2019年12月にリリースされたFaderXの“House”が個人的に刺さり、それ以来いつか紹介記事を書きたいと思っていたFaderXについて紹介します!
目次
- 1 FaderXとは
- 2 FaderXのオススメ曲
- 2.1 FaderX – House
- 2.2 Matt Nash & FaderX – In My Head
- 2.3 FaderX – Awakening
- 2.4 Corey James & FaderX – Feed
- 2.5 Maximals & Faderx – Free ft. Jordan Grace
- 2.6 Tom Tyger & FaderX – Rave Me
- 2.7 FaderX – Critical
- 2.8 FaderX & Zheno – Aline ft. Bryant Powell
- 2.9 WILL K & FaderX – Shine ft. Scarlett Quinn
- 2.10 FaderX – Lose Yourself
- 3 おわりに
FaderXとは
FaderXとは、イタリア出身のDJ/プロデューサー・トリオ。
Davide Mangiaracina, Edoardo Pollero, Pier Giorgio Rosierの3人で構成されており、205年9月にグループを結成しました。
2015年8月にSNSにアップしているプロフィール画像では、PierとDavideのみが映っているので、はじめはデュオでその後すぐにEdoardoが加わってトリオになったのだと思われます。
楽曲制作に関しては、Pierがメインのアイデアを出すことが多く、DavideとEdoardoの2人が1週間に2回から4回位スタジオを訪れてアイデアを出すといった感じで、パフォーマンスに関してはギタリストでもあるPierがギターを担当し、DavideがDJ、EdoardoがMCといった役割分担となっています。
ちなみにPierだけでなく、Davideもまた昔ギターをしており、2人は同じバンドで活動していた過去があり、Edoardoに関してはグループに加入する前はヒップホップシーンで活躍していた時期もあります。
現在、FaderXの音楽はフューチャートランスに分類されることが多いですが、意外にも最初はビッグルームやバウンスの楽曲を制作しており、ディスコの要素を取り入れてみたり、ギターテイスト強めなファンキーなバイブスを取り入れたりなどジャンルにはとらわれずに新たなことにチャレンジしていきながら、徐々にスタイルを変化させていったのです。
FaderXはdeadmau5やArmin van Buuren, その他Anjunabeats所属のアーティストから影響を受けた部分が多かったそうですが、そこから受けたインスピレーション等をミックスさせて、現在のFaderXのスタイル「X-House」を確立させたとも言えるでしょう。
FaderXの場合、「X-House」はプログレッシブハウスの改良型でトランス等の要素も含んでいるのですが、決して新しいジャンルではなく、常に他のジャンルの音を取り込んでは改良させた音楽・プロジェクトのことだと説明しています。
まだキャリアは4、5年になりますが、すでにProtocol Recordingsはじめ、HEXAGONやArmada Music, Future House Musicといったメジャーレーベルからもリリースを重ねています。
2019年のADEではProtocol Recordingsのショーケースを含む5つのイベントに出演していましたが、今後更なる活躍が期待できるアーティストのひとりだと確信しています!
FaderXのオススメ曲
FaderX – House
上でも伝えましたが、FaderXの楽曲の中でも個人的にお気に入りの1曲。
エレクトロハウスとフューチャーハウスを融合させたハイブリッドなサウンドとなっており、Future House Musicからリリースされました!
Matt Nash & FaderX – In My Head
イギリス出身のプロデューサー、Matt Nashとのコラボ・ナンバー。
FaderXにとってこれがDon Diabloのレーベル HEXAGONから初のリリースで、同レーベルからリリースされたコンピレーションEP『Festival Weapons』にも収録されています!
FaderX – Awakening
Future House Musicから初めてリリースしたナンバー。
Nina Nucarelliの温かいヴォーカルが光るエモーショナルなフューチャーハウスとなっていますが、Nina Nucarelliから送られてきたヴォーカルがあまりにも素晴らしくヴォーカルから曲のアイデアも思い浮かび、すぐに曲制作に取り掛かったそうです!
Corey James & FaderX – Feed
イギリス出身のプロデューサー、Corey Jamesとのコラボ・ナンバー。
エレクトロハウスの黄金期にインスピレーションされて作ったこの曲は、力強いベースラインとハイテンポなシンセのコンビネーションが絶妙などこか懐かしいサウンドとなっており、Nicky Romeroのレーベル Protocol Recordingsからリリースされました!
Maximals & Faderx – Free ft. Jordan Grace
イタリア出身のデュオ、Maximalsとのコラボで、アメリカ出身のシンガーソングライター、Jordan Graceをフィーチャーした新曲。
ディープハウスよりのアップリフティングなサウンドにJordan Graceの歌声が上手くマッチしており、こちらもProtocol Recordingsからのリリースです!
Tom Tyger & FaderX – Rave Me
フランス出身のプロデューサー、Tom Tygerとのコラボ・ナンバー。
太陽が降り注ぐフェスでの記憶を呼び起こしてくれるような弾みのあるベースラインが特徴的なエレクトロ味の強いサウンドとなっており、こちらもProtocol Recordingsからのリリースです!
FaderX – Critical
この曲がProtocol Recordingsから初めてリリースしたソロシングルで、ファンキーなメロディと弾みのあるベースラインが面白いグルーヴィーなサウンドに仕上がっています!
FaderX & Zheno – Aline ft. Bryant Powell
イタリア出身のプロデューサー、Zhenoとのコラボで、アメリカ出身のシンガー、Bryant Powellをフィーチャーしたナンバー。
神秘的なドロップが印象的で、1990年代のシンセトラックを彷彿とさせるフューチャートランスに仕上がっています!
WILL K & FaderX – Shine ft. Scarlett Quinn
イギリス出身のプロデューサー、WILL Kとのコラボで、イギリス出身の女性シンガー、Scarlett Quinnをフィーチャリングしたナンバー。
独特のベースライン等からして、どちらかと言うとFader X色の強いアップリフティング且つディープなサウンドとなっています!
FaderX – Lose Yourself
アップビートなエレクトロハウスよりのクールなサウンドに仕上がっており、Sander van Doornのレーベル Doorn Recordsからリリースされました!
おわりに
いかがでしたか。
FaderXがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたでしょうか。
決して新たなジャンルを作り出す必要はなく、存在するジャンルの要素を幾つか組み合わせたり、改良したりして自分だけの新たなサウンドを生み出すことが大事とのことで、彼らの「X-House」がこれからどんな進化を見せてくれるのか注目しておいて下さい!
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