昨日のOVSKYの紹介に引き続き、本日もMNN個人的にもオススメのアーティストをピックアップしたいと思います。
今回紹介するのはNUZBというアーティストなのですが、懐かしさと新しさが同居した独特な浮遊感のあるLo-Fi風サウンドがクセになるので、NUZBのことを知らなかったという人は是非覚えて帰って下さい。
目次
NUZBとは
NUZBとは、ブラジル出身のDJ/プロデューサー。
本名はNormalio Francisco da Silva Juniorと言い、2015年半ばにNUZBプロジェクトを本格的にスタートさせ、ディープ・ハウスやベース・ハウス、テックハウスなどの要素をブレンドしつつ、ブラジル音楽のルーツを取り入れた「NUZBASS」というスタイルを確立しました。
音楽プロデュースをスタートする前はドラマーとして活動していた経歴もあるため、昔は自身のセットに生のドラムを取り入れたパフォーマンスなんかも行っていたようです。
ちなみに今は爽やかな短髪ですが、2015年当時はロン毛のパーマだったためだいぶ印象が違いますね。
その後、80年代感のあるレトロさとモダンさが共存したサウンドを目指した「RetroFuture」を掲げ、良い雰囲気とドープなビートを併せ持ったハウスミュージックを武器に世界に向けて良質な音楽を発信しています。
2018年にはHUB Records、SóTrackBoa、Deepink、éGrave、Sonzeira、G-MafiaRecordsなどのレーベルから曲をリリースし、Spinnin’ RecordsのサブレーベルであるSPRSから同じくブラジル出身のプロデューサー、FTampaらとのコラボ曲“Lakers”をリリース。
2020年6月にはAlokらの“Killed By The City”のリミックスを提供し、Spinnin’ Records傘下でAlokがローンチしたレーベル Controversiaからの初リリースを達成。(リミックスだけでなく、後にオリジナル・シングル“Feelin’ High”もリリースしています。)
そして同年7月に出したDiskoverとのコラボ曲“So Fresh”でMartin Garrixのレーベル STMPD RCRDSからのデビューを果たしたのですが、この曲を皮切りにSTMPD RCRDSからのリリースを重ね、一気にその名を世界中に知らしめたのです。
2021年2月にはデビューEP『RetroFuture』をSTMPD RCRDSから発表。
この作品は懐古的未来世界をテーマにした映画や音楽からインスピレーションを受けたそうで、タイトルの通り、どこかレトロな雰囲気を残しつつ未来的なサウンドデザインが特徴の5曲を収録しています。
再び余談ですが現在に至るまで、髪の方もロン毛パーマから八二分けパートフェード、さらに金髪の時期もあったりと髪型も音楽スタイルも常に変革を求めているのが分かります。
NUZBはTomorrowlandがホストを務めるインターネットラジオ「One World Radio」による、2021年にシーンを支配するであろう20名をピックアップした企画『The 20 of 2021』のひとりにも選ばれ、約15分のセットを披露。
また2021年4月には世界No.1のクラブにも選ばれたブラジルの人気クラブ Green Valley主催のラジオ中継にも登場しましたが、『The 20 of 2021』で初披露したID含む3つの未発表曲をプレイしており、うちひとつは韓国出身の気鋭プロデューサー、Jeonghyeonらしいので、こちらの正式リリースが待ち遠しいです!
NUZBのオススメ曲
NUZB – No Rush
NUZBのデビューEP『RetroFuture』収録曲のひとつ。
フューチャー・ベースとフューチャー・ハウスを実験的にブレンドしていて、懐かしさとモダンさを感じられるお洒落な1曲に仕上がっています!
Diskover, NUZB – So Fresh
ブラジル出身のプロデューサー、Diskoverとのコラボ曲。
クラシックなベースハウスのグルーヴからインスピレーションを得た1曲で、催眠効果のあるリードに焦点を当てた未来的な雰囲気漂う仕上がりとなっています!
NUZB, MALARKEY – Miss Me
イギリス出身のプロデューサー、MALARKEYとのコラボ曲。
メロディックな要素をふんだんに使っており、うっとりさせるようなヴォーカルが魅力の初にピッタリな滑らかでチルアウトなサウンドとなっています!
NUZB – Get It
NUZBのデビューEP『RetroFuture』収録曲のひとつ。
懐かしい記憶が呼び起こされるようなディスコ調のレトロなサウンドが斬新で、キャッチーで馴染みのあるヴォーカルとの相性も抜群です!
NUZB – Nighttime
こちらもNUZBのデビューEP『RetroFuture』収録曲のひとつ。
心地良い癒しと寛ぎの空間を演出してくれる上質なハウスで、まさにナイトタイムにピッタリのBGMと言えます!
NUZB – Don’t Talk
こちらもまたまたNUZBのデビューEP『RetroFuture』収録曲のひとつ。
リラックス効果もあるお洒落でセンチメンタルな響きがクセになる1曲で、Lo-Fiサウンドが好きな人にもオススメです!
NUZB – Want Your Body
こちらも同じくNUZBのデビューEP『RetroFuture』収録曲のひとつ。
好きな女性に対する想いをストレートに表現した甘美でエモーショナルなLo-Fiビートがたまりません!
Felguk, NUZB – Dance With Me
NUZBが憧れの存在でもあった同郷ブラジル出身のプロデューサー、Felgukとコラボしたナンバー。
陽気なサックスの音色とダンサブルなグルーヴ、頭から離れないキャッチーなコーラスが印象的な1曲で、Armin van Buurenのレーベル Armada Musicからリリースされました!
Felguk, NUZB – Blazin
こちらもNUZBがFelgukとコラボしたナンバー。
中東を彷彿とさせる魅惑的なホルンの音色とどんよりした中毒性のあるビートが面白い化学反応を起こしています!
NUZB – I Just Wanna Luv
清流のように滑らかでドリーミーな音色と聴き覚えのあるヴォーカルサンプルのリフレインが病みつきになる1曲で、O Problema é GRAVEからリリースされました!
おわりに
いかがでしたか。
まだアーティスト情報が少ないため、どうでもいい髪の話を出してしまい申し訳ありませんが、NUZBがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたでしょうか。
NUZBにはまだニッチであるレトロフューチャーという独自のスタイルをとことん突き進んでいって欲しいですね!
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