本日はメロディックなベースミュージック/フューチャーベースが好きな人にオススメのアーティスト、ARMNHMRについて紹介します。
エレクトロニックミュージック界で読み方が難しいアーティストとしてちょいちょい名前が挙がりますが、彼らの作り出す曲は本当にオススメなので是非読んでみて下さい!
目次
- 1 ARMNHMRとは
- 2 KayzoやAdventure Clubともコラボ!
- 3 ARMNHMRのオススメ曲
- 3.1 ARMNHMR – Oceans ft. NKOLO
- 3.2 ARMNHMR – Leave It All ft. Luma
- 3.3 ARMNHMR – FAREWELL ft. Aviella
- 3.4 ARMNHMR – Fallen ft. Desiree Dawson
- 3.5 ARMNHMR & Convex – Won’t Come Back ft. Jex
- 3.6 ARMNHMR & ASHR – WANT U ft. Lilianna Wilde
- 3.7 ARMNHMR & Nolan van Lith – Alone ft. Dylan Matthew
- 3.8 ARMNHMR & YDG – Need You
- 3.9 ATB – Ecstasy (ARMNHMR & DATHAN Remix)
- 3.10 Said The Sky x ARMNHMR – All I Want
- 4 おわりに
ARMNHMRとは
ARMNHMR(アームハンドハマー)とは、アメリカ出身のDJ/プロデューサーデュオ。
メンバーはJoseph Chung(以下、Josephと省略)とJoseph Abella(以下、Joeと省略)の2人で構成されています。
Josephは家族全員音楽好きで自身も踊ることが好きだったため、小さい頃から音楽に囲まれて過ごしてきましたが、中学生になるとダンスミュージックを聴き始め、当時は色んなアーティストの曲を聴き漁っていたそうで、高校生のときに大ハマりしたLaidback Lukeの影響でDJ/プロデューサーへの道に導かれました。
一方Joeは、初めて参加した音楽フェス、EDCの影響でダンスミュージックの虜となり、KaskadeとMichael Woodsの2人がエレクトロニックミュージックにハマるきっかけだっただけに、はじめはプログレッシブハウスの曲ばかり聴いていたそうです。
Joeはサンフランシスコ出身でJosephはロサンゼルス出身なのですが、DJからスタートしたJosephは大学最後の年にAbleton Liveに興味を持ち、友人に誰か使い方を教えてくれる人はいなかい聞いたところ、当時から自分ひとりでトランスの曲を作っていたJoeを紹介してくれたのが出会いのきっかけ。
早速JosephはJoeにデモを送り、一緒に会って曲を作ったりするようになったのですが、別のデモを渡した数ヵ月後にJoeが肉付けして出来上がった曲のクオリティがハンパなく今後も一緒に曲を作っていこうとなって「ARMNHMR」が誕生しました。
ARMNHMRは“感情を突き動かすようなフックとパワーをブレンドした音楽”を目指しているようにエモーショナルでメロディックな曲を得意としており、このジャンルの曲を作ろう!と思っていないため、ジャンルで分類するのは難しいですが、自身のサウンドを「high energy, melodic, future dub bass(メロディックでエネルギッシュなフューチャーダブベース)」と表現しています。
現在、インスピレーションを受けたアーティストとして、Adventure Club, Seven Lions, Lane 8, Yotto, Mat Zoの名前を挙げています。
ちなみにステージネームはJosephがエレクトロニックミュージックにハマるきっかけでもあったカナダ出身のデュオ、MSTRKRFTの表記を気に入っていて、力強さの象徴であるARM(腕)と(AND:N) HAMMER(ハンマー)を組み合わせて「ARMNHMR」としています。
海外ブランド名でもありますが、以下のようなイメージでしょうか。笑
キャリアをスタートしたての頃、2人は「EDM Madness」というFacebookページを作って自分たちの音楽を公開してきた経緯もあって、彼らのファンベースは現在でも友人が占る割合はかなり大きく、友人からその友人、そのまた友人といった感じに自分たちの名前が一気に広まっていったそうです。
そのため出身地であるカリフォルニアでショーを行うときは毎回チケットは即完売しています。
キャリアをスタートして割とすぐに転機が訪れるのですが、それはThe Chainsmokersが彼らの作ったリミックスを自分たちのセットで度々プレイしたのです!
ARMNHMRは今までThe Chainsmokersの“Closer”や“Inside Out”の公式リミックスを手掛けており、特に“Inside Out”のリミックスに関しては今でもThe Chainsmokersは頻繁にセットでかけています。
ほかにもThe ChainsmokersはNashvilleのショーでステージ上で共演したりと自分たちの楽曲を披露する機会を提供してくれ、その期待に全力で応えネクストレベルへ進むために努力を続けたことが大きかったので、今の自分たちがあるのはThe Chainsmokersのサポートがあったおかげだとも語っています。
以前ハロウィーンのときにはKISSの仮装をしたAndrewとAlexの2人が楽屋に遊びにきたりとプライベートでも親交があるのが伺えます。
The Chainsmokers celebrated #Halloween by dressing up as KISS https://t.co/XBQqFZwgt8 pic.twitter.com/txw8XAHlRa
— billboard (@billboard) 2016年10月31日
またSlanderとNGHTMREからはキャリアをスタートして早々サポートしてもらい、2015年のSlanderのショーやSlanderとNGHTMREによる「Gud Vibrations」ショーにも出演しました。
さらにアーティストなら誰もが憧れる会場、Red RocksにILLENIUMとFlux Pavilioとともに出演したこともあり、このときのチケットも完売しています。
このとき以外にもILLENIUMのイベントに度々呼ばれているほか、Marshmelloのイベント, Dancefestopia, OMFG! NYE, Snowta Festival, Ubbi Dubbi Festival, Paradiso Festivalといった世界各国のフェスにも出演しており、いずれフェスのメインに名前が載る日も時間の問題でしょう。
少し意外でしたが普段はドラムンベースやディープハウスの曲を聴くことが多いとのことで、いつかこれらの自分たちが未開拓なジャンルの曲の制作にも挑戦したいとのこと。
もともと2018年にデビューアルバムをリリースするつもりでしたが、自分たちを具現化したような完璧なものを作り上げるため、今年2019年にリリースを延期し、12曲から14曲は収録するとのことなのでどんなサウンドを聴かせてくれるのか楽しみですね!
KayzoやAdventure Clubともコラボ!
ARMNHMRはAdventure ClubやKayzoといったトラップ/ダブステップシーンのアーティストとのコラボ曲も控えています。
Collab with @ARMNHMR coming soon 💫💫💫 pic.twitter.com/zI1QeRz8mJ
— kayzo (@KayzoMusic) 6 март 2018 г.
KayzoはARMNHMRがキャリアをスタートした初期の頃に共演したアーティストのひとりで、アメリカのBaltimore Soundstageで共演して以来、仲良くしており、ARMNHMRのエージェンシーが連絡を取って実現したとのこと。
一方、Adventure Clubとは最初全く面識がなかったものの、ARMNHMRにとって大きなインスピレーションを与えてくれたアーティストのひとりであったっためアタックし続けて実現させたそうです。
すでにAdventure Clubの”Breathe”の公式リミックスはリリースされているものの、コラボ曲の方は2019年3月現在まだリリース日は未定ですが、すでにセットのなかでAdrian Luxの”Teenage Crime”とマッシュアップしてかけているので聴いてみて下さい!
Hey boys…when should we put this one out? 👀👀👀 @AdventureDub pic.twitter.com/QvRhOwIkIZ
— ARMNHMR )_)_) (@ARMNHMR) 4 февруари 2019 г.
フィーチャリングに関してですが、ARMNHMRは常にネットで才能を持った隠れたアーティストを探しており、過去にNKOLOやGraye, Aviellaといったアンダーグラウンドなアーティストをよくフィーチャーしています。
それ以外のアーティストはそうじゃないというわけではないのですが、アンダーグラウンドなアーティストが持つ情熱は強く、違ったタイプの創造性を持っていることが多いため、そういったアーティストと積極的に一緒に曲を作るようにしているそうです。
またコラボしたいアーティストとしてSeven Lions, Martin Garrix, Kaskadeの名前を挙げているので、是非実現して欲しいですね!
ARMNHMRのオススメ曲
ARMNHMR – Oceans ft. NKOLO
女性シンガーのKOLOをフィーチャーしたナンバー。
美しいピアノの旋律とNKOLOの力強い歌声からスタートする出だしから感動的で、トラップ要素も入ったユニークなフューチャーベースに仕上がっています!
ARMNHMR – Leave It All ft. Luma
アメリカ出身の女性シンガー、Lumaをフィーチャーしたナンバー。
優美なメロディとLumaによる繊細な歌声とエモーショナルな歌詞が絶妙にマッチしており、パワフルなドロップも心に響きます!
ARMNHMR – FAREWELL ft. Aviella
アメリカ出身の女性シンガー、Aviellaを迎えたナンバー。
「別れ」というタイトルの通り少し悲しさ・切なさを秘めたサウンドではありますが、パワフルなドロップからそれでも強く生きていかなければならないといった感情が湧き起こされます!
ARMNHMR – Fallen ft. Desiree Dawson
カナダ出身の女性シンガー、Desiree Dawsonを迎えたナンバー。
ヴォーカルチョップを駆使した非常にポップでキャッチーなフューチャーベースとなっています!
MNN個人的にもお気に入りのアーティストのひとりであるWilliam BlackやK?Dによるリミックスバージョンもオススメです!
ARMNHMR & Convex – Won’t Come Back ft. Jex
アメリカ出身のプロデューサー、Convexとのコラボで、女性シンガーのJexをフィーチャーしたナンバー。
BLOSSOやORIENTAL CRAVINGS, JVNAによってまた違ったフューチャーベース/トラップ/メロディックダブステップにアレンジされたリミックスバージョンもクオリティが高いのでぜひ聴き比べてみて下さい!
ARMNHMR & ASHR – WANT U ft. Lilianna Wilde
アメリカ出身のプロデューサー、ASHRとのコラボで、カナダ出身の女性シンガー、Lilianna Wildeをフィーチャーしたナンバー。
哀愁さえ感じられるメロディックなダブステップに仕上げたドロップからのその後にしっとりしたピアノの音色を聴かせる部分がお気に入りです!
ARMNHMR & Nolan van Lith – Alone ft. Dylan Matthew
アメリカ出身のプロデューサー、Nolan van Lithとのコラボで、アメリカ出身のシンガー、Dylan Matthewをフィーチャーしたナンバー。
ハイオクターンなフューチャーベースサウンドのドロップとDylan Matthewがしっとり歌い上げるパートが上手くハマった1曲となっています!
ARMNHMR & YDG – Need You
アメリカ出身のプロデューサー、YDGとのコラボ・ナンバー。
美しい出だし部分からチルなドロップがくるかと思いきや、まさかのゴリゴリのトラップとなっていますがこのギャップが面白いです!
ATB – Ecstasy (ARMNHMR & DATHAN Remix)
ATBのナンバーを DATHANとともにリミックス。
過去の良き時間を思い出させてくれるようなエモーショナルなサウンドにアレンジされており、ファーストとセカンドで違ったスタイルのフューチャーベースに仕上げたドロップも素敵です!
DATHANとはGalantisの“Gold Dust”などでも共同でリミックスを手掛けています!
Said The Sky x ARMNHMR – All I Want
こちらはアメリカ出身のプロデューサー、Said The Skyの“All I Got”とARMNHMRの“WANT U”のマッシュアップになるのですが素敵なのでピックアップしました!
個人的にSaid The SkyとARMNHMRによるコラボを切望しているので是非近い将来実現して欲しいです!
おわりに
いかがでしたか。
ARMNHMRがどんなアーティストか分かっていただけたでしょうか。
特にILLENIUMやSaid The Skyといったアーティストが好きな人は絶対好きになると思いますし、初めて聴くという人も虜になること間違いなしなので今後の彼らの曲にも注目してみて下さい!
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