誰も気付かない事を願ってたんだけどバレちゃったか!でも気付くなんて凄いね!
Q: 常にハッピーでエネルギッシュでいるために最も重要なことは何ですか?
ショーに出ることでハッピーでエネルギッシュになれるけど、後は自分の時間の過ごし方かな。僕の場合、家族や友人たちと一緒に旅行することだよ。
Martin Garrixは”ナンバーワンDJ”というワードに関しても、決して自分をオンリーワンな存在だと思わず、みんなでひとつだと感じており、人々を自分の音楽やショーで笑顔にするのが心から大好きなのだと感じる内容でした。
そのほかにも自身のWikipediaを見ながら、2004年にTiestoがアテネオリンピックの開会式でDJをしている姿に憧れてDJを目指したということ、Calvin Harrisとコラボしたいということについても言及しているのでチェックしてみて下さい!
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