Martin Garrixのレーベル「STMPD RCRDS」からリリースを重ねる注目のデュオ、TV Noiseとは！

2018年5月にELETOKYOで開催された「ULTRA KOREA」のオフィシャルカウントダウンパーティーにDannicとともに来日したTV Noise。

そんなTV Noiseが9月17日(月・祝)の「ULTRA JAPAN 2018」の3日目に出演することが決定しているので、彼らの紹介をしたいと思います！

1 TV Noiseとは
2 「STMPD RCRDS」ファミリーとしても大活躍！
3 TV Noiseのオススメ曲
4 おわりに

TV Noiseとは

TV Noiseとは、Jasper Gelderblom(写真・右)とJelmer ten Hoeve(写真・左)からなるオランダ出身のプロデューサー・デュオ。

2人とも映画やテレビ番組、ケーブルテレビ、ガジェット及びその全てのサウンドが大好きで、そこから発せられる奇妙なノイズ音に魅せられ、自身のステージネームを「TV Noise」にすることを思い付きました。

ちなみにオススメの映画/番組はAviciiのドキュメンタリー『True Stories』と『猿の惑星』で、後者は“Cell Phone”や“808”など自身の曲に大きなインスピレーションを与えてくれたそうです。

オランダのユトレヒトで生まれた2人は、今(2018年)から約10年前に学校で共通の友人を通じて出会いすぐに仲良くなりました。

2人ともダンスはできないけどハウスミュージックが好きだったため、それなら自分たちで曲を作る側になろう！と決意し、DJやプロデュースに関して知識がほぼない状態で2010年にデュオを結成。

当時のTiestoのジャンルレスなスタイルにも大きな影響を受けたそうです。

ハウスミュージックを好きになる前は、Jelはロックミュージックが好きだったのに対して、Japはヒップホップやオランダの音楽が好きだったようにお互い音楽面で異なったバックグラウンドを持っていましたが、今現在ヒップホップなどは自身の曲や異なったジャンルの曲をプロデュースするときに大いに活かされています。

TV Noiseのサウンドはジャンルで言うとエレクトロハウスですが、彼らのモットーは「We don’t care about rules(ルールなんか関係ない)」で自分たちが作りたいものを作っているのです。

2012年、彼らが17歳のときにオランダの大手レコードレーベル、Spinnin’ Redordsと契約したTN Noiseは、同レーベルからリリースしたJulian Jordanとのコラボし曲“Oxford”でデビュー。

Julian Jordan & TV Noise – Oxford (Extended Mix)

Oxford (Extended Mix)
Julian Jordan & TV Noise
価格： 200円posted with sticky on 2018.8.27

この年、Spinnin’ Redordsからほかにも数曲リリースし後、2013年には今でこそトップDJのひとりに君臨したMartin Garrixとコラボした“Just Some Loops”をリリースしました！

Martin Garrix & TV Noise – Just Some Loops (Original Mix)

Just Some Loops
Martin Garrix & TV Noise
価格： 250円posted with sticky on 2018.8.27

また同年、再びJulian Jordanとコラボした“Childish Grandpa”をリリースしたほか、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」にも選ばれたアメリカ出身の女性シンガー、Christina Aguilera及びその経営陣から“Let There Be Love”のリミックス依頼を受けます。

Julian Jordan & TV Noise – Childish Grandpa (Original Mix)

Childish Grandpa
Julian Jordan & TV Noise
価格： 200円posted with sticky on 2018.8.27

Christina Aguilera – Let There Be Love (TV Noise Club Remix) (Audio) (1080i HD)

与えられた時間はたったの2日だけでしたが、一晩中作業してリミックスを完成させて送ったところ、Christina Aguilera本人から絶賛されました！

2014年にSander van Doornのレーベル、DOORN Recordsからリリースした“The Hold”は世界的にヒットし、ShowtekやDada Lifeなど多くのトップDJたちからサポートされ、特にShowtekからは「今後最も注目すべきアーティスト」として大きく取り上げられました！

TV Noise – The Hold (Original Mix)

The Hold
TV Noise
価格： 200円posted with sticky on 2018.8.27

同年Dannicとコラボした“Solid”をHardwellのレーベル、Revealed Recordingsからリリースすると、こちらもBeatportのチャートでトップ10以内にランクインするほど大ヒット。

Dannic & TV Noise – Solid [OUT NOW!]

Solid
Dannic & TV Noise
価格： 250円posted with sticky on 2018.8.27

順風満帆に思えたTN Noiseですが、彼らの中では音楽を作る楽しみを失いつつあったため、全く違ったことをしようと決意して2015年にEP『Fall Out』を出しました。

どうして音楽を作つことを決意したのか初心に戻って、今、そして今後の自分たちのビジョンにマッチした5曲を収録したEPを完成させたのです。

また音楽だけでなくソーシャルもアップグレードするため、そして新しいスタートを切るためにもSNSで2015年より前の投稿を全て削除しました。

気持ちを一新させた後も、“Bring Me Down”や“Think”, “Remember”など精力的に曲を発表すると、それぞれストリーミングサービスで数百万回以上再生されるなど、一皮剥けたスタイルで更に多くのファンを獲得していきました。

曲でコラボするだけでなく、フランスのStarbeachで行われたMartin Garrixのショーで共演したり、スコットランドのThe Archesで行われたShowtekのショーで共演したりと多くのアーティストとステージ上でも共演を果たしたのです。

さらにSpotifyの「The Most Influential Pop Artist Under 25(最も影響力のある25歳以下のアーティスト)」にもノミネートされたこともあるTV Noise。

彼らの初のギグは地元の小さなバーでしたが、今ではTomorrowlandやなど世界各国のクラブやビッグフェスに出演したり、アジアやアメリカ、ヨーロッパなどでもツアーを行うなど今後のハウスシーンを担うアーティストのひとりへと成長しました！

ちなみにTV NoiseはDAWは「Ableton」、スタジオモニターは「Adam A5x」と「Adam A7x」、シンセは主に映画のサウンドやジャングルっぽい音を使用し、プラグインは「iZotope Alloy 2」を使っているそうです。

「STMPD RCRDS」ファミリーとしても大活躍！

上でも話しましたが、2012年にMartin Garrixとはじめてコラボして“Just Some Loops”をリリースしたTV Noise。

このときMartin Garrixは、Spinnin’ Recordsと契約した1年後で、まだ“Animals”を世に発表する前でした。

その後、一気にスターダムを駆け上がったMartin Garrixは2016年に自身のレーベル、STMPD RCRDSを立ち上げました。

そして2018年にTV Noiseは“808”をはじめてSTMPD RCRDSからリリースし、以降“Weird”や“Scream”といったシングルやMartin GarrixとDavid Guettaがコラボした“So Far Away”を公式リミックスして同レーベルから発表しています。

TV Noise – 808