本日はMartin GarrixやHardwell, Axwell, Yellow Clawのレーベルからもリリース歴のある注目のプロデューサー、Seth Hillsについて紹介します!
目次
- 1 Seth Hillsとは
- 2 もとはAtmozfearsとのデュオだった!?
- 3 Seth Hillsのオススメ曲
- 3.1 Magnificence & Seth Hills – Fire
- 3.2 Seth Hills – Whisper
- 3.3 Julian Jordan & Seth Hills – Backfire
- 3.4 Seth Hills × Crime Zcene – Echo
- 3.5 Crisis Era & Seth Hills – Basslevel
- 3.6 Seth Hills – Centipede
- 3.7 Seth Hills – Riot
- 3.8 Seth Hills – Enigma
- 3.9 CMC$ & GRX feat. Icona Pop – X’s (Seth Hills Remix)
- 4 おわりに
Seth Hillsとは
Seth HillsことSergio van den Heuvelとは、オランダ出身のDJ/プロデューサー。
15歳の頃からDJと音楽のプロデュースをスタートし、19歳のときに高校を卒業してからは大学には入らず、全ての時間を音楽に専念することを決心。
次の章で少し詳しく話しますが、現AtmozfearsことTim van de Stadtと一緒に「ATMO」というデュオを組んで活動をスタートし、2015年のTomorrowlandではQULT Recordsのステージに「ATMO」として出演したこともあります。
当時はSergio van den Heuvelが主にDJとして、Tim van de Stadtがプロデューサーとして活動していました。
その後、現在の「Seth Hills」名義に変更するのですが、本名であるSergio van den Heuvelの「Van den Heuvel」は、英語で「from the hills」という意味で、「Sergio」をよりインターナショナルな表記にしようと思い「Seth」に変えて「Seth Hills」としています。
そして2016年5月にHardwellのレーべル、Revealed Recordingsからいきなりデビューシングル/EP“Raise Your Hands”と“Get ‘M”をリリースすると、Beatportのエレクトロハウスチャートで4位を獲得したのです。
“Raise Your Hands”に関しては、2016年のUltra Music FestivalでHardwellが初めてプレイしました。
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RAISE YOUR F*CKING HANDS Big thanks to @hardwell for playing this at Ultra Miami last night!
Seth Hillsはこの年のオランダの大型フェス、Dream Villageのメインステージにも出演し、その後もRevealed Recordingsから数曲リリース。
2016年から2017年にかけてかなり多くのギグをこなしてきたSeth Hillsですが、その頃は自分の曲をショーでかけることにワクワクを感じることができず、あまり自分の曲をかけていませんでした。
しかし2017年の中国ツアーのときにこのままではダメだと気付き、初心に戻ってどうして音楽を作り始めたのか自分に問い直し、自分が好きだったグルーヴィーなクラブ向けのサウンドを確立させることに時間をかけ、2018年にMagnificenceとのコラボ曲“Fire”をAxwellのレーべル、Axtone Recordsから発表しました。
MagnificenceとMaddixとともに中国ツアーを行ったときは、それぞれ90分ずつのセットでしたが、Seth Hillsの出番のときに最後の30分で、MagnificenceとMaddixをブースに呼んで、3組によるB2Bセットを披露したこともありました。
このときSeth HillsはMagnificenceとなら一緒に面白い曲が作れそうだと感じ、ツアーが終わって間もなくスタジオに入って“Fire”を完成させたのですが、当時、Magnificenceと一緒にUltra Music Festivalを見ていてAxwell Λ Ingrossoがこの“Fire”を初めてプレイしてくれ、その直後にリリースしたこともあって大きな話題となりました!
この“Fire”は数ヶ月で300万回再生を突破するほどの大ヒットを記録し、Martin Garrix, Axwell Λ Ingrosso, Tiesto, Alesso, Nicky Romero, Afrojack, HardwellといったトップDJたちからの支持を得ました。
2019年に入ってからはMartin Garrixのレーベル、STMPD RCRDSと正式に契約してシングルやリミックスのリリースを重ねており、2019年のUltra Music FestivalではMartin Garrixとステージ上でも共演し、DancefairではSTMPD RCRDSのブースで講師まで務めました。
今やTomorrowlandやEmporium, Amsterdam Dance Eventにも出演済みで、大半の時間スタジオにこもって作業しており、Seth Hillsプロジェクト以外にもあまり話せないけど他のプロジェクトでも音楽を作っているのだとか。
すでに2016年の段階で初来日を果たしており、そのとき鹿児島の泡パーティーに出演したSeth Hills。
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Japan surely didn’t let me down last night, thank you for an unforgettable night! 🇯🇵
2018年のインタビューではお気に入りの国として日本を挙げており、とてもフレンドリーな人たちが多く、ピースフルな雰囲気や美味しすぎる寿司の虜になったため日本が大好きなのだそうです。
最もコラボしたいアーティストとしてDua Lipaの名前を挙げており、彼女の曲も声も全部好きなくらいDua Lipaのファンとのことなので、いつかドリームコラボが実現して欲しいですね!
もとはAtmozfearsとのデュオだった!?
Hardwellともコラボしたことがあるハードスタイルシーンの注目DJ/プロデューサー、Atmozfearsは皆さんもご存知でしょう。
実は「Seth Hills」プロジェクトはもともとAtmozfearsことTim van de Stadtとのデュオからスタートしたのです。
はじめ2人はデュオを組んだとき、「ATMO」というステージネームで活動しており、エレクトロハウスなどの曲を作っていたのですが、その後著作権上の理由から現在の「Seth Hills」にステージネームを変更したのです。
ATMOはHardwellが2016年に出した“Run Wild”の公式リミックスを担当したこともあります。
Atmozfearsは2008年にトリオで結成された後、2012年と2013年にメンバーのMichael JessenとKevin Keiserが去ってからは、Tim van de StadtのみでAtmozfearsプロジェクトを続けていますが、Tim van de Stadtは2012年に「TVDS」名義をスタートさせ、エレクトロハウスやプログレッシブハウスの曲を作り、Monstercatからデビューシングル“For You”はじめ、EPも出しています。
その後、Sergio van den Heuvelとともにまた違ったジャンルの曲を作ろうと2016年からスタートしたのが「ATMO」及び「Seth Hills」だったのですが、それと同時期にHardwellとコラボした“All That We Are Living For”をリリースして知名度も更に上がり、翌年にはNoisecontrollersとBass Modulators, Audiotriczとともにレーベル「Spirit of Hardstyle」を立ち上げたりとAtmozfearsとしての活動が忙しくなってしまったためデュオを抜け、Sergio van den Heuvelのみで「Seth Hills」プロジェクトを続けることになったそうです。
Seth Hillsのオススメ曲
Magnificence & Seth Hills – Fire
オランダ出身のデュオ、Magnificenceとのコラボ・ナンバー。
Seth Hillsが独自のサウンドを築くため長い時間をかけて完成させたこの曲はパワフルなハイブリッドハウスとも呼ばれており、MagnificenceがAxwellのレーベル、Axtone Recordsから出したEP『Magnificence』にも収録されています!
Seth Hills – Whisper
Martin Garrixのレーベル、STMPD RCRDSから初めてリリースしたナンバー。
はじめテクノよりのサウンドに仕上げていたのを徐々にEDMよりのエレクトロサウンドに手直ししたところで、Martin Garrixが聴いてくれて契約することになったそうです!
Julian Jordan & Seth Hills – Backfire
オランダ出身のプロデューサー、Julian Jordanとのコラボ・ナンバー。
ブラジルのファンクビーツを取り入れつつ、それぞれのスタイルがバランスよく現れたエレクトロハウスとなっており、こちらもSTMPD RCRDSからリリースされました!
Seth Hills × Crime Zcene – Echo
オランダ出身のプロデューサー、Crime Zceneとのコラボ・ナンバー。
Martin Garrixが2019年のUltra Music Festivalのメインステージでのセットでかけたことでも話題となりましたが、テクノとエレクトロハウスの要素を兼ね備えたダークでクールなサウンドに仕上がっており、こちらもSTMPD RCRDSからリリースされました!
Crisis Era & Seth Hills – Basslevel
カナダ出身のデュオ、Crisis Eraとのコラボ・ナンバー・
ハードスタイルのプロデューサーと一緒にベースハウスの曲を作ることに興味があってコラボしたそうで、Crisis EraのエアリーなベースサウンドとSeth Hillsのグルーヴィー且つエネルギッシュなサウンドが上手く融合した1曲です!
Yellow Clawのレーベル、Barong Familyからリリースされました!
Seth Hills – Centipede
弾みのあるドラムビートとエキゾチックなフルートのメロディが特徴的なビッグルームにしあがっており、Hardwellのレーべル、Revealed Recordingsからのリリースです!
Seth Hills – Riot
EP『Get ‘M / Raise Your Hands』ぶりにRevealed Recordingsから出したシングル。
爆発力のあるベースサウンドとメロディック且つダークなメロディのギャップが面白いクラブ受け抜群の1曲で、こちらもRevealed Recordingsからリリースされました!
Seth Hills – Enigma
滑らかなメロディラインが美しいビッグルームとなっており、Metanoia Musicからのリリースです!
Seth Hillsは同じくMetanoia Musicから出したPitchback とのコラボ曲“Lethal”もオススメで、どちらもフリーダウンロードでリリースしています!
CMC$ & GRX feat. Icona Pop – X’s (Seth Hills Remix)
オランダ出身のプロデューサー、CMC$とMartin Garrixの別名義「GRX」がコラボしたナンバーを公式リミックス。
ハードなベースラインと全体的にテンポアップしたことでエネルギッシュな雰囲気が倍増しています!
おわりに
いかがでしたか。
Seth Hillsがどんなアーティストか少しは分かっていただけたでしょうか。
Seth Hillsはまだ今後もSTMPD RCRDSからのリリースが幾つか控えているので、今後の新曲にも期待したいところですね!
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