以前San Holoのレーベル、bitbirdと契約しているDROELOEの紹介記事とインタビュー記事をアップしましたが、本日は同じくbitbirdに所属するMNNもオススメのアーティスト、TASKA BLACKについて紹介したいと思います!
目次
- 1 TASKA BLACKとは
- 2 Martin Garrixもお気に入り!
- 2.1 TASKA BLACKのオススメ曲
- 2.2 San Holo – Right Here, Right Now ft. TASKA BLACK
- 2.3 TASKA BLACK – Dreaming ft. Nevve
- 2.4 TASKA BLACK – We Would Never Do ft. Nevve
- 2.5 TASKA BLACK – Where We Go
- 2.6 TASKA BLACK x DROELOE – Running Away ft. CUT_
- 2.7 TASKA BLACK – Nothing Lasts ft. Pauline Herr
- 2.8 TASKA BLACK – Dead Inside ft. Ayelle
- 2.9 TASKA BLACK – Losing Our Minds ft. Nevve
- 2.10 TASKA BLACK – In Your Eyes ft. Ayelle
- 2.11 Charlie Puth – The Way I Am (TASKA BLACK Remix)
- 3 おわりに
TASKA BLACKとは
TASKA BLACKとは、ベルギー出身のDJ/プロデューサーで、本名はJoachim Gorrebeeckといい現在21歳です。
親の教育方針で4歳の頃から音楽学校に通わされていたTASKA BLACKは、そこでピアノやヴァイオリンなど音楽に触れ合いながら幼少期を過ごしました。
しかし決まった曲を演奏するという普通のカリキュラムに飽き、音楽学校にも嫌々行くようになったTASKA BLACKは、音楽学校を卒業してからは自分でコードやメロディを創り出すことに力を入れます。
12、13歳くらいから音楽プロデュースに興味を持ち始め、最初は趣味程度にキーボードで作ったメロディをレコーディングしていましたが、18歳のときにもっと本腰を入れて音楽プロデュースを行うことを決意。
プロデュースを始めた当初はポップミュージックやエレクトロハウス、ダブステップ、ドラムンベースなどあらゆるジャンルの曲を作っていましたが、最終的に現在のフューチャーベース、トラップのプロデュースに至り、今も尚自分だけのサウンドを追求しています。
ちなみに2016年までの約6年間はFL Studioを使っていましたが、以降Abletonに切り替えています。
ステージネームについてですが、TASKA BLACKの友人が作ったベルギー・アントワープに住むホームレスのギタリストを題材にしたショートフィルムのなかで、そのギタリストが飼っている犬の名前「Taska」に由来しています。
早くリミックスを公開したかったこともあって「Taska」という名前はすぐに決まったのですが、このワードはみんな覚えにくいだろうと思い、割と馴染みのあるワードで且つ自身の目指すスタイル・美学を象徴するイメージとして「Black」を付けたそうです。
曲のなかに美しさとエネルギーを込め、曲そのものから漂う雰囲気というのを最も大事にしており、言葉では表現できないフィーリングや体験を曲のメロディやハーモニーから感じ取って欲しいと言っており、物語のはじまりとして重要なパートと言えるイントロにもこだわり、クールなビートというより繊細なメロディを意識しているとのこと。
敢えてマイナーなコードを使い、曲調はどこかダークで悲しさが漂うけれど、ポジティブなメッセージが込められている、そんな曲を目指しているのです。
bitbirdからは「TASKA BLACK」としてキャリアをスタートした当初、SoundCloudのフォロワーがまだ4人だったときからサポートされているのですが、TASKA BLACKのファーストシングル“Right Now”も同レーベルからリリースしました。
当時TASKA BLACKはbitbirdのことを知らなかったのですが、2つの曲を完成させた後、オランダ語でやり取りできるレーベルを探していたなかでbitbirdを見つけ、レーベルにデモを送るとそのわずか3分後に返答があったとのこと。
“Right Now”を気に入ってくれたbitbirdと2015年に契約・リリースへと至り、今ではbitbirdファミリーの一員となっています。
レーベルボスであるSan Holoはいつも自分の音楽を心から信じてくれており、自分に生涯かけて音楽プロデュースに専念するよう後押ししてくれた人物のひとりでもあるそうです。
TASKA BLACKは“Light”はじめSan Holoの曲を多数公式でリミックスしたほか、“Right Here, Right Now”でコラボも果たしました!
その後2017年11月に出した“Nothing Lasts”をLowly Palaceからリリースしましたが、これがTASKA BLACKにとってbitbird以外のレーベルから出した初の曲でもあります。
この曲はHype Machineのチャートでもトップに食い込みましたが、bitbirdのファンからはある程度認識してもらえるようになったこのタイミングで、新しい層のリスナーに自分の曲をアピールするためにLowly Palaceからのリリースを選んだそうです。
2018年2月にはMonstercatから初のリリースとなる“We Would Never Do”を発表。
当時NGHTMREやSLANDER, StephenといったMonstercatのアーティストともコラボしてみたいと語っており、その他にもコラボしたいアーティストとしてCharli XCX, Dua Lipa, Julia Michaels, Diplo, Cashmere Catの名前を挙げています。
余談ですがTASKA BLACKは戦争ゲームの『コール オブ デューティ』が大好きで、イタリアンと寿司が大好物だそうです。
Martin Garrixもお気に入り!
2018年の人気DJランキング「DJ Mag Top 100 DJs」で1位を獲得し、3連覇を達成したMartin Garrix。
DJ Magではその年のランキングに載ったDJたちの紹介ページというのがあるのですが、質問のひとつに「今年1番お気に入りの曲は?」という項目があります。
Martin Garrixはその質問に対して、TASKA BLACKの“Forever”を挙げています!
TASKA BLACKはbitbirdからのリリースが多いのですが、この“Forever”は初めてMartin Garrixのレーベル、STMPD RCRDSからリリースされており、Martin Garrix本人も気に相当入ってリリースに至ったことが分かります。
TASKA BLACKとレーベルメイトであり、共に同じマネージャーが担当しているDROELOE。
Martin Garrixは過去にDROELOEの曲も手厚くサポートし、ステージで共演したこともありますが、将来的にコラボという話までなったら面白いですね。
現在bitbirdだけでなく、Lowly PalaceやMonstercat, STMPD RCRDS, Seeking Blueからも曲を出しているTASKA BLACKが、今後どのレーベルからどんな曲を発表してくれるのか楽しみです!
TASKA BLACKのオススメ曲
San Holo – Right Here, Right Now ft. TASKA BLACK
bitbirdのレーベルボスであるSan Holoとのコラボ・ナンバー。
San HoloもTASKA BLACKもポップミュージックが好きだということもあって、ポップとEDMの程よいバランスを持ったサウンドに仕上がっています!
この曲はTASKA BLACKにとって今までで一番ポップよりの曲となっており、今後もこのようなサウンドを作っていきたいと語っています!
TASKA BLACK – Dreaming ft. Nevve
謎に包まれた女性シンガー、Nevveをフィーチャーしたナンバー。
Nevveによる90年代のレトロなヴォーカルとエレクトロとポップを掛け合わせたようなシンセが美しい1曲!
リリックはTASKA BLACK自身が書き、プロデュースに1年以上の歳月を費やしたこの曲は、bitbirdのコンピレーションアルバム『Gouldian Finch Vol. 2』にも収録されています!
TASKA BLACK – We Would Never Do ft. Nevve
こちらもNevveをフィーチャーしたナンバー。
この曲ではNevveがリリックを書き、彼女が送ってくれたトップラインに惚れこんだそうです!
bitbirdからではなくMonstercatからリリースされました。
TASKA BLACK – Where We Go
メロウな要素も取り入れた映画のようなサウンドを目指して作った1曲。
ドロップ部分のアイデアだけSan Holoに送ったときから気に入ってくれたそうで、San Holoは完成する前から当時色んなセットでかけていました!
TASKA BLACK x DROELOE – Running Away ft. CUT_
オランダ出身のデュオ、DROELOEとのコラボ・ナンバー。
東洋の影響を受けたエレガントでどこかノスタルジーさえ感じられるユニークなサウンドとなっています!
TASKA BLACKはDROELOEがbitbirdからリリースしたファーストシングル“Make My Day”を聴き一瞬で虜になったときから彼らのファンで、この“Running Away”で念願のコラボも実現させたのです!
TASKA BLACK – Nothing Lasts ft. Pauline Herr
上でも触れましたが、bitbird以外のレーベルから初めて出したナンバー。
ピアノのコードを色々いじっていたときにメロディも思い付いたそうで、はじめは自身のヴォーカルを入れる予定でしたが、Pauline Herrから送られてきたデモがサウンドと合致していたため、差し替えたそうです!
TASKA BLACK – Dead Inside ft. Ayelle
頭の中にあったダークで壮大な雰囲気をサウンドに落とし込もうと思って制作した1曲。
簡単なメロディとともに“I’m dead inside”というフレーズも浮かんでいたため、すぐにリリックも書き上げて完成したそうです!
ミュージックビデオでもビデオディレクターと相談して、曲に含まれたメッセージを具現化した内容に仕上がっています!(燃えているコンピュータの前に座っている人物はTASKA BLACK本人です。)
TASKA BLACK – Losing Our Minds ft. Nevve
“We Would Never Do”や“Dreaming”同様、Nevveをフィーチャーしたナンバー。
Nevveがフィーチャリングされている曲は総じて大好きなのですが、なかでもTASKA BLACKの哀愁のある繊細なサウンドと彼女の歌声はトップレベルだと思っています!
TASKA BLACK – In Your Eyes ft. Ayelle
イギリス出身の女性シンガー、Ayelleをフィーチャーしたナンバー。
BPM138の美しいダウンテンポ/エレクトロニカとなっており、Seeking Blueからのリリースです!
Charlie Puth – The Way I Am (TASKA BLACK Remix)
アメリカ出身のシンガーソングライター、Charlie Puthのナンバーをリミックス。
この曲はSlushiiやMalyar & Beat Boyなど複数のリミックスバージョンがありますが、MNN個人的にTASKA BLACKによるリミックスが1番お気に入りです!
おわりに
いかがでしたか。
TASKA BLACKは1,2年前のインタビューでEDC, Lollapalooza, Tomorrowlandにいつか出演してみたいと語っていましたが、すでにLollapalooza ParisやBonnarooへの出演も果たしており、夢が叶う日もかなり近そうです!
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