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Swedish House Mafiaと肩を並べる伝説のDJ、Eric Prydz 超待望の来日が決定!東京・大阪の2都市3公演開催のツアーが実現!

Swedish House Mafiaと肩を並べる伝説のDJ、Eric Prydz 超待望の来日が決定!東京・大阪の2都市3公演開催のツアーが実現!

20 年以上にわたってダンスミュージックシーンの最前線で活躍している スウェーデンの伝説的 DJ /プロデューサー、Eric Prydz の来日公演が決定しました!

東京 2 公演、大阪 1 公演の計 3 公演が予定されているということで、複数の名義とジャンルを使い分け、長きに渡ってダンスミュージックシーンの発展に貢献し続ける Eric Prydz の経歴と偉大さを改めて紹介したいと思います。

Eric Prydzとは

スウェーデン・ストックホルム出身の DJ /プロデューサーで、本名は Eric Sheridan Prydz 。

1976 年 7 月 19 日生まれの現在 46 歳で、メロディックでプログレッシブな楽曲を取り扱う Pryda やダークなテクノに特した Cirez D といった変名プロジェクトでの活躍でも知られており、90年代から現在も尚、プログレッシブ/エレクトロ/テクノシーンの最前線で活躍しているレジェンド的存在なのです!

ダンスやナイトクラブが好きな母の影響で、幼い頃から家の中では ABBA はじめ色んなディスコ音楽が流れており、8 歳のときに一時期レッスンにも通っていたピアノを使って最初の曲を作ったのが始まり。

今でも自分の中ではヒーロー的存在だそうですが、Kraftwerk や Depeche Mode, Nitzer Ebb, Front 242, Front Line Assembly の作る音楽が当時かなり新鮮で圧倒されたのを覚えており、80 年代にはコモドール社のコンピューター Amiga 500 を使い始め、音楽制作の道を切り開いたのです。

Pryda 名義での曲にメランコリックで憂鬱な側面が含まれていることが多いのは、子供の頃によく聴いていた Depeche Mode の影響があるからとのこと。

そして、コンピューターやドラムマシーンに夢中になり、昼夜を問わず音楽制作をしていたのですが、スケートボードショップを経営している友人がたまたま Eric Prydz が作った曲を店内のカセットで再生していたとき、EMI / Parlophone の A&R がたまたま店にいて、その流れで 1999 年に初めてレーベルと契約を結び、ロンドンに移りました。

2004 年にリリースした大ヒット曲 “Call On Me”(UKシングル・チャートで5週連続で首位をマーク)を皮切りに、“Proper Education”, “Pjanoo”, “Opus” など数々のシングルをチャート入りさせました。

Eric Prydz – Pjanoo (Official HD Video) [2008] | MINISTRY VAULTS

 

ちょっぴりセクシーなミュージックビデオでも知られる “Call On Me” について少し面白い話が合って、当時、レーベルの言われるがままで、ミュージックビデオについて発言権が一切なかったそうで、ブレア元英首相がジムでこの映像を見た際、ローイングマシンから落ちそうになったという逸話もあります。

Eric Prydz – Call On Me (Official HD Video) [2004] | MINISTRY VAULTS

 

さらに自分が意図しない内容のミュージックビデオを作られたことに加え、この “Call On Me” はもともと Steve Winwood が1987 年に発表した “Valerie” という曲のブートレグから生まれたのですが、7 分半ほどあったのをレーベルから 2 分半ほどに大幅に短縮されたりといった経緯もあり、Eric Prydz 本人はあまり気に入っていないのだとか。

Steve Winwood – Valerie (Official Video)

 

2015 年には、2004 年 1 月から 2014 年 12 月までのキャリア 10 年間にわたる未発表曲を詰め込んだコンピレーション『 PR(10)DA 』をリリースし、2016 年にはデビュー・アルバム『 Opus 』を発表。Pryda Recordings 10 周年記念スペシャルの一部として、『 PR(10)DA 』に続き、Four Tet による “Opus” リミックスもリリースしました。

Eric Prydz – Opus (Four Tet Remix)

 

“Opus” はリリースから 7 年経った今でも、Beatport の Top 100 プログレッシブ・ハウスチャートにランクインしているのにも驚きです!

2013 年には M83の “Midnight City” の個人的リミックスがグラミー賞の「Best Remixed Recording, Non-Classical」部門でノミネートされたのですが、オリジナルの曲が大好きだったので、自分用にリミックスを作ったものの自身のDJセットのテンポに合わなかったため、別の方向を考えてレコード会社に送ったところ、正式リリースが決まり、グラミー賞ノミネートまで進んだのです!

deadmau5 とは盟友同士で 2014 年には “The Veldt” のエディットでコラボしたほか、Tomorrowland はじめ、Creamfields や Electric Zoo など数々のフェスで B2B セットを披露しています。

“Opus” と並んで人気なのが “Nopus” ですが、2016 年の EDC Las Vegas のクロージングトラックとして初披露した後、4 年越しの 2020 年に正式リリース。“Opus” と音の類似性があったことからファンの間で呼ばれてたニックネームがそのままタイトルに採用されました。

Eric Prydz – NOPUS (Official Video)

 

2022 年にはこれまたファンが待ち望んでいた Anyma と Chris Avantgarde によるヒット曲 “Consciousness” のオフィシャルリミックスを解禁しましたが、Eric Prydz の新しい ID が登場するたびに、エレクトロニック・ミュージックシーン全体が盛り上がります!

Anyma & Chris Avantgarde – Consciousness (Eric Prydz Remix) [Live from Ibiza]

 

元祖Swedish House Mafiaのメンバー

Eric Prydz は同郷ストックホルムで一緒に育ち親友同士で切っても切れない仲だった Axwell, Sebastian Ingrosso, Steve Angello と共に Swedish House Mafia の原型となる初期グループを組んでいたのは有名な話。

 

2008 年後半に正式に Swedish House Mafia が結成された際に辞退することを決めたのですが、ファンの間では初期の頃の 4 人目のメンバーとして認知されています。( 2008 年以前は Eric Prydz 含め自分たち 4 人組を Swedish House Mafia と呼んでおり、4 人で一緒にギグにも出演していました。)

音楽に対して自分なりの強いこだわりがあった Eric Prydz は、当時 Swedish House Mafia の特徴であった壮大なビルドアップや強大なベース、ザ・EDM といった感じのドロップは感情的な強さをトーンダウンさせると感じていたそうで、自分の好みとはかけ離れており、グループを去ったのは、自分のためにも、その後の Swedish House Mafia の成功のために良い決断だったと語っています。

4 人はストックホルムの同じエリアにスタジオを持っており、過去には Steve Angello とコラボ曲を出したほか、Axwell とは共同プロジェクト AxEr を、Steve Angello とも共同プロジェクト A&P Project を組んで活動していた時期もあります!

ホログラム技術を駆使したショー「HOLO」がヤバい!

今や Eric Prydz の代名詞にもなっているホログラム技術を駆使した自身のショー「 HOLO 」ですが、これがヤバ過ぎるんです!

ERIC PRYDZ – HOLO LONDON (TRAILER)

 

もともと 2012 年からスタートさせたヨーロッパを中心に行っていた大規模なホログラムショー「 EPIC(Eric Prydz In Concert の略)」が起源なのですが、光と音の境界線を極限まで押し広げるために、最先端のビジュアルと光の効果を備えたホログラフィックショーで、音楽だけでなく五感を刺激し、体験まるで仮想現実のような没入型体験を味わうことができるのです。

人間は色んな感覚を持っていますが、できるだけ多くの感覚を刺激したいという思いから生まれたそうで、最新テクノロジーを自身のショーに取り込むべく深く掘り下げていったのです。

2018 年の Creamfields でデビューさせた後、Tomorrowland や ADE といった限られたショーで開催してきましたが、2023 年 7 月に 合計 10 日間レジデントを務める Hï Ibiza で HOLO ショーを初めてクラブに持ち込みます。

コストが高く、音楽とビジュアルのキュレーションにかなりの時間を要するそうですが、開発に数年、セットアップに数週間かかり、ひとつのショーに数百万ドルの費用がかかるとも言われています。

独自のPryda スネアを開発

「ッタァーン!」という小節のラストに使われる、あのインパクトのあるスネアの音を、 Eric Prydz が 2009 年にリリースした ”Miami to Atlanta” で初登場させたところ、そのテクニックが世界中で一気に浸透!

Miami To Atlanta

 

Martin Garrix の “Animals” もそうですが、Dimitri Vegas & Like Mike,  W&W らも挙って自身の楽曲で使用しており、今では「Prydaスネア」と呼び親しまれるようになりました。

Martin Garrix – Animals (Official Video)

 

複数のレコードレーベルを運営

Eric Prydz は音楽プロデュースだけでなく、Pryda Recordings, Pryda Friends, Pryda Presents, Mouseville Records と様々な自身のレーベルを運営しています。

2005 年にローンチした Pryda Recordings では主に Pryda 名義の曲を出しており、Mouseville Records では Cirez D 名義でテクノ系の曲を出したりと、自身の楽曲をメインにリリースしていますが、何らかの意見を求めなければいけないし、自分でコントロールできない大手レーベルの在り方が嫌いだったため、自分のレーベルを立ち上げるのは自然な流れで、また、レコード会社というよりは自分がやりたいことを何でもするための芸術的なフォーラムだと語っています。

Pryda Friends に関しては、その名の通り、Eric Prydz が認めた才能あるプロデューサーの楽曲を世に出すために 2006 年にローンチされたのですが、2014 年にここ日本でレーベルショーケースが開催され、レーベルの看板 DJ でもある Jeremy Olander と Fehrplay が初来日を果たしました!

待望の来日公演が実現!

まだまだ挙げればキリがないほど数多くの実績を残してきた Eric Prydz ですが、2023 年 5 月の 2 週目についに来日を果たします!

気になる日程ですが、以下の通り、東京・大阪の 2 都市 3 公演で開催されます。

  • 5月11日(木):WOMB
  • 5月12日(金):club JOULE
  • 5月13日(土):ZEROTOKYO

飛行機恐怖症でもある Eric Prydz がアジアに来ること自体レアなのですが、夢にまで見た日本公演まで実現は超レア過ぎるなので、絶対に見逃せません!

3 月 31 日(金)より前売りチケット発売スタートするので、お早めにお買い求めください!

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