5月21日(日)に開催される「WIRED MUSIC FESTIVAL 2017」も間近となってきましたね!
MNNではすでにこのWIRED MUSIC FESTIVALにも出演するHardwell(ハードウェル)やZeds Dead(ゼッド・デッド), Kill The Buzz(キル・ザ・バズ)の紹介をしました。
しかし、このフェスに同じくラインナップされており、まだ紹介できていなかった重要人物がいます!
もうお分かりですね!それでは早速、トラップシーンに欠かせない大物デュオ、GTA(ジー・ティー・エー)について紹介したいと思います!
目次
- 1 GTAとは
- 2 ところで”GTA”ってどういう意味?
- 3 お互いソロでプロデューサーとしても活躍!
- 4 WIRED MUSIC FESTIVAL 2017に出演!
- 5 GTAのオススメ曲
- 5.1 Martin Solveig & GTA – Intoxicated
- 5.2 GTA – Red Lips feat. Sam Bruno
- 5.3 Yellow Claw – Hold On To Me (feat. GTA)
- 5.4 GTA – Little Bit of This (Yellow Claw Remix)
- 5.5 Flosstradamus, GTA & Lil Jon – Prison Riot
- 5.6 GTA & TJR – Mic Check
- 5.7 GTA ft. Vince Staples – Little Bit of This
- 5.8 GTA & What So Not ft. Tunji Ige – Feel It
- 5.9 GTA & Wax Motif – Get It All
- 5.10 GTA x Wiwek ft. Stush – What We Tell Dem
- 5.11 GTA x Valentino Khan – Break Your Neck
- 6 おわりに
GTAとは
GTA(ジー・ティー・エー)とは、Julio Mejia(ジュリオ)とMatt Toth(マット)からなるアメリカ出身のデュオで、どちらも今年(2017年現在)で28歳です。
※メガネをかけている方がJulio Mejia。
彼らの作る音楽のスタイルはトラップやハードハウスといった強めな曲が多いですが、Martin Solveig(マーティン・ソルヴェイグ)との“Intoxicated”だったりヒップホップ寄りの曲など幅広いジャンルにも対応しています。
テキサス州のエル・パソで生また2人の出会いはソーシャルネットワーク。
2010年頃の話で、マイアミのローカルクラブでDJをしていた共通の友人がMattに良い音楽を作っているJulioのことを紹介したのをきっかけに仲良くなり、Facebookで連絡を取り合うようになりました。
↑ 幼い頃のMatt
そして初めて会った日にそれぞれが作った沢山の曲を共有し合い、次に会ったときには実際に一緒に音楽を作ってみたそうです。
その後デュオを組むことにしたGTAは、地元のバーや大学のパーティーなどでDJを行うことでスキルを磨きつつ、大学在学中に住んでいた寮の部屋でプロデュースも行いました。
↑ 幼い頃のJulio
2011年にリリースした曲がLaidback Luke(レイドバック・ルーク)にサポートされたことで注目を浴び、その後Diplo(ディプロ)からも一目置かれ、彼が2012年に出したヒット曲“Express Yourself”にフィーチャーされました。
2011年から2012年にかけてLaidback Lukeのレーベル、MixMash Recordsからオリジナル、リミックス含め多くの曲をリリース。
2013年にはChris Lake(クリス・レイク)のレーベル、Rising Musicから自分たちのデビューEP『People Boots』を発表。
その後もDiploとの“Boy Oh Boy”やHenrix(ヘンリックス)とDigital Lab(デジタル・ラボ)とコラボした“Hit It”といったオリジナルナンバーからdeadmau5(デッドマウス)とKaskade(カスケイド)による“Move for Me”をリミックスしたりと多くの曲を生み出しました。
キャリアをスタートして数年で彼らのサウンドはトップDJたちの心も掴み、Warner Brothers RecordsやA-Trak(エートラック)のレーベル、Fool’s Gold, Laidback Lukeのレーベル、MixMash, Steve Angello(スティーヴ・アンジェロ)のレーベル、SIZE, Diploのレーベル、Mad Decent, Skrillex(スクリレックス)のレーベル、OWSLAからも曲をリリースしています。
2012年にMad Decentから出した“Booty Bounce”も名作のひとつです!
またGTAは色んな著名アーティストのツアーにも同行しており、2013年にはなんとRihanna(リアーナ)の「Diamonds World Tour」と、Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)とTiësto(ティエスト)の「Greater Than World Tour」に参加してオープニングアクトを務めました。
Rihannaの「Diamonds World Tour」に関しては、2013年に行われたワールドツアーで6番目に高い興行収益を上げたツアーとなり、Calvin HarrisとTiëstoの「Greater Than World Tour」はチケット販売後わずか3分で完売するほどの人気ぶりを見せました。
Rihannaとはツアーのサポートをする前にクラブで会ったことがあり、そのとき彼女の方から自分たちの音楽が好きと言ってくれ30分ほどプレイしたこともあったり、Rihannaの“Bitch Better Have My Money”のリミックスも手掛けています。
このようなビッグなツアーに呼ばれることがまず凄いですが、多くの注目が集まる場でプレイしたことでさらに沢山のファンを獲得したと言えます。
他のアーティストのサポートアクトだけでなく、2014年の「Death To Genres Tour」や2015年の「Goons Take America Tour」など自身のツアーも精力的に行いました。
そして2015年にはMartin Solveig(マーティン・ソルヴェグ)とコラボした“Intoxicated”が大ヒット!
この曲はイギリスのシングルチャートでもトップ5に入り、この年のBeatportで最も売り上げが高かったハウストラックのひとつにもなりました。
また駆け出しの頃にサポートしてくれたLaidback Lukeと“The Chase”で初のコラボが実現!
また同年、3部作に渡るEP『Death to Genres』を発表。
まず3月に1部作目『DTG Vol. 1』がリリースされ、Paul Wall(ポール・ウォール)やTJR(ティー・ジェイ・アール), Valentino Khan(ヴァレンティーノ・カーン), Wiwek(ウィーウェック)などとコラボした曲が収録されており、GTAの多種多様なスタイルを聴かせてくれました。
8月には1.5部作目として リミックスエディションを出し、2作目となる『DTG Vol. 2』を11月にリリースするなど、いかにプロデュース活動に精力的に取り組んでいるかが分かりますね。
また2015年の11月には自身のナンバー“Red Lips”をSkrillexがリミックス!
この曲のPVはApple Musicとコラボしたそうで、撮影にディレクターのGrant Singer(グラント・シンガー)とSkrillex自身も携わったことでも話題になりましたが、なんでも制作に約6ヶ月も費やしたそうです。
2016年には待望の来日を果たしageHaの「WORLD CLASS」に出演、直後に初のスタジオアルバム『Good Times Ahead』もリリースしました!
日本含め世界各国のクラブやLollapalooza, Ultra Music Festival, Coachella, Electric Daisy CarnivalそしてTomorrowlandなど世界各国のビッグフェスにも軒並み出演するなどとにかく人気沸騰中のデュオ、それがGTAなのです!
ところで”GTA”ってどういう意味?
ステージネームですが、はじめは「オーディオを盗む」すなわち「ラジオを自分たちの曲でジャックする」という意味を込めた「Grand Theft Audio」の略で「GTA」としていましたが、現在は「Good Times Ahead(この先ずっと素晴らしい時間を)」という意味に変更しています。
彼らはトラップやフューチャーハウス、ヒップホップなどジャンルにこだわらず自分たちが気に入っている音楽を作るし、かけるようにしているとのこと。
ラッパーのRick Ross(リック・ロス)とJay Z(ジェイ・ジー)のコラボ曲“Movin Bass”のリミックスや、自身のナンバー“Little Bit of This”などもヒップホップ色強めのサウンドとなっていたりと、EDMだけでなくヒップホップのプロデュースも得意としています。
音楽で素晴らしい時間を生み出すことを常に心がけているGTAは、良いバイブスを作れば自ずとみんなハッピーでクレイジーな時間を過ごせると考えており、そのため「GTA」というステージネームに意味が込められているようにどんなジャンルでもとにかく良いバイブスの音楽を意識しているそうです。
彼らの曲を聴けばそんな素敵な時間を過ごせることに違いありません!
お互いソロでプロデューサーとしても活躍!
もともとソロでプロデュースをしていたJulio MejiaとMatt Tothですが、GTAを結成してからもお互いソロでの活動もしていました!
Julio Mejiaは「JWLS」として、はMatt Tothは「Van Toth」としてそれぞれソロプロジェクトを行っています。
GTAを組む前、MattはN.E.R.D(エヌ・イー・アール・ディー)やPharrel(ファレル), Neptunes(ネプチューンズ)に影響を受けてプロデューサーを目指し、Julioに関してはメタルやロック、ラップやポップなどとにかく色んな音楽を聴いて育ったそうで、初めて買ったアルバムはアメリカのポップグループ、N’Sync Pop(イン・シンク)とのこと。
そんなEDMだけでなく色んなジャンルを吸収した2人の音楽は、今のGTAのスタイルとはまた違ったサウンドを聴くことができます!
ソロでオリジナルからリミックスの制作まで手掛けており、JWLSはA-TrakやDanny Brown(ダニー・ブラウン)のリミックス、Van TothはDeadmau5やKaskade, Gina Turner(ジーナ・ターナー)のリミックスなどが有名です。
幾つか代表曲を挙げておくので、現在のGTAのサウンドと聴き比べてみても面白いかもしれません!
- JWLS – Bashin’
- A-Trak & Zinc – Like The Dancefloor Feat. Natalie Storm (JWLS Trap Flip)
- Van Toth – GrimeCoat!
- Deadmau5 ft. Kaskade – Trap For Me (Van Toth Remix)
過去にSpinnin’ Recordsから曲を出したりしていますが、2012年頃でそれぞれのソロの活動が止まっているのでまた久々にソロでの曲も聴いてみたい気もします。
GTAとしては自分たちが今まで作ったことのないテイストの音楽を生み出すために、全く違ったスタイルのDJやヴォーカリストと積極的にコラボしたリもするそうで、いつか尊敬するPharrelとコラボするのが夢とのことで実現する日が楽しみです!
WIRED MUSIC FESTIVAL 2017に出演!
多くのトップDJたちからその才能を認められているGTAが、5月21日(日)に三重県 ナガシマスパーランドで開催される、遊園地×音楽フェス「WIRED MUSIC FESTIVAL 2017」に出演します!
2016年はその年のDJ Mag人気DJランキングで1位を獲得したDimitri Vegas & Like Mike(ディミトリ・ベガス&ライク・マイク)に加え、DVBBS(ダブズ)やDannic(ダニック), MATTN(マトン)など豪華ラインナップで開催された「WIRED MUSIC FESTIVAL」ですが、今回3回目の開催となる2017年もこれまた大物DJから旬のアーティストまでしっかりと押さえています!
というのもGTA以外にもHardwell(ハードウェル)やWiz Khalifa(ウィズ・カリファ), Zeds Dead(ゼッズ・デッド), Kill The Buzz(キル・ザ・バズ)といった絶妙なラインナップとなっており、こちらもかなり盛り上がりそうです!
5月20(土)のPM23:59まで前売り一般チケット販売しており、予定枚数に達した段階で販売終了なので最後のチャンスです!
そのほかアクセスやガイドライン、よくある質問等は下の公式サイトからチェックしてみて下さい。
公式サイト:http://wiredmusicfestival.jp/
GTAのオススメ曲
Martin Solveig & GTA – Intoxicated
フランス出身のDJ、Martin Solveig(マーティン・ソルヴェイグ)とのコラボ・ナンバー。
キャッチーなピアノの旋律とバウンシーなベースラインが特徴的で、一度聴いたら頭から離れません!
YouTubeでの再生回数も1億2000万回以上を誇る彼らの代表曲のひとつです!
GTA – Red Lips feat. Sam Bruno
アメリカ出身の女性シンガー、Sam Bruno(サム・ブルーノ)をフィーチャリングしたナンバー。
Sam Brunoのピッチを上げたヴォーカルとヘビーでパワフルなドロップの組み合わせが最高にマッチしています!
この曲はSkrillexによるリミックスバージョンもあって、彼らしいダブステップ節が炸裂しています!
Yellow Claw – Hold On To Me (feat. GTA)
日本でも大人気のデュオ、Yellow Claw(イエロー・クロウ)のナンバーにフィーチャリングで参加しています。
Yellow Clawのニューアルバム『Los Amsterdam』収録曲の中でも個人的に1,2番目に好きな曲でもあります!
女性ヴォーカルとメロディアスなコード進行もあって聴きやすいのですが、ドロップのユニークかつアグレッシブなサウンドもカッコイイです!
終盤はハードスタイル的なキックもあってアドレナリンの分泌が捗ります!笑
GTA – Little Bit of This (Yellow Claw Remix)
GTA × Yellow Clawの組み合わせ関連で、こちらのリミックスも紹介します。
この2組がタッグを組んだ曲は、どれも漏れなく攻撃的でカッコイイサウンドに仕上がります!
そもそもオリジナルが良くて初めてリミックスも生きてくるものですが、アメリカ出身のDJ、Party Favor(パーティー・フェイバー)によるリミックスバージョンもオススメです!
ジーティーエー
価格: 250円posted with sticky on 2017.5.1
ジーティーエー
価格: 250円posted with sticky on 2017.5.10
Flosstradamus, GTA & Lil Jon – Prison Riot
アメリカ出身のDJ、Flosstradamus(フロストラダムス)とラッパーのLil Jon(リル・ジョン)とのコラボ・ナンバー。
この曲は本人たち曰く「この曲をかけたら間違いなく盛り上がる!」という曲のひとつとして重宝しているそうで、確かにアグレッシブなシンセとLil Jonのシャウトが最高にアガるエレクトロトラップに仕上がっています!
GTA & TJR – Mic Check
アメリカ出身のDJ、TJR(ティー・ジェイ・アール)とのコラボ・ナンバー。
この曲は聴いたことあるという方も多いのではないでしょうか。
2015年のナンバーで当時LaidbadlukeやW&Wなど多くのDJがUltra Music Festivalでかけたとで一気に火が付きましたが、今もなおクラブでガンガンかけられている人気バンガーのひとつです!
GTA ft. Vince Staples – Little Bit of This
アメリカ出身のラッパー、Vince Staples(ビンス・ステープルズ)をフィーチャリングしたナンバー。
木魚のような一定のリズムに気の抜けるようなサウンドがちょいちょい入ってくる面白いトラックですが、Vince Staplesのラップがバチッと決まっています!
フックの「Little bit of this, little bit of that」ループがクセになります!
GTA & What So Not ft. Tunji Ige – Feel It
前回の記事で紹介したばかりのオーストラリア出身のDJ、What So Not(ホワット・ソー・ノット)とのコラボで、ラッパーのTunji Igeをフィーチャリングしたナンバー。
ベースサウンドしっかり効いていますが、軽快でお洒落な1曲に仕上げられていて聴いていて非常に心地良いです!
余談になりますが、Tunji Igeって声やフローがDrakeにに少し似ていますね!
GTA & Wax Motif – Get It All
オーストラリア出身のDJ、Wax Motif(ワックス・モチーフ)とのコラボ・ナンバー。
ポップでフューチャーハウスよりなサウンドなっており、元「BBC Radio 1」の人気DJで現在アップルの「iTunes Radio」で活躍するZane Lowe(ゼイン・ロウ)によって初披露され話題になりました!
Barong Familyの一員で中国出身のDJ、Chace(チェイス)によるリミックスやアメリカ出身のDJ、Getter(ゲッター)と同じくアメリカ出身のDJ、Ray Volpe(レイ・ボルプ)によるリミックスなどもあるので聴き比べてみて下さい!
GTA x Wiwek ft. Stush – What We Tell Dem
オランダ出身のDJ、Wiwek(ウィーウェック)とのコラボで、Stushをフィーチャリングしたナンバー。
ジャングルテラーの生みの親であるWiwekとのコラボなだけあって、Wiwek色前回のサウンドとなっています!
Wiwekとは“Blow Up”でもコラボしているのですが、GTAはジャングルテラーとの相性も良いことが証明されましたね!
GTA x Valentino Khan – Break Your Neck
アメリカ出身のDJ、Valentino Khan(バレンティーノ・カーン)とのコラボ・ナンバー。
トラップやジャングルテラー、フューチャー・ハウスなど色んな要素が混ざったジャンルレスなドープなサウンドとなっています!
おわりに
いかがでしたか。
GTA(ジー・ティー・エー)について理解を深めることができましたでしょうか。
5月21日(日)の「WIRED MUSIC FESTIVAL 2017」に参加される方は、彼らの曲から滲み出る良いバイブスを感じ取って下さい!
当日はGTAに人気ラッパーのWiz Khalifa(ウィズ・カリファ)などEDM好きの方もヒップホップ好きの方もみんなが楽しめるフェスになるはずです!
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