2024 年 6 月 15 日(土)に ZEROTOKYO で新パーティー『FLORIC』がスタートし、メロディック・テクノ界の雄こと Goom Gum が初来日を果たしますが、その翌週の 6 月 21 日(金)には Joyhauser がZEROTOKYO に出演することが決定しました!
どちらもテクノシーンで大躍進しているアーティストですが、Joyhauser ではメロディックなサウンドを得意とする Goom Gum とはまた一味違う、ダークで濃密なサウンドを堪能することができます。
2 週連続で世界的テクノ・アクトのパフォーマンスを目撃することができる貴重な機会となっておりますので、Goom Gum に引き続き、Joyhauser の魅力にも迫りつつ、来日イベントの情報をまとめてみました!
Joyhauserとは
Joyhauser は、Stijn Vanspauwen と Joris Cielen からなるベルギー出身の DJ /プロデューサー・デュオ。
爆発力のあるパーカッションと魅惑的なシンセ、メランコリックなサウンドを融合させたピークタイム・テクノで名声を獲得しており、Reinier Zonneveld 主宰の Filth on Acid や Adam Beyer 主宰の Drumcode といった影響力のあるレーベルから数々リリースしています。
2004 年、高校で知り合い良き友人同士となった Stijn Vanspauwen と Joris Cielen は、当時から 2 人ともエレクトロニックミュージックが大好きでよく一緒に聴いていました。
Joris Cielen はエレクトロニックミュージックをよく聴いていた兄の影響で、Stijn Vanspauwen はトランスミュージックから始まり、その後、毎年ベルギーで開催されているヨーロッパ最大の屋内テクノフェス I LOVE TECHNO や10 Days Off に触発されたそうですが、2006 年に 2 人で一緒に I LOVE TECHNO を訪れたことで、テクノの世界にはまり込みます。
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Stijn はソロで DJ として活動していましたが、Joris はプロのサッカー選手の道を進んでおり、会う時間は限られていましたが、なんとか捻出して自分たち主催のパーティー Rejekted Rave を開くようになり、一緒に即興の B2B セットを披露したところ、お互いコンビネーションの良さを実感。
ちょうどその時期に Joris は深刻な膝のケガを負ったことでサッカーを諦めざるをえなくなったこともあって、2011 年に DJ /プロデューサー・デュオとして音楽キャリアの道を切り開きました。
経験を積みスキルを磨き上げた上で、2017 年に Joyhauser プロジェクトをスタートさせると、同年、オリジナル・トラック “Bad Generator” をリリース。この曲は、自分たちが憧れとしていた Marco Bailey と Kevin de Vries も公式リミックスを提供。
翌年の 2018 年にリリースした “Galaxy Phase” に関しては、Amelie Lens や Adam Beyer からも熱烈サポートされ、その名を一気に世に知らしめました。
ステージネームの由来ですが、因子分析法を用いた知能の研究と心理テストを開発したアメリカの心理学者 Joy Paul Guilford と、進化生物学・認知神経科学のカリスマ的学者と言われた Marc Hauser、それぞれの名前から取っています。
Joris は心理学者としての経歴も持ち、Stijn もまたこの分野に強い関心を持っていることもあって、Joyhauser の創造的思考には、心の内なる仕組みに対する好奇心というものが根底にあり、Joy Paul Guilford の知能の探求と Marc Hauser の霊長類行動に関する研究が、Joyhauser のインスピレーションの重要な柱を形成しているのだそうです。
そして、2019 年には “Hypnotised” の公式リミックスも直々に依頼されるなど、Amelie Lens からは特に一目置かれており、このリミックスは当時、mixmag からも高い評価を得ました。
2018 年に Monika Kruse 主宰の Terminal M からデビュー EP『C166W』を、2019 年には Pan-Pot 主宰の Second State からデビュ EP『Think People』をリリースするなど、精力的に音楽を発信。
ハードでストレートなテクノとテクノのよりメロディアスな部分の両要素を上手く取り込み、何年もかけて今のスタイルを築き上げたのですが、今では Tomorrowland はじめ、Awakenings ADE や Loveland Festival, Nature One, Extrema Outdoor Belgium といった各国の大型フェスに出演するなど、世界中を飛び回っています!
五感や感情に訴えかける音楽が魅力
2023 年 6 月に Monika Kruse 主宰の Terminal M Records からデビュー・アルバム『In Memoro』をリリースしましたが、コロナ禍で観客の前でテストプレイして反応を見ることができなかったことが影響して、アルバムを完成させるのに約 3 年かかっています。
Joyhauser は楽曲を制作する上でダンスフロアの人たちからのフィードバックも大事にしており、ショーが再開してから、観客の反応を見て必要に応じて変更を加えて完成させました。
Joyhauser の 2 人は心理学に強い興味を持っていることは上でもお伝えしましたが、この心理学への関心が『In Memoro』における概念的枠組みを形成しているとのこと。
自分たちが音楽が肉体と精神にもたらす影響や、スピリチュアルな面に及ぼす相互作用に突き動かされているように、音楽であらゆる感情を表現し、リスナーの魂を解放させるような作品を目指して制作されています。
ピークタイム・テクノだけでなく、アルバムを通してあらゆるテクノを提示していますが、なかでも本人たちも自信作だという “Wasted”, “Liberty”, “Bassdrone”, “LXR02” はマストで聴いてみて下さい!
自分たちのレーベル「MEMORO」をローンチ
Joyhauser はライブアクトプロジェクトという位置付けで MEMORO プロジェクトを発足し、複数のイベントに出演したこともありますが、2024 年 5 月に同じ名称のレコードレーベル MEMORO を設立しました。
キャリアをスタートさせたばかりの頃は、まず大手レーベルからのリリースを目標に邁進していましたが、Kraftek Music や Drumcode, Filth on Acid, Terminal M, Second State からのリリースを達成した今、新たなチャプターに進む時期だと説明し、何の制限もなく自分たちの音楽をリリースすると共に、大きな夢を抱く若きプロデューサーたちをサポートすべく、MEMORO をローンチしたのです。
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早速、MEMORO からの最初のリリースとして、デビュー EP『Dark Of The Night』を発表しましたが、人間の感情と人工知能の画期的な融合をテーマした、人間と機械のシームレスな統合という未来的でダークな作品となっています。
MEMORO は単なるレーベルではなく、テクノというジャンルの発展への献身も表しており、作曲やサウンドの限界を押し広げ続けている Joyhauser の今後の快進撃にも目が離せません!
日本食大好きなJoyhauserがZEROTOKYOに初登場!
テクノ、トランス、レイヴ、その他無数のスタイルからの影響を融合させた独特のテイストを持ち合わせている Joyhauser が、 6 月 21 日(金)に ZEROTOKYO に初登場することが決定しました!
過去に来日したことがありますが、Joyhauser の 2 人は「食」への情熱が強く、その国に行く前にいつも下調べをして、美味しいご飯屋さんを探すそうですが、 2 人ともお気に入りの料理として真っ先に日本料理を挙げています。
寿司と日本の居酒屋文化が大好きとのことなので、今回の貴重な来日公演の前後でも美味しい日本の料理を堪能して欲しいですね!
2024.6.21(金) JOYHAUSER in ZEROTOKYO
OPEN 23:00
HP:https://zerotokyo.jp/event/joy-hauser-in-zerotokyo0621/
DOOR:¥3,500-
FASTPASS TICKET:¥2,500-(優先入場・入場料金含む)
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