最近ニュース記事が多かったですが、本日は久しぶりのアーティスト紹介記事となります。
以前「2018年ブレイクしそうなDJ/プロデューサー10名をピックアップ!」という記事内でも軽く触れたことのあるWhethanについて、簡単ではありますが紹介したいと思います!
目次
- 1 Whethanとは
- 2 Louis the Childと大親友!
- 3 Whethanのオススメ曲
- 3.1 Whethan – Savage feat. Flux Pavilion & MAX
- 3.2 Whethan – Love Gang feat. Charli XCX
- 3.3 Whethan – Superlove feat. Oh Wonder
- 3.4 Whethan – Be Like You feat. Broods
- 3.5 Elohim & Whethan – Sleepy Eyes
- 3.6 Whethan – Radar feat. Honne
- 3.7 Whethan vs Oliver Tree – When I’m Down
- 3.8 Mssingno – XE3 (Whethan Turn)
- 3.9 Opia – Falling (Whethan Redo)
- 3.10 Post Malone x Justin Bieber – Deja Vu (Whethan Remix)
- 4 おわりに
Whethanとは
Whethanとは、アメリカ・シカゴ出身のDJ/プロデューサー。
本名はEthan Snoreckで、1999年5月25日生まれのまだ現在19歳なのですが、すでにトップアーティストたちからもサポートされ、各国のフェスからも多数オファーを受けるなどブレイク中と言っても過言ではないでしょう。
最初に音楽にハマるきっかけとなったのは叔父の影響で、小さい頃、叔父がアメリカ最大級のロック/エクストリーム・スポーツの祭典、Warped Tourに連れて行ってくれ、そこのバックステージで叔父が仕事関係で繋がりのあるアーティストたちと会って話している様子にインスパイアされ、人生のターニングポイントとなりました。
カール・サンドバーグ高校(Carl Sandburg High School)に入学したWhethanは、同級生のTrevorとAlexと一緒にそれぞれの頭文字を取ったグループ「ETA」を結成してWhethanはラップを担当していましたが、その後Daft PunkやSkrillex, deadmau5の影響でエレクトロニックミュージックにハマり、15歳の頃から自身でリミックスやエディットした曲をSoundCloudにアップしはじめました。
はじめは初心者向けの音楽制作ソフトウェアのGarageBandやiPadを駆使して音楽のプロデュースを行っていたそうです。
16歳の頃にはオーストラリアの有名なエレクトロニックミュージックレーベル、Future Classicから曲をリリース。
後にThe ChainsmokersやFlosstradamusのツアーにも同行しましたが、2017年のThe Chainsmokersのツアーの際、高校の卒業式に参加するためツアーから一時抜けるなど音楽と学業を両立させました。(現在は大学には入学せず、音楽1本で突き進んでいます。)
Whethanの父親は高校の学部長でいかにも厳格そうに思えますが、自分の夢を一生懸命に追いかける息子を応援してくれ、大学に進まず音楽の道を進むという決断も認めてくれたのです。
本名である「Ethan Snoreck」として約1年5ヶ月音楽を作った後、「Wheathin」というステージネームで本格的に活動し始め、それから現在の「Whethan」に変更したのですが、ステージネームは本名である「Ethan」を高校時代の友人たちが言い換えたニックネームからきていて、ステージネームの発音は「wee-thin(ウィースィン)」といった感じです。
高校時代に「Wheat Thins」というクラッカーのCMをリミックスしたことがあるのですが、これが同級生たちからも気に入られ、「Wheathin」という呼び名が一気に定着したそうですよ。
少し話が逸れましたが、その後Whethanはイギリス出身のアーティスト、MssingNoの“XE3”リミックスを制作するとこれがSoundCloudで1000万回以上再生されるほど好評で、彼の手掛けるサウンドはあのSkrillexの耳にも入ることに!
その後リリースした自身初のシングル“Can’t Hide”はバウンシーなフューチャーベースに仕上がっており、多くのDJたちにサポートされたほか、BillboardによるSpotify Viral 50チャートでは堂々の1位を獲得!
そのほかにも、Oliver TreeやFlux Pavilion, Charli XCXらともコラボし、Ty Dolla $ignやZAYN, Bastilleなどの楽曲の公式リミックスも手掛けました。
Ty Dolla $ign
価格: 250円posted with sticky on 2018.10.1
2016年にはNGHTMREとSLANDERによる人気のコラボイベント「Gud Vibrations」でスペシャルゲストとして出演。
そして17歳のときに自身の憧れでもあったSkrillexとKiiaraと一緒にコラボ曲“Friendship”を制作して大きな話題に!(2018年10月現在まだリリースはされていませんが、最近のインタビューでもお互い多忙で日にちは決まっていないけど必ずリリースすると語っています。)
https://www.youtube.com/watch?v=1NUulE3Mj_8
Skrillexとはコラボだけでなく、2017年にDay Club Palm Springsで開催された、OWSLA Pool Party等でも共演済みです。
2018年にはDua Lipaとコラボした“High”も話題になり、この曲はアメリカの恋愛映画『Fifty Shades Freed(フィフティ・シェイズ・フリード)』のサウンドトラックにも収録されました。
現在Dillon Francisがホストを務めるUltra VIP NYE Experienceや音楽祭・映画祭等を組み合わせた大型フェス、SXSW, BUKU Music + Art Project, Red Rocks, Coachella, Lollapalooza, Electric Forestなど世界各国の大型フェスにも出演。
2018年9月から10月かけて「Life of a Wallflower」ツアーを行っており、近日新プロジェクト『Life of a Wallflower Volume 1』も発表予定で詳細はまだ明らかにされていませんが、500曲近くの新曲を控えているとインタビューで言っていたので、今後のWhethanの活動からも目が離せません!
ちなみにフューチャーベースの先駆者とも言えるオーストラリア出身のプロデューサー、Flumeとオーストラリアのサイケデリック・ロックバンド、Tame Impalaとカナダ出身のシンガーソングライター、Mac DeMarcoの大ファンでもあり、いつかコラボするのが夢だそうです。
Louis the Childと大親友!
Whethanとアメリカ出身のデュオ、Louis the Childは仕事でもプライベートでも仲がよく、コラボ曲も多数制作しています。
特に歳もWhethanの1個上であるLouis the ChildのFreddy Kennettとは高校のときからの仲で1番の親友でもあり、毎日のようにお互いプロデュースについてのアドバイスをし合ったり、今まで沢山の曲を一緒に作ってきました。
現在、お互いシカゴに住んでいるのですが、家も5分で行き来できる距離だそうです。
今も常に一緒に曲を作ったりしているそうですが、一緒に作業しているときは本当に楽しく、このように心から信頼できる友人に恵まれたことが自身の生活においても最も重要だと語っています。
Whethanはエレクトロポップとイディーフューチャーのシンセを組み合わせたサウンドが有名ですが、ひとつものにこだわらず新しいものに挑戦するをモットーに、コラボするアーティストによってもサウンドを変化させています。
※自身のサウンドを「Electronic Chill Hop」と表現することもあります。
はじめ「Whethan」プロジェクトをスタートさせようと思ったとき、 FlumeやGanz, Hayden James, Banks, そしてLouis The Childに最も影響を受けたとのことで、そんなLouis the Childとは今ではともにヨーロッパツアーを行い、2018年1月にはコラボEP『Honey』まで発表しました!
今後もWhethanとLouis The Childによる多数のコラボ曲が待できそうですね!
Whethanのオススメ曲
Whethan – Savage feat. Flux Pavilion & MAX
イギリス出身のDJ、Flux Pavilionとアメリカ出身のシンガー、MAXをフィーチャーしたナンバー。
トランスミュージックで多用されるスーパーソーを使ったフューチャーベースよりのサウンドにMAXのヴォーカルがマッチしています!
Whethan – Love Gang feat. Charli XCX
イギリス出身の女性シンガー、Charli XCXをフィーチャーしたナンバー。
BPM137のダークでトラップ風のシンセを取り入れたインディーエレクトロニックとなっています!
Whethan – Superlove feat. Oh Wonder
イギリスのエレクトロポップ・デュオ、Oh Wonderをフィーチャーしたナンバー。
バウンシーなテクノビートではじまる出だしも特徴的なBPM100のエレクトロニックサウンドに、Vander Guchtの優雅な歌声がマッチしています!
Whethan – Be Like You feat. Broods
ニュージーランド出身のダンスポップ・デュオ、Broodsをフィーチャリングしたナンバー。
BPM84のエレクトロニカ/ダウンテンポとなっており、Big Beat Recordsからのリリースです!
Elohim & Whethan – Sleepy Eyes
アメリカのエレクトロポップアーティスト、Elohimとのコラボ・ナンバー。
BPM73のインディー要素の入ったシンセポップに仕上がっています!
WhethanがElohimの“Bridge and the Wall”をサンプリングした曲を送ったことがきっかけでコラボすることが決まったそうです!
Whethan – Radar feat. Honne
イギリス出身のエレクトロニック・デュオ、Honneをフィーチャーしたナンバー。
ヴォーカルチョップや繊細なシンセが特徴的なこの曲は、Whethanの新プロジェクト『Life Of A Wallflower Volume 1』にも収録される予定です!
Life Of A Wallflower Volume 1.
— Whethan (@whethanmusic) 2018年9月5日
Whethan vs Oliver Tree – When I’m Down
アメリカ出身のプロデューサー/ヴォーカリスト、Oliver Treeとのコラボ曲。
軽快なピアノの音色が主軸となったアップリフティングなサウンドにOliver Treeのユニークな歌声がハマっています!
WhethanとOliver Treeは“Enemy”や“All You Ever Talk About”でもコラボしており、Oliver TreeはWhethanのライブにも度々登場したりしています!
Mssingno – XE3 (Whethan Turn)
マネージャーもいなければ誰もファンすらいないときに作った初期の曲(リミックス)で、イギリスのアーティスト、Mssingnoのナンバーをリミックスしています。
15歳くらいのときに作った楽曲ですが当時、Flumeが自身のミックスのなかで紹介したり、DiploがセットでかけたりするなどトップDJたちからもすぐにサポートされました!
Opia – Falling (Whethan Redo)
アメリカのインディーエレクトロニック・デュオ、Opiaのナンバーをオルタナティヴ やR&B要素も加えてリミックスしました。
Whethanは後にOpiaをフィーチャーした“Aftertaste”をリリースしているので、こちらもチェックしてみて下さい!
Post Malone x Justin Bieber – Deja Vu (Whethan Remix)
アメリカ出身のラッパー、Post Maloneとカナダ出身の人気シンガー、Justin Bieberのコラボ曲をリミックス。
トロピカル風で落ち着いた雰囲気漂うサウンドに癒されます!
おわりに
いかがでした。
Whethanがどんなアーティストか少しは分かっていただけましたでしょうか。
決まったジャンルの型にハマらないWhethanのユニークなサウンドは、色んなアーティストとコラボすることでより進化を遂げており、今後も私たちが今まで聴いたことのないような音楽を届けてくれることでしょう!
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